◆スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

◆(,,゚Д゚)「もしもし○○?今すぐ来て!」~助け屋ギコ~のようです 四日目 夕刻

(,,゚Д゚)「もしもし○○?今すぐ来て!」~助け屋ギコ~のようです インデックスページ

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 23:31:11.40 ID:vR7fO2MS0
おまけ


四日目 夕刻


…神様達と世界は仲が悪い。
遥か昔、具体的に言えば神様達が世界を創った頃からだ。

世界は代理人を召喚する。
神様達は部下の魔術師を操る。

両者は相容れず、潰し合う。
永遠に。どちらかが倒れるまで。


…無論、人々の迷惑など誰も考えない。



32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 23:34:11.39 ID:vR7fO2MS0
……………

(゚、゚トソン「つまり…、そういった者達から国民を守るのがFOXの使命ってわけです」

VIP州西部のある一戸建て。
そのリビングで、物騒な話をする新妻トソン。
…いや、彼女が地球上のどの人間より危ない気がするので、もうどうでもいいが。

|゚ノ ^∀^)「よくわかりました」

(゚ー゚トソン「それは良かったです」

|゚ノ ^∀^)「はい」

綺麗な髪を揺らし、そう答えたのはレモナ・イロウエル。
少し前に第0部隊に配属になった新兵だ。
役は「ラルク」で、今年15になる。
…FOXの常軌を逸したところが垣間見える少女。



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 23:37:11.92 ID:vR7fO2MS0
( φ∀・)「さぁ、私の姫様。紅茶が入りましたよ」

|゚ノ ^∀^)「ありがとう、お兄様」

紅茶の乗ったトレイを持ってきたのは、帝都最強(自称)の特異点、モララー。
…なぜ(自称)なのかと言えば、現時点で「最強」を名乗ってる人間が7人ばかりいる為だ。
物騒な世の中である。

…そもそも、彼の能力名「絶対拒絶」自体、片目に眼帯をつけている時点で撤回すべきだ。
それか「絶対拒絶(自称)」か。
言うのは自由なので別にいいけど。

(゚、゚;トソン「ああ、もう、モララー。そういったことは私がやると言っているじゃないですか」

( φ∀・)「淑女は敬い、愛で、大切にするものだ」

(゚、゚トソン「それを言えば私は貴方に尽くす義務があります」

( φ∀・)「…愛は義務じゃない。義務となってしまった愛は、もはや管理さ」



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 23:40:13.86 ID:vR7fO2MS0
(゚、゚;トソン「くっ…、減らず口を…。しかも地味に納得……」

|゚ノ ^∀^)「(…そーかな?意味わかんないケド)」

ラブラブだ。
夫婦漫才である。
止めるモノがいないので、どんどん続く。

( φ∀・)「だがしかし、愛し方はもっと自由なものだ」

(-、-トソン「なら奉仕させてくださいよ。一応、奥さんなんですから」

( φ∀-)「…そうだな。明日は仕事がないから…、な……」

|゚ノ;^∀^)「(下ネタだー!!)」

ドン引きのレモナ。
思春期真っ盛りの子供の前でそんなこと言うか?普通。
…ああ、いや、違った。
彼等は例外だから仕方ないな、うん。



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 23:43:11.88 ID:vR7fO2MS0
( φ∀・)「…ま、冗談はそれぐらいにして」

|゚ノ;^∀^)「(冗談だったのか…)」

(゚、゚;トソン「ええ!?冗談だったのですか!?」

|゚ノ;^∀^)「(この人分かってなかったー!)」

「一心同体」と言い続けても、結局相手の心なんて分からない。
悲しいことだが、それでこそ面白い。

( φ∀・)「…まぁ、結論から言えば自分の力に溺れるなってこと」

|゚ノ;^∀^)「(そんな結論が出る要素あったかな…?)」

安心したまえ。全然なかったから。
どこかのラブストーリーみたいに突然だった。
レモナは心を落ち着けるためとりあえず紅茶を飲んでみた。
…悔しいかな、美味しかった。



38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 23:46:11.56 ID:vR7fO2MS0
(-、-トソン「次の時代を背負って立つ、あなたへのお願いです」

|゚ノ;^∀^)「(あれ?いきなりシリアスな雰囲気に…)」

( φ∀・)「『ラルク』、君ならできるさ。なんと言っても私の姫様だからね」

|゚ノ ^∀^)「…はい。期待に副えるよう頑張ります」

今の第0部隊NGにはそれぞれ「役」がある。
グレイブ、ランス、ラルク……等々。
作戦名であり武器の名前でもある、それ。
ちなみに決めているのはトソンだ。
…賢明な読者諸君は元ネタが分かっただろう。裏切り者が出そうである。

( φ∀・)「…ギコ君も、頑張ってくれるといいんだが」

|゚ノ ^∀^)「ギコ君?」



39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 23:49:13.33 ID:vR7fO2MS0
(゚、゚トソン「最近のモララーのお気に入りです」

|゚ノ ^∀^)「…そうですか」

モララーの、あの帝都最強(自称)のモララーのお気に入り。
…普通であるわけがない。
同じく「お気に入り」である彼女が普通でないのだから。

|゚ノ ^∀^)「…じゃあ、その人もワケありですか?」

( φ∀・)「んー、そういうことになるのかなー?」

…気になる。
あのモララー、誰よりも優しい殺戮者モララー(トソン談)のお気に入り。
…普通でないどころか、うっかり人間でない可能性も捨てきれない。
宇宙人の可能性も異世界人の可能性も、ある。
それが冗談にならないのがモララーだ。

(゚、゚トソン「いい機会ですし、さわりだけでも説明しましょうか?」

|゚ノ ^∀^)「…お願いします」



40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 23:52:13.12 ID:vR7fO2MS0
……………


夜道をレモナは歩いていた。
モララーは送っていくと言って聞かなかったが、なんとか説き伏せた。
…こういう時にレモナは、
「自分って大切にされてるなぁ」と思って嬉しくなる。

|゚ノ*^∀^)「なんて言っても、『私の姫様』だもんな~」

モララーという人間は、女性が嫌いである。
だからと言って男性が好きかと言えばそうではない。
彼にとっては性別など関係ない。
それでもあえて言っての、女嫌い。相当嫌い。

|゚ノ*^∀^)「それでも僕のことを気に入ってるってことは、もしかしたら…」

純真な僕っ娘、レモナ。
ブレザーのスカートをひらひらさせながらスキップ。
ご機嫌だ。



42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 23:55:14.58 ID:vR7fO2MS0
|゚ノ ^∀^)「…それにしても、ギコ…。ギコール・ハニャーンか……」

――レモナ・エルシールは考える。
「FOX」という、問題の多い組織の構成員として。
あの召喚師兼助け屋、ギコール・ハニャーンの秘密を知ってしまったモノとして。

|゚ノ ∀)「…あれ?……あれあれ?」

道の真ん中で立ち止まる。
一回転。栗色のセミロングの髪が揺れた。
そして、彼女はにっこりと笑みを浮かべる。

…もしトソンが彼女を見たならこう言っただろう。
「昔のモララーによく似ている」と。
それがどういうことかは、ご自由に想像してほしい。
とりあえず良い意味ではないことだけは確かだが。

|゚ノ ∀)「ギコール・ハニャーン……」



44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 23:58:13.56 ID:vR7fO2MS0
呟く。
月明かりに彩られ輝く姿。
微かに笑う彼女には、真っ白な翼が生えているようでもあった。
モララー風に言えばこのような感じだろうか。


――それはまるで、下界に降り立った天使のようで。
その微笑は、優美で、壮大で、高潔で、純粋で、そして……


|゚ノ*^∀^)「…壊したく、なってきちゃったな♪」


……なによりも、残酷な笑みだった。



四日目 夕刻 終





45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 00:01:15.18 ID:TJ9OGeNN0
以上で終わりです
ご支援ありがとうございました
自分の作品の世界観は某特撮を参考にしています

あと、これからちょくちょく番外編をやっていきたいと思います
おまけとの違いは本筋への関係性の違いです
ギコだけでは神様サイドの話しかできないので

最初のシーンは超名作「隣の貞子さんのようです」のパロディ

…質問はしばらく受け付けます
来週もできたら投下したいなー……


ではこれより番外編を投下します
本編にはほとんど関係ないので、興味ない方はスルーしちゃってください




インデックスページへ/次の話へ

■この記事へのコメント

    ■コメントの投稿

    管理者にだけ表示を許可する

     

    検索フォーム

    お知らせ

    管理人へメール

    トップバナー画像をうざったい感じにしてみました。

    カレンダー

    05 | 2017/06 | 07
    - - - - 1 2 3
    4 5 6 7 8 9 10
    11 12 13 14 15 16 17
    18 19 20 21 22 23 24
    25 26 27 28 29 30 -

    Team 2ch @ BOINC

    待ち続けている人がいる。
    だから僕らは回し続ける。
    ~まだ見ぬ誰かの笑顔のために~

    banner-88.gif
    CPUの時間
    ちょっとだけ
    貸してください
    (BOINC Team 2ch Wiki)

    ブーン系“短編”小説更新状況

      プロフィール

      kuru

      Author:kuru
      特に何も無いよ。

      カウンター

      トータルアクセス:
      ユニークアクセス:
      閲覧者数:



      クリックで救える命がある。
      上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。