◆スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

◆(,,゚Д゚)「もしもし○○?今すぐ来て!」~助け屋ギコ~のようです 補足説明的番外編 ―――日目 暁9つ 子の刻

(,,゚Д゚)「もしもし○○?今すぐ来て!」~助け屋ギコ~のようです インデックスページ

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 00:04:16.49 ID:TJ9OGeNN0
補足説明的番外編
―――日目 暁9つ 子の刻
『The People with no name!何だっけ僕ら、夢見たこと?』


――世界が間違っていることに気づいたのはいつだ。

自分がその世界の例外だということに気づいたのはいつだ。

そして

この世界を切に守りたいと このままであって欲しいと 奪われたくないと思ったのは――



47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 00:07:19.35 ID:TJ9OGeNN0
……………


…今から約十年前。
VIP州西部のある街。
平日の朝の電車の中。

(゚、゚トソン「モララー、また私の知らないところで喧嘩ですか?」

( -∀・)「喧嘩ではない。一方的な暴力行為だ」

(-、-トソン「はぁ…。あなた絶対いつか捕まりますよ」

( ・∀・)「俺は選ばれているからな。捕まらないし、死なないさ」

学生らしき2人が会話していた。
女の方は都村トソン。男の方は朝比奈もらの。
2人は幼馴染で親友だ。



48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 00:10:15.16 ID:TJ9OGeNN0
( ・∀・)「ところでトソン。将来の夢とかあるか?」

(゚、゚トソン「…3つほどありますけど、1つはまず不可能っぽいですね」

彼女の夢。
1つ目。父親と同じようにFOXに入り、人々を守ること。
2つ目。隣にいる馬鹿な幼馴染をどうにか昔みたいに戻すこと。
3つ目……は、言わなくてもいいだろう。
極めて一般的で、普通で、それでいて実現がとても難しい。
ある意味狂気の沙汰。そんな願い。

(゚、゚トソン「そういうあなたはどうなんですか」

( ・∀・)「夢、か…。昔は沢山あったんだがな。もう全部捨ててしまったよ」

…都村トソンの幼馴染、朝比奈もらのは不幸な人間だ。
たとえが思い浮かばないほど不幸。
とりあえずデフォで両親はいない。



49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 00:13:13.66 ID:TJ9OGeNN0
(゚、゚トソン「……本当に?」

( -∀-)「…本当に、さ。俺はお兄ちゃんやお姉ちゃんと違って、何かが決定的に欠けている」

かっこつけて言う。
中二馬鹿の彼に欠けているモノ。
人間として必要な、あるモノ。

( ・∀・)「…っと、ついた」

電車が駅につく。
今日も学校が始まる。
少し鬱々とした気分になる彼に、トソンが話しかける。

(゚、゚トソン「モララー」

( -∀・)「…なんだ」



50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 00:16:14.34 ID:TJ9OGeNN0
彼女は軽く左手を出す。
綺麗な手だ。
…ああ、エロゲっぽい雰囲気。

(゚、゚トソン「…手、繋ぎましょう」

( ・∀・)「なんで」

普通美少女にそんなこと言われたらホイホイ了承してしまうものだ。
しかし、モララーは違う。
やはりイケメンには余裕がある。……死ね、マジで。

(゚、゚トソン「あなたが手を繋いでくれるだけで、私は自分の夢に一歩近づきます」

( -∀-)「……」

軽く目を瞑り、考える。
そして……



51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 00:19:19.03 ID:TJ9OGeNN0
( ・∀・)「…いいだろう。精々俺と手を繋げることを光栄に思え」

(゚ー゚*トソン「はいはい。とても幸せでございますよー」

馬鹿な2人だ。本当に、どこまでも。
だが、ま、世界中の誰が否定しようとも、本人達がそれで良ければ万事OKなのだ。

彼等はこの瞬間、間違いなく幸せだった。
その幸せが一時的なものであろうと、はたまた永遠に続くものであろうと……
…幸せなのには変わりは無い。

さっきまでより少しだけ良くなった気がする、電車から見える外の景色。
さて、そろそろ進もうか。
今日も一日が――



52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 00:22:15.14 ID:TJ9OGeNN0
プシュー ガシャン

『発車いたします』

(゚、゚トソン「……」

( ・∀・)「……」

――始まらなかった。
青春物っぽいやり取りをやってるうちに扉はあっさりしまった。
人間風情が何を思おうと、何を感じようと、時間は止まらない。…残念ながらね。

( -∀-)「ふぅー……」

(゚、゚;トソン「…なんか、すいません……」

溜息。
とりあえず遅刻は確定した。
さて遅れてでも行くか、それとも……



53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 00:25:15.17 ID:TJ9OGeNN0
( ・∀・)「…トソン」

(゚、゚;トソン「はい」

おっかなびっくりの彼女。
なにぶん良い人なので、責任を感じているらしい。
そんなことなど気にかけず言う。

( ・∀・)「今日はサボりだ。…それでいいか?」

(゚ー゚トソン「…はい」

…モララーは自分の右手を見てみる。
幼馴染の手が繋がれている、その手。

( ・∀・)「(この手で誰かを壊し、この手で誰かを守る、か…)」

どこかで聞いた言葉を反芻する。
夢も、想いも、友達も、恋人も、家族も、そして自分でさえもなくした。
残ってるモノは何もない。
…そう思っていた彼。



54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 00:28:14.40 ID:TJ9OGeNN0
( -∀-)「…考えてみれば結構、残ってるもんだな」

(゚、゚トソン「……?」

( ・∀・)「夢、だよ」

はてさて。
彼の見る夢は、どのようなものであろうか。
そして、それは叶うのであろうか。

…無論それはまた別のお話である。
今ではもう、とっくの昔に終わってしまった……、彼等の物語だ。


―――日目 暁9つ 子の刻 終



55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 00:30:17.04 ID:TJ9OGeNN0

はい、番外編終了です
当主様がFOXに入ろうと決意したキッカケの日を書きました
あっち未読の人へのちょっとした配慮
…蛇足でしたね、すいません

…てかこれやっぱ、あっちでやるべきでした
ミスは罪だ……



56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 00:33:42.80 ID:c01KtceG0
乙でしたー
そういう配慮してもらえると凄く助かるよ
ありがとう


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 00:39:10.44 ID:2mGm+6KsO
読みオワタ乙


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 00:46:34.95 ID:Nel2t8Yk0
乙!
今回もおもしろかった。


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 00:57:49.01 ID:sG0k212t0
あっちとか言われてもさっぱりわからん


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 01:03:38.96 ID:rTt3uJBh0
>>59
俺も


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 01:05:25.11 ID:Nel2t8Yk0
>>60
「2+1」のほうだろ多分


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/05(日) 01:08:08.87 ID:xu/S8b8RO
あれそうだったんだ?じゃあ読んでこよ
乙でした!




インデックスページへ/次の話へ

■この記事へのコメント

    ■コメントの投稿

    管理者にだけ表示を許可する

     

    検索フォーム

    お知らせ

    管理人へメール

    トップバナー画像をうざったい感じにしてみました。

    カレンダー

    07 | 2017/08 | 09
    - - 1 2 3 4 5
    6 7 8 9 10 11 12
    13 14 15 16 17 18 19
    20 21 22 23 24 25 26
    27 28 29 30 31 - -

    Team 2ch @ BOINC

    待ち続けている人がいる。
    だから僕らは回し続ける。
    ~まだ見ぬ誰かの笑顔のために~

    banner-88.gif
    CPUの時間
    ちょっとだけ
    貸してください
    (BOINC Team 2ch Wiki)

    ブーン系“短編”小説更新状況

      プロフィール

      kuru

      Author:kuru
      特に何も無いよ。

      カウンター

      トータルアクセス:
      ユニークアクセス:
      閲覧者数:



      クリックで救える命がある。
      上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。