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◆(´・ω・`)は青春と共に在るようです その1

インデックスページ/次の話

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 20:44:23.22 ID:++PXJ22aO

カチッ、カチッ、火付きの悪いライターが鳴く。

(´・ω・`)「ふぅ…」

午前1時。
仕事、終わり。
今日も忙しい1日だった。
ただ、充実している。
仕事終わりのこの一服は僕にとっての1日のシメの行事だ。
だから仕事が全部終わるまでは敢えて一本も吸わない。

(´・ω・`)「…あー」

煙草なんて吸う人間になるなんて思わなかった。
我が身を顧みない馬鹿の諸行だと思っていたから。
旨いわけじゃあない。
もはやただの惰性。

(´・ω・`)「…」

(´-ω-`)

人生それなりに頑張って生きてきた。
だからいままでの人生それなりに楽しかった。
ただひとつ…



3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 20:46:02.09 ID:++PXJ22aO

从 ゚∀从「お疲れ様ー。今日の仕事はこれで終わりだぜッ。」

(´・ω・`)「あぁ…」

从 ゚∀从「明日はラウンジTVに午前6時入りだからな。早めに寝た方がいいぜ。」

(´・ω・`)「うん、一服したらすぐ帰るよ」

彼女はハイン。
僕のマネージャーだ。
当初は敬語で話していた…いや、話そうとしていた、と言った方がいいかな。
でもあまりに敬語がぎこちないから僕がタメ口を許可した。
そうしたらタメどころか上から目線だわ、一人称は「俺」だわでなんだか友達のような奇妙な関係になって現在に至る。
まぁ、ミスなんてめったにしない敏腕マネージャーだからなんの問題もない。
僕のような少しヌケたところがある人間にとっては非常にありがたい人材と言える。



5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 20:47:36.78 ID:++PXJ22aO

从 ゚∀从「最近疲れてんじゃねぇの?オフもろくになぇし…。」

(´・ω・`)「まぁね。けどオフの日数は人気のステータス。少なければそれほど喜ばしいことだよ」

从 ゚∀从「それで倒れたら元も子もねーぞー」

(´・ω・`)「わかってる、わかってるって。相変わらず口うるさいな、君は」

从 ゚∀从「一応マネージャーだからな。それくらい口うるさくさせろよ」

確かに最近、しっかりと休養をとった覚えがない。
仕事に仕事を重ねる日々。
充実しているからこそまだ体がもっている、としか言えない。



7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 20:51:25.02 ID:++PXJ22aO

(´・ω・`)「ふぅ…さて、と」

灰皿で煙草を押し消す。
半分くらいまでしか吸わないのが僕の

(´・ω・`)「それじゃ、帰りますかね」

从 ゚∀从「俺はもう少しやることがあるから。また明日よろしくー。あと、遅刻すんなよ」

(´・ω・`)「遅刻なんてしたことないじゃんか…。君こそ体に気をつけてね」

从 ゚∀从「安心しろ。俺はあんたみたいにズボラじゃねぇから」

(´・ω・`)「酷いな…まぁいいや。お疲れ」

从 ゚∀从「お疲れー」

くたびれた体を引きずり、局を後にする。
玄関に近づくにつれ、冷えた空気が体を刺す。



8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 20:55:52.51 ID:++PXJ22aO

(´・ω・`)「ふぅ…さて、と」

灰皿で煙草を押し消す。
半分くらいまでしか吸わないのが僕のこだわり。

(´・ω・`)「それじゃ、帰りますかね」

从 ゚∀从「俺はもう少しやることがあるから。また明日よろしくー。あと、遅刻すんなよ」

(´・ω・`)「遅刻なんてしたことないじゃんか…。君こそ体に気をつけてね」

从 ゚∀从「安心しろ。俺はあんたみたいにズボラじゃねぇから」

(´・ω・`)「酷いな…まぁいいや。お疲れ」

从 ゚∀从「お疲れー」

くたびれた体を引きずり、局を後にする。
玄関に近づくにつれ、冷えた空気が体を刺す。



9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 20:57:51.99 ID:++PXJ22aO

(´・ω・`)「ん…おぉ…」

外に一歩出ると、そこはいつの間にか雪景色。
都会では珍しいほどの降雪量だ。

(´・ω・`)「どうりで寒い訳だ…」

久しぶりに見た白銀の景色に、子供のような胸の高鳴りがする。
自分にまだそんな純粋な感情があったことがなんだかうれしくなった。

(´・ω・`)「しかし…」

これは困った。
この局は家から徒歩5分程度。
タクシーを使うには近すぎる距離だ。
しかしこの雪の中、傘なしで徒歩ってのも辛い。
気象予報士の的外れな予報にしてやられたという訳だ。
ちくしょう、あのゲジマユめ。



11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 20:59:17.02 ID:++PXJ22aO

从 ゚∀从「ショーボー、ンッ!」

(´・ω・`)「あ、ハイン…参ったよ。雪がさ…」

从 ゚∀从「お前のことだ。どうせ傘、持ってきてねぇんだろ?」

(´・ω・`)「どうせって…まぁ、図星だけどさ」

从 ゚∀从「やっぱりかよ…ほらよ」

(´・ω・`)「お」

ハインが僕に傘を差し出す。
天気予報は間違いなく晴れだったのに傘を持ってきてるとは。
流石は敏腕、と言える。
しかし、ピンク地にさくらんぼ柄とは…ハインのイメージと違いすぎるだろう。




12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:00:34.84 ID:++PXJ22aO

(´・ω・`)「流石ハイン。でもこの柄は…ないね」

从;゚∀从 「べっ、別にいいじゃねぇかよ!」

(´・ω・`)「君がこんなファンシーな傘を選んで買ってるとこを想像出来ないよ」

从 ゚∀从「俺だって女の子なんだぜ!」

(´・ω・`)「うわ、鳥肌立った」

从 ゚∀从「よし、ちょっと面貸せやオラ」

(´・ω・`)「ちょ…、胸倉を掴むな、胸倉を」

このやりとりを端からみて、タレントとマネージャーだと思うものがいるだろうか。
つくづく不思議だ。



14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:04:20.56 ID:++PXJ22aO

从 ゚∀从「ったくよー。お前はいちいち一言多いんだよ、バカ」

(´・ω・`)「こればっかりは性分でね」

从 ゚∀从「やれやれだぜ」

(´・ω・`)「お世話かけますね」

从 ゚∀从「さて、せっかくの珍しい雪だしよ、俺も歩いて帰るかな」

(´・ω・`)「ん?仕事はもういいのかい?」

从 ゚∀从「お前に傘貸したら俺が帰れなくなるじゃねぇよ。だから俺も今帰る!」

(´・ω・`)「君の仕事が終わるまで僕が待つ、ってのもあると思うけど」

从 ゚∀从「ダメだよ、バカ。あんたはさっさと帰って休まなきゃなんねぇかよ。オラ、帰るぞ!」

(´・ω・`)「なんだよ、それ…ま、君が大丈夫って言うなら仕事の方は大丈夫なんだろうね」



15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:06:26.05 ID:++PXJ22aO

ハインの住むアパートは僕の家とかなり近い。
といっても、家賃は僕のマンションの足下に及ばないほどのところだけど。
故に彼女も今日は徒歩でこの局に来ている。

(´・ω・`)「まさかマネージャーと相合い傘するはめになるとはね」

从 ゚∀从「変な気、起こすんじゃねぇぞ」

(´・ω・`)「…」

从 ゚∀从「…」

从 ゚∀从「…なんか言えよ…」

(´・ω・`)「寝言は寝て言え」

从#゚∀从「あ?」

(´・ω・`)「胸倉!やめてー!」



17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:08:53.57 ID:++PXJ22aO

从 ゚∀从「ったくてめぇは、言ってるそばから…この減らず口がッ」

(´・ω・`)「ほんとは嬉しいくせに~!ハインちゃんのツンデレ!」

从 ゚∀从「よし、埋める」

(´・ω・`)「ぎゃー!雪をぶっかけるなぁ!」

ギャー!ギャー!



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:09:56.81 ID:3IhshBt7O
良い雰囲気ですなぁ


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:10:51.66 ID:++PXJ22aO

从#゚∀从「~~~!」

(´・ω・`)(あらら、すねちゃった)

(´・ω・`)(しかし…雪、か…)

(´-ω-`) (そういえば…)

雪。
そうだ。
あの日、僕が人生に残している「ただひとつ」のシコリのようなもの。
あれが生まれた日も、都会に珍しい雪だった。

从 ゚∀从「あ?どした?ボーッとしてよ」

(´-ω-`) 「…うん」

(´・ω・`)「…ちょっとね…昔のこと思い出してたんだよ」

从 ゚∀从「昔?なんだよ、じぃさんみてぇなこと言って」

(´・ω・`)「はは。まぁね」



20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:13:48.81 ID:++PXJ22aO

从 ゚∀从「なんでまた急に耽ってたんだよ。昔のことなんか」

(´・ω・`)「ふふっ…」

(´・ω・`)「雪がさ、降ったんだ」

从 ゚∀从「あ?」

(´・ω・`)「ふふ…昔話、聞きたいの?」

从 ゚∀从「お前なぁ…そこまで言ってもったいぶんなよな」

(´・ω・`)「はいはい」

(´・ω・`)「そうだな…どこから話そうか…」

(´・ω・`)「…学生の頃の話なんだけど…」



21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:16:30.58 ID:++PXJ22aO

―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―…

(´・ω・`)「262番、262番…」

(´・ω・`)「あ!あった!」

12年前、僕はめでたく第一志望だったニュー速高校に入学できた。
ニュー速高校は僕の学区の中でも指折りの名門だったので、本当に嬉しかった。

(´・ω・`)(入学出来たんなら、後は学生生活を楽しむだけだ。)

(´・ω・`)(絶対に青春を満喫してやる!)

当時の僕は、高校生活こそ長い人生のスパンの中で最も輝かしいものになると思っていた。
別段さみしい中学校時代を送ったわけではないが、とにかく自分で納得の行くような「青春」を送ろうと決めていた。



23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:17:58.94 ID:++PXJ22aO

( ゚∀゚)「野球部!野球部どうですか!」

( ・∀・)「テニス部です!おねがいしまーす」

川д川「…オカ研…」

(´・ω・`)(とりあえずクラブだよな)

(´・ω・`)(さて…どうするかな)

中学校時代は、一応テニス部に所属していた。
しかし、友達と遊ぶための自由な時間を優先するようになっていったため結局中途半端に辞めてしまった。



24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:19:32.60 ID:++PXJ22aO

(´・ω・`)(前みたいなことにだけはならないようにしよう)

(´・ω・`)(必ず最後までやりきれる、かつ「青春」に相応しいクラブ…)

(,,゚Д゚)「サッカー部で一緒にいい汗流そうぜ!」

( ゚∋゚)「空手部!空手部ゥ!」

(´・ω・`)(確かに運動部は魅力的だけど…)

(´・ω・`)(中学校でテニスをやってた分、新鮮味がないな)

(´・ω・`)(かと言って…)

ミセ*゚ー゚)リ「漫研へ是非どうぞ!」

(゚、 ゚トソン「茶道部いかがですか?」

(´・ω・`)(地味すぎる文化部じゃあなぁ…)

僕としては今までやったことのないことが出来て、かつ青春を感じれるクラブを探していたんだ。



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:21:31.62 ID:++PXJ22aO

(´・ω・`)(さて…どうしたものかな…)

ノパ⊿゚)「バドミントンやりましょう!」

(´-ω-`)

( ΦωΦ)「手芸部でーす」

(´-ω-`)

ξ゚⊿゚)ξ「吹奏楽部どうですかー?」

(´・ω・`)「!」

(´・ω・`)(吹奏楽、か…)

(´・ω・`)(確かに吹奏楽部なら、運動部でもなく、文化部の中でも活発だな…)

(´・ω・`)(それに女の子の部員が多いし…ふふふ)

(´・ω・`)(よし!吹奏楽部に決めた!)

こうして少し不純な動機を含みつつも、僕は吹奏楽部に入部することを決めたんだ。
でも、この決断は間違いじゃなかったと、今は心から言えるよ。



26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:22:55.22 ID:++PXJ22aO

(´・ω・`)「…」

後日、僕は単独で吹奏楽部の見学へと来ていた。
クラスの男子の友人らの中に、吹奏楽に興味を抱くものが誰もいなかったからだ。

(´・ω・`)(さて…勇み足で来たはいいが…)

(´・ω・`)(どうしよう…緊張が…うぅ…)

僕は楽器なんて未経験だったし、なんせ吹奏楽部は先輩方も女子が大半。
必然と緊張はピークに達し、誰に何を聞けばいいかもわからなくなってしまった。



28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:24:51.49 ID:++PXJ22aO

(´・ω・`)(ダメだ…あと一歩が踏み出せない)

(´・ω・`)(あー…なんか帰りたくなってきたな…)

ξ゚⊿゚)ξ「あら、見学かしら?」

(´・ω・`)「!…はっ、はい」

ξ゚⊿゚)ξ「あら、ようこそ…それじゃあとりあえずこの紙に名前とクラス、それから経験者かどうかを書いてもらえる?経験者ならやってた楽器もお願いね」

(´・ω・`)「あ、はい」

(´・ω・`)(ハキハキした人だな…)



29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:26:40.94 ID:++PXJ22aO

ξ゚⊿゚)ξ「1年2組のショボンくん…楽器は未経験、か」

(´・ω・`)「はい」

ξ゚⊿゚)ξ「んじゃま、片っ端からいろいろ吹いてみましょうか。何が得意なのかわかんないしね」

(´・ω・`)「あ、はい」

その先輩はすごく会話の押しが強い人でさ。
流されるままに体験させられたよ。
あぁ、その先輩はツンさんっていうんだけど。
ちょっとツッケンドンだけど素晴らしい人だってことは後々嫌ってほどわかることにたる。



30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:27:34.04 ID:++PXJ22aO

ξ゚⊿゚)ξ「1年2組のショボンくん…楽器は未経験、か」

(´・ω・`)「はい」

ξ゚⊿゚)ξ「んじゃま、片っ端からいろいろ吹いてみましょうか。何が得意なのかわかんないしね」

(´・ω・`)「あ、はい」

その先輩はすごく会話の押しが強い人でさ。
流されるままに体験させられたよ。
あぁ、その先輩はツンさんっていうんだけど。
ちょっとツッケンドンだけど素晴らしい人だってことは後々嫌ってほどわかることになる。



32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:29:17.50 ID:++PXJ22aO

ξ゚⊿゚)ξ「はい、んじゃコレ」

(´・ω・`)「この楽器は…」

ξ゚⊿゚)ξ「チューバよ。楽器やってないと馴染み薄いかもしんないけど」

(´・ω・`)「よくオーケストラとかで見かけるデッカいやつですね」

ξ゚⊿゚)ξ「そうね。所詮そういうイメージよね…。まぁ見た目以外地味だし、花形楽器でもないし」

(´・ω・`)「はぁ…」



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:32:54.24 ID:++PXJ22aO

ξ゚⊿゚)ξ「まぁ愚痴は入部してからいくらでも聞かせてあげるとして…」

ξ゚⊿゚)ξ「はい、コレ」

(´・ω・`)「これは…吹き口ですか?」

ξ゚⊿゚)ξ「マウスピース、通称マッピ。チューバのはデカいから簡単に鳴らせるハズよ」

ξ゚3゚)ξ「こう…口角を広げて…唇を震わせて…」

ξ゚3゚)ξブー

ξ゚⊿゚)ξ「こんな感じ。やってみて」

(´・ω・`)「えと…口角を…」

(´・3・`)ブー

ξ゚⊿゚)ξ「おっ。いいじゃない。それよそれ。んじゃしばらく続けてみて」

(´・ω・`)「…はい」

なんだか運動部に比べて地味なことするんだなって思ったよ。
そして…この後、この直後に、僕は…運命的、と言える出会いをすることになるんだ。



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:35:05.84 ID:++PXJ22aO

lw´‐ _‐ノv「おい、ツン。ちょっといいかい?」

ξ゚⊿゚)ξ「あら、シュー。どうかした?」

(*゚ー゚)

lw´‐ _‐ノv「この子、いまうちの楽器の体験終わったんだけど…まだチューバの体験はやってないみたいだからみてやってくれまいか」

ξ゚⊿゚)ξ「いまあたしひとり受け持ってんだけど…」

lw´‐ _‐ノv「どこもそれくらいのペースでやってるんだから文句言うな。それじゃあ頼んだぞ!」

≡ヽlw´‐ _‐ノvノ ワホーイ

ξ゚⊿゚)ξ「ちょっとクー!」

ξ゚⊿゚)ξ「…後でシメる」ボソッ

(´・ω・`)(この人怖いよ…)



35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:35:08.27 ID:iED5jSmoO
支援

吹奏楽とかwktkが止まらない


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:37:49.78 ID:++PXJ22aO

ξ゚⊿゚)ξ「さてと…えーっと何々…」

ξ゚⊿゚)ξ「1年3組のしぃちゃん、楽器は未経験っと…」

(*゚ー゚)「はい!よろしくお願いします!」

(´・ω・`)「…」

彼女だ。
彼女こそが僕の今後の学生生活の中心であり、全てだった。
結論を先に言うなら、僕はこの人と恋人関係になる。
そして僕の人生観に非常に大きな影響を与えることになるんだ。



37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:38:41.81 ID:++PXJ22aO

―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―…

从 ゚∀从「ふーん…なんだか青春だな」

(´・ω・`)「学生時代なんてそんなもんじゃない?」

从 ゚∀从「…さぁねぇ」

(´・ω・`)「…」

(´・ω・`)「続き、聞く?」

从 ゚∀从「愚問」

(´・ω・`)「はいはい…」



38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:40:40.98 ID:++PXJ22aO

―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―…

ξ゚⊿゚)ξ「いまさっきクーんとこにいたってことは…ペットは経験済みってことね」

(*゚ー゚)「は…ペット?」

ξ゚⊿゚)ξ「トランペット」

(*゚ー゚)「あ!はい!」

ξ゚⊿゚)ξ「ふぅん…ペットは鳴らせた?」

(*゚ー゚)「あ、はい。一応…」

ξ゚⊿゚)ξ「あら、すごいじゃない。あたしアレ全く鳴らせないもん」

ξ゚⊿゚)ξ「今年ペットの経験者少なそうだし…多分あなたペットで決定ね」

(*゚ー゚)「え?そうなんですか?」

ξ゚⊿゚)ξ「多分ね。ま、とりあえずチューバもやっときなさいな」

(*゚ー゚)「はい!」

(´・ω・`)「…」



40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:44:42.36 ID:++PXJ22aO

(´・ω・`)「あの…」

ξ゚⊿゚)ξ「あぁ、ごめんね。ほったらかしで」

ξ゚⊿゚)ξ「そうだ。一年生同士、挨拶しとけば?」

(´・ω・`)「え?いや…あの」

(´・ω・`)「…」

ξ゚⊿゚)ξ「なによ。男でしょ。ほら!恥ずかしがんないで!ねぇ、しぃちゃん」

(*゚ー゚)「…」

(*゚ー゚)「はじめまして。1年3組の椎名しぃです」

(´・ω・`)「あ…」

(*^ー^)「よろしくね」

(´・ω・`)「あ…」

(´・ω・`)「う、うん。よろしく」



41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:48:04.02 ID:++PXJ22aO

ξ゚⊿゚)ξ「あぁんもう!よろしく、だけじゃなくてあんたも名乗りなさいよ!」

(´・ω・`)「あ…はい」

(´・ω・`)「えっと…」

(´・ω・`)「…1年2組の島崎ショボンです…」

(*゚ー゚)「隣のクラス!なんか親近感わくなー!」

(´・ω・`)「それ同じクラスの時に言うべきじゃ…」

(*゚ー゚)「隣でも十分親近感だよー!とにかくよろしくね!」

(´・ω・`)「あ…うん」

なんだかバカっぽい感じがしたよ、ぶっちゃけ。
けどイヤミは感じなかった。
天然モノの明るさなんだな、って思ったよ。



42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:50:06.78 ID:++PXJ22aO

ξ゚⊿゚)ξ「はいはい、んじゃチャッチャいくわよ」

ξ゚⊿゚)ξ「しぃちゃんにはもうマッピの説明はいらないと思うから…いっきに楽器いこうか」

(*゚ー゚)「あ、はい!」

ξ゚⊿゚)ξ「んじゃ2人同時に説明するわよ」

(´・ω・`)(*゚ー゚)「はい!」



43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:52:42.99 ID:++PXJ22aO

―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―…

从 ゚∀从「へぇ…なんだかもうオチが手に取るようにわかるぜ」

(´・ω・`)「ほう」

从 ゚∀从「どうせそのしぃとか言う子と付き合って、んで結局破局っと」

从 ゚∀从「んで、それが淡いながらも素晴らしい経験となって、何事にも妥協しない頑丈な性格を築く礎になりましたよーっと」

(´・ω・`)「…」

从 ゚∀从「どうだい?俺の名推理はよぉ?大正解?」

(´・ω・`)「いや…」

(´・ω・`)「ハインが礎とかいう難しい言葉使えるとは思わなかった」

     メリッ

  あぎゃーーーーーーぁあああ!!



44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:52:51.10 ID:tq5tbLriO
なんかシューとクーごっちゃの部分ないか


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:54:48.67 ID:++PXJ22aO

(´゚ω゚`)「~~~~~~~~~~!!」

从#゚∀从「まさか金的を繰り出すとは思わなかっただろう」

(´゚ω゚`)「あっぐ…あああ…卑怯だぞ、ハイン…」

从 ゚∀从「ふん!ちったあ反省しやがれしょぼくれ眉毛!」

(´・ω・`)(なにこのマネージャー…)



46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:55:50.04 ID:++PXJ22aO

(´・ω・`)「はぁ…痛かった…」

(´・ω・`)「ん…っと…まぁハインの推理だけどさ」

从 ゚∀从「お?」

(´・ω・`)「半ば当たりって感じかな…一番明確な点を言い得てない」

从 ゚∀从「一番明確な点?」

(´・ω・`)「うん。」

(´・ω・`)「彼女と過ごした日々は…僕にとって…大切なんてもんじゃないんだよ」

从 ゚∀从「…」

(´・ω・`)「彼女は」

(´・ω・`)「僕の人生そのものなんだ」

从 ゚∀从「…」



47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:58:30.73 ID:++PXJ22aO

―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―…

(*゚ー゚)「ショボンくん!」

(´・ω・`)「…ん?あぁ…えっと…椎名…さん、だっけ?」

あの後、いろいろと楽器の体験をした訳だけど、どれもそれなり、と言った感じだった。
対してしぃは木管楽器はカラっきしだが、金管楽器を鳴らすのが非常に上手かった。
だから初心者ながら先輩方にも一目置かれていたんだ。
そして帰り道が同じだった彼女に話しかけられた訳だ。



48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:00:12.38 ID:++PXJ22aO

(*゚ー゚)「堅苦しいなー。しぃで良いってば」

(´・ω・`)「あぁ…そういうの慣れてなくて」

(*゚ー゚)「…?いままであんまり異性と交流なかったの?」

(´・ω・`)「そうでもないけど、下の名前で呼ぶほど異性と親しくしたことはないかな」

(*゚ー゚)「ふぅん…」



49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:01:28.03 ID:++PXJ22aO

(*゚ー゚)「じゃあ私がショボンくんの下の名前第1号だね!」

(´・ω・`)「何それ」

(*゚ー゚)「いいじゃん!何事も最初に始めた人は偉いんだよ!」

(´・ω・`)「若干意味が違うと思うけど…」

(*゚ー゚)「細かいことはいーのッ!」

(´・ω・`)「はいはい…」

(*゚ー゚)「返事は一回!」

(´・ω・`)「親か、君は」

変なやつだ、と思った。
ツンさんとはまた違うベクトルで話の勢いを持って行く人だと思った。
でも、だからこそ話しやすかったし、それに…
すごく、楽しかったんだ。



50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:04:48.00 ID:++PXJ22aO

(*゚ー゚)「ショボンくんはもう吹奏楽部に入る気まんまんなの?」

(´・ω・`)「うん…一応。楽器、楽しそうだし」

(*゚ー゚)「そっか。私も、そんな感じかな。前々からやってみたかったし」

(´・ω・`)「いままで何にも楽器やったことないの?」

(*゚ー゚)「ピアノは昔習ってたよ。いまも暇だったら弾いたりするし。けど吹く楽器は音楽の授業でやらされたリコーダーくらいかな」

(´・ω・`)「へぇ…ピアノやってたんだ。そんなら楽譜とか読めるじゃん」

(*゚ー゚)「まぁね。ショボンくんはなんにもしてなかったの?」

(´・ω・`)「音楽は聴くものだと思って生きてきました」



51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:06:04.95 ID:++PXJ22aO

(*゚ー゚)「あれ、ならどうして急に吹奏楽部になんか興味持ったの?」

(´・ω・`)「…え?それは…その…」

(´・ω・`)(さすがに「青春したいから」とは言えないよ…)

(*゚ー゚)「まさか―」

(*゚ー゚)「青春したいから、とか?」

(´・ω・`)ビクッ

(*゚ー゚)「あら…図星かなー?」

(´・ω・`)「…しぃ…きみはエスパーか?」

(*゚ー゚)「図星なんだ!…ぷっ…あはははは!」

(´・ω・`)「笑うなよ…いや…これは笑うよね、うん、死にたい」



53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:09:26.31 ID:++PXJ22aO

(´-ω-`)「はぁ…」

(*゚ー゚)「はー、おかしかった。ごちそうさまでした」

(´・ω・`)「…お粗末様です」

(*゚ー゚)「もう…ごめんって。ぶーたれないの!」

(´・ω・`)「あれだけ笑われれば誰だってふてくされます」

(*゚ー゚)「ふふ…だって仕方ないじゃん!」

(*゚ー゚)「私とおんなじこと考えてた人がいるとは思わなかったからさ」

(´・ω・`)

(´・ω・`)「…おんなじこと?」

(*゚ー゚)「そ。おんなじこと」



54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:10:58.60 ID:++PXJ22aO

(*゚ー゚)「吹奏楽部ってなんか青春!って感じじゃん!やっぱり一度きりの高校生活、青春感じていたいじゃない!」

(´・ω・`)「ちょ…声大きいよ!」

(*゚ー゚)「青春…あぁいい響き!よーし!人生に悔いのないように明日も頑張ろう!」

(´・ω・`)「あの…しぃ?」

(*゚ー゚)「なぁに?」

(´・ω・`)「なんていうかさ…」

(*゚ー゚)「なになに!?やっぱり私の理論に共感しちゃった!」

(´・ω・`)「いや」

(´・ω・`)「きみがそんなテンションのキャラだとは思わなかったよ…って」

(*゚ー゚) 「あら、それ褒め言葉?」

(´・ω・`)「んー…半々かな?」

(*゚ー゚)「なら、良し!」

(´・ω・`)「…いいんだ」



55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:13:45.09 ID:++PXJ22aO

(*゚ー゚)「あ、私の家こっちだから」

(´・ω・`)「あ、そうなの?じゃあまた…」

(*゚ー゚)「明日からも頑張ろうね!青春へたれ眉毛くん!」

(´・ω・`)「あぁ、また明日、青春バカ一直線くん」
 _,
(*゚ー゚)ムッ

(*゚ー゚)「誰が青春バカ一直線だ!」

(´・ω・`)「あ、そこは怒るんだ…」

(*^ー^)「えへへ…」

(´・ω・`)「はは…」

(*゚ー゚)「じゃあね、バイバーイ」

(´・ω・`)「バイバイ」

もしかしたらこの時からすでに、僕はしぃに惹かれていたのかもしれない。
彼女は僕にとって新鮮で、輝かしく、美しかったん。
一緒に居て楽しい、単純だけど「幸せ」ってこういうことなんじゃないかな、って薄々感じてたんだろうな。



56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:15:22.04 ID:++PXJ22aO

―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―…

从 ゚∀从「なんつーか…お前よぉ」

(´・ω・`)「ん?」

从 ゚∀从「たんっじゅんだなぁ!単純!」

(´・ω・`)「ま、学生ならではの淡い気持ちだね。恥ずかしい話」

从 ゚∀从「お前、惚れっぽい性格だったのか?」

(´・ω・`)「まぁ…ぶっちゃけこの時点では単純にコロッと恋に落ちただけだよね。残念ながら」

从 ゚∀从「ダメ男の典型だぜー」

(´・ω・`)「うん。でもそれはそれで良かったんだと思う」

(´・ω・`)「ここで彼女に惹かれたからこそ、僕の人生はいま、輝いてるんだ」

从 ゚∀从「…とりあえず続きを聞こうじゃねぇか」

(´・ω・`)「うん」



58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:20:04.61 ID:++PXJ22aO

―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―…

ξ゚⊿゚)ξ「さぁて、今日も頑張るわよ」

(´・ω・`)「はーい」

体験期間も終わり、正式に入部した僕は結局チューバに配属された。
まぁ特にどの楽器やりたい、ってのはなかったし別に不満はなかった。
ツンさんはいい人だったしね。

ξ゚⊿゚)ξ「口で吹くんじゃないの、腹で吹くのよ。わかるでしょ?」

ξ゚⊿゚)ξ「そこはもっと跳ねるように吹く!」

ξ゚⊿゚)ξ「音が死んでる!ザオリク!」

ξ゚⊿゚)ξ「全然ダメよ。やる気あるの?死ぬの?」

(´・ω・`)「げふぅ…」

まぁ…スパルタっちゃあスパルタだったけどね。
的確な指摘をオブラートに包まず言ってくるから精神的にはこたえたけど…。


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:22:24.58 ID:++PXJ22aO

けど、面倒見は抜群にいいし、頼りになる人なのも確かだった。
僕が最後まで部活を続けられた要因のひとつは、パート直属の先輩がツンさんだったことだよ。
いまでもツンさんにはすごく感謝してる。

(´・ω・`)「ふぅ…基礎練終わり…ちょっと水分補給してきます…」

ξ゚⊿゚)ξ「…お待ち」

(;´・ω・`)「な、なんですか、ツンさん…」

ξ゚⊿゚)ξ「あんた…なに考えながら基礎練してた?」

(;´・ω・`)「えぇ!?なにって…いえ、特に…」

ξ゚⊿゚)ξ「…あのね、基礎練だからって気を抜いちゃダメよ」



61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:25:03.96 ID:++PXJ22aO

ξ゚⊿゚)ξ「基礎練は基本を極める大切な練習なのよ?ただ惰性でやってるんじゃないのよ」

(´・ω・`)「…はい」

ξ゚⊿゚)ξ「ここはもっとこんな風に…とか、ここが自分は苦手だから…とか考えながらやらなきゃ意味ないじゃない」

(´・ω・`)「…はい、ごもっともです」

ξ゚⊿゚)ξ「わかったらさっさと基礎練やり直す。ちゃんといろいろ考えながらね」

(´・ω・`)「…はい」

lw´‐ _‐ノv「ふふふ、相変わらず厳しいな、ツン」

(´・ω・`)「あ、シューさん」

lw´‐ _‐ノv「やぁ、ショボクレマスターくん、頑張ってるかね」

(´・ω・`)「誰がショボクレマスターですか、誰が」



63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:26:51.75 ID:++PXJ22aO

lw´‐ _‐ノv 「フハーハ。まぁカリカリするでないよ。私は休日ともなれば家で米粒をひたすらカリカリ食べてるがな」

(´・ω・`)「えぇ…怖い…」

ξ゚⊿゚)ξ「あら、シュー。そっちも休憩かしら」

lw´‐ _‐ノv「あぁ、基礎練終わったからな。ちゃんといろいろ意識しながらの基礎練がな」

(´・ω・`)「うぐぅ…」

(*゚ー゚)「ははは!全くショボンくんはダメダメだなー」

(´・ω・`)「あ、しぃ」



64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:30:17.14 ID:++PXJ22aO

しぃはトランペットに配属された。
さっきも言ったけど、彼女はトランペットと相性が抜群に良かったからだ。
ちなみにペットの先輩のシューさんがまた変わり者でね。
ひどくマイペースな人でね。
なんていうか…知らぬ間にあの人のペースに巻き込まれてしまうんだよ。
まぁ単純なしぃとはなかなかいいコンビになってたけど。

(´・ω・`)「うるさいな。君だってこの前合奏中に寝てて怒られてたくせに」

(*゚ー゚)「あ!あれは…ちょっとペットの出番が無さ過ぎて…ついうっかり…」

(*゚ー゚)「けどシュー先輩に死ぬほど怒られたからもう懲りたよ…うん…」

(´・ω・`)「し、死ぬほど…?」

lw´‐ _‐ノv「私を差し置いて居眠りなど…断じて許さん!」

ξ゚⊿゚)ξ「注意するとこおかしくない?」

lw´‐ _‐ノv「ふふーん」



65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:33:04.83 ID:++PXJ22aO

(*゚ー゚)「ショボンくん、基礎練は大切なのよ。ここで怠けちゃいくら曲練しても上達しないよ」

(´・ω・`)「いや、わかってるけどさ…連日の練習で疲れて気がゆるんでたよ」

(*゚ー゚)「わかればよろしい」

(´・ω・`)「なんでそんな偉そうなの…」

(*゚ー゚)「偉いからです!えっへん!」

(´・ω・`)「ウザいですね、非常に」

(*゚ー゚)「ウザくないよ!ウザいって言う方がウザいもん!」

(´・ω・`)「その言い方もウザいよー」

(*゚д゚)「ムキー!!」



67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:35:20.48 ID:++PXJ22aO

 ギャース   ギャース

 (#´・ω・`)(゚□゚#)

ξ゚⊿゚)ξ「…何あれ」

lw´‐ _‐ノv「ふふふ…まっこと、ツンさんわかっとらんな…このすっとこどっこい!」

ξ゚⊿゚)ξ「何よ…私が何をわかってないのよ」

lw´‐ _‐ノv「ふふふ…それはな…ふふふ…」

lw´‐ _‐ノv「ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」

ξ゚⊿゚)ξ「怖い、ウザい、キモい。三拍子揃ってるわよ」

lw´‐ _‐ノv「三拍子揃って今なら19800円!ひっじょーにお買い得ですよ!」

ξ゚⊿゚)ξ「どこの社長よ、あんた。なんでもいいけど練習になんないからちょっとあれ止めてきて」

lw´‐ _‐ノv「あいあいさー!」

ξ゚⊿゚)ξ(聞き分けは良いのよね…)



70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:40:17.53 ID:++PXJ22aO

lw´‐ _‐ノv「まぁまぁおふたりさん。夫婦(めおと)漫才はその辺で抑えといて…」

(´・ω・`)「誰が夫婦ですか!」

(*゚ー゚)「メオト?メオトって何ですか?」

(´・ω・`)「…ほんと無知だよね、君。バーカ、バーカ」

(*゚ー゚)「誰がバ…いや、バカは認めるけど!」

(´・ω・`)「認めんのかい…ウザいね」

(*゚ー゚)「ウザくはないよ!決して!」

(´・ω・`)「何そのプライド…」

lw´‐ _‐ノv(なんという無限ループ)



71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:41:14.94 ID:++PXJ22aO

lw´‐ _‐ノv「まぁまぁ、どっちがウザいか、などと言い合うからキリがないのだよ、諸君。」

lw´‐ _‐ノv「どうだろう、ここはひとつ」

lw´‐ _‐ノv「ツンが一番ウザいってことで…争いはやめにしないか?」

ξ゚⊿゚)ξ

ξ;゚⊿゚)ξ「…っはぁ!?なんでそこで私が出てくんのよ!」



74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:44:29.47 ID:++PXJ22aO

lw´‐ _‐ノvb「あきらめろ、ツン。お前はそういう役を担う宿命なのだよ。ふはは」

ξ;゚⊿゚)ξ「どういう役よ!私を餌に使ってんじゃないわよ!」

(´・ω・`)b「まぁシューさんがそう言うなら…」

(*゚ー゚)b「先輩の言うことは絶対です!」

ξ#゚⊿゚)ξ「あんたらの中じゃ、すでに私<シューの構図が出来上がってるようね…よし、シバく」

 ウルァアアアア!!  キャアアア
    チョ、ツンサン、ヤメ…

lw´‐ _‐ノv「…」

lw´‐ _‐ノv「見事に場が散らかっちまった」

/lw´‐ _‐ノv\「てへッ☆」

そういえばふざけてばっかりだったな。
いや、練習もちゃんとやってたよ?
もちろん他の同期や先輩とも仲は良かったんだけど、この4人で馬鹿やってることが多かったな。



76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:48:14.86 ID:++PXJ22aO
(´・ω・`)「それじゃあ先輩方、お疲れ様です」

('(゚∀゚∩「お疲れー」

('、 `*川「また明日ねー」

(´・ω・`)「あ、ツンさん、シューさん、お疲れです」

ξ゚⊿゚)ξ「あら、お疲れ」

lw´‐ _‐ノv「うむ、くるしゅうない」

(*゚ー゚)「あ、いたいた。ショボンくーん帰ろッ」

(´・ω・`)「ん」

(´・ω・`)「それじゃあ先輩方、お先です!お疲れ様でした!」

(*゚ー゚)「お疲れ様でした!」

ξ゚⊿゚)ξ「はいはい、また明日ー」

lw´‐ _‐ノv「ばいちゃー」



77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:50:34.67 ID:++PXJ22aO

ξ゚⊿゚)ξ「…仲いいわねー、あのふたり。」

lw´‐ _‐ノv「わたしたちみたいにNE!」

ξ゚⊿゚)ξ「黙れ腐れ縁。ま、クラブ内でいがみ合いがないのはいいことだわ」

ξ゚⊿゚)ξ「…そのうち恋に…みたいなベタな展開になったりしてね…」

lw´‐ _‐ノv「わたしたちみたいにNE!」

ξ;゚⊿゚)ξ「ッッは!?なななななに言ってんのよ!!私はただ、帰り道が同じだけだから、一緒に帰ってるだけなんだからね!?」

lw´‐ _‐ノv「…きめぇ」

ξ゚⊿゚)ξ「てめ、ちょっとツラ貸せやコラ」

lw´‐ _‐ノv「いやーん。ツンちゃんに襲われるー。たーすーけーてー」

ξ;゚⊿゚)ξ「え!?ちょ!そんな言い方したら…勘違いされるじゃない!!もう、バカ!!」

lw´‐ _‐ノv(おもしろいなこいつ)



78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:53:07.32 ID:++PXJ22aO

なんの偶然かは知らないけど、僕と帰り道の方向が同じなのはクラブ内でしぃだけだった。
進学校だから電車通学の人が多かったしね。
僕らチャリ通は珍しいほうだった。

(´・ω・`)9m「ちなみにツンさんとシューさんの百合的展開はないので服は着といたほうがいいよ!」

从 ゚∀从「…誰に言ってんだ。お前」

(´・ω・`)「読者への諸注意さ。さ、続けよう」



80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:55:43.93 ID:++PXJ22aO

―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―…

(´・ω・`)「ふぃーッ。今日も1日疲れたな、っと」

(*゚ー゚)「そう?私はまだまだ吹きたりないなー」

(´・ω・`)「…君はほんとに練習の虫だね」

(*゚ー゚)「だって楽しいもん!時間があるならいくらでも吹いてたいくらいだよ」

(´・ω・`)「そうだね…吹いてる間はその減らず口も火を吹けないからね」

(*゚ー゚)「ショボンくんに言われたかないよ!」

(´・ω・`)「いや…まぁ…反論はできないけど」



82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:57:28.20 ID:++PXJ22aO

(´・ω・`)「あ、そうだ」

(*゚ー゚)「ん?」

(´・ω・`)「来週の火曜日、ツンさんの誕生日なんだけどさ…」

(*゚ー゚)「そうなの?」

(*゚ー゚)「あ、…そういえばシューさんが今日…」

(´・ω・`)「?」



84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 22:59:26.64 ID:++PXJ22aO

lw´‐ _‐ノv「なぁなぁ、しぃしぃー」

(*゚ー゚)「なんですか?っていうか急に変なあだ名で呼ばないで下さいよ…反応しちゃいましたけど…」

lw´‐ _‐ノv「キャプテン・コメタロッサ、略してCC」

(*゚ー゚)「誰ですかそれ」

lw´‐ _‐ノv「あの…米をアレした人だよ、うん」

(*゚ー゚)「ちゃんとオチまで考えといて下さいよ…」

lw´‐ _‐ノv「正直すまんかった」



87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 23:02:21.13 ID:++PXJ22aO

(*゚ー゚)「それで、なにか質問ですか?」

lw´‐ _‐ノv「うむ。しぃしぃはさー」

lw´‐ _‐ノv「誕生日に何もらったら凹む?」

(*゚ー゚)「…え?もらったら凹むものですか?」

lw´‐ _‐ノv「左様。精神的にでも肉体的にでもいいぞッ」

(*゚ー゚)「肉体的に凹むって何ですか」

lw´‐ _‐ノv「それは…アレ…あの…ダイエット的ななんか…」

(*゚ー゚)「ちゃんとオチまで(ry」

lw´‐ _‐ノv「正直(ry」



88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 23:03:57.02 ID:++PXJ22aO

(*゚ー゚)「そうですねぇ…やっぱり突かれたくないところを突かれるようなものはイヤですね」

lw´‐ _‐ノv「ほうほう。」

(*゚ー゚)「例えば…薄毛の人に育毛剤プレゼントするとか」

lw´‐ _‐ノv「ほうほう…つまり…」

lw´‐ _‐ノv「あいつの場合…ふむ…おっ、おっふぁっ」

(*゚ー゚)「…?」

lw´‐ _‐ノv「おま…やりすぎ…ふふふ」

lw´‐ _‐ノv「ふっ…ふはははははは!!」

(*゚ー゚) 「!?」(怖ッ)



89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 23:04:13.76 ID:H0MvpZbzO
おもしろい支援


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 23:05:24.80 ID:++PXJ22aO

lw´‐ _‐ノv「…ふぅ…しぃしぃ…」

(*゚ー゚)「は…はい?」

lw´‐ _‐ノv「いいアイデアありがとう。想像しただけでイッちまいそうだったよ」

(*゚ー゚)「先輩、まだお昼ですよ」

lw´‐ _‐ノv「ふはーは。まぁなんにせよ、ありがとう。では練習にもどりたまえ」

(*゚ー゚)「はーい」

lw´‐ _‐ノv「待っていろよツン…ふふふ…ふははははははははははははは!」

(*゚ー゚)(怖いよ、この人…)



91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 23:08:11.56 ID:++PXJ22aO

(*゚ー゚)「ってことがあってさ…」

(´・ω・`)「うわぁ…シューさん何企んでるんだよ…」

(*゚ー゚)「あれでペットが下手なら先輩として見れないよ…」

(´・ω・`)「まぁ、実際抜群に上手いから何も言えないけどね」

(*゚ー゚)「…うん。ほんと上手いんだよね」

(*゚ー゚)「それで、ツンさんの誕生日が来週の火曜日なのはわかったけど…それがどうかしたの?」

(´・ω・`)「あぁ、そうだった。そのことで今日さツンさんにさ…」



94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 23:10:09.50 ID:++PXJ22aO

ξ゚⊿゚)ξ「ショボンくん」

ξ゚⊿゚)ξ「来週の火曜日、私、誕生日だから」

ξ゚⊿゚)ξ「期待してるわよ」

ξ゚⊿゚)ξ「もしろくでもないもんだったら許さないから」

シャキーン!
ξ゚ー゚)ξ+



96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 23:14:58.92 ID:++PXJ22aO

(´・ω・`)「って言われてさ…」

(*゚ー゚)「パート内で誕生日プレゼントするのは暗黙の了解らしいからね」

(´・ω・`)「そうなんだよね。…それでひとつ問題があってさ」

(*゚ー゚)「問題?」

(´・ω・`)「うん。いや…僕さ、今まで女性にプレゼントなんて贈ったことないんだよ。だから何買ったらいいか全く検討つかなくてさ…」

(*゚ー゚)「あちゃー。虚しい人生を贈って来たんだね」

(´・ω・`)「うるさいな…それで頼みがあるんだけどさ」

(´・ω・`)「明後日、日曜日部活休みじゃん?その日…その…プレゼント選び手伝ってくれないかな?」

(*゚ー゚)

(*゚ー゚)「ほほう」



97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 23:17:08.93 ID:++PXJ22aO

(;´・ω・`)「あ、いや、せっかくの休みだし、無理とは言わないけどさ」

(*゚ー゚)「ふぅーむ…」

(*゚ー゚)「…いいよ。協力してしんぜようじゃない!」

(´・ω・`)

(´・ω・`)「ほ…ほんと?」

(*゚ー゚)「しぃちゃんに二言はないよッ!」

(´・ω・`)「あ…ありがとう!恩にきるよ!」

(*゚ー゚)「ふふん!女心のわからない無知なショボンくんに私がいろいろ教えてあげようじゃない!」

(´・ω・`)「いや、プレゼント選ぶだけでいいよ」



98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 23:17:46.70 ID:ZueIkxwOO
どうみてもデートのさ(ry


99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 23:18:23.40 ID:wpiS8k660
なんちうニヤニヤさせてくれる作品だ


100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 23:19:17.78 ID:++PXJ22aO

(´・ω・`)「んじゃあ、明後日の13時にココで」

(*゚ー゚)「はいはーい。遅刻しないでよね」

(´・ω・`)「そっちこそ頼むよ。それじゃバイバイ」

(*゚ー゚)「バイバーイ。また明後日!」

(´・ω・`)「…」

(´・ω・`) 「…」

(´゚ω゚`)9「イヤッッホォォォオオォオウ!!」

いままで生きてきた中で一番勇気出した瞬間だったね。
ベタだし、ほんの小さなことだけど、僕にとってはかけがえのない思い出だ。
もちろん、プレゼント選びを手伝って欲しかったのも本心だよ。
女性へのプレゼントなんててんでわかんなかったしね。
けど不純な理由の方が大きかったのも事実かな。
少しでも近づきたかったんだよね、単純に。



101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 23:19:31.12 ID:pe4psQXq0
敬遠は一度覚えるとクセになりそうで支援


104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 23:26:07.64 ID:++PXJ22aO

今日の投下はこの辺で
数話完結の予定です
>>34はシューがクーになってますが誤植です
>>44さん、指摘ありがとうございました
それでは支援ありがとうございました



105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 23:27:40.42 ID:7uU+NSN00
>>1乙!
ラノベ感覚で面白かったぞ
がんばてくれ


108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 23:35:26.83 ID:FKBW1xPu0
えっ
今追いついたのに


109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 23:38:15.15 ID:ZueIkxwOO
なんという生殺し…乙でした。



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