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◆(,,゚Д゚)「もしもし○○?今すぐ来て!」~助け屋ギコ~のようです 五日目 午前

(,,゚Д゚)「もしもし○○?今すぐ来て!」~助け屋ギコ~のようです インデックスページ

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:33:18.84 ID:0PzoqMaU0
立ったら投下しましょうか
まとめは、ブーン速。さん、面白蛇屋さん、ブーンがまとめブログを武器にさん、そしてくるくるくーるさん

『人外』なんてありふれたものを題材にしていると、なにかしら被ってしまうので困ってしまいます
つかれやすいとか遺失物第二課とか、楽しみにしてます
というかトソンを可愛く書ける人は皆尊敬します

…では、いきましょう
ちょい体力がヤバイので、途中で落ちたらすいません。





困った時は助けを呼ぼう。
電話のボタンをプッシュして、あの番号にかけるんだ。
彼が出たらこう言うのさ。

「もしもし○○ですか?今すぐ助けに来てください」

…ってね。
誰かに言われたからそれをしているのか?じゃ、誰かに止めろと言われたら止めるのか?
…そういう次元で悩んでる時は、彼を訪ねるべきだと思うね。
彼は自分がやりたいから今の仕事を選んでいる。
…もっとも、上手く行っているかどうかは別だけど。


(,,゚Д゚)「もしもし○○?今すぐ来て!」~助け屋ギコ~のようです


五日目 午前
『新婚夫婦のキューピット!ロマンチックなんて自分じゃ止められない?』



2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:37:33.98 ID:0PzoqMaU0
どこかの世界の、いつかの時間。
とある国の、とある町の、夏の風が心地よく吹き抜ける病室。
頭数の少ない「助け屋」メンバーは新たな依頼を絶賛受付中。

(,,゚Д゚)「恋愛相談、ですかぁ……」

|゚ノ ^∀^)「はい♪」

(,,゚Д゚)「…じゃ、とりあえず自己紹介を。自分はギコール・ハニャーンです。助け屋をやってます」

ベッドから降り、軽く礼をする。
そして、仲間の数が増えた名刺を渡す。
それを感慨深げに眺める少女、レモナ・エルシールはどこか優雅で美しい。
恒例の自己紹介タイム。

( ^Д^)「ご主人の従者、プギャーです。幾久しく」

o川*^ー゚)o「同じくキューです」



3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:39:39.45 ID:lUFFwn+xO
支援

ちょwwレモナwwww


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:40:15.84 ID:0PzoqMaU0
全身真っ黒な八咫烏。
…従者と名乗るならその燕尾服は脱ぐ必要がしないでもない。
それは置いといて。

|゚ノ ^∀^)「お兄様の言ってた通り、とっても頼りになりそうですね」

(,,゚Д゚)「…お兄様?」

从*゚ーノリ「レモナちゃん、前うちに来たモララーさんの妹なんです。よく似た『色』ですけど、後で知って吃驚しちゃいました」

( ^Д^)「なるほど。妹、か……」

そういやアイツの「色」を聞いてなかったな、と思うプギャー。
占い師見習いのルカは、過去や性格を「色」で見ることができる超能力者だ。
それが似ているということは血縁の可能性が非常に高い。

(,,゚Д゚)「じゃあ、依頼の内容を…」

|゚ノ ^∀^)「……それはまた明日説明します」



5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:43:20.50 ID:0PzoqMaU0
(,,゚Д゚)「え?」

|゚ノ ^∀^)「今日は星も、方角も、時刻もよくないです。方違えをしなかった僕も悪いのですが……」

また明日来ます、とレモナは告げ帰って行った。
軽く礼をしルカも続く。
そう言えば貞子とはいつ知り合ったんだろう、とギコは思ったが馬鹿なのですぐ忘れた。

(,,゚Д゚)「…ところで、『方違え』って?」

( ^Д^)「陰陽道の用語ですよ。『なかがみ』、漢字では天に一つの神と書くんですが、外出する際はその方角へ行くのを避けるんです」

o川*゚ -゚)o「んーと、今でも日本の観光会社ではするところもあるそうよ?」

(,,-Д゚)「…おまじないってこと?」

( ^Д^)「平たく言えば。『天一神』を避け、別の方角から行こうとするのはちょっとした風習です」



7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:46:19.33 ID:0PzoqMaU0
一般人でも知ってるようなことを知らないのがギコール・ハニャーン。
これほどまでに頼りない社長もいない。
某魔法使い派遣会社社長なんて目じゃない役立たずっぷり。せめて妖精眼<グラムサイト>があったなら……
いや、あったら人外に遭遇するたび泣き出すと思われるのでないほうがいいとも言える。

( ^Д^)「じゃ、また明日」

o川*゚ー゚)o「はい。いづなちゃんは置いていくから」

(,,^Д^)「ギコハハハ!うん、また明日ー」

川д川「早く寝るんですよー」

もう20近いのに子供みたいな扱いである。
皆が帰り、1人と1匹だけになる室内。
…彼の膝に置かれたいづなが起き抜けに一言。

イ从゚ ー゚ノi、「嫌な夢を見た……」

(,,゚Д゚)「嫌な、夢?」



8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:48:38.59 ID:JGFOTq61O
乙と思ったらすぐ来るとは
支援


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:49:13.80 ID:0PzoqMaU0
イ从゚ ー゚ノi、「ああ。昔の夢だ。……多分。あのあほお嬢様が来てたのだろう?」

(;-Д゚)「えっと……。レモナちゃんのこと?」

どうにも、いづなはレモナ・エルシールと知り合いらしい。
そして同時にあまり好きではないようだ。

イ从゚ ー゚ノi、「いかにも。我はあのあほの傍にいると。途端に調子が悪くなる」

(,,゚Д゚)「へぇ~。相性が悪いってことかな?」

イ从゚ ー゚ノi、「いや。我の修行が足りんだけだ。彼奴は主等の『対極』だからな」

(,,-Д-)「修行、ねぇ~…」

イ从゚ ー゚ノi、「気にするな。この世界の真理法則など。主のような喚起もできん馬鹿には分からん」

それだけ言うと彼女はまた眠ってしまった。
人外にも色々あるんだなぁ、と今更ながら思うギコであった。
にしてもギコ、いづながさり気に伏線出してるんだから聞けよ、内容。



10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:52:14.93 ID:0PzoqMaU0
……………


リアリストの八咫烏は夜道を歩きながら考えていた。
考えるのは、特務機関FOX。と言うよりレモナ・エルシールというあの少女のこと。

( ^Д^)「(あの『カゲロウ』の妹ねぇ……)」

怪しいもんだ、とプギャーは思う。
隠し子やマイナーチェンジの可能性も捨てきれない。

……基本的に博学の彼だが、彼が知らない事柄は2パターンに分けられる。
とりとめもない、どうでもよいこと。
そして、もう1つは。

( ^Д^)「(烏の最上位である『八咫烏』の自分でも知らないような、最重要機密。か……)」

まぁもっとも、今回は単なる恋愛相談なので、恐るべきFOXの陰謀とかは絡んでないと思うが。
…絡んでないよな?



11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:55:13.60 ID:0PzoqMaU0
そんな風に彼が疑心暗鬼になっていると。

カポカポカポ……

(;^Д^)「…ん?…ってうおぁ!!」

蹄の音に振り返れば首のない馬。
流石の彼もこれには吃驚。
そして驚かれたほうも吃驚。

( ・-・ )「なにを驚いている」

(;^Д^)「い、いや…。ちょい考え事に熱中し過ぎて……」

頭に生えた角を笠で隠す彼はシーン。
今日は忌み日なので、「夜行さん」の彼がうろついていても不思議ではない。
…ちなみに運悪く彼に遭遇してしまった場合は、履物を頭に乗せ伏せていると良い。
通り過ぎてくれる。…らしい。

( ・-・ )「考え事……。ああ、あの小娘のことかな」



12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 22:58:16.49 ID:0PzoqMaU0
( ^Д^)「知っているのか、雷電!!」

( ・-・ )「雷電?…まぁ、良い。確かに先ほどいたあの娘は知っている」

現代のコアなネタは日本に古くから住む妖怪には伝わらなかったらしい。
それは置いておきプギャーは聞く。

( ^Д^)「端的に聞く。…アレはなんだ?」

( ・-・ )「もはや人とも見ておらんか。だが、それで正しい」

流石「ゲゲゲの鬼太朗」では情報通キャラなだけはある。
…あの番組時折本当に怖い話をやるから困る。墓場ほどではないけど。

( ^Д^)「………」

( ・-・ )「…おそらく、想像通りの存在だと思うがな」

それだけ先に告げ、シーンは話し出す。
あのレモナという少女の正体について。
つまり、ギコール・ハニャーンの対極について。



13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 23:01:57.91 ID:0PzoqMaU0
……………


翌日。
大変清楚かつ可愛らしい格好のレモナが来た。
女というのはどこへ行くのもめかすもんなんだな、とプギャーは思った。

|゚ノ ^∀^)「僕はお兄様…、つまりモララーと……、…えっとお兄様は何て名乗りましたか?」

(,,゚Д゚)「名前?モララー・ドレイク・アヴァロン、って言ってたけど」

|゚ノ ^∀^)「じゃ、それで。……基本的にFOXの人は偽名を名乗るんですよ。トソンさんを除いては」

(,,゚Д゚)「へぇ、なんで?」

o川*^ー゚)o「ギコくん、世の中にはね『相手の名前と顔を知るだけで人を殺せるノート』があるのよ」

(;゚Д゚)「マジで!?」

嘘である。てか、冗談。
馬鹿なギコには冗談が通じない。



14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 23:04:15.80 ID:0PzoqMaU0
ミ,,-Д-彡「キュー、冗談はやめだぜい。暑いから」

家から引きずり出されてきたフサは、もうバテ気味だ。
今日も北斗の拳の雑魚キャラみたいな格好の彼。
ボサボサの髪も夏場は少し短い。そして明るいせいなのか、うっすら茶色くも見える。

( ^Д^)「…まぁ、似たような術式もあるにはあるんですけど……。実際は襲撃を防ぐ為とかでしょう?」

|゚ノ ^∀^)「はい♪トソンさんは有名過ぎて偽名でも意味がないだけです」

(,,゚Д゚)「凄い人なんだね、あの人」

イ从゚ ー゚ノi、「今ここにいる奴全て相手にしてもまだ役不足なぐらいだ。あの人は特別だからな」

(;゚Д゚)「……嘘だよね?」

イ从゚ ー゚ノi、「我が嘘をつくと思うか?この浅はかご主人め」

ミ,,-Д-彡「あの人が代替不可能な存在なのは周知の事実だぜい。だから、さっさと話進めようぜい。暑いから」



15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 23:07:33.54 ID:0PzoqMaU0
我慢できなくなったのか、鞄からうちわを取り出し物凄い勢いで扇ぐ。
…そもそも今そんなに暑くないんだが……

|゚ノ ^∀^)「話が逸れました。…問題は、お兄様とトソンさんの記念日が近いことです」

o川*゚ー゚)o「記念日って?結婚記念日とか?」

|゚ノ ^∀^)「いえ。初デート記念日です」

( ^Д^)「うわぁ…、馬鹿ップルだ……」

o川*゚ー゚)o「あら?ロマンチックだと思うわよ?私は」

|゚ノ ^∀^)「僕もそう思います。…それでですね――」

レモナによると、あの夫婦は大変仲が良いらしい。
しかし普段は仕事や仕事以外などでお互いとても忙しい。
…なのでこういう取り決めをしたそうだ。

誕生日、結婚記念日、そして初デート記念日。
その日だけは一緒にいる、と……。
なんとも初々しい夫婦である。いや、馬鹿馬鹿しい?



17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 23:10:37.12 ID:0PzoqMaU0
|゚ノ ^∀^)「それで、初デート記念日は前日の夜9時、あるレストランで待ち合わせなんですが……」

(,,゚Д゚)「なにか問題が?」

|゚ノ;^∀^)「ええ……」

言いよどむ。
慎重に、言葉を選ぶように。

|゚ノ;^∀^)「その…、最近お兄様が凄く忙しくて……。それにトソンさんの様子もおかしくて……」

o川*゚ー゚)o「おかしい?」

|゚ノ;^∀^)「よそよそしい、みたいな……」

( ^Д^)「…不倫か」

|゚ノ;^∀^)「そう、なのかな……」

分からないらしい。
と言うか、こんな小娘に考え読み取られたら、それはそれで駄目だとは思うが。
FOXとして。大人として。



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 23:13:33.21 ID:0PzoqMaU0
|゚ノ ^∀^)「僕の依頼は、明日の夜9時までに2人の気持ちを確かめること。…です」

(,,゚Д゚)「…よし。わかった」

わかったって……
お前は動けないだろう。

|゚ノ ^∀^)「あと、忘れてるかも知れないからそれとなく記念日のことを伝えるのもお願いします」

( ^Д^)「それとなく?」

|゚ノ;^∀^)「…はい。どちらともプライドが(かなり途方もなく)高い部類なので……」

自分で気づかないと意味がない、ということらしい。
へそを曲げてそのまま離婚になれば大変だ。

なにが大変か。
…具体的に言えばこの国のパワーバランスが著しく崩れる。
夫婦喧嘩が国家の断裂を誘発する恐れがある。
それぐらい大変なのだ。
まったくどうしようもなく人騒がせな夫婦である。



19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 23:16:15.38 ID:0PzoqMaU0
|゚ノ -∀-)「どうか、よろしくお願いします」

(,,^Д^)「ギコハハハ!任せておいてよ!!」

まことに恐縮そうな少女の依頼を断れるわけもなく、断るつもりもなく、ギコは快く承諾した。
…というか、今回彼は参加できないのだが……

それに気づいた人外達の反応。

( ^Д^)「…あ、てか今回ご主人休みですね」

(,,゚Д゚)「うん。お願いね」

o川*^ー゚)o「…依頼も楽勝ね」

ミ,,-Д-彡「つまり、遠回しに邪魔ってことだぜい」

(,,;Д;)「ぎこーん……」

そんなわけで、「助け屋」社長を病室に放置したまま、今回の依頼はスタート。
…ちなみにいづな曰く、ギコは皆が帰った後小一時間へこんで慰めるのが大変だったとか。



20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/09(日) 23:19:13.01 ID:0PzoqMaU0
五日目 午前 終



おはようからお休みまで。
…他人に付いて回ると意外な事実が判明したりもする。
それぞれが必死に生きているのだが、どうにも笑いがこみ上げてきたり……?

…それはまた、次のお話であるのだが。




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