◆スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

◆( ^ω^)ブーンがヒトガタ兵器のパイロットになるようです 第一話

インデックスページ/次の話

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:11:20.18 ID:Boo/Q11f0
──日本・UFO研究所──

('A`)「おい、ブーン、これで見えるか?」

( ^ω^)「もっと右だお。ピントずらさないように、動かして欲しいお」

('A`)「オーケー」

( ^ω^)「とっとっと・・・ストップだお。これで見えるお」

部屋はムッとする熱気で包まれている。
蒸し暑い。こんな低緯度の島で、この猛暑、この狭い部屋に男二人。
夜風と扇風機だけでは、限界がありそうだった。

( ^ω^)「やっぱり動いてる気がするお。所長呼ぶお」

('A`)「ああ。俺にも見せてくれ」

( ^ω^)「所長ー!みえましたおー!」

( ・∀・)「本当か!今行くぞー!」

張りのある声。
大きな音を立てて階段を上ってきた男は白髪混じりだが、瞳の輝きは若いもののそれに負けていなかった。



2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:14:19.42 ID:Boo/Q11f0
( ・∀・)「どれどれ。ドクオ、見えるか?」

('A`)「どれのことかわかんねーよ。綺麗な星がきーらきら」

呆れながら、モララーに望遠鏡を譲った。

( ^ω^)「ブーンにはみえるお。所長、これは隕石なのかお?」


モララーはこの、UFO研究所所長である。

随分前から、UFOについて研究し、それは異星人の船だと主張してきたが、誰にも相手にされなかった。
しかし、彼は特に頭がいかれているわけではなかった。むしろ、その主張さえ除けば天才とも言える。
週に何回か持ち込みまれる壊れた電化製品を直す手際には、所員一同目を見張るものがある。

そして、日本の中でも南にあるこの島に、電機修理屋兼業の研究所を構えているのである。



3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:16:55.52 ID:Boo/Q11f0
モララーは望遠鏡を見ながら応えた。

( ・∀・)「わからん。だがもしそうなら、こりゃ近づいてきてる」


('A`)「それってやっぱ衝突するのか?」

( ・∀・)「さあ、どうだろうな。だが、俺にはただの隕石には見えん」

( ^ω^)「なんでですかお?」

( ・∀・)「かすかに尾をひいているように見える。彗星みたいにな」

( ^ω^)「彗星じゃ、ないのかお?」

モララーは望遠鏡から目を離し、パソコンに向き直った。
激しくキーを叩きながら、答える。

( ・∀・)「彗星の尾ってのは太陽に近づくにつれて、本体が熔けだしてできるんだ。
こいつは・・・・・・全然違う。どちらかっていうとロケットに似てる」

('A`)「ホントだ・・・3日前にやった計算とくらべて、位置がかなりずれてるぜ」



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:18:59.48 ID:Boo/Q11f0
研究所が察知したのは今から3日前。
宇宙の観測データを入力していた際、ほとんど偶然発見したのがこの物体だった。

冷却ファンがガーガー唸っている安物PCではそれ以上はわからなかったが、
今は、望遠鏡で確認できるほど近い。

( ・∀・)「そうだろ、これは普通の天体じゃないぞ」

この物体こそが、探し求めていたUFOかもしれない。
モララーが夢中にならないはずがなかった。

(*゚ー゚)「夕飯ですよー」

階下から若い女の声がした。



6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:22:06.09 ID:h5r6SMZl0
( ^ω^)「おっおっ!今日はカレーかお?」

('∀`)「お前ホントカレー好きだなw
   お前の意見聞いてたら一週間に5日はカレーだ」

( ^ω^)「カレーおいしいから別に構わないお!」

( ・∀・)「ああ、俺はちょっと後回しだ。興奮して食欲ふっとんじまった」

下へ降りる。
広いとは言えない食卓に、囲むように立っている背の高い本棚が一層狭くしている。
真ん中にテーブルがあり、粗末な裸電球に照らされている。

そこに、うまそうな冷し中華があった。
長い間熱い部屋に閉じ篭っていた二人はさっそくとびついた。

(*^ω^)「おっ! 今はカレーより嬉しいお!」

(*゚ー゚)「そんながっつかなくても逃げたりしないわよ」

中華そばが沸騰しそうな勢いに、彼女は思わずそう言った。



7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:24:24.43 ID:h5r6SMZl0
( ^ω^)「そうそう、所長はもう少し観測を続けるから飯はあとでって言ってましたお」

(*゚ー゚)「あらあら、さっきたらふく食べてたのにまだ食べるのかしら」

('A`*)「さっき食べてたのかよww」

(*゚ー゚)「そんな汚い食べ方してなかったけどね」

汁が飛び散ったテーブルを拭きながら言う。


彼女の名は、しぃ。
研究所の所員であり、炊事洗濯及び雑用係だ。
彼女とブーンとドクオ、そしてモララー所長の4人が、研究所の総員である。

( ^ω^)「ふうー。食ったおー」

('A`)「もう腹いっぱいで入らないぜ」

あちー、とドクオは右手のうちわで扇いだ。
食卓にも一応扇風機はあるが、いかにも力不足です、という感じで虚しく首を振ってていた。

正面にある安物のテレビから、懐かしのお笑い番組の再放送が流れている。
蝉がうるさいので、ドクオがリモコンを取ってテレビの音量を上げた。
ちょうどその時に、上から呼ぶ声がする。

( ・∀・)「おーい、ドクオ、ブーン」

( ^ω^)「はーい。今行きますお」



8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:26:50.92 ID:h5r6SMZl0
返事をして、二人は階段を上がっていく。
相変わらずこの部屋は、暑苦しくて仕方がない。

( ・∀・)「今、計算してみた。ちょっとこっちへこい」

('A`)「今日は何の難しい話だ?」

( ・∀・)「あの物体の加速度は三日間のデータによると一定だ。そこで、地球の軌道とその物体の軌道を予測したところ」

('A`)「ど・・・どうなったんだ?」

( ・∀・)「見事にドーン、だ」

( ・∀・)「それだけじゃない。質量が仮に隕石級だとして、あの大きさのがこの速度でぶつかると・・・」

心底楽しそうにニヤッと笑った。

( ・∀・)「一週間後、地球は滅亡する」

( ^ω^)「地球・・・滅亡・・・」

当たり前だが、にわかには信じられない。



10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:29:21.64 ID:h5r6SMZl0
(;^ω^)「それは、どこに落ちるんですかお?・・・・・・まさか日本?」

( ・∀・)「それはそこのコンピュータに計算させた。ドクオ、そこの」

('A`)「おう、こっちか・・・・・・オーストラリア?」

(;^ω^)「ち、近いお・・・・・・」

( ・∀・)「それでだ。さっそく荷物をまとめろ」

( ^ω^)「逃げるんですかお? どこへ・・・」

( ・∀・)「逃げるわけねーだろ。オーストラリア行くんだよ」

(;^ω^)「ええっ! 死んじゃうお!」

( ・∀・)「そんなのどこにいても同じさ。一週間後にはな」

('A`)「どうせなら隕石を一目見たいってか」



11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:32:04.97 ID:h5r6SMZl0
( ・∀・)「違うな。いいか、うちの看板を読んでみろ」

( ^ω^)「モララーUFO研究所電機修理店だお!」

元気よく答える。名刺にも書いてある。
電機修理店の部分をさらっと聞き流し、

( ・∀・)「そうだ。俺の予想じゃ、こりゃ宇宙船だ」

('A`)「UFOってか」

( ・∀・)「だから宇宙船だ」

また、ニヤリと笑う。



12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:34:20.45 ID:h5r6SMZl0





( ^ω^)ブーンがヒトガタ兵器のパイロットになるようです 第一話






14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:35:06.36 ID:h5r6SMZl0
ブーン達は1日で準備を終えた。
もともと研究の性質上、遠征するのはそれほど珍しくなかった。
双眼鏡やカメラ、発電ラジオや無線機器などは、すでに船に積み込んである。

しぃは事情を聞いてオーバーに驚かず、かつ無関心でもない反応を示した。
そして、いつものように料理道具を船に運んでいた。

船は、一般に個人が持つような小さなものではなかった。
モララーが何故か持っている不思議なアイテムの一つだ。

太平洋を南下するのだから、ラジオ等はほとんど使えない。それをモララーは妙なアンテナをたてて使えるようにしてしまった。
モララーに聞けば喜んで原理を教えてくれるだろう。
たしか、反射がなんとか言ってたが、ブーンはよく覚えていない。

度重なる船出で、もう船の揺れには慣れてしまった四人である。
ラジオを小脇に抱えて陽気な船旅の真っ最中だった。



15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:38:02.32 ID:h5r6SMZl0
('A`)「なあ、なんでどこのニュースも隕石のことやってないんだ?」

( ・∀・)「さあな。もしかしたら宇宙船のこと知らないのかもな。どうでもいい」

( ^ω^)「市民が知ってもどうしようもないからだと思うお。何事もなかったときのためにも、黙っておくのが一番いいんだお」

(*゚ー゚)「歴史的ニュースじゃない?」

( ^ω^)「ニュースになっても、都市機能がストップしてしまうと痛いお。穴埋めに数ヶ月とか数年かかるかもしれないお」

( ・∀・)「なるほど、そういう考えもありだな」

('A`)「ふーん。そんなもんか」



16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:40:45.49 ID:h5r6SMZl0
観測は続く。
衝突予定日まであと3日、というときに、物体に異変が起きた。

( ^ω^)「形が・・・かわってるお」

( ・∀・)「ふむ・・・どう思う?」

('A`)「どうって・・・変形でもしてんじゃねーの?」

( ・∀・)「そうだな」

('A`)「まさかの正解かよ・・・」

( ・∀・)「ともかく、これで宇宙船説がますます濃厚になったわけだ」

(*゚ー゚)「とすると、これは回避体制ってことですか?」

( ^ω^)「着陸体制かもしれないお」

('∀`)「侵略体制だったりしてな!」

くすくす、としぃとブーンが笑う。
モララーだけは真剣な眼差しだった。

( ・∀・)「笑えんな。憧れの高度文明にやられてしまうんじゃ、死んでも死に切れん」



17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:42:56.67 ID:h5r6SMZl0
モララーの主張はこうだった。
地球外知能生命体。
俗にいう宇宙人の超高度文明は、人類文明を大きく飛躍させる。
よって、我々地球人は友好的に接しなければならない、と。

ブーンは夢があっていいと思った。
しぃはおいしくご飯を食べてくれればそれでいいと思った。
ドクオは別にどっちでもいいが、飯がうまいので住み着いていた。

( ^ω^)「でも歴史的に考えて、強い文明は弱い文明を滅ぼすものですお」

( ・∀・)「それは人類の歴史だろ。こっちが下手に回ればきっと文明をいただくチャンスがある。
その後なら反乱だってなんだってやればいいさ」

決して冗談に聞こえないのは、モララーの真剣な表情のせいか。



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:46:01.25 ID:h5r6SMZl0
それなりに急いでいたはずだが、ついたのは衝突予定日の朝であった。

ここにきて、例の物体は奇妙な動きをしていた。
進行方向の、逆側に噴出が始まった。
誰がみても、減速しているようにしか見えなかった。

( ・∀・)「いよいよか」

('A`)「マジで、宇宙船なのか・・・・・・」

衝突予定地の砂漠まで、車で三十分くらい。
インパクトの瞬間がみえなくても、雲のあいだから覗く姿くらいは見えるだろう。

モララーの、これまた謎アイテムの4WDで目的地へ向かう。
運転はモララーで、ブーンとドクオは双眼鏡で目的地方面を観察している。

衝突時間まで、あと10分というところだった。



19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:49:08.53 ID:h5r6SMZl0
( ・∀・)「お、例の物体に動きがあったぞ」

( ^ω^)「え、なんでわかるんだお?」

無線機からはいつのまにか英語が流れていた。
誰の無線だろうか・・・?

( ・∀・)「軍用通信」

モララーはまるで子供のような笑顔を見せた。


('A`)「なんだ、こいつらも宇宙船のこと知ってたんだな・・・・・・」

ドクオとモララーは英語がわかる。しぃもある程度わかる。
ブーンには、まったくわからなかった。



20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:52:04.88 ID:h5r6SMZl0
( ・∀・)「・・・・・・なんか来るぞ」

(;^ω^)「な、何が来るんだお?」

('A`)「宇宙船から4つの小型物体が射出されて、
    大気圏に突入してきたんだとさ」

その物体は、自由落下とは思えないほど、ゆっくりと着地したらしい。
宇宙船の方は衛星軌道上で静止し、それ以上降りてくることはないようだ。


物体の着陸後の無線は沈黙していた。
緊張の空気が、無線越しにこちらにまで伝わってくる。



21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:54:59.10 ID:h5r6SMZl0
突然、通信が騒然となった。
信じられない、一つの報告。


物体が人型に変形した。

( ・∀・)「あー・・・・・・いいとこ見逃した!」

モララーは悔しがりながら、さらに車のスピードを上げた。


続いて、もうひとつの報告。
そのヒトガタから攻撃を受けたというのだ。

('A`)「あーあ。始まっちゃったよ。どこいったんだ異星人との友好」

( ・∀・)「よし、あそこに停めるぞ」

モララーは車を、見晴らしのいい丘に停めた。
ここからなら、着陸地点を一望できる。



22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:58:03.03 ID:h5r6SMZl0
( ・∀・)「ブーン、ビテオカメラセットだ。」

( ^ω^)「アイアイサー」

ブーンは荷台からビデオ一式を取り出す。

('A`)「ブーン、早く来い!」

(;^ω^)「す、すごいお・・・・・・」

みんなに一歩遅れて、その光景を目にすることになった。
ブーンはビデオをセットするのも忘れて、見入ってしまった。


荒野が広がったそこには、
戦闘する現地軍と、


武器を構える巨大ロボットの姿があった。



続く





23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 22:59:52.88 ID:h5r6SMZl0
ID:Boo/Q11f0 = ID:h5r6SMZl0 です。
紛らわしくてごめんなさい。
ではまた次回の投下で



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 23:00:52.09 ID:zvOUmgzP0
ちょっと待って
次回いつ?


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 23:02:21.49 ID:h5r6SMZl0
>>25
明日です



27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 23:04:06.50 ID:zvOUmgzP0
おk、質問に答えてくれてありがとう
お疲れ様!楽しかったよ!


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 23:14:13.79 ID:bXnZbM2WO
乙!
次も頑張ってな(*゚∀゚)初作品?


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 23:16:49.35 ID:YJClOtRF0
>>28
どうしてばれたんだろう・・・・・・



30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 23:17:49.44 ID:YJClOtRF0
ID:Boo/Q11f0 = ID:h5r6SMZl0 = ID:YJClOtRF0
同一です



31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 23:27:17.74 ID:bXnZbM2WO
コロコロID変わってんなぁw
面白かったよ!期待してる!


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/14(金) 23:40:39.78 ID:/McTns1zO
これは期待



インデックスページ/次の話

■この記事へのコメント

  1. ■ [くるくる名無しさん]

    ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
    これからの展開に期待!
■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

検索フォーム

お知らせ

管理人へメール

トップバナー画像をうざったい感じにしてみました。

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

Team 2ch @ BOINC

待ち続けている人がいる。
だから僕らは回し続ける。
~まだ見ぬ誰かの笑顔のために~

banner-88.gif
CPUの時間
ちょっとだけ
貸してください
(BOINC Team 2ch Wiki)

ブーン系“短編”小説更新状況

    プロフィール

    kuru

    Author:kuru
    特に何も無いよ。

    カウンター

    トータルアクセス:
    ユニークアクセス:
    閲覧者数:



    クリックで救える命がある。
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。