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◆ξ゚⊿゚)ξ殺人鬼は微笑むようです 二 其の四

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143 :◆io1Iv96tBU:2009/09/07(月) 00:40:08.65 ID:0NazITYc0


二 其の四



145 :◆io1Iv96tBU:2009/09/07(月) 00:43:00.95 ID:0NazITYc0
あの犯人の名前は、若竹益男というらしい。
直の奴に渡された資料を見た限り、奴の過去の件は、本当だった。
右目は摘出。元通りには……現段階の医学では難しかったようだ。
彼はバイトの後に犯行に及んでいた。
自宅から離れた場所で行っていたのには頷けるが、もう少し遠くでやっていればよかったのに。

ζ(゚ー゚*ζ「お姉ちゃーん!ごはんだよー!」

ξ*゚⊿゚)ξ「はーい」

ま、そんなのどうでもよかとよ。
今はね、もうね、このラブリー零タンと仲直りできたのが何よりもうれしいっちゃよ。

ζ(^ー^*ζ「はい、親子丼だよー」

ξ*^⊿^)ξ「わーい零大好きー!」

あの後。
事後処理に付き合い――死体の処理のみだが――先に帰らせてもらい、家に着いたのは深夜だった。

疲れた体で扉を開け放ち、まず目に入ったのは居間に電気が灯っていることだった。



146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:46:02.65 ID:dz2b2F1DO
この作風結構好きだ、頑張って



147 :◆io1Iv96tBU:2009/09/07(月) 00:46:06.39 ID:0NazITYc0
そこには、零がいて、私を見るや否や泣いて謝ってきた。
ごめんねごめんねと何度も謝り、私が謝るはずだったのが、先を越されてしまった。
まあ、その日は仲直りということで姉妹仲良く同じ布団で眠り、そして今朝――現在となる。
朝から親子丼を食べて何が悪い!

ζ(゚ー゚*ζ「さ、お姉ちゃん、学校行こっ」

ξ*´⊿`)ξ「はーい(零タンカワユスな~)」

そして私は至福に包まれたまま学校へと向かった。
が。

川 ゚ -゚)「はい連行ー」

( ^ω^)「近隣の皆さん、迷惑かけてすみませんおー」

教室に着くや否や、私は直と内藤に連れ出された。

ξ;⊿;)ξ(あーああもうやだこいつら)

人の平穏をどこまでぶち壊す気だ。



148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:48:30.47 ID:uLST7hqeO
仲の良い姉妹は和む支援



149 :◆io1Iv96tBU:2009/09/07(月) 00:49:01.13 ID:0NazITYc0
そして連れて行かれたのはまたしても図書館だった。

ξ#゚⊿゚)ξ「で?一体何の用よ」

私は不機嫌な態度を前面に押し出す。
少しはね、人のね、気持ちをね、分かってください。
私は昨日慣れもしないことをして、慣れもしないものを見て、疲れて疲れて……

ξ#゚⊿゚)ξ「そんで零タンによおおおお!!癒されてたのによおおおおおお!!」

と、喉に何かが当たる。
いたっ。チクッとしたよ今。

川 ゚ -゚)「結構さ、首って硬いんだよ。試す?」

ξ;⊿;)ξ「すみませんでしたお願いですからそのペーパーナイフ置いてください」

行ったん落ち着きを取り戻す為に深呼吸をする。



162 :◆io1Iv96tBU:2009/09/07(月) 01:02:28.64 ID:0NazITYc0
( ^ω^)「うん、まあ、昨日はお疲れさんだお。君は本当によく頑張ってくれたお」

と、内藤大先生は私を褒めてくれた。
まあ、悪い気はしないけど。

川 ゚ -゚)「それは私も褒めてやろう。武術の心得もなく、知能も無い割に頑張ったようだしな」

ξ#゚⊿゚)ξ(こいつ貶してるだけじゃねーか!)

とは口には出せません。
後が怖いですからね。はい。

( ^ω^)「で、君にまたまた二つほど用件があるんだお」

今度は一体何だと言うんだ。
内藤はまたも鞄を漁り始め、紙と、何か厚みのある封筒を私の前に置く。

( ^ω^)「まず、君は正式に機関に加入したとして、この証明書を渡すお」

その紙にはどこぞで見たことのある名前が責任者と書かれていた。
木が三つって……政治家の方ですよね、この人。



167 :◆io1Iv96tBU:2009/09/07(月) 01:06:27.40 ID:0NazITYc0
( ^ω^)「で、これは昨日の件の報酬だお」

ずい、と私に先の封筒が寄せられる。
報酬?

ξ゚⊿゚)ξ「あ、そうだ!私、昨日お金使いすぎちゃったからお金請求しようと思ってたんだ」

( ^ω^)「残念だけど僕等に経費なんて与えられないお」

ξ;゚⊿゚)ξ「えー、マジで……?」

けどその変わり、と言って内藤が封筒を叩く。

( ^ω^)「見てみるお」

促されて、封筒を掴み、開いてみる。

ξ;゚ v゚)ξ「……ん?」

……幻覚だろうか。
何か、紙の山が、あったような。
もう一度見る。

ξ;゚ v゚)ξ「……あの?これって?」

( ^ω^)「? だから、報酬だお」



169 :◆io1Iv96tBU:2009/09/07(月) 01:09:15.28 ID:0NazITYc0
川 ゚ -゚)「まあ、昨日のはあまり危険度も高くなかったから、大した金額でもないぞ?」

( ^ω^)「だおだお。あ、中に明細入ってるから見てみるといいお」

はい。畏まりました。
明細ですね。見てみます。
封筒を開けて、紙を発見。他の紙とは色の違いと質の違いで分かるもんですよ。
ペラッとな。

ξ;゚ v゚)ξ「一、十、ひゃk……」

数え間違いでしょうか。
見たこともない数字で、私分かんない☆

川 ゚ -゚)「見せてみろよ」

と、直に奪われる。

川 ゚ -゚)「へえ三百万か。初任給にしてはまあまあじゃないか?」

( ^ω^)「そう言えば、僕も最初は五百とかそんなもんだったおー」



170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:09:49.48 ID:7F5b50FUO
ξ;゚ v゚)ξ「……ん?」
それらしい顔だなww



173 :◆io1Iv96tBU:2009/09/07(月) 01:12:01.95 ID:0NazITYc0
目の前で現実離れした話が繰り広げられております。
いや、分かるよ?こんだけお金が出るのも頷けるよ?
だって死ぬかもしれないし?人殺してるし?
国が直接関与してるんだから、それくらいできるのは分かるよ?
けどさ?私一般人ですよ?いや元ですけど、まだ日が浅いですよ機関に所属して?

( ^ω^)「この間貯金が億行った時は嬉しかったおー」

川 ゚ -゚)「な、気持ちいいよな。私はまだ五千万程度だなあ」

( ^ω^)「まあ、それで好きなもの買うといいお」

ξ;゚ v゚)ξノ「ぴゃーい」

おk、分かった。慣れるよ。慣れればいいんだろ。
普通なんか求めるなってことだろ。
了解しました。もう頷くだけにします。

( ^ω^)「けど、読みが当たってよかったお」

ん?



174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:12:31.24 ID:XNe7Rgw+O
俺は200だった



175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:13:54.92 ID:KvNXK6kG0
>>174
俺も200ジンバブエだったわw



176 :◆io1Iv96tBU:2009/09/07(月) 01:15:07.12 ID:w2fzuFw20
川 ゚ -゚)「だな。こいつ、これから非常に役立つかもしれん」

……何の話だろうか。

( ^ω^)「津出さん。君の事で分かったことが幾つかあるお」

ξ゚⊿゚)ξ「え?」

と、内藤が人差し指を立てる。

( ^ω^)「一つ。君は緊張感……それに準ずるものを、無意識的に求めているんだお」

……え?

( ^ω^)「それも一度体験すると興味がなくなるほど、君は贅沢だお」

ξ;゚⊿゚)ξ「……あの、何の事だか」

川 ゚ -゚)「お前の事を少し調べさせてもらった」



177 :◆io1Iv96tBU:2009/09/07(月) 01:18:02.71 ID:w2fzuFw20
直がバン、と資料と思わしき紙の山を叩きつける。

川 ゚ -゚)「お前、不良とよくつるんでいたそうだな」

ξ;゚⊿゚)ξ「え、ええ」

( ^ω^)「それはお、津出さん。そういった一般的に危ない奴らと言われている存在達と共にいれば、
      或いは緊張感を得られるだろうと、君は無意識で近づいて行ったと思われるお」

そんなまさか。
私は、ただ刺激が欲しかっただとか、いい子ぶりたくなかっただけで――

ξ;゚⊿゚)ξ「あ」

( ^ω^)「だお?」

そうか、確かにそうだ。
私は刺激を求めて奴らと関わるようになったんだ。

( ^ω^)「そこから予測して、僕は君をまたまた試させてもらったお」



180 :◆io1Iv96tBU:2009/09/07(月) 01:21:02.47 ID:w2fzuFw20
何だと?
おい、どういうことだ。

( ^ω^)「所謂、君は鬼違い探知機に使えるお」

ξ;゚⊿゚)ξ「え?何で?」

川 ゚ -゚)「お前は本能の深いところで、そういった危ないものを敏感に感じ取っている。
     そもそも、お前が内藤に興味を持ったのも、きっとそのせいだろうさ」

ピンときた。
そういえば、私はまだ内藤を観察する前、何故かかなり内藤を理解できていた。
奴がまだ、殺人鬼と知らなかったのにも関わらずだ。

( ^ω^)「だから、君はあの日、僕と空の会話を無意識のうちに聞いてしまったんだお。
      そして、僕達に関わってしまった」

大きな溜め息が出た。
なんてこった。じゃあ結局、いつかは鬼違いと関わる運命だったのか。

( ^ω^)「だお。君は今回も、無意識のうちに犯人の近くに居たお」

便利な体質だな、私も。



188 :◆io1Iv96tBU:2009/09/07(月) 01:24:05.51 ID:w2fzuFw20
( ^ω^)「で、二つ目なんだけど」

内藤が一度黙り、直と顔を見合わせた。

ξ゚⊿゚)ξ「……?」

私が怪訝な顔をすると、内藤が、あまり見られないケースだけどお、と続ける。

( ^ω^)「君は、一度その体験した緊張感……状況や行動に慣れるようだお。
      それよりもさらに刺激の強いものを、欲するようになるようだお」

川 ゚ -゚)「お前は昨日、内藤が今までお前にプレッシャーを与えているのに気付かなかったと言った。
     お前は学習しているんだよ。適応していっているんだ」

しかし、そうは言われても、特に何がダメなのか分からない。
いや、だって、この二人難しい顔してるんですもの。

( ^ω^)「いいかお、津出さん。例えば数で表すと、君は大きい数を求めているんだお。
      しかも一度その数を味わうと、もう興味がなくなって、さらに高い数字を求めるようになるんだお」

川 ゚ -゚)「つまり、お前はどんどん異常な緊張感を求めるようになる。行き過ぎると、お前は何れ――」

――人を殺すようになるかもしれない。
直は、そう言った。



190 :◆io1Iv96tBU:2009/09/07(月) 01:26:24.98 ID:w2fzuFw20
内藤と直は、それだけを伝えて図書館を去って行った。
HRの予鈴が鳴る。だが私は動けずにいた。

ξ゚⊿゚)ξ「なーんかなー」

実感はない。
自分がどんどん危ない存在になっているなどと、分からない。
だが、専門家である二人が言うのなら、間違いではないのだろう。

ξ゚⊿゚)ξ「…………」

封筒を掴む。
三百万円。一人の人間を殺して得た金だ。

ξ゚⊿゚)ξ「私も、こうなるのかしらね」

血で汚れた金。
私はそれを、汚いものを見る目で、ただ見つめていた。
 
 




192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:27:47.36 ID:M8jVQLd80
乙!
次も裸で待ってるぜ!



193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:28:04.53 ID:hR4ogXru0
乙でした! 面白かったよ



194 :◆io1Iv96tBU:2009/09/07(月) 01:28:36.33 ID:w2fzuFw20
ここまででございます

私、週末にしか来れないため御承知のほどを宜しくお願いいたします
くるくるくるくるさんがまとめて下さったようです
ちょっと犯してきます
http://kurukurucool.blog85.fc2.com/blog-entry-217.html

ではさようなら



※管理人追記※
ブーン文丸新聞さんでも纏められています。


195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:29:29.75 ID:NDc61zEL0
おっツンツン
おもろかった!



196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:29:41.43 ID:F123tMKE0

続きwktk



198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:30:45.85 ID:2bkxvLRVO
乙ですた。面白かったー
避妊はちゃんとしてあげてくださいね



206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:07:36.98 ID:j9yUw970O
>>88だと東行きじゃないか?




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  1. ■ [くるくる名無しさん]

    木がみっつ……キバヤシ!!
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