◆スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

◆川 ゚ -゚) お前ら全員斬られ損、のようです 第三話「動く」

前の話/インデックスページ/次の話

111 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 07:02:56.96 ID:JbaYbFhT0
川 ゚ -゚)「……なんだお前は」

ξ゚⊿゚)ξ「さぁ、何でしょう」


しかし、参った。
どうやら、一般人、殺人鬼、魔物というのは――

それぞれ、容姿に大きな違いは無いらしい。

とすると目の前のコレが

一般人なのか、殺人鬼なのか、魔物なのか
そんな事は解らない


ただ一つ言えるとすれば


川 ゚ -゚)「……戦る気か?」

ξ゚⊿゚)ξ「勿論」

私に敵意を持っていると言う事。



第三話「動く」



112 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 07:07:05.74 ID:JbaYbFhT0
しかし、相手の武器が解らない。

川 ゚ -゚)「ひとつ思ったんだが」

ξ゚⊿゚)ξ「何よ」


お互いににらみ合ったまま。

相手の隙をうかがっているのかもしれないし、
もしかすると、別にそんな気はなくて

お互い、話さえ通じれば平和的に解決しようと思っているのかもしれない。



川 ゚ -゚)「殺人鬼と言うのは何か――
     特殊な能力でも持っているのか?」

ξ゚⊿゚)ξ「“凶器”、を持っているわ」



凶器。


川 ゚ -゚)「私だと、この刀か?」

ξ゚⊿゚)ξ「ええ、でも、普通の刀じゃないわ」



113 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 07:11:38.56 ID:JbaYbFhT0
川 ゚ -゚)「ほう、普通の刀じゃないと」

ξ゚⊿゚)ξ「そうよ、普通の刀じゃないわ」

川 ゚ -゚)「と言うと?」

ξ゚⊿゚)ξ「斬りたいと思った範囲で斬れるのよ」


なるほど。

それで最初つーと戦った時、
致命傷には至らないまでも
暴れられなくなる程度に斬れたのか。

川 ゚ -゚)「と言う事は――斬りたいと思えば」

ξ゚⊿゚)ξ「えぇ、鉄でも斬れるわ」


恐ろしいな。

そんな刀を何故私が持っている。


川 ゚ -゚)「それで、お前の凶器は何なんだ」

ξ゚⊿゚)ξ「知りたい?」

川 ゚ -゚)「一応、な」



114 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 07:18:59.43 ID:JbaYbFhT0
ξ゚⊿゚)ξ「私の凶器は――」

川 ゚ -゚)「一閃!」

一瞬の内に切り伏せる。
無論致命傷に至らず、暴れられない程度に。


ξ;゚⊿゚)ξ「ちょッ」

川 ゚ -゚)「悪いが、あまり時間が無いんだ。
     手っ取り早く言おう。
     私の仲間になるか、或いはここで死ぬか」

我ながら非道だ。
相手に攻撃させない内に不意打ちなど。


まぁ、面倒だからそれぐらいで丁度いいと思う。


ξ;゚⊿゚)ξ「な、何よ何よ……アタシだって見せ場欲しいわよ」

川 ゚ -゚)「なら、私の仲間に――」


▼・ェ・▼


川 ゚ -゚)「……ん」



115 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 07:26:53.99 ID:JbaYbFhT0
川 ゚ -゚)「どうした可愛いわんこ」

▼・ェ・▼

川 ゚ -゚)「よしよし、おいでおいで」

▼・ェ・▼「ブチのめすぞクソアマ」

川 ゚ -゚)「……どうやらブチのめされたいようだな」

生意気な犬め。
しかし不思議な世界だ。
犬まで喋るのか――


▼・ェ・▼「私は地獄の番犬ケルベロス」

川 ゚ -゚)「うわぁ」

え、何?
この世界では犬まで厨二なの?



▼・ェ・▼「……死ね!」


この世界の犬は火を吐くのか

冗談じゃないぞ



116 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 07:34:48.90 ID:JbaYbFhT0
川 ゚ -゚)「……くっ」

不可解な犬の吐く炎を回避しながら、隙を伺う。

コイツは――そうか、こう言うのが魔族か。


川 ゚ -゚)「おいお前、そんな所でボケっとしてないで協力しろ」

ξ;゚⊿゚)ξ「あ、アンタが動けなくしたんでしょ?」

あぁ、まぁ、それもそうか。


川 ゚ -゚)「なら、せめて――」

▼・ェ・▼「!!」


犬が飛ぶ。
私が蹴り飛ばしたからだ。


手負いの女とは逆の方向に。


川 ゚ -゚)「死なないように逃げ回ってろ」

ξ;゚⊿゚)ξ「……わかったわよ」



117 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 07:42:06.80 ID:JbaYbFhT0
川 ゚ -゚)「斬る前に、一つだけ聞こう」

▼・ェ・▼「もう勝つ気でいるのか。
      まぁいいだろう、一つだけ答えよう」

一応、話は通じるか。


川 ゚ -゚)「お前達は何故私達を狙うんだ」

▼・ェ・▼「お前達が一般人を狙うのと同じ理屈だ」

川 ゚ -゚)「そうか、なら――」

▼・ェ・▼「ただ一つ、私の場合は」

川 ゚ -゚)「ん?」

▼・ェ・▼「飢えを満たす為…というのもあるな」


私の目の錯覚だろうか。


最初に見た時、子犬程度だった筈なのだが


今目の前に居る犬は、
私を一呑みに出来る程大きい。



118 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 07:49:26.08 ID:JbaYbFhT0
川 ゚ -゚)「成る程、ガチで魔物か。
     ふざけているな、冗談じゃない」

▼・ェ・▼「私は至って大真面目だ」

さて、どうするか。
もっと早い内に斬っておけば――


▼・ェ・▼「まずはそっちの女からだ!」

ξ;゚⊿゚)ξ「きゃーっ!?」

川 ゚ -゚)「…!! しまっ――」

あまりの迫力に気圧され、動けない。


私がたじろいでいる間に、女は一飲みにされてしまった。


▼・ェ・▼「なかなかのものだな」

川 ゚ -゚)「貴様――」

▼・ェ・▼「まぁ安心しろ、ここでは死んでも生き返る」

川 ゚ -゚)「皆が皆、そうなのか?」

▼・ェ・▼「あぁ」



119 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 07:51:59.22 ID:JbaYbFhT0
▼・ェ・▼「だから安心して――」

川 ゚ -゚)「あぁ、私も飲み込んでくれ」

▼・ェ・▼「……何だと?」


川 ゚ -゚)「一つ。私の目的は仲間を集める事だ、当面はな。
     二つ。この場で死んで戻ったほうが時間の短縮になる」

▼・ェ・▼「見上げた根性だ、いいだろう」


巨大な口が近づいてくる。

凄まじい獣臭。

しかし私は動かなかった。



▼・ェ・▼「では、いただきます」

川 ゚ -゚)「召し上がれ」


ねっとりとした粘液に絡まれながら、
私は犬の喉を滑り落ちていった。

そしてそのまま死んだ。



120 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 07:59:06.84 ID:JbaYbFhT0
(´・ω・`)「やぁ、死んでしまうとは情けない」

川 ゚ -゚)「これはなかなか良い帰還方法だ」


あっと言う間に拠点に帰れるとは。
しかも全回復。

素晴らしい。


(´・ω・`)「全く……ぐうたらだね」

川 ゚ -゚)「合理的と言って欲しいな
     ところで、ここに女が一人届いてないか?」


ξ゚⊿゚)ξ「……それ、あたしの事かしら」

川 ゚ -゚)「おぉ、無事に届いてたか」


便利だな。
しかし一体どう言う具合なんだろうか。

仲間になった者がここで復活するのか

或いは殺人鬼は死ねばみんなここに来るのか。

後者なら楽なんだが。



121 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 08:02:13.59 ID:JbaYbFhT0
川 ゚ -゚)「ん?」

(´・ω・`)「どうしたんだい?」

川 ゚ -゚)「つーと……後、あの。 チェーンソー」

(´・ω・`)「あぁ、ギコ君?」

ギコ、と言うのか。


川 ゚ -゚)「あぁ、二人はどうした?」

(´・ω・`)「殺人鬼は死ねば皆ここに来るからね。
      それを教えたら、殺人鬼集めてくる!
      って言って飛び出していったよ
      ギコ君も仕方なく付いていったみたい」

川 ゚ -゚)「……そうか」


意外といい奴だな、あいつ。




まぁ、あんまり期待はしてないけどな。



123 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 08:07:46.22 ID:JbaYbFhT0









(*゚∀゚)「へっくちっ!」

何だ?
ウワサされてんのかな

(*゚∀゚)「まぁいいかー」


とりあえず。



とりあえず。



( ゚∋゚)「……。」



(*゚∀゚)「こいつ、何とかしなきゃなあ」



125 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 08:12:42.30 ID:JbaYbFhT0
(*゚∀゚)「何だこの筋肉達磨」

プロレスラー、か?
赤いパンツ一丁だし、なんつーか、ガチムチ?


( ゚∋゚)「……。」

しっかし、さっきから
微動だにしねーなコイツ


(*゚∀゚)「おーい、おきてますかー」

( ゚∋゚)「……。」

まさか。

まさかコイツ。


(*゚∀゚)「立ったまま寝てる……ッ!?」

とすれば、やる事は一つ!


(*゚∀゚)っ=‐ キュッキュ

  肉
( ゚∋゚) バーン



127 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 08:18:54.63 ID:JbaYbFhT0
(*゚∀゚)「だーはははっ! おもしれー!」

( ゚∋゚) ゴゴゴゴゴゴゴゴ


(*゚∀゚)「おも……し……」



( ゚∋゚)「何が……そんなに面白いんだ?」

(;*゚∀゚)「ゲェーッ! お前喋れるのかよ!」

ヤバい。

こいつはヤバい。

何がヤバいってお前

お前、そりゃあ



( ゚∋゚) パキポキ


(;*゚∀゚)「わーっ! ごめんなさーいっ!!」



128 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 08:22:45.18 ID:JbaYbFhT0






(,,゚Д゚)「……おいおい」

歩いて追いかけてきたのは失敗だったかね。

何だかマズい事になってるじゃあないの。


(;*゚∀゚)「ぎ、ギコ! いいトコにきた! 助け――」

( ゚∋゚) フンッ

油断したのが悪かったか。

つーの身体が、ひょいと持ち上がる。


(;*゚∀゚)「わーっ! ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」


(,,゚Д゚)「まぁ、何だね」

(,,゚Д゚)「……ご愁傷」

(;*゚∀゚)「うわーん! そりゃないよー!」



130 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 08:29:39.48 ID:JbaYbFhT0
(,,゚Д゚)「そんで」

(,,゚Д゚)「そいつ、どうする気だい」


( ゚∋゚)「躾だ。 殺しはしない」

(,,゚Д゚)「そう、ならいいけどね」


    /|\
  /ヽ / /\
   ○●/
     |
     /|
    / |


(,,゚Д゚)「それ、女の子に取らせるポーズじゃあないでしょうよ」

( ゚∋゚)「キン肉バスター、普通のプロレス技だ
     それに、コレはこの娘からのリクエストだからな」


額に肉の字。

なるほどねえ。


(;*゚∀゚)「いや、どーでもいいから助けてくれー!」



131 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 08:31:56.49 ID:JbaYbFhT0
( ゚∋゚)「48の殺人技――」

(;*゚∀゚)「殺人て! 今殺人て!
     やだー! 復活するとはいえ死にたくないー!」


(;゚Д゚)「……。」


( ゚∋゚)「キン肉バスター!」

(;*゚∀゚)「ぐぼぅぇっ」


凄まじい衝撃、だな。

こりゃ死ぬんじゃあなかろうか。

まぁ、いいか。


(,,゚Д゚)「そんで、アンタ何さ、殺人鬼かい?」

( ゚∋゚)「この技でもう30人は殺したな」

(,,゚Д゚)「……へーぇ」



(;*゚∀゚)「こ、股関節が……」



132 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 08:35:04.87 ID:JbaYbFhT0
(,,゚Д゚)「どうだい? コイツの非礼は詫びるさ
     オレらの仲間になってみないかい?」

( ゚∋゚)「笑止、群れるのは好まん」


(,,゚Д゚)「……そうかい」


強そうなんだが、ね。
仕方ないか。


(,,゚Д゚)「オレがアンタより強かったらどうするかね」

( ゚∋゚)「有り得ん話だ、が、
     そうなった場合、俺を仲間にする利点はあるのか」

(,,゚Д゚)「あるさ。 強弱関係なく、殺人鬼を12人、集めないといけないんでね」



( ゚∋゚)「そうか、なら来い
     我が凶器はこの身体一つ、だ」

(,,゚Д゚)「そうらしいね」

チェーンソーを構える。

燃料切れも刃こぼれもしない、便利なチェーンソーを。



133 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 08:37:25.56 ID:JbaYbFhT0
( ゚∋゚)「ふんッ!」

一撃で地面が割れる。


つーのヤツ、股関節がどーこー言ってたが
それで済んでるって事ぁ、さっきなぁ大分手加減してたって事かい。


(,,゚Д゚)「いやー、強いね。
    あいにく俺らはそんなに強くないんだよねぇ」

( ゚∋゚)「そうか、なら止めるか」

(,,゚Д゚)「仲間とか群れろとかは言わないさ。
     俺らを助けてくれないかねぇ、その力で」

( ゚∋゚)「ならば一戦交えるのが礼儀と言うもの」


(,,゚Д゚)「……はいはい」


痛いのは嫌なんだけどねぇ

まぁ、仕方ないかね


(,,゚Д゚)「んじゃ、こっちも行くよ」



135 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 08:39:46.85 ID:JbaYbFhT0













川 ゚ -゚)「……そろそろ行くか」

(´・ω・`)「おや、どこへ行くんだい?」

川 ゚ -゚)「私だけぼうっとしているわけにもいくまい」


川 ゚ -゚)「つーやギコは動いてくれてるし、
     ツン……と言ったか、あの女も
     今しがた仲間を探しに出てくれた、し、それに何より」


川 ゚ -゚)「一番働いてくれてるアンタを目の前に、休んでなんていられない」

(´・ω・`)「……。」

――第三話 おわり





137 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 08:42:26.41 ID:JbaYbFhT0
残しといてくれてありがとう

あれから寝てしまったが何とか書いた


次書くとしたら夜
でも約束は出来ない、っぽい



140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 10:39:37.42 ID:fodjo1MrO
何かつーが延々と地獄で技架けられる中編思い出した



143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 12:44:43.91 ID:mFmZfi0eO
死んでも蘇生されるって厨バトルで1番やっちゃいけないことなんだぞ



145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 14:37:55.40 ID:td2ex6BXP
ドラゴンボールのことかーっ!



146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 15:21:35.24 ID:YnslLvEIO
死んで蘇生されることをネタとして利用してるじゃないか
しかもこれ厨バトルじゃないと思う



148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 17:21:05.77 ID:+49oGgO6O
クー可愛い



153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 19:46:22.09 ID:3luDMwbo0
厨バトルというより、RPGって感じだな



155 :◆EDupCq3eSw:2009/09/15(火) 20:37:20.54 ID:JbaYbFhT0
残ってるだと…



156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:38:28.43 ID:YYVTt6ls0
待ってたヨ



前の話/インデックスページ/次の話

■この記事へのコメント

    ■コメントの投稿

    管理者にだけ表示を許可する

     

    検索フォーム

    お知らせ

    管理人へメール

    トップバナー画像をうざったい感じにしてみました。

    カレンダー

    08 | 2017/09 | 10
    - - - - - 1 2
    3 4 5 6 7 8 9
    10 11 12 13 14 15 16
    17 18 19 20 21 22 23
    24 25 26 27 28 29 30

    Team 2ch @ BOINC

    待ち続けている人がいる。
    だから僕らは回し続ける。
    ~まだ見ぬ誰かの笑顔のために~

    banner-88.gif
    CPUの時間
    ちょっとだけ
    貸してください
    (BOINC Team 2ch Wiki)

    ブーン系“短編”小説更新状況

      プロフィール

      kuru

      Author:kuru
      特に何も無いよ。

      カウンター

      トータルアクセス:
      ユニークアクセス:
      閲覧者数:



      クリックで救える命がある。
      上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。