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◆ξ゚⊿゚)ξ殺人鬼は微笑むようです 四 其の三

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73 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 21:58:40.82 ID:ejg1IrgH0
 
 
四 其の三





77 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:00:56.64 ID:ejg1IrgH0
(´#)ω・`)「上等だよこの糞鳥野郎、ここで白黒つけてやろうじゃないか」

(#;:)∋゚)「いい度胸だ垂れ眉毛。先に病院の予約を入れておくんだな」

ノパ⊿゚)「いいぞ!もっとやれ!」

(`・ω・´)「負けるな曙歩!」

ミ,,;Д;彡「お前らさあ……本当、何で毎度会う度にさあ……」

……こんにちは。津出鶴子です。
今回、目的も知らぬままに頭狂へと内藤達と共にやってきたのですが、私は今何故か機関の本部にやってまいりました。
理由は年に二度ある会合に出席するためだそうで。
正直、国会の地下に本部があったことや、スリリングなドライブに度肝を抜かれていましたが。
何故か今目の前では、男と男の殴り合いが繰り広げられていました。

ξ;゚⊿゚)ξ「ええー……」

こう言うとき、どんな顔すればいいのか分からないの……。

川 ゚ -゚)つ▼-▼「笑えよベジータ」

そっちかよ……という突っ込みは止めておく。

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ、内藤!これ何さね!」

(;^ω^)つ●-●「毎度のことだお……本当、世話の焼ける奴らだおね」

ごほん、と内藤が咳払いをする。



80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 22:03:20.20 ID:ejg1IrgH0
( ^ω^)「曙歩、クックル、ストップストップ!!」

と、内藤が大きな声をあげてそう言った。
すると、殴り合っていた男達も、それを取り巻く奴らも、いっせいに内藤へと振り返る。

(・∀ ・)「ひかえおろー!ひかえおろろー!このお方をどなたと心得る!
     あっ天下のおー内藤様であるぞおー!」

川 ゚ -゚)つ「この馬鹿っ面が目に入らぬかー!」

某時代劇よろしく、何故か悪乗りを始める斉藤と直。
お前ら息ぴったりだな。

(;´#)ω・)「ない……とう……?」

(;#;:)∋゚)「内藤だと……?」

ノハ;゚⊿゚)「なっとう……」

(;`・ω・)「内藤……が……?」

ミ;-Д゚彡(……もうやだこいつら)

……ええー……。
何この雰囲気。何この恐れ慄いた民衆の反応。
何なの?超感覚者は皆似たようなもんなの?どれだけノリがいいの?



81 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:06:02.75 ID:ejg1IrgH0
o川*゚ー゚)o「内藤おにいちゃーん!!」

と、何処に居たのか知らないが、小さな女の子が内藤に駆け寄った。
それにつられて他の奴らもいっせいに内藤に駆け寄る。

o川*゚ー゚)o「会いたかったよ内藤お兄ちゃん!」

少女は屈んだ内藤の胸に飛びつくと、愛しそうに顔を埋めた。
それに内藤は優しい抱擁をする。

( ^ω^)「おっおっ。大きくなったおね優ちゃん」

o川*゚ー゚)o「お兄ちゃんに見合うような女になった?」

何これ。何このガキ。
あれか。今時の子供は皆こんなもんなのか。
何だあの上目使い。何だあのわざとらしいスカートの肌蹴具合。

川 ゚ -゚)ノ「やあ、優ちゃん。ひさしぶr」

と、直の奴がその優とかいう糞ガキに手を伸ばそうとしたら、ガキはその手を払いのけた。
そして内藤の胸から離れると、直を見上げてこう言った。

o川*゚ー゚)o「触んじゃねーよババア」

川 ゚ -゚)

川 ゚ -゚)「テメー毎度毎度何だその態度は。ガキの癖に生意気だろコラ」



82 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:08:11.74 ID:ejg1IrgH0
うはwwww直ざまあwwwwwwって言ってる場合じゃねえええええ!!
やべえ!!あいつマジギレしとりますがな!!

ξ;゚⊿゚)ξ「内藤!ちょ、あれ止めて!」

とにかくあれを止められるのは内藤くらいしかいない!
私は後ろへと振り返る。
が。

(´・ω・`)「内藤!会いたかったよ内藤!ね、兄さん!」

(`・ω・´)「ああ!まったくだ!」

(;^ω^)「(近え……)あ、うん、僕もだお」

( ゚∋゚)「また一段と肉付きがよくなったんじゃないか?

(^ω^ )「おっ!分かるかお?実はいいトレーニング方がだおね」

ノパ⊿゚)「おい内藤!たまには電話の一つくらいよこせよなあああ!!」

(;^ω^)「(うるせえ……)う、うん、ごめんお」

(・∀ ・)「内藤!抱いて!」

(^ω^ )「だが断る」

内藤はよほど人気者らしく、周りを人で固められていて身動きがとれそうもない。
おいおいおいおい、どうすりゃいいんだよ。



85 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:10:20.20 ID:ejg1IrgH0
o川*゚ー゚)o「お?皺増えたなババア?日々苦労してますってか?」

川 ゚ -゚)「黙れよガキ。子供には分からんだろうよ。苦労って言葉の意味分かるか?ん?」

やべえ……やべえよこれ……どう見ても一触即発ですよあれ。
誰か!誰かこの状況をどうにかしてください!

と、肩をポンと叩かれた。
な、何だよ!

ミ,,゚Д゚彡「あー、君が津出鶴子さん?」

話しかけてきたのは、男たちが殴り合っている最中、頭を抱えて泣いていた中年のおじさんだった。
髭がすっごくダンディです……。

ξ;゚⊿゚)ξ「あ、はい」

ミ,,;Д;彡「君からは似た何かを感じる。お互い苦労するね……」

ぐしぐしと涙を拭うおじさんは、何だかとても疲れている様子だった。
ああ……成程。この人私と一緒だ。
唯一常識を持った人なんだな……。

ξ;⊿;)ξ「何でこいつら皆馬鹿なんですかね……」

ミ,,;Д;彡「だよな……。もうしんどいよな……」



86 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:12:28.60 ID:ejg1IrgH0
おじさんが一度咳払いをする。
ん?この仕草って……。

ミ,,゚Д゚彡「……お前ら、そろそろいいだろ」

と、渋い声が響いて、部屋の中――会議室かなにかだろうか。円卓がある――は水を打ったように静かになる。

ミ,,゚Д゚彡「……久しぶりだな、内藤」

と、おじさんが内藤を見つめる。
すると、内藤はその場で一礼するとおじさんの手を取った。

( ^ω^)「お久しぶりですお、布佐さん」

これは……もしかして……。

ξ;゚⊿゚)ξ「ね、ねえ、直」

川 ゚ -゚)「あ?」

どこかまだ苛立っている様子だが、私は疑問を口に出す。

ξ;゚⊿゚)ξ「あのおじさんって偉いの?」

川 ゚ -゚)「ああ、布佐のおっさんか」



87 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:14:38.26 ID:ejg1IrgH0
すっと直がおじさんを指差す。

川 ゚ -゚)「あのおっさんな、この機関の代表だよ。つまりトップ」

ξ゚⊿゚)ξ「へえ。そうなんだ。ってことはつまり一番偉い人……」

ξ゚⊿゚)ξ

Σξ;゚⊿゚)ξ「マジでえええええええええええええ!?」

川 ゚ -゚)(声でけえなあ)

おま、マジかよ!すんげー馴れ馴れしくしちゃったよ私!いいのかおい!

川 ゚ -゚)「いいんじゃないか?代表っていったって、あんま大事にされてないしなあ」

ああ、それは分かります。
あの人は私と同類だ……常識人なのに……皆からどうでもいい扱いされてるんだろうなあ……。

川 ゚ -゚)「ちなみにな、津出」

ξ;゚⊿゚)ξ「ん?」

と、直は今度はおじさんの隣に立つ内藤を指差した。



88 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:16:45.42 ID:ejg1IrgH0
( ^ω^)「内藤平助。只今到着しまたお」

川 ゚ -゚)「代表抜きで考えると、事実上内藤がこの中じゃ一番偉いんだぞ」

……そうすか。



91 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:18:57.14 ID:ejg1IrgH0
さて、それからの事を掻い摘んで話そう。
まず、私たち鬼違い抹殺員が全員――これで全員だ。あまりにも少ない――揃うと、
最初は各地域の鬼違い出現率、事件発生率、その他被害者数など、
とにかく鬼違いに関連のある話し合いが始まった。

( ^ω^)「こっちは先月だと三件。皆のところは?」

ノパ⊿゚)「こっちも三件だぞおおお!!」

(・∀ ・)「こっちは五件!すっげー疲れた!」

( ゚∋゚)「俺のところは四件だったな」

(´・ω・`)「こっちは二件だったなあ。ね、兄さん?」

(`・ω・´)「ああ。斉藤のとこは災難だったな」

(・∀ ・)「けどそこまで大した事件は無かったぞー!敵も弱すぎてつまんなかったぞー!」

o川*゚ー゚)o「こっちはほとんどお姉ちゃんが片付けたから私は退屈だったよー」

ノパ⊿゚)「優にはまだ早い!もっと色々な事を学んでから殺させてやるからな!」

o川*゚ー゚)o「はーい」

異常なんだろうなあ。この会話。
普通の人が聞いたら、驚くだろうなあ。
だって一月の間に、鬼違いに関わる事件が十七件。十七件だよ。
被害者の数だって、ついこの間なんかじゃ、こっちで三十三人も殺されてたんだぞ。
どうなってんだよ日本。



92 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:21:08.48 ID:ejg1IrgH0
そして何より、こいつらは何ともない調子でそんな事話してるんだから。
まあ、この異常具合に慣れている自分も自分か。

ξ;⊿;)ξ(普通に生きたかった……)

直と内藤の間に挟まれ、出された紅茶を飲みながら、ふとそう思った。
正直、今何の話をしているのかもよく理解できていないし、ほとんど他人事のように思える。
けどそうじゃないんだよね。私もこんな会合に出向いているわけだし、一応機関に所属しているらいいし、
もう他人事じゃないんだよね。関係があるわけですよ。

ミ,,゚Д゚彡「相変わらず平均と変わりない発生率か。とりあえず現状のままでいいか?」

(´・ω・`)「あ、布佐さん、こっちの方にもっとマシな情報屋よこしてくれないかい?」

(`・ω・´)「どうにも仕事が遅くてな。毎度犯人特定に時間がかかってしまう」

ミ,,゚Д゚彡「うーん、分かった。検討しとく」

ノパ⊿゚)「もう少し報酬上げてくれよおおお!!」

ミ;゚Д゚彡「この間の件で一千万やっただろ?それでいいじゃないか」
  _,
ノパ 3゚)「えー?」

ミ;-Д-彡「上の方だってそんな金だしちゃくれないんだ。何だったらお前から直接国にかけ合ってみろ」
  _,
ノパ⊿゚)「ちぇっ」



93 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:23:16.90 ID:ejg1IrgH0
ミ,,゚Д゚彡「内藤はどうだ?」

と、内藤に話を振った。
すると、内藤は手を組んでこう言う。

( ^ω^)「……警察の動きが鈍いお。もう少しちゃんと働いてくれるように言って欲しいお」

ミ,,゚Д゚彡「と、言うと?」

とん、と内藤が指を机に叩く。

( ^ω^)「警察は確かに直接手を出させないけどお、牽制くらいには使えるお?
      だのに、前回の吸血鬼事件。こっちじゃ三十三人殺されてるお。
      もう少し警察が動いてくれてたらあの双子の殺人鬼もそこまで手を出せなかったはずだお」

……どうして警察が鬼違いにかかわっちゃいけないんだ?

川 ゚ -゚)「それが決まりになってるからさ」

ξ゚⊿゚)ξ「決まり?」

そうだ、と直が言う。

川 ゚ -゚)「鬼違い関連の話はこっちの機関の仕事。普通の事件はあっちの仕事って感じでな。
     前にも、ほら、眼球事件。あれな、警察から直接依頼が来たって言ったろ?」

そう言えばそんなこと言っていたな。



95 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:25:25.71 ID:ejg1IrgH0
川 ゚ -゚)「相手は言わば人殺しのプロだ。日本の警察はそう言った連中には弱い。
     おまけに人殺しなんてしたことがないだろう?複数人で動いてたとしても鬼違い相手じゃ敵わん。
     だから私たちが裏で密に始末するんだ」

ちなみに、犯人の特定なんかも警察の方で行っていたようで。
ようするに、汚れ仕事はこっちの機関の役目ってことか。

川 ゚ -゚)「文句は言えないさ。それで生かしてもらってるんだからな」

まあ、そうかもしれないけど。
けど皮肉だな。
人々の安全を守るはずの警察が、その実単なる役立たずだなんて。

川 ゚ -゚)「過去にも何度か警察側で鬼違いを確保したことがある。だが無駄に死人を増やすだけだった」

そう言う意味でも、最低限の被害にとどめるためにも、そして確実に犯人を抹殺するためにも、
私たち機関に仕事が流されてくるそうだ。
何ともまあ……裏じゃ何かしらあるんだろうなあ。

ミ,,゚Д゚彡「分かった。後でかけ合っておく」

( ^ω^)「有難うございますお」



103 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:38:08.44 ID:ejg1IrgH0
そして先の話し合いが終わると、次は身体検査だった。

ξ;゚⊿゚)ξ「はひっ!はひっ!ひぃっ!はひいっ!」

持久力を測るだかで、とにかくひたすらローラーの上を走らされる。
ちょ、待って、私運動はからきしなのに!

( ^ω^)「おっおっ」

(・∀ ・)「うほほほーい!」

川 ゚ -゚)「うーん、ちょっと体力落ちてるなあ」

o川*゚ー゚)o「歳だろババア」

川 ゚ -゚)「あ?」

ノパ⊿゚)「うおおおおお!!もっとスピードを上げろおおおおおお!!」

( ゚∋゚)「安定性のある運動を心がけろよ、この馬鹿」

(´・ω・`)「あー、お腹すいたなー」

(`・ω・´)「そう言えば昼飯食べてなかったな」

ちょ、何でコイツら普通に走ってんだよ。
ありえないだろ、今時速二十キロメートル出てるんだぞ?



105 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:40:29.62 ID:xRQXPiEt0
その後、常人では考えられないような筋力を叩きだしたり、視力が異常な奴がいたり、
有り得ないの連続ばかりだった。

唯一ほっとしたのは、私がまだ普通だということだ。
そりゃそうだ。私は超感覚なんて持ち合わせていないし。
……ん?

ξ;゚⊿゚)ξ「す、直」

川 ゚ -゚)「なんだ?」

ξ;゚⊿゚)ξ「あんた、何であんな平然と二十キロで走れたの?」

そう訊ねると、直は自分の足を叩いてこう言う。

川 ゚ -゚)「鍛えているからな」

いや、鍛えてるって言っても……。
あれを十五分間も走るのは、無理だろ……常識的に考えて……。
私なんて五分でダウンしたぞ。

川 ゚ -゚)「お前も鍛えておけ」

と、直は言う。
何でさ。



107 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:42:44.20 ID:Ig6wMsuA0
川 ゚ -゚)「毎回毎回、内藤が助けに来てくれると思ったら大間違いだぞ?」

そう言われて私ははっとした。
そうか。直の奴は、自分も戦えるようになるために、鍛えているんだ。

川 ゚ -゚)「死にたいならそのままでいいが、そうでなければ自分なりに鍛えてみろ」

直がそう言い終えると同時に、内藤達が診察室からぞろぞろと出てくる。
どうやら全員正常だったようで、目立った傷も無いそうだ。

ξ゚⊿゚)ξ(……戦う、か)

私が?喧嘩の一つもしたことの無い私が?
そんなレベルとはかけ離れた殺し合いに身を投じろと?
無理だ。あり得ない。
私にそんなことできっこない。

でも、もしも内藤が私を守れない状況で、私が鬼違いと対峙することになったら?
私はそこで殺されて終わるだろう。成す術も無く、あっさりと、簡単に。

それでいいのか?

私よ、本当にこのままで?

ξ゚⊿゚)ξ「…………」



109 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:45:34.87 ID:9EDVK5ae0
再び、会議室と思わしき部屋へと戻ってきた。
其々の席に皆着いて、喋り出す。
皆楽しそうだった。そうかもしれない。
約半年ぶりの再開で、仲間なんだから。

ξ゚⊿゚)ξ「…………」

私にはそう言った奴らが居ない。
過去に、居たとも言える。
だがそれが本当の意味での仲間だったかと問われれば、私は首を横に振るだろう。
私自身が奴らを煩わしいと思っていたのだから。
奴らを退屈で詰まらないと感じていなのだから。

直の言葉が胸に突き刺さる。
友達の居ない奴、か。
そうだな、うん。
こんな光景を見てると、無性に寂しくなってくる。
何だか入り込める余地もなくて、私は部外者のようだった。
一応、これでも機関に所属しているのにもかかわらず。

だが私は彼等の過去を知りもしないし、誰とどのような関係を持つのかも知らない。
何故あの優という少女が内藤に好意を持っているのかも、
何故あの曙歩とクックルとかいう奴が殴り合っていたのかも知らないし、
何故斉藤という奴と直が仲がいいのかも知らない。

私はこの中で孤独だった。
一人寂しく、ただ出された紅茶を啜るだけだった。



110 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:47:43.43 ID:9EDVK5ae0
( ^ω^)「なーんて、悲観に暮れているのかお?」

Σξ;゚⊿゚)ξ「んひぇっ!?」

内藤に内心を読まれた。
こ、こいつ、ついに読心術まで取り入れたのか?

ノパ⊿゚)「しけた面すんなよおおおお!!もっと楽しくいこうぜええええ!!」

と、突然喧しい女が私の首に腕をまわして絡んできた。

ノパ⊿゚)「あたいは火糸!!よろしくな鶴子ちゃん!!」

ξ;゚⊿゚)ξ「あ!あ、はい!」

( ゚∋゚)「こら、もっと声量を押さえろ。津出さんも困っているだろうが」

今度はクックルとかいう大男が私に近づいてきた。

( ゚∋゚)「クックル・ドゥードゥーだ。生まれはアメリカのアイダホだ。よろしくな、津出さん」

と、手を差し出されたので、私はそれを掴んで握る。
これは所謂握手という奴だ。

ξ;゚⊿゚)ξ「よ、よろしく」



113 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:49:51.97 ID:9EDVK5ae0
(・∀ ・)「さっきも紹介されたけど、もう一度言うよー!俺は斉藤又座!よろしくー!」

斉藤が机の上に寝転んで、そう言った。

o川*゚ー゚)o「私は優!よろしくね!」

ξ;゚⊿゚)ξ「うん、よろしくn」

o川*゚ー゚)o「お兄ちゃんに手を出したら殺すからな」

ξ;⊿;)ξ(もうやだこの子)

(´・ω・`)「やあ、津出さん。自己紹介が遅れてしまったね。
      僕は曙歩。しがない殺人鬼さ」

(`・ω・´)「そして兄の樹だ。これからよろしくな」

二人の兄弟に、片方ずつの手で握手をする。

ああ、お父さん、お母さん。
私、鶴子はとても感動しています。
これですよ、これ。私はこんなのを待っていたんです。
友達……なんていい響きでしょうか!
私にも!ようやく!友達が!

ξ;⊿;)ξ(皆殺人鬼だけどね!)

できれば普通の友達がよかったな!



114 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:52:22.82 ID:9EDVK5ae0
ミ,,゚Д゚彡「お?なんだ、もう皆と打ち解けたのか?」

と、布佐さんが部屋に入ってきて、そう私に言った。

ミ,,゚Д゚彡「よーし、今から御喋り会を開くぞー!と、その前に……」

布佐さんが私の椅子を引いて、手を取って立ち上がらせる。

ミ,,゚Д゚彡「皆も知っているだろうが、彼女は鬼違いだ。だが空と同じく、害は無い。
      彼女の保護・観察の意も含めて、内藤に預けているが……」

ちらっと布佐さんが私を見る。

ミ,,゚Д゚彡「……彼女は仲間だ。我々の、大切な、仲間だ。上が何と言おうとも、これだけは譲れん。
      彼女を迎え入れよう」

さあ、と布佐さんが私に振る。

ξ;゚⊿゚)ξ「つ、津出鶴子でしゅ!これからよろしくお願いいたひまふ!」

……やべえ、やべえよ。
噛んだってレベルじゃねえよ。なんだよこの空気。すっげー静かじゃん。
こえええええええ!!



116 :◆io1Iv96tBU:2009/09/21(月) 22:54:39.31 ID:XeX+NtER0
ノハ;⊿;)「ぎゃはははは!!いい!いいよ鶴子ちゃん!なんてー噛みっぷりだ!!」

(・∀ ・)「面白いぞー!津出ー!」

すると、どこからか笑い声が響いて、次第にそれは拡散していく。
部屋の中は笑い声に包まれた。

ξ;⊿;)ξ(よかった!助かった!)

有難う火糸!斉藤!
貴方達は私の親友よ!




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