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◆( ´_ゝ`)兄者はアホのようです ~ (´<_` ) ~

インデックスページ/次の話

1 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:04:56.20 ID:wee7AEc80






         最高時速180キロへと至る物語







2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 21:05:25.77 ID:LsohuRVj0
車系?



3 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:06:24.96 ID:wee7AEc80

 ~ (´<_` ) ~

あれは、兄者と俺が高校二年生の頃。
ちょうど兄者のアホに磨きがかかってきたのと同時期だ──



三時限目の授業が終わり、休み時間となった。
俺は椅子に座りながら、昼休みが楽しみだな、と思っていると、
教室のドアが盛大な音を立てて開いた。


すわ、謎の組織が俺の学校を襲いに来たのか、なんてバカなことを考えながらドアの方を見ると、

(#´_ゝ`)「弟者はいねがああああああああああ!」

兄者が、弟として恥ずかしすぎる形相で叫んだ。


教室内は静まりかえり、誰もが兄者を見ていた。
そして、多くの者が「また兄者か」と呆れかえった顔をしていた。
当然、その中には俺も含まれている。



4 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:08:10.82 ID:wee7AEc80

兄者はくねくねと机の間をすり抜け、こちらへ向かってくるらしい。
真顔で俺を凝視しながら、軽快なリズムで腰を振りながら近付いてくる兄者はキモかった。
途中で机に腰をぶつけ「いてええええええぇ!」と喚き、やがて俺の前に兄者は立った。

(#´_ゝ`)「おい弟者」

(´<_` )「なんだ兄者」

教室内にいるクラスメートは兄者のことなど気にもかけず、お喋りを再開していた。
もう皆、慣れっこなのだ。つまり、この学校に通っている生徒なら誰でも知っている。
「流石の兄は、周りのことなど気にしないアホ」であると。

(# _ゝ )「き、貴様……」

(´<_`;)「だからなんだよ……」

兄者は生まれたての子鹿のようにぷるぷると身体を震わせ、親の敵にでも出会ったかのような声で言った。
一体何があったというのだろう、と俺は不安になった。


(#´_ゝ`)「俺の素直さんを誑かしやがってえええええええええ!」

(´<_`;)「は…………?」

教室の喧噪は消え去り、クラスメートの視線が一斉に俺たちを貫いた。



5 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:10:16.91 ID:wee7AEc80

(#´_ゝ`)「ブーンから聞いたぞ! 素直さんと付き合い始めたって!
      いつの間に俺を出し抜いたんだよ! 許さんぞ!」

(´<_`;)「……お、おい兄者」

公然と俺の恋愛事情を暴露する兄者。
クラスメートは面白いネタを耳にした、という感じで一気に騒がしくなった。
兄者は外聞などまったく気にしていない様子だった。いつもの事だが。

(#´_ゝ`)「俺が虎視眈々と素直さんを狙っていたというのにお前ときたら俺に黙って交際を始めやがって。
      だいたい何だ、お前はいつから素直さんと付き合ってたんだ。俺は全然知らなかったぞ。
      俺を出し抜くとは良い度胸だ。もうすぐ俺は素直さんとキャッキャウフフ出来るはずだったんだぞコノヤロウ」

ついでに恥も気にしていなかった。
どんな経緯でキャッキャウフフするつもりだったんだ、兄者は。
勘違いも甚だしい。ここまで来ると哀れになってくる。

(´<_` )「おk、時に落ち着け兄者」

(#´_ゝ`)「こ、これが落ち着いていられる事だと思うか! いいか、おt──」

止まるところを知らない兄者の右の頬に、俺はセガールも顔負けの鉄拳を叩き込んだ。
兄者は「ぐぼぁっ!」と奇声を上げて足が地から一瞬離れ、そのまま床に伏した。
尺取虫が移動のために体を丸めた様な状態で動かなくなった兄者はキモかった。



8 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:12:45.16 ID:wee7AEc80
  _
( ゚∀゚)「お、弟者! 今の話本当なのか!」

(´・ω・`)「学年人気ナンバーワンの素直さんと付き合ってるなんて、聞き捨てならないね」

(*゚∀゚)「あひゃー、これは特ダネだぞ」

(´<_`;)「いや、その……」

わらわらと俺の席に友人が集まってきた。
兄者のアホの所為で隠していたことがバレてしまった。
腹が立ったので床に寝そべっている兄者を足蹴にした。

(#)´_ゝ`)「いってぇな! 何しやがる!」

ビクンと体を跳ねさせ、兄者は起き上がるなり怒鳴り散らした。
怒りたいのは俺の方なのだ。人の恋路を邪魔する者は馬に蹴られて死んでしまうべきだ。
今蹴ったのは俺だが。



10 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:15:17.31 ID:wee7AEc80

(´<_`#)「少しはプライバシーってもんを考慮しやがれ!」

(#)´_ゝ`)「弟者にプライバシーなんてねぇ! どうして俺に隠してやがった!」

(´<_`#)「今みたいな展開になることが分かりきってたからだよ!」

(#);_ゝ;)「弟者のばかやろおおおおおおおおお!」

そう叫びながら、兄者は負け犬のように教室から走り去った。
何故こんなにも引き際がいいんだ? と思ったところでチャイムが鳴った。
取り乱しているようで、以外としっかりしていたのかもしれない。


ああ……疲れた。あの馬鹿野郎め。





11 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:18:42.63 ID:wee7AEc80

四時限目の授業中、クラスメートは何度も教師から注意されていた。
「静かにしなさい」と。誰もがひそひそと何かを喋っていたのだ。
当然のことながら、話題は俺とクーのことだろう。迷惑極まりない。


俺は授業の内容など全く頭に入らないまま、気が付けば間延びしたチャイムを耳にしていた。
と、同時に、クラスメートは俺の許へと集まってきた。
怒濤の質問に耐えかねた俺は、逃げるようにして教室を飛び出した。


そして向かった先は屋上。我が高校の屋上は開放されていて、昼食にはもってこいの場所だった。
ただし、冬には寒風吹きすさぶこの場所を利用する者は少ない。
秋風もいつの間にか涼しいものではなく、寒いものになってしまった今日この頃。


川 ゚ -゚)「遅かったな、弟者」


屋上で待っていたのは、三日前から付き合い始めた俺の彼女。
俺が昼休みを楽しみにしていたのは、クーがお弁当を作ってきてくれる、と言ったからだ。


(´<_` )「悪い……色々あって。……ごめん」

川 ゚ -゚)「謝ることはないさ、気にしていない」



12 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:21:44.46 ID:wee7AEc80

(´<_` )「いや、それだけじゃなくて……クーと付き合ってるのがクラスの皆にバレた」

俺たち以外の誰もいない屋上を、ベンチに向かって歩きながら隣のクーに話しかける。
肌寒い風が吹き、俺は身震いした。

川 ゚ -゚)「ああ……そういえば……」

(´<_` )「兄者が俺の教室に来て、大声で叫びやがったんだ。本当にすまない」

フェンスの前に置かれている青いベンチの前まで来て、俺は腰掛けようとした。

川 ゚ -゚)「いや、私も友達に話しまくったから問題ない」

(´<_`;)「なっ、痛てっ!」

クーの言葉を聞いて、思わず体勢を崩してしまった。
俺のケツはベンチには着地せず、強かに床に打ち付けられた。

川 ゚ -゚)「どうしたんだ弟者、面白い格好をして」

(´<_`;)「いや……クーはこういう事、秘密にするタイプだと思ってたから」



14 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:25:39.91 ID:wee7AEc80

尻餅をついたままの俺は、クーの差し伸べてくれた手を取って立ち上がり、ベンチに座った。

川 ゚ -゚)「別に隠すことでもないさ、堂々としていればいい」

(´<_`;)「ん、そう……だな」

まあ、隠れてこそこそするよりは何もかも打ち明けた方が楽だろう。
兄者に暴露されてしまった俺たちの関係だが、気にすることはないようだ。

川 ゚ -゚)「さて、それじゃあ食べよう。気合い入れて作ってきたんだ」

そう言って、やたらとデカい風呂敷からクーが取り出したのは、

(´<_` )「どう見ても重箱です、本当にありがとうございました」

しかも五重だった。どう考えても完食は不可能だ。
クー、気合い入れすぎっていうレベルじゃないだろ……。

川 ゚ -゚)「ふふふ、全部食べてもらうぞ」

(´<_`;)「ま、マジか……善処する……」



15 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:29:06.78 ID:wee7AEc80

重箱の蓋を開けると、中に詰まっていたのはお節料理だった。

(´<_` )「気が早くないか?」

川 ゚ -゚)「重箱といったらお節だろう」

どうもクーはズレているところがあるようだ。
知れば知るほど不思議な子である気がしてならない。

それにしても、色とりどりのお節は美味しそうだった。
これなら、ある程度は食べられるだろう。

川 ゚ -゚)「弟者、あーん」

(´<_`;)「む……」

クーは箸を手に持って、黒豆を二粒俺に食べさせようとした。
恥ずかしかったが、辞退するのは吝かなので箸を口に含んだ。
というか、豆を二粒落とさず箸を運んだのは地味に凄い。クーは器用なのだろう。

もぐもぐと咀嚼すると、口の中に程よい甘さが広がった。

川 ゚ -゚)「どう?」



19 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:32:15.38 ID:wee7AEc80

「うん、美味しい」と言おうとして、クーを見た。
するとクーの向こう側、屋上の入り口で何者かがこちらを覗っていることに気が付いた。

(´<_`#)「兄者あああああああああああああ!」

「ぎくぅっ!」(;´_ゝ|

まるで自己主張するかのように、全開のドアから顔だけを隠して体が丸見えになっているアホがいた。
それは、どこからどう見ても兄者だった。ついでに、口に出して「ぎくぅっ!」なんて言う奴を初めて見た。

川 ゚ -゚)「私の料理は兄者の味がするのか……」

(´<_`;)「いや、違うから。黒豆は美味しかったよ」

クーにそう言って、俺は兄者に向き直った。
いつの間にか兄者は胸を張って俺たちに歩み寄り、わざとらしく言った。

(*´_ゝ`)「いやあー、偶然だなあ。俺も屋上で弁当食いたくなってさあ」

語尾のイントネーションが不自然なほど上がっていた。
俺たちの、いや俺の邪魔をしに来たということはすぐに分かる。



20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 21:35:38.28 ID:eddbw45eO
こいつらはいつかまたきっと人気が出る日が来る

おにぎりなんかとは違うのだ



21 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:36:08.10 ID:wee7AEc80

(´<_` )「帰れ」

( ´_ゝ`)「いやいや、見たところそのお弁当は二人で食べきれる量じゃない。俺が手伝おう」

川 ゚ -゚)「それも良いかもしれないな。弟者の為とはいえ、作りすぎてしまった」

(´<_`;)「え、いいのか?」

川 ゚ -゚)「私はいいぞ」

(*´_ゝ`)「ヒャッホー! 実は俺の為にも作ってきてくれたんだよね!」

川 ゚ -゚)「それはない」

クーが兄者の提案を受け入れたのには驚いた。
兄者は明らかに邪魔をしに来たというのに。寛容なのだろう。
まあでも、確かにこの重箱を制覇するには、兄者も必要だとは思った。癪だが。

がっくりと頭を垂れ、首をぶんぶんと横に振って喜びとも悲しみともつかない奇行を取っている兄者は、
突然顔を上げると「じゃーん!」と言いながら何処かからビニールシートを取り出した。
兄者は用意周到だった。

(´<_` )「最初から食わせてもらう気満々だっただろ」

( ´_ゝ`)「俺のポケットには何でも入ってるんだよ」

お前は二十一世紀の某ネコ型ロボットか、と突っ込んでやりたかったが俺は耐えた。



23 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:39:55.33 ID:wee7AEc80

そんなこんなで、兄者が床の上に広げたビニールシートに座って三人で昼食を摂ることになった。
二人の時間を邪魔されたのは腹が立つが、ピクニックの様でこれも良いかも、なんて思ってしまった。
足を横に流して座っているクーは様になっていて、可憐だった。

(*´_ゝ`)「美味い! 流石クーちゃんだ、良いお嫁さんになるに違いない」

川 ゚ -゚)「馴れ馴れしく『クーちゃん』なんて呼ばないでくれ」

(´<_` )「クーちゃん」

川 ゚ -゚)「なんだ弟者」

(´<_` )「いや、言ってみただけだ」

川*゚ -゚)「こ、こいつめ」

俺に呼ばれても構わないのね、ちょっと優越感。
得意になって兄者を見ると、綺麗に並べられた重箱に忙しなく手を伸ばしていた。
凄まじいスピードでお節料理の数々をバクバクと食べている。これなら完食の可能性も見えてきた。

俺もゆったりとしたペースで食べ進める。
一口食べる毎に「美味しい」、とクーに言った。
クーは笑みを湛えて「ありがとう」、と答えてくれた。

──俺は幸せだった。



24 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:42:58.50 ID:wee7AEc80

(;´_ゝ`)「もう……何も食べられない……」

腹をさすりながら、仰向けになって兄者が言った。
心なしか腹が膨れている様に見える。
半分以上食べたのだから、それは胃に全くスペースがないことだろう。

それだけ、クーの作ってきた“お弁当”の量は多かった。
俺も三割ほど食べたが、それでも満腹なのだ。
なんとか完食出来たのは兄者のおかげである。

(´<_`;)「ごちそうさま……美味しかったよ」

川 ゚ -゚)「お粗末さまでした。また今度作ってくるから楽しみにしててくれ」

(´<_`;)「それは嬉しいけど、こんなに作ってこないでくれよ」

ついでにお節料理も避けてくれると嬉しい。そう何度も食べていたら飽きてしまう。
クーに伝え、俺は兄者に向かって一言。

(´<_` )「兄者、持ってきた弁当食べなくていいのか」

( ´_ゝ`)「あ」

(´<_` )「食べなかったら母者に殺されるぞ」

兄者が「のおおおおおおお!」と叫んだところで昼休みの終了を報せる予鈴が鳴った。
やはり兄者はアホだった。



25 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:45:14.30 ID:wee7AEc80

|д川

(´<_` )「ん……?」

さて教室に戻るか、と屋上の入り口に視線をやると、誰かが俺たちを見張っていた。
と思ったら、さっと顔を引いて見えなくなってしまった。その際、長い髪が翻るのが見えた。
一瞬のことだったので、誰なのかは分からなかった。

川 ゚ -゚)「どうしたんだ、弟者」

(´<_` )「いや……ドアの所に誰かいて、こっちを見てた、ように見えたんだ」

(*´_ゝ`)「なんだと、きっと俺の隠れファンが覗いてたんだろう」

(´<_` )「そんなわけないだろうが、変な妄想はやめろ」

川 ゚ -゚)「もっと現実を見ようよ、兄者クン」

( ;_ゝ;)「何だよお前ら……ちょっとは夢見たっていいだろ……」

泣きべそをかく兄者を尻目に、俺は屋上の入り口へ向かって歩き出した。
まったく、感情の起伏が激しい奴だ。もう少し冷静になれないのか。
恐らく先程の生徒は、噂を聞きつけて面白半分で覗いていたのだろう。



26 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:47:14.52 ID:wee7AEc80

クーと兄者と別れ、教室に戻ってからの二、三分の間に俺はクラスメートからの質問攻めを受けた。
色恋沙汰には多感な時期だからしょうがないのだろうが、鬱陶しいことこの上ない。
五時限目の後の休み時間も、放課後なった今も俺の周りに人がわらわらと集まっている状態だ。

俺は適当に「はいはい、そうだよ」と相槌を打っていた。
そろそろ帰りたいな、と思ったところで、

    |┃≡
 ガラッ.|γィソハ   
.______| 川 ゚ -゚) < 弟者、一緒に帰ろう。
    | と <ハ〉
    |┃_,、>
______.|┃ノ∪

ガラッと扉を開くなり、教室の端まで聞こえる声でクーが言った。

(´<_`;)「な……」



27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 21:48:51.00 ID:92yB7Sb80
    |┃≡
 ガラッ.|γィソハ   
.______| 川 ゚ -゚) < 弟者、一緒に帰ろう。
    | と <ハ〉
    |┃_,、>
______.|┃ノ∪

なにこれかわいいしえn



28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 21:49:31.20 ID:UdzEc5KpO
素敵なお兄さんだ…



29 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:50:00.26 ID:wee7AEc80

しばし呆然としていた俺は、「ヒューゥ」とクラスメートから持て囃されてハッとした。
なんて……大胆な行動を取るんだ、と俺は思った。
兄者の所為で俺たちの関係は公然としてしまったのだから、最早気にすることでもないのだが。

川 ゚ -゚)「さあ弟者、帰るぞ」

(´<_`;)「あ、ああ……」

俺を取り巻く面々に挨拶をしてから、クーの元へと歩み寄った。
教室を去る時、男子から俺の背中に突き刺さる怨嗟の視線が痛かった。
「弟者くたばれ」「地獄に落ちろ」「羨ましい」「完璧なおっぱいだ」などと十人十色な声が聞こえた。

女子はキャーキャーと喧しかった。
「お幸せにー」なんて祝言が聞こえたが、俺は黙殺した。

俺はクーと共に、足早に昇降口へと向かった。



31 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:53:13.97 ID:wee7AEc80

(´<_`#)「……」

俺は今怒っている。
どれぐらい怒っているかというと、蚊が耳元を飛翔して深夜に起こされるぐらい怒っている。
その原因は、俺とクーの下校を邪魔する輩がいるからだ。言わずもがな、それは兄者だった。

まるでストーカーのように、通学路を歩く俺たちの後を付ける不審者がいたので、
「出てこい兄者」と言うと、兄者は開き直って「同じ時間に下校するなんて奇遇だなあ」なんて抜かしやがった。
問い詰めると、あくまで兄者の主張は「同じ方向に帰っているだけ」だという。小学生か。

川 ゚ -゚)「弟者、明日は休みだし、どこか遊びに行かないか?」

(´<_`#)「それは良い、是非とも行こう」

背後で聞き耳を立てている兄者にも聞こえるように、俺は判然と言った。

(#´_ゝ`)「なんだと、勿論俺もご一緒させて頂いてよろしいんですね!」

(´<_`#)「そんなわけないだろうがバカ野郎」

「よろしいんですね!」じゃない。どこまで俺の邪魔をすれば気が済むんだ。
クーと付き合い始めて最初のデートを兄者にご一緒されたのでは堪ったものではない。

川 ゚ -゚)「悪いが、兄者は家で大人しくしていてくれ」

(;´_ゝ`)「そ、そんな……クーちゃんまで……」

一人しょげている兄者を放ったらかしにして、俺とクーは手を繋いで歩いた。



33 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 21:57:18.50 ID:wee7AEc80

川 ゚ -゚)「それじゃあ、またメールで連絡するから」

(´<_` )「分かった。また明日」

住宅街の十字路で、「バイバイ」と言ってクーと別れた。
冬の匂いのする強い風が吹き、腰まで伸びたクーの長い髪が靡くのが見えた。

(#´_ゝ`)「ここんとこ帰りが遅かったのはそういうことなんだな」

クーがいなくなるなり、兄者が俺の隣に並んで言った。

(´<_` )「そういうことだ」

この三日間は放課後、少し早めのテスト勉強をクーとしていた。
生徒が少なくなるまで図書室で時間を潰していたのだ。
生徒というか、兄者に見つからない為か。今や周知の関係となってしまったのだが。

(#´_ゝ`)「クーちゃんは絶対に渡さんぞ」

(´<_`#)「渡す渡さない以前に俺と付き合ってるんだよ」

(#´_ゝ`)「お父さんはそんなこと認めません!」

(´<_`#)「兄者は俺の父者じゃないだろ!」


──気が付くと俺は、兄者と馬鹿なやり取りをしていた。





34 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:00:11.07 ID:wee7AEc80

( ´_ゝ`)「ただいまー」

(´<_` )「ただいま」

兄弟揃って仲良く、はないが一緒に帰宅した。
兄者と話していると、いつの間にか家に着いていたのだ。

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「おかえり。兄者、弁当忘れずに出しな」

エプロンを着た筋肉隆々のオーガ、もとい母者が言った。
兄者にとっては死刑宣告に等しいだろう、と思っていたのだが、

( ´_ゝ`)「はいよー」

あっけらかんと、鞄から弁当箱を取り出し、母者に手渡した。
母者は中身が詰まっているであろう弁当箱を持って台所へと向かった。

(´<_`;)「お、おい兄者……」

俺は母者に聞こえないように小声で話しかけた。

( ´_ゝ`)「どうした弟者」



35 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:02:57.84 ID:wee7AEc80

(´<_`;)「母者の弁当食べてないこと、忘れてないか?」

( ´_ゝ`)「フッ、俺は危機的状況を回避すると共に善行までしていたのさ」

(´<_` )「どういうことだ?」

( ´_ゝ`)「いや、同じクラスの子でお腹空かせてたのか、きゅーって腹の虫が鳴いた子がいてさ。
      それで、優しい俺はその子にお弁当をあげたんだ。その子は休み時間に食べて、
      『洗って返すから……』って言ったけど、放課後引ったくるようにして返してもらった」

(´<_`;)「あ、兄者……」

「声がデカいぞ」と言おうとしたが、遅かった。
兄者の背後では、山火事が起こっていた。いや、母者が怒っていた。
地獄耳でなくても聞こえたのだろう。母者は兄者に襲いかかった。

母者は恐るべき速度で兄者の左腕を取り、一瞬にして兄者の腕を固めた。
「この世で最も恐ろしいものは何か?」と問われれば、俺は躊躇わずに「母者だ」と答えるだろう。



37 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:06:10.26 ID:wee7AEc80

          @@@
         @# _、_@
         ,r'' (#  ノ`)⌒ヽ  <出されたもんはちゃんと食べなッ!
        | .|   ^ i⌒i ゝ 〉
 .        〈___⌒ ̄ミ ミ__ノ
    .     | ̄` |  |、__
       ,,-‐(   |  |   `ヽ
     __ /____〉  |  |⌒f  ノ
  n/´__ .「 _  ノ ノヽ〈 / 
  'ー-'´ / |_ノ(    )i く_ ヽ, <母者! 死ぬっ! 死んじゃうっ!
     j  ,ノ ∨ ̄∨ |  |. ̄   ごめんなさい今度からちゃんと食べますごめんなさいっ!
   / /   ’';・.  | . |
  <  く           〈_____)
   ヽ__)

(´<_`;)「どんまい……」

息子のために作ったのに、それを食べもせず人にあげてしまうのは、母者にとっては許せなかったのだろう。
自業自得だが、今の様子を見ていると同情せざるを得ない。兄者の左腕、頑張れ、耐えろ。

それにしても、兄者は抜かりないようで詰めが甘い。
何故だか分からないが腹を空かせたクラスメートに弁当を渡し、難を凌いだのに、
最後がこれじゃあ意味がない。要領が良いのか悪いのか分からん奴だ。



38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:08:43.54 ID:egkECQKNO
((((; ゚д゚))))し…しえん…



39 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:08:49.67 ID:wee7AEc80

夜、夕飯も食べ終わり、風呂も入って部屋でくつろいでいる時だった。

(*´_ゝ`)「そうだ! 良いこと思いついた!」

FMVたん(兄者命名)でブラクラをゲットしていたらしい兄者が顔を上げて言った。
どうせまた下らないことなんだろう、と思いつつも俺は一応反応してやった。

(´<_` )「何を思いついたんだ、兄者」

中間テストに向けて勉強をしていた俺は、勉強机の前に座りつつ、顔だけを兄者に向けて訊いた。

( ´_ゝ`)「ん、いや、大したことじゃない」

(´<_` )「そうか」

じゃあ急に大声を上げるなよ、と思ったが兄者の奇行は今に始まったことではないので、気にしない。
兄者を見ると、「ガガガガガ」と悲鳴を上げるFMVたんに向き直っていた。
ロリ画像でも収集しようとしてブラクラを踏んだのだろう。



40 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:11:59.22 ID:wee7AEc80

中間テストが三週間後に迫っているのだが、兄者は全く勉強をしていない。
何故なら、兄者は天才だからだ。勉強をしなくてもテストが出来る。

どうして高得点が取れるのか兄者に尋ねたことがあって、「勉強なんて授業だけで事足りる」と返された。
それから兄者の動向を監視する日が続いたのだが、テスト前は本当に勉強していないのだ。


(´<_` )「なあ兄者、勉強しなくていいのか」


どんな風に返事をされるのか分かっていたのに、FMVたんで遊んでいる兄者に俺は訊いた。


( ´_ゝ`)「勉強など馬鹿のすることだ」


馬鹿の兄者にそう言われるのは激しく癪だった。
「馬鹿と天才は紙一重」なんて言葉があるが、兄者を見ていると「馬鹿と天才は同義」である。
人生は不公平だ。俺は凡人なので、こつこつと努力するしかない。

俺は兄者の言葉を忘れ、教科書に目を向けた。



43 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:15:32.20 ID:wee7AEc80

勉強を再開してから十分ほど過ぎた頃だろうか、俺は背中、肩胛骨の辺りに鋭い痛みを覚えた。

(´<_`#)「いってええええええええぇぇぇぇ!」

振り返ると、兄者がシャーペンを持って立っていた。

(´<_`#)「何すんだよ!」

( ´_ゝ`)「いや、悪い。ほら、椅子に座って勉強してる人の背中を見ると、
      ついついシャーペンを刺したくなることってあるだろ?
      俺にはどうしても我慢出来なかったんだ。すまん、弟者」

(´<_`#)「ならねぇよ! そんなことしたら怒られるだろ!」

( ´_ゝ`)「うむ。こないだブーンにやったら殴られたよ。反射的に手が出たらしい、授業中だったんだが」

針を刺されたようなこの痛みなら、反射的に腕を振り回してしまうこともあるだろう。
兄者はどこまで馬鹿な事をしているんだ、と俺は思った。

( ´_ゝ`)「そんじゃあ俺は風呂入ってくる」

(´<_`#)「行ってこいっ」

兄者はドアを開いて部屋から出て行った。



44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:19:20.84 ID:qczwzNF+0
流石兄弟久しぶりに見たな



45 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:19:24.96 ID:wee7AEc80

風呂から戻ってきた兄者は、様子が変だった。

  +
+(0#゚_ゝ゚)「いやあー、眠いなあ。俺疲れちゃったから先に寝るよ」

(´<_`;)「あ、兄者……テカテカしててキモいぞ……」

目が血走っているし、肌は光沢があって輝いて見えるし、青筋が立っていた。
どう見ても、今すぐ寝付くことは難しそうだった。
怪しい……何か企んでいるのではないだろうか。

  +
+(0#゚_ゝ゚)「それじゃあおやすみー、良い夢見ろよ」

(´<_`;)「あ、ああ。おやすみ」

寝るのは兄者だろ、とは何か恐くて口に出来なかった。
兄者はベッドで横になり、顔をこちらに向けたまま寝入った。

その後、俺は携帯電話を開いた。待ち受け画面は初期設定で、青空に時計が表示されているだけだ。
先程クーからメールが届いていたので、俺は返事をすることにした。しばらくメールのやり取りが続いた。
明日は昼前から冬服を見て回り、適当に時間を潰したら水族館に行く、ということになった。

俺はクーに「おやすみ」とメールを送り、充電器に繋いだ携帯電話を机の上に置いてからベッドに潜り込んだ。



48 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:23:45.18 ID:wee7AEc80

翌日の朝、目覚めると兄者はいなかった。
そういえば、俺のセットした目覚まし時計よりも早い時間にアラームが鳴っていた気がする。

部屋を出て、リビングにいる母者に訊いてみた。

(´<_` )「母者、兄者は?」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「妹者の誕生日プレゼント見てくるって言ってたよ」

ああ、もうすぐ妹者の誕生日だった。
去年、妹者の欲しがったぬいぐるみ、「もちぐま」を兄者と俺は諸々の事情で贈ることが出来なかった。
もしかしたら、今も欲しがっている妹者の為に出かけたのかもしれない。


──意外と、良いところがあるのだ、兄者は。





49 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:26:35.16 ID:wee7AEc80

朝食を摂った後、洗面所でシャコシャコと歯を磨き、水で口を濯いだ。
部屋に戻ろうとした時、シャツをはだけさせ、下はパンツしか穿いていない姉者が洗面所にやって来た。

∬´_ゝ`)「あら、おはよう弟者」

(´<_` )「おはよう。寝起きで家の中とはいえ、服はちゃんと着てくれ姉者」

長身で痩せ形、豊満な胸を持った姉者は、美人だ。
そんな姉者が家ではオープンなのだから、困ったものだ。

∬´_ゝ`)「別に見られて減るもんじゃないし、弟者なら良いわよ」

(´<_` )「流石だな、姉者」

姉者は寛容だ。別に俺は視姦するつもりなんて毛頭ないが。

俺は自室に戻り、身支度を始めた。
クローゼットから服を選び、髪を整え、財布をポケットに突っ込んだ。
そして机の上の携帯電話を手に取った。

……何か違和感を覚えたが、俺はその正体を判別できなかった。

釈然としない気持ちのまま、俺は家を出た。



50 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:29:32.43 ID:wee7AEc80

約束の時間の十五分前、俺は待ち合わせ場所に着いた。
駅前に広場があり、綺麗なアーチを描く噴水の脇に立っていた。
しかし、十分経ってもクーは来ない。約束の時間になってもクーは来ない。

時間が経つにつれ、俺は不安になってきた。
クーの性格を考えると、待ち合わせに遅れるタイプには見えない。
何か良からぬ事が起こっているのではないだろうか、と思った。

俺は何度目か、携帯電話を開いて時間を確認した。
と、その時、俺の脳内に嫌な予感が駆け巡った。

家を出る前、携帯電話を手に取った時の違和感。
長らく慣れ親しんできた俺の物ではないような気がしたのだ。
そういえば、昨日の夜寝る前に置いた場所よりも少しずれていたような気がする。

携帯電話の待ち受け画面には初期設定の青空が映っている。
俺はデータフォルダを開いてみた。すると中に詰まっていたのは、

(´<_`#)「二次ロリばっかじゃねぇかあああああああ!」

俺は人目も憚らず、大声を上げてしまった。



51 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:33:19.17 ID:wee7AEc80

これは、間違いなく、兄者の携帯電話だ。
頭の中で、いくつかの疑問という糸が結ばれていった。

昨夜の「良いこと思いついた」という発言、風呂上がりの様子が変だったこと、
そして今朝、俺よりも先に家を出たらしい兄者。約束の時間を過ぎても来ないクー。
つまりは、そういう事なのだろう。

俺と兄者の携帯電話は、同じ機種で同じ色。
端から見ただけでは判別できない。
兄者にしてやられてしまった。

(´<_`#)「兄者ああああああああ!」

俺は駅に隣接するショッピングモールに向けて駆けだした。
猛進する俺を通行人は訝しげに眺めていた。見たけりゃ好きなだけ見ろ。
俺は広大なショッピングモールを駆け巡る。


川从川


途中、どこか見覚えのある気がする、長髪の女の子の後ろ姿が視界に入ったが、
俺は全く気にもとめなかった。俺の頭は兄者を探し出すことで一杯だった。



53 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:35:13.74 ID:wee7AEc80

(´く_` )「それで俺は昔、兄者に助けてもらったんだ。いやあー、兄者は命の恩人だよ。
      ホントに兄者はカッコイイ、クーもそう思わないか?」

川 ゚ -゚)「弟者はとんでもない事をしていたんだな、信じられないよ。
     それにしても……今日は兄者の話ばかりだな、弟者」

(´く_` )「そりゃあ、クーちゃ、いやクーにも兄者のこと知っておいて欲しいk──」

(´<_`#)「どっせえええええぇぇぇぇい!」

(´く_`(#)「たわらばっ!」

いくつもの店に囲まれた通路を走り続け、俺はようやく見つけた兄者の背中に跳び蹴りを喰らわせた。
十分過ぎる助走のついた跳び蹴りは、兄者を軽く五メートルは吹っ飛ばし、床に叩きつけた。
地を蹴ってからの数秒の飛翔中とその少し前、何やら兄者がデタラメばかりクーに吹き込んでいるのが聞こえた。

川;゚ -゚)「弟者が分裂した!」

(´<_`;)「いや、人間は単細胞生物じゃないから。俺が弟者だ、クー」

というか、クーは本当に騙されていたのか。
一応、恋人なんだから、双子でそっくりとはいえ俺と兄者の見分けはつけてほしかった。

川;゚ -゚)「な、なんだと……ということは!」



57 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:38:40.04 ID:wee7AEc80

(´く_`#)「弟者あああああああ! よくも俺のスイートタイムを邪魔してくれたな!」

むくりと起き上がるなり、兄者は俺に詰め寄って怒り出した。

(´<_`#)「逆ギレかよ、怒ってるのは俺の方だ。人の恋人に何してやがった」

(´く_`#)「俺の格好良さをクーちゃんに伝えてた!」

(´<_`#)「どうせ全部捏造したもんだろ!」

(´く_`#)「ち、ちげーし! 事実だし!」

川;゚ -゚)「弟者が二人いるようにしか見えない……」

俺と兄者は、一通り詰り合った後、落ち着きを取り戻してきた。
兄者の怒りは理不尽で不合理で横暴なものだった。
「クーちゃんはいつか俺に振り向いてくれる」なんて馬鹿なことを言っていた。

そんなことがあるものか。


川 ゚ -゚)「とりあえず、どういうことか説明してくれないか」



58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:40:56.15 ID:94rO18KN0
アホっぽさで気がつきそうなもんだがなww



59 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:40:57.28 ID:wee7AEc80

(´く_` )「兄者です」

(´<_` )「俺が弟者だ」

ひとまずクーにどちらがどちらなのか伝えることにした。
俺と兄者は、顔も背丈も髪型も、瓜二つなのだ。
兄者は双子であることを利用してクーを誑かしていたのだろう。

川 ゚ -゚)「うーむ……そっくりだ。
     ……あ、でもよく見ると弟者の方が鼻が小さくて、スッキリしてて格好良い」

(´く_`;)「そんな! 鼻だけで格好良さが決まるわけない!」

川 ゚ -゚)「しかし、いくら似ているからといって弟者だと分からなかった私は馬鹿だ……すまない弟者」

(´<_` )「いや、クーは何も悪くないんだから謝る必要はない。本当に似てるんだから、しょうがないさ」

(´く_` )「推理小説における禁断の双子トリックを使ってしまった」

(´<_`#)「リアルで小説もクソもないしトリックでもないだろ! っていうかいい加減元に戻れ!」



60 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:43:15.40 ID:wee7AEc80

(´く_` )「俺って見る角度によって印象が全然違うと思うわけだよ」

( ´_!_` )「たぶん左から見た方がイケメンっぽいだろうから、常にクーちゃんの右側にいたんだ」

川;゚ -゚)「キモッ!」

( ´_ゝ`)「そんなこんなで元通り」

(´<_` )「では兄者、帰ってくれ」

(;´_ゝ`)「な、なんだと? これから目眩く三人デートが始まるんじゃないのか?」

(´<_`#)「そんなわけないだろうが」

また勘違いしてやがる、と俺は溜め息を吐いた。
兄者は自分を中心に世界が回っているとでも思っているのではないか。

( ´_ゝ`)「それにほら、妹者のために『もちぐま』も探さないといけないし。
      弟者にも手伝ってもらおうと思ってさ、な、いいだろ?」

(´<_`;)「む……」

「妹者の誕生日プレゼントを見てくる」と言ったのは本当だったらしい。
俺に成り済ましてクーと会うためだけに来たわけではないんだな……。
「どうしようか」と俺はクーに苦笑いした。



62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:45:26.01 ID:EQNu55GYO
正面がいちばん好きなんだがな支援



63 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:46:04.59 ID:wee7AEc80

川 ゚ -゚)「兄者、目を瞑れ」

(*´_ゝ`)「クーちゃんがまさかの心変わり」

川 ゚ -゚)「いいから目を瞑れ」

兄者は照れた様子で目を瞑り、「クーちゃんは大胆だな」と言った。
クーは親指を包み込むように拳を握り、兄者の頬を殴った。
「ぐぼぁっ!」と声を上げて兄者はよろめいた。

(#);_ゝ;)「な、何を……」

川 ゚ -゚)「安心しろ、『おともだちパンチ』で今日のことは許してやった」

俺には「おともだちパンチ」とやらが何なのかは分からなかったが、
クーはこの一撃で俺と入れ替わっていた兄者を許したらしい。
兄者は「今日は蹴られたり殴られたりだ」と嘆いていたが、それは当然の帰結だろう、と俺は思った。


というやり取りがあって、俺たち三人は妹者のために百貨店を歩き回ることになった。
兄者は「もちぐま」を見つけ次第、帰ってもらうことにした。兄者もそれを了承した。
ちなみに、「もちぐま」とは白いくまの、ふわふわした感触が心地良い小さなぬいぐるみのこと、らしい。

人気商品でなかなか手に入らない、と妹者はぶーぶーと頬を膨らませていた。
それが一年前のことだ。俺と兄者は今度こそ約束を果たすため、気合いを入れて百貨店を闊歩した。



64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:47:37.30 ID:iMx0W7NR0
偽電気ブランでも呑むのか



65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:49:01.55 ID:WAhPQv2i0
懐かしいネタを



66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:49:56.80 ID:dQ64ro6U0
何かと思えば森見ネタか



67 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:50:06.41 ID:wee7AEc80

(´<_` )「悪いなクー、兄者の所為で付き合わせちゃって」

川 ゚ -゚)「いや、弟者の妹の為なら構わないよ。
     それに服は下見のつもりだったし、帰りに買おうと思ってたんだ」

クーは寛大だった。
「兄者が帰ったら、ちゃんと付き合うから」と、俺は言った。
「ああ、しっかり頼むぞ」と、クーは言った。


やがて俺たちは、客がほとんど女性しかいないファンシーなぬいぐるみ専門店へとやって来た。
こんな所に男一人で来たら、間違いなく白い目で見られることだろう。
もしかすると、兄者はそれも予見していたのかもしれない。

この場にクーがいて良かった、と俺は安堵した。

( ´_ゝ`)「すみません、もちぐまありませんか?」

兄者が店員を見つけるなり訊いた。
店員は「もちぐまですか、確か……ああ、ありますよ。今日入荷したばかりなんです」と答えた。
なんと、いとも簡単に見つかってしまった。運が良かったのか、兄者の日頃の行いが……いやそれはないな。



68 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:52:48.40 ID:wee7AEc80

店員に案内され、もちぐまが並べられている棚の前まで来た。
掌サイズから等身大のものまで色々とあって、どれにするか俺たちは悩んだ。
あまりデカすぎるのは置く場所に困るだろうし、小さすぎては味気ない。

(*´_ゝ`)「や、柔らかい……ふにふにだ。これは良い。
      ……俺も一番小さいの買おう」

俺も手に取って軽く握ってみると、ふにふにとした感触が気持ちよかった。
クーも同じように触って、恍惚とした表情を浮かべていた。
俺たちは三人揃ってもちぐまに魅了されていた。ふにふに、ふにふに。

(´<_`;)「って、兄者! 妹者のことを忘れるな!」

(;´_ゝ`)そ 「はっ! そうだった!」

川*゚ -゚)「ふにふに……」

半ば自分に言い聞かせるための発言だった。もちぐまには不思議な魔力があるようだ。
結局、すっかり気に入ってしまった俺たちは、それぞれ別のサイズのものを買うことにした。
兄者は一番小さいものを、俺とクーは二番目に小さいものを、そして妹者には五十センチ程のもちぐまを。

そうして、俺たちは各々のもちぐまを手に、レジの前に立った。



69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:54:21.35 ID:zmRAU//z0
もちぐまって本当にあるんだ……よし、買おう



70 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:54:23.02 ID:wee7AEc80

俺とクーが先に買うことになったのだが、会計を済ませる前、兄者が言った。

( ´_ゝ`)「あ、細かいの出そうか?」

(´<_`;)「や、やめろ兄者! あるからやめろ!」

やめろと言っても兄者は聞かなかった。
兄者は小銭を取り出そうと財布を開いた、その瞬間。
ベリベリベリ、と静かな店内にマジックテープの音が響き渡った。

川 ゚ -゚)「……」

( <_  )

兄者の財布は、マジックテープで開閉させるものだった。俺は死にたくなった。
クーは無表情、レジ打ちの店員は苦笑いしていた、ように見えた。
「この人は何の関係もないんです、赤の他人なんです」と言いたかった。

俺は兄者を押しのけ、投げ遣りにもちぐま二つ分の代金を支払った。
俯いたままお釣りを受け取り、もちぐまの一つをクーに手渡した。
「ありがとう」と言ってくれたクーの手を握って、俺は店外へと足早に歩いた。

( ´_ゝ`)「あれ、ちょっと待ってくれよ」

と兄者が言ったが、俺は知らんぷりをした。



71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:55:17.77 ID:WAhPQv2i0
これは恥ずかしい



72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:56:16.69 ID:OH0uOHLW0
えっマジックテープの奴ってだめなのか



73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:56:59.41 ID:eK9mGl1a0
あ~あ



74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:57:08.24 ID:YEeyje0K0
やばい財布買い換えるか・・・



75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:57:36.64 ID:IkmC2mEo0
図書館でならバッグのマジックテープでやったことある



76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:57:43.17 ID:zmRAU//z0
俺の財布、三年間愛用してる黒のマジックテープ式なんだが
どこが恥ずかしいのかよう分からん。



77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:57:48.78 ID:t2NUVe8K0
ベリベリwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:57:49.78 ID:94rO18KN0
別にそんな気にするほどのことでもないかなぁ



79 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 22:58:11.65 ID:wee7AEc80

店の前の通路に出て、兄者を待った。

(;<_; )「ごめん……兄者、マジックテープなんだ」

川 ゚ -゚)「いや……弟者が謝ることはない。……恥ずかしかったが、構わない」

高校生にもなってマジックテープの財布はないよな、と俺は苦笑した。
俺たちの間に、しばらくの沈黙が続いた。

( ´_ゝ`)「たっだいまー、ばっちり買えたぜ」

(;<_; )「兄者、金半分出すよ。あと携帯返せ」

(;´_ゝ`)「な、なに泣いてんだよ……嫌なことでもあったのか?」

「兄者の所為だよ」と言いつつ、俺はプレゼントの代金を半分と兄者の携帯電話を手渡した。
兄者は頭の上に疑問符を浮かべながら、金を受け取り、ポケットから俺の携帯電話を取り出した。

( ´_ゝ`)「やっと去年の約束を果たせるな。そんじゃあ俺は帰る。弟者、クーちゃん、バイバイ」

綺麗に包装され、赤いリボンが結わえられた四角い箱を胸に抱いて兄者は遠ざかっていった。


その後、俺とクーはレストランでパスタを食べてから、水族館へ行った。
ジュゴンが不細工で、俺とクーは笑い合った。落ち着いた雰囲気の館内をクーと歩くのは心地良かった。
人で溢れかえった中、イルカショーを見て、「すごい」と感嘆した。幸い、水に濡れることはなかった。

夕方、俺はクーの服選びに付き合った。帰りには大量の荷物を持たされたが、恋人らしくて良いな、と思った。



80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:58:53.03 ID:+a/RUVDM0
     ∧_∧
     ( ゚ω゚ ) 支払いは任せろー
 バリバリC□ l丶l丶
     /  (    ) やめて!
     (ノ ̄と、   i
            しーJ



81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:59:10.85 ID:Ba53sDfe0
     ∧_∧
     ( ゚ω゚ ) 支払いは任せろー
 バリバリC□l丶l丶
     /  (   ) やめて!
     (ノ ̄と、 i
        しーJ

これだな



82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 23:00:09.81 ID:iMx0W7NR0
     ∧_∧
    ( ´_ゝ`) 支払いは任せろー
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     /  (    ) やめて!
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83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 23:00:16.26 ID:WAhPQv2i0
     ∧_∧
    ( ´_ゝ`) 支払いは任せろー
 バリバリC□ l丶l丶
     /  (    ) やめて!
     (ノ ̄と、   i
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84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 23:01:09.12 ID:zmRAU//z0
オマエラwwwwwwww



85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 23:01:10.00 ID:IkmC2mEo0
ケコーン汁



86 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 23:02:41.63 ID:wee7AEc80

二日後、月曜日のことだった。
放課後になって、昇降口で靴を履き替えようとした時。

川д川「あの……兄者くんの弟さんの、流石くんですよね……?」

と、脚まで伸びた長い髪の、暗そうな女子から声をかけられた。
どこかで見たことがあるような……と思ったが、いつどこで見たのかは分からなかった。

(´<_` )「ん、そうだよ」

川;д川「あ、あの……その……あ! わ、私、隣のクラスの山村です」

山村さん、初めて聞く名前だった。よく見ると、長い前髪に隠れた顔は可愛らしかった。
彼女は何かを言い淀んでいる。何なのだろう、と俺は思った。

(´<_`;)「う、うん。よろしく」

川д川「えっと、その……兄者くんって……」

「素直さんと付き合ってるんですよね……?」と、山村さんは俯きながら尋ねてきた。

(´<_`;)「へ……?」



87 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 23:06:43.21 ID:wee7AEc80

川д川「私見たんです……兄者くんが素直さんと楽しそうにお弁当食べてるのを……
     土曜日には兄者くんが素直さんとデートしてるのも……そういうことなんですよね……?」

(´<_` )「あ」

なるほど、そういうことか、と俺は思った。
この長い髪、金曜日には屋上で、土曜日にはショッピングモールで……そうか、山村さんだったのか。
そして先の質問を鑑みると、つまり、

(´<_` )「山村さんは、兄者が好きなのか?」

川*д川「そ、そんな、わた、私はただ、兄者くんが素直さんと付き合ってるのか気になっただけなんでしゅ」

一気にまくし立てた最後に、噛んだ。
俺は微笑みながら、山村さんを見つめた。

川*д川「……す、好きです」

もじもじとスカートの裾を掴みながら、山村さんは小さな声で正直に言った。
その仕草と発言に、俺は不覚にも可愛いと思ってしまった。



88 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 23:09:11.26 ID:wee7AEc80


(´<_` )「そうか……どんなところが?」


川*д川「格好良くて、優しいところが……この前、私にお弁当くれました。
      それに明るくて元気で……凄くいい人だと思います」


格好良い……のか? 自分と同じ顔をしている兄者をイケメンだなんて思ったことは、今までなかった。
確かに優しいところもある。……兄者が弁当をあげた相手は山村さんだったんだな。
あの弁当には諸々の事情があっわけだが、山村さんは兄者の食べたお節料理の量を知らないのだろう。


明るくて元気なのは認めるが、見方を変えればただのアホだ。


しかし、こんな兄者でも愛されているんだな、と俺は微笑ましくなった。





92 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 23:12:36.65 ID:wee7AEc80


よし、弟として手助けしてやるか、と意気込み、誤解を解いてやろうとしたのだが、


川д川「でも兄者くんは素直さんと付き合ってるんですよね、私なんかダメなんです……
      もっと早くから行動していればよかったのに、やっぱり私と兄者くんなんて釣り合わないし、
      素直さんと兄者くんお似合いだし、もういいんです……急に質問に来てごめんなさい」


恐るべき負のオーラを発しつつ、山村さんは一息で言い切った。
そして「ジュテェェェェム!」と叫びながら、山村さんは昇降口のドアから走り去った。
俺は山村さんを追いかけるようにして外に出て、小さくなる山村さんの背中に向かって大声を投げかけた。


(´<_`;)「兄者は誰とも付き合ってないぞおおおおおおおおお!」


俺の声は茜色に染まる学校中に響き渡ったが、
猛スピードで駆け続け、今や校門を出ようとする山村さんに聞こえたかは分からなかった。





93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 23:14:00.23 ID:94rO18KN0
弟者もデカい声でカミングアウトしてやがるなwwww



94 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 23:16:02.56 ID:wee7AEc80


──それが、俺と兄者が高校二年生の時の話。
一週間にも満たない、騒がしくて、傍迷惑で、けれど楽しかった日々。

その後、俺は兄者に山村さんの事を伝え、兄者は山村さんにアタックした。
しかし、結果は惨敗に終わった。まともに取り合ってもらえなかったのだそうだ。
俺の通っていた高校にはユニークな生徒が多かったな、と懐かしくなった。

「恋は盲目」なんていうが、兄者はクーを追いかけるあまり、自分を好いてくれている存在に気が付かなかった。


やっぱり兄者はアホだ、と色褪せた「もちぐま」を握りしめながら、俺は思った。







95 :◆CoolAlxu6k:2009/10/02(金) 23:19:24.58 ID:wee7AEc80

今日の投下はここまで。
読んで頂いた方、支援してくれた方、ありがとうございました。

もともと短編で書き始めたのが予想外に長くなったので、連載になります。
形としては現行になりますが、短編連載みたいな感じで読んでもらえたら嬉しいです。

なので、各話のタイトルはありません。

この作品は六つの話+αで構成されます。

次回は妹者パート。
地の文が安定しないと思います。



98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 23:20:31.01 ID:jAKv4RQP0
>>1
懐かしく面白かった



99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 23:20:53.76 ID:EQNu55GYO
乙 楽しみにしてる



102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 23:40:33.51 ID:eK9mGl1a0
乙 面白かったよ
次回期待してる



103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 23:42:59.48 ID:rZUo3EiW0
この区切りがついたとこで読み終われる気持ち良さな
乙かれさ



105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 23:52:02.21 ID:iMx0W7NR0
よく見たら俺の財布にもマジックテープ使われてた死にたい乙



107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 23:56:32.30 ID:ZfwQcS04O
マジックテープの殺人事件のやつ思い出した



109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 23:58:10.46 ID:IGoA+ajjO
流石兄弟大好きだ



111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/03(土) 00:47:00.49 ID:OgLRSP+y0
     ∧_∧
     ( ゚ω゚ ) 支払いは任せろー
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     /  (   ) やめて!
     (ノ ̄と、 i
        しーJ



     ∧_∧
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     /  (   ) ……
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     ∧_∧
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■この記事へのコメント

  1. ■Re: ( ´_ゝ`)兄者はアホのようです ~ (´<_` ) ~ [くるくる名無しさん]

    何が面白いのかさっぱりわからんかった
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