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◆( ^ω^)仮面武闘伝のようです 第5話「旧友」

前の話/インデックスページ/次の話

2 :第5話:2009/10/04(日) 22:07:19.63 ID:zRB2wlF30

( φ岳φ)「「必殺!!
( ^ω^)
        マキシマムハイパーサイクロン!!」」( ´∀`)


チo∀oチ「いやあぁあああぁぁぁぁぁぁぁああぁっぁあ!」
( ;∀;)




( ´∀`)「最後の攻撃、どうして外したモナ?」

( ^ω^)「お……なんだかあのまま攻撃していたら、力に飲み込まれてしまいそうで怖かったんですお……」

( ´∀`)「それは甘さじゃないモナか?」

(;^ω^)「お……確かにそうですお。でもブーンは……」

( ´∀`)「……でも、それで良いモナ。それがブーン君の求める仮面ライダーならそれで良いモナ」

(*^ω^)「モナっさん……」



3 :第5話:2009/10/04(日) 22:08:21.29 ID:zRB2wlF30




( ^ω^)「ブンブンブーン!」

ジョルジュの戦いから2日後の月曜日の朝。
ブーンは愛車に跨り元気に登校中である。

モナーによってバイクもどきに成り果てた愛車、ブーンサイクロン号(ママチャリ)であったが、
あの後、モナーを脅して改良させることに成功した。
外見上はママチャリだが、主な機能はガードチェイサーと変わらない。
ブーンはこの新しい愛車にブーンサイクロン号2(ツヴァイ)と名付けた。

巷に溢れる電動自転車など足元にも及ばない快適さはもちろんのこと。
本気を出した時の最高速度、尤も生身で60km/hなど危険きわまり無いが。
そして何より前カゴも付いている。
ブーンサイクロン号2は間違いなく史上最高のママチャリであった。



5 :第5話:2009/10/04(日) 22:10:05.30 ID:zRB2wlF30

連休後、学校を休んでいたので実に2日振りの登校である。
勉強は好きではないが、友人達と会えるのは楽しみであった。
特にぃょぅには、あれからあったことを今日こそ話さなければならない。

一昨日のジョルジュとの戦いで、一応恐怖と向き合えたのか、
また仮面ライダーとして戦えそうにはなった。
その証拠に昨日行った、モナーの作ったシミュレーターで実戦形式の特訓では
なかなか良い結果が出せたと思う。
厳密には実戦とは違うことは分かっているが、あの時以上の恐怖はそうそう無いだろうと思う。

そんな風に、これからのことを考えながら走っていると、いつの間にか学校に到着していた。


( ^ω^)「おはようだお!」

勢い良く教室の扉を開けて中に入る。
友人が振り向いて、ブーンのもとに集まってくる。



6 :第5話:2009/10/04(日) 22:11:08.06 ID:zRB2wlF30
彡 l v lミ「おっブーン久しぶり!」

( l v l)「連休中に車にはねられたって聞いたぞ?大丈夫なのか?」

( ^ω^)「おっおっもう大丈夫だお」

ブーンは笑顔で答えながら、教室の中を見回す。
だが、そこに探している人物は見つからない。

( ^ω^)「あれ?ぃょぅは?」

彡 l v lミ「ん、あぁアイツも休み明けから休んでいるんだ」

( ^ω^)「……そうなのかお」

( l v l)「それはそうと、聞いたか!?
     日本には仮面ライダーが2人いるらしいってよwwww」



(;^ω^)「ちょwwwwww」



7 :第5話:2009/10/04(日) 22:12:49.87 ID:zRB2wlF30






( ^ω^)仮面武闘伝のようです

第5話「旧友」






くるくる川 ゚ -゚)様がまとめて下さっています。
ttp://kurukurucool.blog85.fc2.com/blog-entry-229.html





8 :第5話:2009/10/04(日) 22:14:20.09 ID:zRB2wlF30
彡 l v lミ「そうそう、しかもそれが俺たちと同じくらいの年らしいぞ」

(;^ω^)「あ、あたたたたたた急にお腹が痛くなったお!やっぱり帰るお!」

( l v l)「マジかwww無理すんじゃねぇぞwwwww」

ブーンはちょうど教室に入ってきたばかりのツンの腕を掴むと、そのまま教室の外に連れ出した。

(;^ω^)「ツツツツツツツン!一緒に帰るお!」

ξ//⊿/)ξ「え?ブーン何?きゃっ!どこさわってんのよ!!」







9 :第5話:2009/10/04(日) 22:15:18.81 ID:zRB2wlF30
ξ゚⊿゚)ξ「あー、その噂なら聞いてるわよ。
      アキバに現れる正義のヒーローってやつでしょ?」

ツンは教室を離れて人が少ないところに行かせ、一度ブーンを落ち着かせてから話を聞き、
ブーンの話に素っ気なく答えた。

(;^ω^)「お?じゃぁ僕のことがバレたわけじゃないのかお?」

ξ-⊿-)ξ「……て言うか別にアンタのことなんか隠してないわよ?
       委員会にも報告済みだし。
       ライダーバトルは仮面ライダーがメインであって、装着者は特に決まりがあるわけじゃないのよ」

(;^ω^)「そうなのかお……てっきり秘密にしなきゃいけないのかと思ってたお」

ξ゚⊿゚)ξ「んーでもまぁあんまり言いふらさない方が良いんじゃない?
      家族とか学校とかには言っておいた方が良いと思うけど」

( ^ω^)「それはそう…だおね」

思い出されるのは始めての戦いの後、そしてワロスとの戦いの後、ブーンの様子を見て心配そうな家族の顔。
確かに親には言っておくべきだと思った。



10 :第5話:2009/10/04(日) 22:17:10.01 ID:zRB2wlF30
(;^ω^)「あっ、でも1つの国に2人ライダーがいるのは問題じゃないのかお!?」

それにしても全くと言って良い程興味がなさげなツンに、それでもブーンが必死にくらいつく。

ξ゚⊿゚)ξ「それはそうなんだけど……いくつか例外もあるみたいだし
      とにかく今回のは多分コスプレでしょ。それか何かのキャンペーン。
      まぁ、ちゃんと変身するらしいからちょっと気にはなるけど」

( ^ω^)「ほら!ツンも気になってるお!今すぐ行くお!!」

やはり否定的なツンの言葉であったが、『ちょっと気になる』の部分だけに
敏感に反応したブーンが、ツンに詰め寄り、そのまま腕を掴んで引っ張っていく。

ξ;゚⊿゚)ξ「え?ちょ、ちょっと……」

元々真面目なツンにしてみれば、月曜からいきなり学校をサボるような行為は、
本来であれば到底認められるものではない。
だが、政府から学校に対して、詳しくは説明されていないものの、
ブーンとツンの欠席を認めるように話が通っていることや、
先週までのブーンの落ち込みっぷりを鑑みて、仕方ないと学校を後にした。







11 :第5話:2009/10/04(日) 22:19:03.71 ID:zRB2wlF30
そして今、2人はアキバの駅前に立っている。

VIP市秋葉町、通称アキバはVIP市が誇る、巨大電気街であり、
古今東西の様々な文化が集う『聖地』とも呼ばれる街でもある。

月曜の朝でまだ開いていない店も多いと言うのに、多くの人が行き来している。

( ^ω^)「とりあえず来たけど、さてどうするお?」

ξ゚⊿゚)ξ「そうね。その辺の人にちょっと聞いてみる?」

と、ツンがブーンに答えて振り向くが、既にそこにブーンはいなかった。
なぜならブーンは今開いたばかりの店に釘付けになっていたからだ。

『仮面ライダー屋』と書かれたその店に、『仮面ライダー部』のブーンが反応しないはずが無い。

(*^ω^)「ツン!ここ!ここに入るお!!」

ツンの返事も待たずに店に入って行ったブーンは、目を爛々と輝かせながら、店の中を物色している。



12 :第5話:2009/10/04(日) 22:21:28.82 ID:zRB2wlF30
(*^ω^)「おぉお!アレは前回優勝ライダーの限定フィギュア!!」

(*^ω^)「あれは幻の仮面ライダーチップス(未開封)かお!?」

(*^ω^)「こ、このお店はお宝だらけだお!!」

ξ゚⊿゚)ξ「まったく……」

完全に初めの目的を忘れ、さらにツンまでほったらかして盛り上がるブーンを、
ツンは放置されていることに少し腹を立てつつも、嬉しそうに見つめていた。

……が、流石に30分放置は如何なものかと、ツンがブーンに声を掛けようとした時、
商品を見るのに夢中だったブーンが、同じ様に商品を見つめていた客とぶつかってしまった。
見るからに不健康そうな客は、やや体格の良いブーンに押されて倒れそうになる。

(;^ω^)「あ、すみませんお」
('A`)「いえ、こっちも不注意でしたから」

と、2人が向き合い、一瞬の間があった後、ブーンが声を上げる。

( ^ω^)「って、ドクオ!ドクオじゃないかお!!」

('A`)「ブーン!ブーンか!?久しぶりだな!6年ぶりか!?」



13 :第5話:2009/10/04(日) 22:22:31.31 ID:zRB2wlF30
ブーンとドクオは小さいころからの幼馴染であり、
2人が小5の時にドクオが引っ越して行ってしまうまで、2人は親友と呼べる仲であった。
そして、ブーンに仮面ライダーの魅力を教えたのもドクオであり、ライダー師匠とも呼べる存在である。

ξ゚⊿゚)ξ「ブーン、このブサ……この人は?」

2人の盛り上がりを見て、ツンがブーンに尋ねる。
ドクオの見た目に、つい良くないことを言ってしまいそうになっていた。
だが、当のドクオは少しも気にすることなく、ツンに話しかける。

('A`)「初めましてお嬢さん。ドクオって言います。結婚しましょう」

ξ゚⊿゚)ξ「…………」


ξ゚⊿゚)ξ「…………」


ξ゚⊿゚)ξ「……は?」

(;^ω^)「…………」

そうだ、そう言えばドクオはこんなやつだったとブーンが思い出す。
明らかにブサイクなのになぜか自信満々の俺様キャラ。

ドクオを一言で表すと「天の道を行き、総てを司る男」。ブサイクだが。

女性を見れば誰彼構わず交際を申し込み、類まれなるブサイクフェイスとその強気な言動により、すべからく撃沈。
しかし本人は凹まない。何しろ「全ての女性は俺の嫁だ。虹も惨事もな」と言ってのける程の漢だ。
ちなみに恋愛以外なら何をやらせてもパーフェクトにこなす。ブサイクだが。



14 :第5話:2009/10/04(日) 22:25:15.11 ID:zRB2wlF30
(;^ω^)「ひ、久しぶりだお!今はどうしてるお?確かニューソク高校に行ってるって聞いたお」

とりあえずブーンが話をそらそうとドクオに近況を尋ねる。

ξ゚⊿゚)ξ「へー頭良いのね(ブサイクだけど……)」

ニューソク高校はVIP市でも有数の進学校だ。
ツンはちょっとだけドクオを見直した。

('A`)「高校は休学中だ。俺は学校なんて枠の中に納まる男じゃないからな」

(*'A`)「それより聞いてくれよブーン。実は今、俺、『史上最強の自宅警備員』やってるんだ!」ババーン!!

(;^ω^)(それって、ニートかお?)
ξ゚⊿゚)ξ(ニートね)

嬉しそうに話すドクオは、2人との温度差に気付かない。

(;^ω^)「そ、そうなのかお。元気そうでなによりだお」

結局当たり障りの無い反応しか出来ないブーンであった。



16 :第5話:2009/10/04(日) 22:26:33.79 ID:zRB2wlF30
(*'A`)「おう。まぁこの仕事は体が資本だからな。ブーンはどうしてここに?」

( ^ω^)「お!そうだお!僕は捜し物があったんだお!」

ドクオに聞かれて、ブーンはようやくここに来た本来の目的を思い出す。

('A`)「お?何だ?フィギュアか?ギャルゲーか?アキバのことなら俺にまかしとけよ」

( ^ω^)「実は人を捜して……」


「「キャー!!」」

ブーンが言いかけた時、店の外から悲鳴が聞こえた。
それは1人のものではなく、今もなお複数の人が叫ぶ声が聞こえる。
何が起こっているのかは分からないが、とにかく良くないことが起こっていると感じた。


そして、店から出たブーン達が見たものは、

( ∵)( ∵)( ∵)「「「アッー!!」」」
( ∵)( ∵)「「アッー!!」」
全身黒タイツの男達と、

<コ:彡

体の上半身がイカの姿の怪人。



17 :第5話:2009/10/04(日) 22:28:19.58 ID:zRB2wlF30
相変わらず冗談としか思えない姿だが、ぬめぬめと光るイカの表面や、
自在に動き回り辺りの人を捕まえて離さない10本の足が、
その姿が冗談でないことを証明していた。

ξ;゚⊿゚)ξ「ア……アレなに?」

( ^ω^)「怪人……だお」

ξ;゚⊿゚)ξ「!もしかして前言ってた?」

( ^ω^)「だお……とりあえずなんとかしないといかんお……」

怪人が何をしようとしているのかは分からなかったが、
街の人々を襲っていることだけは分かった。
そして、仮面ライダーである自分がなんとかしなければと思った。

( ^ω^)「行くお」

ツンを店の中に下がらせて、怪人の前に出ようとする。


('A`)「どいてな、ブーン」


だが、そのブーンを制してドクオが1人、怪人に向かっていく。

( ^ω^)「ドクオ?」



18 :第5話:2009/10/04(日) 22:30:25.04 ID:zRB2wlF30
('A`)「ブーン、お前『スーパー自宅警備員』てニートのことだと思っただろ?
   俺の言う『自宅』ってのは、この世界全部のことだ。
   全ての女性が俺を愛しているように、俺もこの世界全てを愛している。
   言わばこの世界全部が俺の家。
   この世界(ホーム)を守る、俺の力、見せてやるよ。」

そういってブーンの前に立つドクオの手には、緑のDSがあった。

ドクオが、右手に持ったDSを相手に見せ付ける様に前に出す。
左手に現れたベルトを体に巻きつけ、緑のカートリッジを右手のDSに差し込む。

そのままDSを持った右手を上に突き上げて、掛け声と共にベルトに装着する

('A`)「変身!!」

光の中から、黒地に緑の鎧の戦士、仮面ライダーOTAが現れる。

(=]A[=)


( ゚ω゚)「!!」



19 :第5話:2009/10/04(日) 22:32:00.35 ID:zRB2wlF30
(=]A[=)「やめろ!そこまでだ!!」

<コ:彡「何奴!?」

OTAの声に怪人が振り返る。


(=]A[=)「世界の平和は俺が守る!
     『仮面ライダーOTA』見参!」




仮面ライダーOTA(無所属)

(=]A[=) VS <コ:彡
        ( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)

        怪人イカデーモン(???)
        ビコーズ×5





20 :第5話:2009/10/04(日) 22:33:14.69 ID:zRB2wlF30
<コ:彡「おのれ!またキサマか!!」

(=]A[=)「カーチャンが言っていた。不味い飯屋と悪の栄えたためしは無いとな」


<コ:彡「行け!お前達!!」

( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)「「「「「アッー!!」」」」」

イカデーモンの命令で、ビコーズがOTAに襲い掛かる。
完全に囲まれたOTAであるが、落ち着いて対処している。

(右∵)「アッー!!」

まず右から襲い掛かって来たビコーズをいなして、そのまま左のビコーズの前に流す。
飛び出そうとしていた左のビコーズは前を阻まれて動けない。

(左∵)(右∵)「「アッー!!」」



21 :第5話:2009/10/04(日) 22:34:21.09 ID:zRB2wlF30
(後∵)「アッー!!」

さらに後のビコーズが繰り出したパンチを捕まえて、一本背負いの要領で前へ投げ飛ばす。
見事に前にいたビコーズ2人のうち1人に当たり、2人まとめて倒れる。

(前1∵)(後∵)「「アッー!!」」

(前2∵)「……」

(=]A[=)「ライダーパンチ!!」

そのままOTAは、飛び出すタイミングを逃して棒立ちのビコーズにパンチを繰り出す。
攻撃を受けたビコーズが吹き飛び、それが地面に落ちるよりも早く、
OTAは左でまごついているビコーズ達にまとめてキックを放つ。

(=]A[=)「ライダーキック!!」

宙に飛び上がるのではなく、ただ真っ直ぐに放たれたキックであったが、
ビコーズ達には充分な威力であった。



22 :第5話:2009/10/04(日) 22:35:24.46 ID:zRB2wlF30
(=]A[=)「次!!」

立ち上がろうとしているビコーズにOTAが攻撃を加えようとする。
だが、そのOTAの背後から、触手が伸びて来て、OTAを激しく打つ。

(=]A[=)「ぐあっ!!」
(メ'A`)

<コ:彡「毎度毎度邪魔をしおって!!お前達下がれ!!」

(メ∵)(メ∵)(メ∵)( ∵)( ∵)「「「「「アッー!!」」」」」

(=]A[=)「ようやく怪人様の登場か」

互いに相手の隙を伺いながら対峙する。

<コ:彡「このイカデーモン様の力、思い知らせてやるわ!!」

先に動いたのはイカデーモンであった。
10本の触手が同時にOTAに襲い掛かる。



23 :第5話:2009/10/04(日) 22:38:09.19 ID:zRB2wlF30
(=]A[=)「とぅ!!」

怒涛の攻撃に怯むことなくOTAは手刀でなぎ払うようにして応戦する。
しかし如何せん手数が、文字通り手の数が違う。

(=]A[=)「くっ!」

少しずつ削られるようにダメージを負っていくOTA
それでもOTAは倒れず、一歩一歩確実にイカデーモンに近づいていく。

<コ:彡「き、貴様……」

OTAの迫力に押されて、攻撃を加えているはずのイカデーモンの表情が曇る。
やがてOTAの足が止まる。
OTAはゆっくりと右手を振りかぶり、先程までの攻撃をさばく為の手刀ではなく、
相手を切り裂く程の力を込めた手刀をイカデーモンに浴びせる。

(=]A[=)「ライダー……チョップ!!」

<コメ:彡「ぐあぁぁぁ!」

OTAの渾身のチョップを受けたイカデーモンは飛ばされるようにして倒れる。



24 :第5話:2009/10/04(日) 22:39:26.60 ID:zRB2wlF30
(=]A[=)「今だ!!」

チャンスとばかりに、OTAが跳び上がる。
前転宙返りの要領で、ジャンプの頂点で回転し、同時に左足をイカデーモンに突き出す。

(=]A[=)「ライダー……キーック!!」

OTAの必殺技、ライダーキックである。



<コ:彡「舐めるな!!」

(=]A[=)「なにっ!!」

だが必殺である筈のライダーキックは、イカデーモンが咄嗟に出した10本の足によって阻まれる。
1本の足と10本の足がぶつかり合い、OTAが空中で停止する。
やがてはじけるように、互いに後方に吹き飛ばされる。



25 :第5話:2009/10/04(日) 22:42:34.28 ID:zRB2wlF30
OTAとイカデーモンが同時に立ち上がるが、必殺の一撃を破られたOTAと
それを防いだイカデーモンでは心の持ちようが違っていた。

(=]A[=)「まさか……ライダーキックが……」

<コ:彡「ククク……このイカデーモン様を今までの怪人と一緒にしないことだな!」

イカデーモンが叫び、10本の足を更に大きく広げる。
10本の足は縦横無尽に動き回り、辺りの障害物を破壊していく。




(;^ω^)「す、凄いお……」

その様子をブーンは少し離れた場所で見ていた。
命のやりとりとも言える戦いは、自分の今までのライダーバトルとは本質的に違うと感じた。

ライダーバトルでも死ぬことはあるだろう。だがそれは偶然の結果であって、必然ではない。
だがこの戦いでOTAが敗れることがあれば、命の保障は無いものと思って良いだろう。

だからブーンは動けなかった。今すぐにでもドクオの手助けに駆けつけたかったが、
イカデーモンから放たれるのは、あのワロスから感じた以上の恐怖、
まさに殺気と呼ぶに相応しいものであり、ブーンの心を体をその場に縛り付けていた。



26 :第5話:2009/10/04(日) 22:43:37.11 ID:zRB2wlF30
だが、それが分かるのは戦いに身を置いているブーンや、
そういったものに敏感な空気が読める人々だけであったようで、
KYな方々は自分も危険だと言うことすら分からずに近づいてきて
戦いを見物したり、のんきに記念撮影している者まで現れた。


(=]A[=)「くっ……時間をかけすぎたか。人が集まってきやがった」


(*´_ゝ`)「オーファンタスティック!!ジャパニーズサムライショー!?」

中でもさらに状況を把握出来ていないのか、何かのショーと勘違いしたのか、
観光客らしい外人が嬉しそうに近づいて行き、
OTAだけでなくイカデーモンまでパシャパシャと写真に収め始めた。

(;^ω^)「ちょwwwwあぶないおwwww」



(´<_`;)「アニジャ!戻ってこい!」

ブーンが男の方を見ると、さらに後方の物陰で、その外人と瓜二つの顔が
必死に戻ってくるように言っているのが見えた。



28 :第5話:2009/10/04(日) 22:45:00.28 ID:zRB2wlF30
<コ:彡「えぇい邪魔だ!!」

戦いを邪魔されたことに腹を立てたイカデーモンが、男に向けて攻撃を放つ。


(;゚_ゝ゚)「オウチ!」

男が咄嗟に頭を抱えるようにしてしゃがんだ為、その攻撃は空を切った。
しかし続けてイカデーモンが攻撃を放つ。
流石に偶然は続かないだろう。イカデーモンの足が男に迫る。

(=]A[=)「クッ!」

だがその攻撃はOTAが間に入ることで防がれる。

(=]A[=)「やめろ!お前の相手は俺のはずだ!」

<コ:彡「ククク……これは良い。せいぜいその男を守ってやるが良い」

さらに、イカデーモンは男に向けて攻撃を放つ。
OTAは男をかばっている為避けることが出来ず、攻撃を受け続けるしか出来ない。



29 :第5話:2009/10/04(日) 22:46:11.49 ID:zRB2wlF30
(=]A[=)「がぁあぁぁ!早く!早く逃げろ!!」
(メメA`)

(;゚_ゝ゚)「あわわわわわわわわ」

OTAが必死に男を逃がそうと声を掛けるも、男は腰が抜けているのか立ち上がれそうにない。

<コ:彡「ククク!!良いザマだな!死ね!!」

イカデーモンが邪悪な笑みを見せながら、10本の足を大きく振りかぶりOTAに向けて放つ。
先程のライダーキックを破った攻撃よりも更に重い一撃がOTAに迫る。

(=]A[=)「!!」
(メメA゚)





30 :第5話:2009/10/04(日) 22:47:11.63 ID:zRB2wlF30

<コ:彡「ガアァァァァァ!!!」

だが、それよりも早く、いくつもの光の弾がイカデーモンに降り注ぐ。
予想外の方向からの攻撃を受けてイカデーモンがよろめく。

<コ:彡「くっ、何だ!!」

イカデーモンが、OTAが、攻撃が来た方向を見る。

( φ岳φ)つ-

そこにはタッチペンの銃口をイカデーモンに向けた金色の戦士、
仮面ライダーライズの姿があった。


( φ岳φ)「な、なんとか間に合ったお」
(;^ω^)

<コ:彡「貴様っ…グアァァ!」

ライズはそのまま銃を連射し、イカデーモンに攻撃を放つ。
その隙に男を逃がしたOTAが、ライズの横に立つ。



31 :第5話:2009/10/04(日) 22:48:18.38 ID:zRB2wlF30
(=]A[=)「お前……ブーンか?」
(;'A`)

( φ岳φ)「話は後だお!今はアイツを!!」

(=]A[=)「お、おう!」


ライズとOTAはそれぞれ左右に分かれてイカデーモンに攻撃を加える。

左右に5本ずつ足を向けて応戦していたイカデーモンであったが、
やがて2人の勢いに押され始める。

そして、遂にイカデーモンが大きくよろめき、膝をついた。



32 :第5話:2009/10/04(日) 22:49:28.77 ID:zRB2wlF30
( φ岳φ)「今だお!!」

(=]A[=)「いくぞ!ブーン!!」

2体の仮面ライダーが並び立ち、同時に跳ぶ。
まるで鏡合わせのように動きを合わせ、宙を舞う。
頂点で回転し、蹴りを放つ。
ライズは右足を、OTAは左足を。


( φ岳φ)「Wライダーキック!!」(=]A[=)


キックがイカデーモンに当たった瞬間に、その反動を利用して華麗にバク転を見せ、
ライズとOTAが地面に降り立つ。

<コ:彡「ガアアアアアアアアァァァァァ!!!」

2体の仮面ライダーが立ち上がると同時、イカデーモンが天を仰ぐようにして大声を上げる。
そしてイカデーモンを中心として激しく爆発が起こった。


[WINNER] 仮面ライダーライズ(日本)
       仮面ライダーOTA(無所属)
       ブーン&ドクオ

[決まり手] Wライダーキック



33 :第5話:2009/10/04(日) 22:51:48.50 ID:zRB2wlF30
怪人がやられたことで、ビコーズ達が逃げていくのを確認してから2人は変身を解く。
そこには間違い無く、旧友の姿があった。

( ^ω^)「まさかドクオがライダーになっていたなんてびっくりだお!」

('A`)「お前こそ、さっきの姿、日本代表なんだろ?」

( ^ω^)「いや、ブーンは……」


(*´_ゝ`)「オー!サムライライダース!!」

成り行きで日本代表の代わりをやっていることをどう説明したものかとブーンが口を濁しているところに、
先程のKY外人が嬉しそうに走って来て、2人に話しかけた。

(;^ω^)「あ、さっきの……」

男のテンションに少し気圧されていると、遅れて同じ顔が近づいて来るのが見えた。

(´<_` )「アンタ達、すごいな本物のライダーか?さっきはありがとうな」



34 :第5話:2009/10/04(日) 22:53:10.50 ID:zRB2wlF30
( ´_ゝ`)「オーイェーベリーサンキュー!ベリーファンタスティック!」

(´<_` )「俺はオトジャ、こっちの胡散臭い外人がアニジャだ。」

( ´_ゝ`)「ちょwwwオトジャ、俺頑張ったのに!頑張って外人っぽくしたのに!
      さすらいのアメリカン、パーフェクトハーモニーのサスガ兄弟とは俺達のことさ!!」

アニジャがビシィッ!と親指を立てて自分を指しながら自信満々に言い切る。

(´<_` )「だまれアニジャ。俺、そういう顔してるだろ?」

どう反応すれば良いのか、ブーンとドクオが困っていると、
普段から慣れているのだろう、オトジャが容赦なく切り捨てた。

ξ゚⊿゚)ξ「ブーン!」

とそこでツンが飛び出して来た。

( ^ω^)「お、ツン!」

('A`)「おぉ怪我は無いか?」



35 :第5話:2009/10/04(日) 22:54:20.83 ID:zRB2wlF30
ξ♯゚⊿゚)ξ「今のは何なの?それにさっきの化け物は何?あなた何者?
        そもそもどうして変身できるの?なんでそんなにブサイクなの?それに……」

(;'A`)「おぉおぉぉぉぉぉ?」

そしていきなりドクオに質問を浴びせかける。
流石のドクオもツンの勢いに負けてタジタジだ。

(´<_`;)「どうやらお取り込み中のようだな。いくぞアニジャ」

( ´_ゝ`)b「オケィ!!グッバーイ!シーユーアゲイン!!」

(;^ω^)「あ、さよならですお」

d(´<_` )「またな」

ツンとドクオの様子を見て、外人達はその場を立ち去る。
まるでまた会うことが分かっているような口ぶりで。



36 :第5話:2009/10/04(日) 22:55:31.57 ID:zRB2wlF30
(#'A`)「だぁぁ!!分かった!言う!言うから!!
    やつらは悪者、怪人!詳しくは知らん!俺はライダー!正義の味方!!」

(;^ω^)「悪者ってそれだけかお……」

ξ♯゚⊿゚)ξ「何よ悪者って!!もっとちゃんと教えなさいよ!!」

('A`)「知らんもんは知らん。ただ、最近起こってる行方不明事件とかは大体奴らの仕業だ」

(;^ω^)「ド、ドクオはどうして変身できるんだお?」

('A`)「実は一度奴等にさらわれちまってな。
   まぁなんとか逃げ出したんだが、そこを逃げ出す時に男の人からもらったんだ。
   なんか悪魔を止めてくれって」


('∀`)「まさかとは思ったけど、マジで変身出来てさ!感動だよ!」

ドクオが心底嬉しそうな笑顔で言う。
いつ命を落とすかも知れない戦場に放り込まれたと言うのに。
事の重大さが分かっていない訳では無いのだろう。ドクオはそんな男だ。



37 :第5話:2009/10/04(日) 22:56:51.71 ID:zRB2wlF30
( ^ω^)「ドクオは……これからも戦い続けるのかお?」

('A`)「あぁ。このDSにたまに情報が送られてくるんだ。
   今はそれに従って戦っているだけだけど、いつか全てを知るときが来ると思う。
   そしてその時こそ、俺が世界を救う時だ」

ξ;゚⊿゚)ξ「アンタ怖くないの?」

('A`)「俺は世界の中心。ならば世界は俺が救ってやる。そう言うことだ」


( ^ω^)「そう……かお」

('∀`)b「ブーンはライダーバトル頑張ってくれよな。応援してるぜ」

もしかしたら一緒にライダーバトルで戦ってくれるかもしれないと、
密かに期待していたブーンは、少し寂しげにドクオを見た。
そんなブーンの気持ちに気付いているのか、ドクオは応援の言葉をブーンに返した。


今はまだ別の方向を向いて戦う2人ではあるが、
その道の先はもう間もなく重なり1つとなることを今はまだ誰も知らない。


ξ゚⊿゚)ξ「悪魔……まさかね」



39 :第5話:2009/10/04(日) 22:58:01.32 ID:zRB2wlF30


仮面ライダーライズの協力により、謎の怪人イカデーモンは倒した。
これでアキバの街も平和になるだろう。

だが、これで終わった訳ではない。
本当の平和を取り戻す為の戦いはこれからも続くだろう。

だからOTAは戦い続ける。
リア充根絶のその日まで!!

戦え!仮面ライダーOTA!!
負けるな!仮面ライダーOTA!!




第5話 了





40 :第5話:2009/10/04(日) 22:59:42.66 ID:zRB2wlF30

( ^ω^)仮面武闘伝のようです


( ´_ゝ`)「ナイストゥーミーチュー!」

( ^ω^)「ドクオ、さがっててくれお。これは僕の戦いだお」

(´<_` )「アメリカ代表って言えば分かるだろ?」


(=]A[=)「ブーンだまされるな!!」


・・・ NEXT RIDER (●ゝ●) (○<○)





42 :第5話:2009/10/04(日) 23:01:39.27 ID:zRB2wlF30

以上で第5話終了です。

ありがとうございました。




48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/04(日) 23:18:04.35 ID:9TQGRqlxP
おぉ来てたのか乙
これ結構最近の楽しみ



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■この記事へのコメント

  1. ■ [くるくる名無しさん]

    ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
    ドックンもキタ━(゜∀゜)━!!
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