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◆(,,゚Д゚)オトギリソウの散る頃に“孵”のようです  ~その壱~

前の話/インデックスページ/次の話

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:37:00.19 ID:xNi0lKIX0
代理…だ…と…?



2 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 20:42:26.15 ID:hjgw/VnUO
>>1トンです
飛び出せ科学くんの科学くんスーツを着てみたいです
あれ、どこで売ってるんでしょうか


【まとめて下さっているサイト様(五十音順)】

・くるくる川 ゚ -゚)
ttp://kurukurucool.blog85.fc2.com/

・ブーン文丸新聞
ttp://boonbunmaru.web.fc2.com/


【登場人物紹介】

(,,゚Д゚)…木鼓 靖虎(ギコ ヤストラ)
・細マッチョを目指す矢峠村にやってきた助っ人教師。大学二年生。かつて矢峠村に隣接していた矢継村の出身。通称ギコ。

椎名 ゆい(シイナ ユイ)
・おはぎが大好きなギコの恋人。現在は法事を終えた親類の世話をする為に地方へ帰省している。通称しぃ。

川 ゚ -゚)…素直 空(スナオ クウ)
・大学二年生。助っ人教師として矢峠村にやってきた。最近、胸の谷間でアルミ缶を潰す芸を覚えた。ギコの元恋人。通称クー。



3 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 20:43:49.24 ID:hjgw/VnUO
(´・ω・`)…下眉 和也(シタマユ カズヤ)
・矢峠学校の教師。一般道を高速道と同じ速度で走る頭文字B(イニシャル バカ)。通称ショボン。

( ・∀・)…茂羅 弘(モラ ヒロシ)
・矢峠学校の教師。眼鏡が似合うクールな男。釣りはしないのにルアーを集めるのが趣味。通称モララー。
  _
( ゚∀゚)…長岡 ジョルジュ(ナガオカ)
・おっぱいおっぱいな高校一年生。曾祖父をドイツ人に持つ。いかにしてクーに水着を着させるか日々模索中。

('A`)…欝田 独男(ウツタ ドクオ)
・ビバ☆不健康な高校三年生。ひょろ長で物静か。無造作に伸びた髪を切れば意外と男前になるのでは?ともっぱらのウワサ。

从'ー'从…渡辺 綾香(ワタナベ アヤカ)
・頭の中にタンポポの綿毛が詰まっている高校二年生。ちょっと広めのオデコがチャームポイント。脱ぐと実はCカップ。

(゚、゚トソン…都村 園子(トムラ ソノコ)
・旧家出身の高校三年生。知的な口調を裏切らない秀才娘。実は部屋には大量のぬいぐるみが……とはベタ過ぎて本人も言い出せない。通称トソン。



4 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 20:44:38.68 ID:hjgw/VnUO
lw´‐ _‐ノv…素直 春(スナオ ハル)
・中学二年生。大胆不適な米少女。鈴木と仲良し。将来の夢は世界中の主食を米にすること。通称シュー。

/ ゚、。 /…鈴木 大尾(スズキ ダイオ)
・無表情ながらも可愛らしい少女……じゃなくて少年。好物がシュークリームである限り、彼が漢であると学友らが認識する日は来ないだろう。中学二年生。

( ゚д゚メ)…ミルナ
・何処からともなくやって来て矢峠村に住み着いた狂人。身体能力がかなり高い。本名は誰も知らない。

( ^ω^)…内藤(ナイトウ)
・矢峠村の村長。朗らかな笑みを浮かべながらも、どこかうら寒い雰囲気を醸し出す老人。

ハハ ロ -ロ)ハ…ハロー=ウィリアムズ
・村唯一の診療所を構える英国人。別にDr.コトーを目指しているわけではない。

尾呂(ビロ)…生徒達にビロードと呼ばれている矢峠学校の管理人。現在行方不明。



7 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 20:49:14.57 ID:hjgw/VnUO
前略、謎々が大好きな唯物世界の諸君へ。

彼が語った繭の物語は愉しんで頂けただろうか。
彼が彼った悲劇の序曲は愉しんで頂けただろうか。

人は蚕の繭よりも繭より生まれる絹を欲っする。
鬼は諸君に絹を渡すが、繭より孵化する蛾には誰も振り向かない。
それこそが諸君が真に屠りたがる甘蜜の正体であるというのに。

さあ、いよいよ物語は繭《まゆ》から孵《かえる》へと紡がれていく。
難問怪奇・摩訶不思議なる現に決して嘆くことなかれ。
諸君の住まう世界と彼等が住まう世界には蚕の糸一本ほどの差しか存在しない。

正解率1%の売り文句を買うのは諸君である。
では、次回まで御機嫌よう。


(,,゚Д゚)オトギリソウの散る頃に“孵”のようです   ~その壱~





8 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 20:52:17.66 ID:hjgw/VnUO
(,,゚Д゚)「…………」コツ

( ・∀・)「…………」コツ

(,,゚Д゚)「むぅ……」コツ

( ・∀・)+「あ、チェックメイト」コツーン

(;゚Д゚)そ「うっ」

負けたぁああああ!!
机に置かれたチェス板をひっくり返し、ニヤリと笑う茂羅の前で俺は頭を掻きむしる。
昼食を賭けた教員同士の対決は黒のキングの投了。つまり、俺が詰まれたことで終了した。

チェスとは言うが、今回の勝負は使える駒の数と版面を限定することで必然的に早期の決着がつく改造ルールを採用している。
将棋と同じようにチェスだって真剣勝負をすればどれ程の時間がかかるかも分からない。
昼の食事が勝利の美酒代わりとされているのに、盃を手にした時に夕暮れだったでは敵わないというわけだ。

たぶん、茂羅は何か必勝法でも知っているのだろう。
でなければいくらなんでも三戦三敗を喫っするわけがない(実際、この改造ルールは茂羅から提案してきたものだ)
まあ、お前のオツムが弱いのだと言われればそれまでなのだが……。



9 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 20:54:45.67 ID:hjgw/VnUO
( ・∀・)「悪いねぇギコくん。そんな高い物は頼まないからさ。気楽にいこうよ」
  _
( ゚∀゚)「めーし! めーし! ギコ先生の奢りだぜ!」

lw´‐ _‐ノv「ゴチになりやす」

(゚、゚;トソン「ギコ先生、本当に良いのですか? 流石にこの人数は……」

(,,^Д^)「ははは。大丈夫さ。念の為に貯金を下ろしてきたからな」

大丈夫っ! なわけがない!
ただでさえ財布の底が見え始めているのに人様の胃袋を満たす余裕などあるものか。
だが学内メンバーでの久しぶりの外食だと喜ぶ生徒達の手前、そんなリアルな事情など語れはしない。
ここはひとつ、腹を括って木鼓 靖虎の懐のでかさを皆にアピールするとしよう。

「無理しなくていーんだよ」自分の財布をちらりと見せながらそんな視線送ってくる茂羅を無視し、俺達は学校の駐車場へと向かう。
外食先は村から出た街のファミリーレストランに決定済みだ。そこまでの足は車を持つ茂羅とショボンが担当してくれる。



10 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 20:56:17.07 ID:hjgw/VnUO
从'ー'从「速くっ。速くっ。ごはんごはん♪」
  _
( ゚∀゚)「久しぶりの下界だぜ! むっちゃ食うぞ~。死ぬほど食う!」


(,,゚Д゚)


/ ゚、。 /「ジャンボハンバーグ! ジャンボハンバーグ!」


(;゚Д゚)


(´・ω・`)「ガーリックステーキ。レアだレア。1000グラム。一番高いやつ」


(#゚Д゚)


('A`)「ギコ先生」

(,,゚Д゚)「なんだ」

('A`)「僕は、そんなに食べませんから……」

(,,;Д;)「お前……いい奴だなあ……」



11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:57:35.36 ID:C39zWVrG0
これって繭編のその伍の続きでいいんだよね



12 :>>11はい ◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:00:32.68 ID:hjgw/VnUO
茂羅とショボンの車に乗り分けて向かう先は鶴岡市外にある小さな歓楽街だ。
車で三時間強の道のり。自転車なら山道のショーットカットコースが使えるので学生軍団もときおり若者根性で遊びに行っているようだ。
それを聞いたとき、なんだか凄く懐かしい気分になった。
中学時代、俺もよく村の仲間達と共に街へ下りたっけ。


―――――だが、お前は村を見捨てたじゃないか―――――


(,, Д )、「…………」

川 ゚ -゚)「ギコ」

(;゚Д゚)「おわっ。顔近けーよ。なんだ?」

川 ゚ -゚)「(金なら貸すぞ。三倍返しで)」ボソッ

(#゚Д゚)「間に合ってマス」

腹のスペースに大分余裕ができてきた頃、茂羅の四駆がファミレスの駐車場に停車した。
続いてショボンのフィルダーが唸るようにアスファルトを削り、到着する。
なんて荒っぽい運転だ。仮にも聖職者ならば良心ある道路交通を実行してもらいたい。
というか、よく警察に捕まらなかったな。



15 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:04:08.80 ID:hjgw/VnUO
(´゚ω゚`)「神技ッ! ドリフト駐車ァ!!」
   _
ヽ(*>∀<)ノヽ从*>ー<从ノ「ウッ! Hyooooooooo!!」

( 、 ;トソン「……!?……!!」

吐きそうなのを必死に堪えている

冷房がしっかり効いている店内。
机に立てたお品書きに目を輝かせる鈴木とシュー。先に頼んだドリンクバーで怪しい色のジュースを"合成"し始める長岡。それを飲ませられる欝田。
デザート覧に並ぶパフェを楽しそうに見つめる渡辺と真っ青な顔で机に突っ伏す都村。

意外というか何というか、最近の中高生は何をするにしても冷めてる奴が多いが、矢峠の学徒等は随分と純粋な部分を持ち合わせているようだった。
与えられた物には目を輝かせて受け取り、何かを提案すれば盛り上げようと賑やかに賛同してくれる。
こちらとしては嬉しいことだ。ノリの良さは人生を豊かにしてくれる。



18 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:10:31.13 ID:hjgw/VnUO
やがて、フリフリな制服を着込んだウェイトレスが注文された品々を運んできた。

色とりどりとは正にこのこと。
ハンバーグ、フライドポテト、オムライスにカレーライス。ピザとパスタと焼酎と……焼酎?

(´゚ω゚`)ニヤッ

(#゚Д゚)「ニヤッ、じゃねーだろ。あんないったい何を頼んでるんだ! 車で来てるだろうが!」

(´・ω・`)「ギコが運転すりゃいーだろ。俺様の肝臓がアルコールを求めてる。エタノールを酸化したいと」

川 ゚ -゚)「おっ。きたきた、これ一度食べてみたかったんだよ。高級野菜の満腹サラダ」

lw´‐ _‐ノv「ダイオードくん。無理をしない方がいいぞ。君の目の前に立つそれはベルリンの壁より高く、そして厚い」

/ ゚、。 ;/「……だいじょうぶ。朝ごはん抜いてきたから」

  ■
 ■■■ ←スーパーハンバーグ三段(実在)
■■■■■



19 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:13:28.08 ID:hjgw/VnUO
タダ飯ほど旨い物はない。
好き勝手にやって来る昼食に冷や汗をかきながら自分が注文した蕎麦を黙って啜る。

俺が矢峠村に来て約半月。
そして尾呂が姿を消してから三日が経過していた。
心配事は財布の中身だけではない。
尾呂の件は燻った濡れ木のようにいつまでも俺の頭の中で渦巻いている。

静かな農村で起きた異常事態だ。
心配なのは生徒達の動向だが今のところは問題になるような部分は見当たらない。いや、そう思いたい。



20 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:15:02.76 ID:hjgw/VnUO
(,,゚Д゚)「(特に鈴木とシューは情緒不安定な時期だ。俺達教師がしっかりしないと)」

(゚、゚トソン「ギコ先生。どうかされましたか? 先ほどから上の空ですが」

(,,゚Д゚)「ん、ああ。今日の鈴木は調子が良さそうだなと思って」

(゚、゚トソン「ええ。シューが元気づけてくれてますから。ただ、まだ尾呂さんを一人で探しているようです」

そうか……。

尾呂の疾走以降、彼の消息を掴めなかった村の大人達は山狩りの中止を決定した。
表向きは何処か余所で作った恋人と駆け落ちでもしたのだろうということにされている。



22 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:17:35.62 ID:hjgw/VnUO
(,,-Д-)「(だが)」

――――どいつもこいつも無関心を装っている!―――――

矢祟様(ヤダタリサマ)の神隠し。
それは『矢』の村で大量虐殺が起きる前触れとされる土着伝説だ。
現界した矢祟様に魅入られた者は童敵(ワラベガタキ)と呼ばれ、村から忽然と失踪する。
そして童敵の発生は矢祟様が太古に契約を交わした豪族、不実(フザネ)・素直(スナオ)・都村(トムラ)の三家に対する大量虐殺発生の警告とされていた。

(゚、゚トソン「先生からもダイオードに言ってくれませんか。いくら土地勘があるといっても、彼はまだ体力のない中学生です。
     一人で山の中を歩き回るのは宜しくありません。何か大事でも起きてしまっては……」

(,,゚Д゚)「そうだな。でも、俺の一言で鈴木が諦めるようならシューや都村が説得した時点でこの問題は解決しているよ」

(-、-トソン「……せめて、大人が一人付いてあげて欲しいものです」



23 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:20:40.15 ID:hjgw/VnUO
しかし、伝説はしょせん伝説に過ぎない。
史実によれば矢継・矢峠・矢堕の三本矢の村で凄惨な事件が実際に起きたらしいが、それはもう何百年も前の話だ。
こう言っては悪いが、たかだか一人の人間がいなくなったぐらいで、やれ伝説だやれ虐殺だなどと騒がれては堪らない。

俺自身、渡辺の発狂にも似た先日の一件を含めてこの伝説に呑まれてかけていた部分があったが、冷静に考えれば視界だって広がってくる。
尾呂の捜索願いを警察に届けない矢峠村の連中も見上げた根性だが、かの伝説云々でうろたえるような人間などこのご時勢にはいないだろう。

そう、全ては平穏。
俺は与えられた仕事だけを熟していればいいんだ。

( ・∀・)「ふぅ。食べた食べた。たまにはコレステロール値を上げるのも良いね」

(,,゚Д゚)「年甲斐もなく脂物を食い過ぎです。あ、店員さんレシート下さい」

(・∀・ )「あのねぇ。いちおー僕は自分でもまだ若い部類だと自負してるんだよね。肉体的にも精神的にも」



24 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:22:27.32 ID:hjgw/VnUO
<アリガトウゴザイマシターイ

(,,-Д-)「おにゃんこクラブのポスターを貼ってる人間がそれを言いますか」

(・∀・;)「馬鹿な……君、それを何処で知ったんだ……僕の部屋には誰も上げたことがない筈なのに!」

(;゚Д゚)「(冗談のつもりだったんだけど……)」

酔いどれたショボンをフィルダーの後部席に押し込み、茂羅の車を追従しながら帰路へと着く。
ナビは膨れた腹を満足気にさする生徒達だ。

(゚、゚トソン「ギコ先生、ご馳走様でした」
  _
( ゚∀゚)「超美味かったぜ。ゴチになりやす!」

从'ー'从「ごちそうさま~」

(,,^Д^)「はははは。あれぐらいで喜んでくれたのなら、わざわざ時間をかけて来たかいがあったな」



25 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:25:47.30 ID:hjgw/VnUO
  _
( ゚∀゚)「ちなみにさ、合計していくらぐらいになったんだ?」

(,, Д )

Σ(゚、゚;トソン「わっ、わわわわ!? 先生、車が揺れてますよ! ハンドルが……」
  _
(;゚∀゚)「ちょwwwwせんせww危ないwww」

从'ー'从「あれれえ? ギコ先生が白目剥いてるよ~」

(゚、゚;トソン「それ気絶です! 先生! 気をしっかりして下さい! 前! 前ェ!」

(((,, Д )))

生徒達の悲鳴を音楽代わりに、迷走するフィルダーは無事(?)矢峠学校の駐車場へと到着した。



27 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:28:45.25 ID:hjgw/VnUO
車から全員が降りたことを確認し、ショボンに鍵を放り投げる。
俺を忠告を無視して顔を赤くした駄教師は意地悪く投げたトヨタのエンブレムをしっかりと受け取った。
中途半端な部分で素面を見せる奴だ。

さて、今日一番のイベントはこれにて終了。
授業もないしすることもない。どうしたものか。

川 ゚ -゚)「ギコ」

生徒達がこの後どうするかを雑談を混じらせながら言葉を交わしているとき、一人校舎を見つめている俺にクーがそっと俺に話し掛けてきた。

川 ゚ -゚)「この後、何か予定はあるか?」

(,,゚Д゚)「ん~。特にないけど」

川 ゚ -゚)「今夜辺りまた一杯やろう。良い酒が手に入ったんだ」



28 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:30:24.20 ID:hjgw/VnUO
手前に上げた二本指を軽く揺らすクー。
話し振りからして誘うのは俺ひとりだろう。

クーとの再会以降、俺はちょくちょく彼女の住まいに招かれていた。
慣れない土地での暇を持て余しているのか、それとも他に思うところがあるのか。
下世話な勘繰りなどしたくもないが、やはり相手が異性であれば腹の下でおかしく動く部分も出るのが男のサダメ。

川 ゚ー゚)「来るだろ?」

σ"(,,-Д-)「まあ……晩飯作るのも疲れるしお世話になるよ」

それが美女の誘いなら尚更だ。



29 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:37:33.53 ID:hjgw/VnUO
〈;゚-゚〉「も、茂羅先生! 下眉先生!」

そんな時だった。
血相を変えた村人が俺達の元へ走って来たのは。

( ・∀・)「おや石川さん。どうされました。また熊でも出ましたか」

〈::゚-゚〉「そんな可愛いもんじゃねぇですよ。お二方も今すぐ来て下せぇ。どえらいことが起きちまった!」

(´・ω・`)「…………」

俺や長岡達の視線に気付いた村人は、声のトーンを落として茂羅とショボンに何かを口早に伝えた。
教員らが何を聞かされたのかは分からないが、穏やかな内容でないことだけは確かだろう。
でなければ平時の冷静沈着な表情を茂羅があれほどまでに崩す筈がない。
隣に立つショボンも見たことのない顔付きをしていた。



30 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:39:25.07 ID:hjgw/VnUO
  _
( ゚∀゚)「先生、何かあったのか?」

( ・∀・)「なんでもない。皆、今日はもう帰りなさい」

(゚、゚トソン「どうしたのですか急に」

('A`)「…………」
  _
( ゚∀゚)「なんだよ。のけ者にしなくたっていいだろ。何があったんだって」

(#・∀・)「いいから! 全員、今すぐ帰宅するんだよ!」
  _
( ゚∀゚)「ッ……」

恐らく、初めてではないだろうか。
茂羅が声を張り上げて何かを命令するのは。



32 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:41:35.78 ID:hjgw/VnUO
有無を言わせぬ茂羅の前に何かを言いかけた長岡は、ぐいぐいと無言で服を引っ張る欝田に連れられて校舎裏へと消えた。
その後を鈴木とシューが追い。渡辺もオロオロしながら後へ続く。

( ・∀・)「トソン。何をしているんだい。君も早く帰りなさい」

(゚、゚トソン「…………」

( ・∀・)「トソンくん。聞き分けてくれ」

(-、-トソン「分かりました」

一人、睨むように茂羅を見つめていた都村も諦めたように踵を帰す。
「でも先生」去り際の彼女はそう言って振り返った。

(-、-トソン「もし、私の予想が当たっていたのなら」

( ・∀・)「…………」

(゚、゚トソン「当家は一切の関与をしていないことを皆に伝えておいて下さい」



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 21:42:40.92 ID:ZYYQ81Kz0
支援
頼むからひぐらしみたいなクソENDはやめてくれよ



34 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:43:31.98 ID:hjgw/VnUO
(,,゚Д゚)「(当家? そうか、都村は都村家の……)」

その一言だけを言い残し、都村は俺達に背を向けた。

『当家は関係ない』
その発言から俺は今起きているであろうイレギュラーの予想が何となくつけることが出来た。
彼女の言わんとしている事はこの地の生まれの者にはよく分かるからだ。

(,,゚Д゚)「茂羅さん。俺達は……」

( ・∀・)「君もクーくんも帰りたまえ」

(,,゚Д゚)、「でも」

食い下がる俺に対して目を細める茂羅。
クーは自分がどうしたらいいのか分からないようで、黙って俺と茂羅のやり取りを見守っている。



36 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:47:15.27 ID:hjgw/VnUO
こりゃあ、また叱咤が飛ぶかな。
そんな心構えをした時、沈黙を破ったのはショボンだった。
それも思わぬ破り方で。

(´・ω・`)「いいんじゃないの? べつに」

(,,゚Д゚)「えっ?」

(´・ω・`)「連れていこう。ギコにその意思があればの話だがな。もちろん素直も」

川 ゚ -゚)「!」

( ・∀・)「下眉先生……しかし、彼等はまだ若い」

予想外な横槍に茂羅の勢いは完全に折れてしまったようだ。
せれに構わぬ風を見せてショボンは話を続ける。

(´・ω・`)「いずれは村中に知れ渡る。それに、"処理"をするのに若い連中の腕が必要だ」

(;-∀-)「……分かりました。貴方がそう言うのならそうしましょう」



37 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:48:16.56 ID:hjgw/VnUO
がりがりと苛立しげに頭をかきながら茂羅は俺とクーに着いてくるかと意向を問う。
即刻、俺もクーも首を縦に振った。

好奇心からくるその応答に俺はこのあと少し悔やむことになる。
「後悔するぞ」そんな茂羅の視線にも気付かずに。


   ※※※   ※※※   ※※※


(;゚Д゚)「こ、こいつは……ひど過ぎる」

(;・∀・)「だから言ったんだ。家に帰れって」

夕暮れより少し前。山中より流れる小川をいくらか遡った場所。
数少ない村人の若い衆達が担架とビニール袋をせっせと広げている。



38 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:50:35.66 ID:hjgw/VnUO
その横にはピンクとも白ともつかないブヨブヨした大きな塊があった。
それは人間がよく着るような服を纏っていて。
それは嗅いだこともない臭いを放っていて。
それはなんだか全体的に膨らんでいた。


そして、それは杉浦さんの顔をしていた。


川; - )「うぐっ。ぉエ゙エ゙え゙!!」

顔を真っ白にしていたクーがついに吐いた。
「だから帰れと―――」口を手で覆いながら茂羅が二度目の台詞を呟く。
俺も胃から込み上げてくるものを必死に堪えて作業を……いや、無理だった。ただ堪えることしか出来ない。
その場で動くことも叶わず、ただ案山子のように突っ立ていることしかできなかった。
腐敗した杉浦さんの死体を担架に載せる村人達も唇が震えている。



39 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 21:52:52.63 ID:hjgw/VnUO
(;゚Д-)「(呼吸が停止しただけで……人はここまで変わるのか……)」

正直舐めていた。人の死というものを。
ほんの少し視界の端に付いたアレを見ただけでこんな状態だ。
後を引くようなストレスが身体中の血管を駆け巡っている。

茂羅から杉浦の死体が山中で発見されたと聞いた時に、緊張しながらもどこかで楽観視していた自分に腹が立つ。
恐らく、クーも似たり寄ったりの心境だろう。

(´・ω・`)「邪魔」

(;゚Д゚)「す、すみません」

戸惑う俺を無視して赤黒い液体が垂れる担架を運ぶショボン。
結局、現場で的確な処置と記録を取り。遺品が辺りにないか確かめ。蛆虫が巣食う死体を"壊さないよう"担架に載せる作業は全てこの男が行なった。
素人目に見ても手慣れたように見えるその動ききは、関心以前に唖然としてしまうものがある。

流石にちょいと本で読みましたから、では済まないだろう。
この残念眉毛。本当にただの教師か?



40 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:01:09.12 ID:hjgw/VnUO
(;-Д-)「結局、俺は何をしにあそこへ行ったんだ……」

( ・∀・)「山を登って吐いただけだね」

(,,゚Д゚)「俺は吐いてない。茂羅さんだって似たようなものじゃないですか」

( ・∀・)「反論できないのが口惜しいよ。正直に言って、しばらくご飯が食べれそうにないね」

そんなもの、俺だってそうだ。
現場から離れてもなお、あの腐臭が鼻に付き纏っている。

川伝いに村へ下りる村人達はまさに通夜そのものの雰囲気だった。
唯一女性で現場に上がったクーも相変わらず顔を青くしている。
互い、自業自得とはいえ流石に放っておくわけにもいかない。
何とか元気づけてやろうといくらか声をかけたが、クーは返事の変わりに頭を上下に動かすだけだった。



41 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:02:20.75 ID:hjgw/VnUO
(,,゚Д゚)「死因……なんだったんでしょうか」

( ・∀・)「検査してみないと何とも言えないね。何しろ川の中をぷかぷかと浮き流れていたわけだから」

(,,゚Д゚)「他の人達が話していたんですけど、外傷は頭にしかなかったんですよね。ひょっとして……」

( ・∀・)「しっ。何を推理するのも勝手だけど、滅多なことを言うものじゃないよ。特に生徒達の前では」

(,,゚Д゚)「分かってますよ。そこまで無粋じゃありません」

行方不明者に続き、今度は死者が出た。
尾呂の疾走から一週間と立たないうちに今度は杉浦が死亡するというのは、やはり気味が悪い部分がある。



42 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:03:23.83 ID:hjgw/VnUO
(´・ω・`)「茂羅。俺はこのまま診療所へ仏を連れていく」

( ・∀・)「そうですね。警察が来るまではハローさんの管理下あったほうがいいでしょう。石川さん、鶴岡市警には連絡を?」

〈::゚-゚〉「もちろんでさぁ。今、渋澤の旦那が出迎えに行っとります。夕方には着くゆうことです」

(-_- )「村長が嫌な顔をしそうだな。明日から少し騒がしくなりそうだ」

( ・∀・)「致し方ありません。死者が出てしまったのですから」

診療所に軽トラを走らせるショボンを見送り、その場はお開きとなる。
それぞれが家路につく中で、黙り込んでいたクーが俺の袖を引っ張った。



43 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:07:51.49 ID:hjgw/VnUO
川 ゚ -゚)「…………」

行かないで、と語っているのか。
クーの目はいつもと変わらない無表情さがあったが、それでも俺は見て取るものがあった。
ここで突き放す理由などない。
とぼとぼと歩きながら俺も彼女も無言のまま教員宿舎へと向かった。

六畳程度の狭い部屋に入ると前回訪ねたときよりも少しばかり物品が増えたような印象を受けた。
以前のクーの部屋には花瓶など置いてなかったし、人気俳優のポスターも飾られてはいなかった。

川 ゚ -゚)「人を招くにはあまりに殺風景だと最近気付いてね。渡辺達が遊びにきた時にいろいろと譲ってくれたんだ」

(,,゚Д゚)「へぇ。そういえば、昔のクーの部屋も物は少なかったな」

川 ゚ -゚)「床が狭くなるのが嫌なんだ。極力物を置かないほうが何かと都合もいい」



44 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:13:17.45 ID:hjgw/VnUO
酒店で手に入れたというワインを開け、クーは買い置きした肴を机に並べる。
辛子明太子と黒胡椒のクラッカーそれとイカの甘辛刺身……なんか塩分多くないか?

川 ゚ -゚)「あのな。酒をかっ喰らう時点で健康に気を使うのはナンセンスだぞ」

(,,゚Д゚)「もっともな意見だ。さあ飲もう」

今日のクーはよく喋る。
山中での出来事を思い出したくないのか、それとも聞きたくないのか、他愛のない話を続けて酒を飲む。
一方の俺はというと、何故かクーの思惑に反して杉浦のことばかり考えていた。

ワイドショーの見すぎだと言われるかもしれないが、尾呂の疾走と杉浦の死がたまたま起きた不幸の連続とは思えなかったのだ。
別に確たる根拠があるわけではないし、ただ本能的にそう感じているだけなので誰かに自分の考えを打ち明けるつもりはなかった。
わざわざ自分から空気を悪くする必要もないだろう。



45 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:14:42.24 ID:hjgw/VnUO
川 ゚ -゚)「なんだ。あまり飲んでないな」

(,,゚Д゚)「んなことはないぞ。葡萄酒は量ではなく質だ」

川 ゚ -゚)「茂羅さんの受け売りだな。良い酒は酔いが回るのが遅い。というより気付かないのか」

(,,゚Д゚)「クーはずいぶん飲んでるじゃないか」

川 ゚ -゚)「そりゃあそうさ。皆まで言わせるなよ」

(,,゚Д゚)「っと……電話だ。ちょっと席を外すぞ」

お気に入りのメロディを流す携帯を片手に部屋を出る。
わざわざ退席する理由は、着信相手がしぃだったからだ。



48 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:17:40.15 ID:hjgw/VnUO
(,,゚Д゚)】「おっす」

『おっす。今、大丈夫?』

(,,゚Д゚)】「ん。いや、まあちょっと立て込んでるから大丈夫だ」

『ふぅん……昨日の夜電話してくれなかったよね』

(,,゚Д゚)】「ああ、ゴメン。ちょっと疲れが溜まっていて気付いてたら寝てたんだ」

『そっか。ならしょうがないね。今は何してるの?』

(,,゚Д゚)】「今……は……ちょっと飲んでる」

『ひとりで?』

(,,゚Д゚)】「あー、そうだな」

『嘘だ』



49 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:19:26.33 ID:hjgw/VnUO
(,,゚Д゚)】「!」

『今、女と一緒にいるでしょ』

心臓が、一瞬止まった。

(;゚Д゚)「なんでそう思うんだ?」

『声で分かるよ。今のギコ君の声は女に使う声だ』

声って……そりゃあ色香のことだろうか。
別段、同性異性に隔たりのない会話を今までしてきたつもりだったが、しぃの言っていることは嫌に真に迫るものがある。

少し、怖いくらいに。



50 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:21:02.21 ID:hjgw/VnUO
『なーんてねww。えっ、もしかして当たってた!?』

(;゚Д゚)「いやいやいやいや。勘弁してくれよもう」

『あはははは。ゴメンネ。ほら、最近のギコ君はなかなか電話をくれないでしょ。ちょっと意地悪してみただけ』

(,,゚Д゚)「す、すまん。何か最近寝るのが早くてさ」

……うそつき。

『やれやれだねぇ。じゃあ、三食ともちゃんとしたご飯食べてね。ほっとくと脂物ばかり食べるんだから』

(,,゚Д゚)「おう。ちゃんと野菜サラダも作ってるぞ。食べないけど」

『ちょっと!』



51 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:28:56.18 ID:hjgw/VnUO
はははと笑いながら頭から湯気を出す恋人とのやり取りを終えて、クーのいる部屋へ戻る。

俺が誰と話していたのかを知ってか知らずかクーは「長電話だったな」とだけ言うと、ずいと冷えた缶ビールを押し付けてきた。
クーとの二人きりの飲み会は今では俺のささやかなな愉しみの一つになっていたが、その裏ではいつの間にか心の隅に刺付きの石がずっしりとのしかかっていた。

自責の念、或いは良心の呵責か。
汚い人間だと言われればそれまでの事を俺はしているのかもしれない。
結局、俺はしぃにクーの存在を伝えていなかったのだ。
そして、俺がしぃに電話をしていない日は全てクーにお呼ばれされた日と被っている。



52 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:32:16.67 ID:hjgw/VnUO
一線を越えるつもりは毛頭ないが、恋人が認知していない異性と夜中に酌を交わすことは、お世辞にも健全な人間がすることとは言えないだろう。

川 ゚ -゚)「――――でさ、燃料用アルコールが足りないってことで、そいつが研究室まで譲ってもらいに行ったんだよ。
     その時の服装がまた傑作でな。海パンの上に白衣を着た状態でうろつくもんだから、警備に捕まって……なあ、聞いてるのか?」

(,,゚Д゚)「ん? おお、聞いてるぞ」

川 ゚ -゚)「…………」

(,,゚Д゚)「な、なんすか。」

川 ゚ -゚)「今さ、何を考えてたんだ?」

(,,゚Д゚)「別に……何もだけど」



53 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:35:07.94 ID:hjgw/VnUO
川 ゚ -゚)「あのさ」

(,,゚Д゚)「おう」

川  - )「今日のことはもう忘れないか?」

(,,゚Д゚)「きょう?」

例の杉浦さんの死のことを言っているのだろうか。

川  - )「駄目なんだ。駄目なんだよ」

(;゚Д゚)「ん……確かにキツイ感じはあったかな。自業自得だけど……」

川  - )「そうじゃない」

(,,゚Д゚)「えっ?」

表情の読めない目で手元のグラスを見つめるクー。
何か思い詰めている。或いは隠している。
そんな風にも見えたが、追求する気にはなれなかった。

川  - )「駄目……駄目なんだ……」

(,,゚Д゚)「クー……」

温くなった発泡酒が不味い。



54 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:36:35.93 ID:hjgw/VnUO


    ※※   ※※   ※※


Midnight Event...
⇒変態貴公子シャキン

(,,゚Д゚)】「もしもし」

『あ、ギコ? オレだけどさ』

(,,゚Д゚)】「なんだよシャキン。こんな時間に……」

『ビックニュースだ!』

(,,゚Д゚)】「あ?」

『基礎数の単位落とした!』

(;゚Д゚)】「ちょwwwwwおまwwwまた落としたのかよ! もう教授に言われたのか?」



55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 22:36:45.37 ID:C39zWVrG0
ひぐらしあんま知らないがしえん



56 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:39:05.22 ID:hjgw/VnUO
『おう。購買ステーションのバイトやってた時にな! パンの釣り銭と一緒にとんでもない土産を置いていきやがった!』

(,,゚Д゚)】「来年どーすんだよ。就活に響くんじゃないのか? 必修からは逃げれねーぞ」

『まさにその通り! 田中の奴めぇ、オレの夏休みライフを一瞬でブチ壊しやがって。奴は悪魔だ』

(,,゚Д゚)】「お前さ……」

『なんだ』

(,,゚Д゚)】「来年、俺に敬語使えよな」

『ふざけんな! 留年なんて絶対にせんぞ! 去年の追試プリントくれよ!』

(#゚Д゚)】「断るっ! っていうか問題紙ごと回収されたわ! 例え持っていても貴様には渡さん!」



57 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:39:58.59 ID:hjgw/VnUO
『ケチっ! 来年の就活で俺に助けを求めるなよ!』

(,,゚3゚)】「求めませ~ん。俺は院に進みますから~。そして三年は遊びまくるっ!」

『ファック! 理系のくそったれ共め! お前らなんて麻雀台に挟まれて死んでしまえばいいんだ!』

(,,゚Д゚)】「年間通して忙しいんだよこっちは。お前は二年間毎日好き放題してたんだから覚悟を決めろ。その陰で俺は毎日データと睨めっこだったんだから、その差だよ」

『むぐ。ハクジョーな奴め』

(,,゚Д゚)】「そう病むな。田中さんだって鬼じゃないんだからさ、追試頑張れって」



58 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:41:37.60 ID:hjgw/VnUO
『椎名ちゃんが恋しい……いつも優しく俺に勉強を教えてくれた……』

(,,゚Д゚)】「聞き捨てならん発言をするな」

『仲いいよなぁお前ら。最近、セックスレスって聞いてたからもしやと思ったんだが』

(,,-Д-)】「どこから得た欺瞞情報だよそれ。そりゃあ、ご無沙汰なのは否めんが……」

『なんだよ。じゃあさマンネリ打破ってことで今度オレを加えて3Pするか』

(#゚Д゚)】「フザケンナ。お前の一物はもはや生殖器じゃなく、ただのテロだ。しぃの腹をブチ破る気か」

『俺の股間はエイリアンじゃねーぞ!』

(,,゚Д゚)】「どちらにせよ未知との遭遇であることには変わらんだろうが」



59 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:44:18.16 ID:hjgw/VnUO
『ふん……椎名ちゃんはまだ三重から戻らないのか』

(,,-Д-)】「おう。法事っていうか、既に介護みたいな状態らしいな」

『いい子過ぎるんだよ彼女は。いつか身体壊すぜ』

(,,゚Д゚)】「ああ見えて頑固だからなあ。本人の気が変わらん限りは俺達が何を言ってもムダさ。鈴木と同じだ」

『鈴木? どちらにせよ、しっかり見守ってやれよ。失くしてからじゃキツイぜ』

(,,゚Д゚)】「分かってるよ。じゃあな」

『おう。……あ、ギコ!』

(,,゚Д゚)】「んあ?」

『セックスレスには道具を使うといいらしいぞ! お前のミジンコみたいなイチモツよかよっぽと立派なバi(#゚Д゚)σ】ピッ』



(,,゚Д゚)オトギリソウの散る頃に“孵”のようです   ~その壱~  完





60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 22:46:14.45 ID:5bcWh1Dy0
乙!



61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 22:49:43.65 ID:C39zWVrG0
おつちんこ



62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 22:49:59.32 ID:1jandh+y0
終わり方www
乙!



63 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:50:41.09 ID:hjgw/VnUO
从゚×ナ从「ねーやんと」

( ><)「ビロードの」

从゚×ナ从「ブレイク☆ターイム!」(>< )

从゚×ナ从「ついに始まったオトギリ第二章。君はもう謎が解けたかな~?」

(;><)「まだ謎のなの字も出てないのに解けるわけないんです!」

从゚×ナ从「なははは。そうやな。何せこの物語の自負する正解率は1%。100人挑戦しても正解者は(たぶん)1人しかおらんでぇ。気張って挑戦しぃやあ」



64 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:51:35.59 ID:hjgw/VnUO
( ><)「このコーナーは作者が綴ったかったるい物語を各章ごとに振り返って情報を整理しようぜ、ってコーナーなんです」

σ"从-×ナ从「本来なら繭《まゆ》編が完結した後にこのコーナーを掲載する手筈やったんやけどな……」

( ><)「作者が載せるのをすっかり忘れていたんです!」

从゚×ナ从「粗相はさておき、このブレイクコーナーは推理の補助以外にもゲストを招いたり読者はんからの質問にも答えたりする
     オマケ的な要素も含んどるから、そんな肩肘張って読まんでもろても大丈夫やで」



65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 22:51:42.94 ID:C39zWVrG0
犯人は教授



66 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:52:29.20 ID:hjgw/VnUO
( ><)「記念すべき第一回は何をするんですか、ねーやんさん!」

从-×ナ从b「そりゃあ、もちろん繭《まゆ》編に出てきた情報の整理や。ゲストは今回はおらんから、ちゃっちゃと進めるで」

( ><)「繭編の主人公はギコくんですね。カッコイイんです!」

从゚×ナ从「見た目はともかく、もともとは矢峠村の近隣に住んでいた人間やから、今後も推理に役立ちそうな情報を提供してくれそうやな」

( ><)「でも、思い出したくないことや忘れていることは語らないので、過信し過ぎるのはあながち危険なんです」

从゚×ナ从「物語の核を握っとるのはやっぱり学校の生徒達やろか。まだまだ彼等にも活躍してもらわなあかんなあ」



67 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:55:03.39 ID:hjgw/VnUO
( ><)「繭編は基本的に世界設定や登場人物の人格設定に忙しくて、事件らしい事件が起きてないんです」

从゚×ナ从「いやいや、尾呂っていう顔すら見せてない馬鹿が行方不明になったやろ」

( ><)「…………」

从゚×ナ从「尾呂の疾走ははたして事件か事故か、はたまた単なる自分探しの旅なのか。この辺りの推理は難しいで」

( ><)「テキトーなこと言わないで下さい! あのときの僕は■■■■■■■て■■■■■に■■■■■なんです!」

( ><)そ「……はっ!? しまった。勢い余ってついネタバレの発言をしてしまったんです!」

从゚×ナ从「これ録音放送やから編集できるで。ピーを入れとくから安心せぇ」

( ><)「…………」ホッ

从 ゚×从「でも、あとでオシオキね」ボソッ

(;><)ビクーン



70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 22:57:52.90 ID:C39zWVrG0
>>67
>あのときの僕は滑ってアナルにおチンポほしいのおおおおおおおおなんですI

はっ!犯人はしょぼn・・



69 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:56:57.24 ID:hjgw/VnUO
( ><)「と、登場人物以外にも物語の核心は他にもあるようなんです。僕は御三家の伝説が気になるんです」

从-×ナ从「せやなあ。矢祟様を取り巻く伝説は見逃せない部分がありそうや。どういう内容やったっけ?」

( ><)「矢祟様が神隠しをするのは、御三家への警告だと言われているんです。大昔の三本矢の村々で大量虐殺が起きた悲劇を回避する為に、
     村人の中で遊敵(アソビガタキ)が出てしまったら御三家は何らかの対処をしないといけなかったんです!」

从゚×ナ从「言うてもそりゃ大昔の話やろ」

( ><)「当然なんです! でも、やっぱり無視できないんです!」

从-×ナ从「渡辺激昂の件もあるからな~。もし、このまま事件が連続して起きたらちょいと村人の対応も変わってくるかもしれんわな」



71 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:58:26.09 ID:hjgw/VnUO
(*><)「渡辺さんはカワイイんです。作者は勝手に竜宮レナの位置づけにしてるんです!」

从゚×ナ从「ひぐらしを大して知らんのにようやるわ。ネタが被るのを恐れてwikiでこそこそ調べてたみたいやけど」

( ><)「タイトルのオトギリソウも結構危ない橋渡ってる気がするんです。ちなみに漢字はどうやって書くんですか?」

从゚×ナ从「都村は『御伽草』と読んでいたで」

( ><)「えっ。でも辞書にそんな漢字は……」

从゚×ナ从「まっ。その辺りは調べてみる価値があるかもわからんね」

(;><)「うーん。こっちも気になるんです」



72 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 22:59:35.90 ID:hjgw/VnUO
从゚×ナ从「伝説やら神話やらも重要かもしれへんけど、やっぱりミソになるなのは人間関係や。
     部外者のギコが村にいることを村長の内藤はあまり快く思っていないようやし、
     有事の際にどれだけの人間がギコに味方するかで得られる情報も、本人の立ち位置も変わってくるやろ」

( ><)「ギコくんは今のうちになるべく多くの仲間から信頼を勝ち取ったほうが良さそうなんです」

从゚×ナ从「同じアウター側の素直 空や椎名 ゆいなんかはギコのバックアップを期待できそうやな」

( ><)「クーさんは何だかキーパーソンのような匂いがプンプンするんです。村長さんの発言からもそれが伺えるんです」

从゚×ナ从「御三家の一角は確か『素直』やったな。同じ苗字を持つ素直 春との関係も気になるし、この辺りは要注意かもしれへん」



73 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 23:00:46.12 ID:hjgw/VnUO
(;><)「で、でも。クーさんはシューさんとは初対面だと言っていますよ。シューさんはまだしも、
     素直家とクーさんを安易にイコールで結び付けるのは危険な気もします……」

从゚×ナ从「その辺りは憶測の域を出んけど、トソンも『都村』の名を持っとるし、やっぱり御三家は見逃せんモンを持っとりそうやな」

( ><)「頭こんがらがりそうなんです。ギコくんが頑張ってくれないと、人物相関図が完成しないんです」

从゚×ナ从「誰が何を考えとるかは流石のギコにも分からんちゅーこった。
     奴の五感を通じてどれだけの登場人物の内心を気取れるかが勝負所やな」

( ><)「ギコくんの洞察眼だけが頼りなんです」



68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 22:55:07.40 ID:5bcWh1Dy0
質問です!
弟切草とかひぐらしに影響受けてますか!
既出だったらごめん。



74 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 23:06:43.30 ID:hjgw/VnUO
从゚×ナ从「ほな。ウチらの所感はこの辺りにしておいて、次は読者はんからの質問を受け付けましょか」

( ><)「本作は一応の推理要素が含まれた物語なので、僕達は推理に影響するような質問には答えられません。
     アタリハズレに関わらず、それと判断したものは全て『禁則事項』の一辺倒になるので許して欲しいんです」

从゚×ナ从「ようは脳足りんの作者が困るだけの話やろーに」

( ><)「反論できないのが悔しいんです!」

从゚×ナ从「>>68 ひぐらし・弟切草シリーズと本作は一応、無関係みたいやな。世界観は少し似せてるあるみたいやけど」

( ><)「弟切草に関しては読者さんから聞かれるまで作者は存在を知らなかったんです! 恥ずかしいんです!」



76 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 23:14:26.31 ID:hjgw/VnUO
(;><)「>>70 は、破廉恥なんです。僕のお尻はそんな事には使わないんです!」

从゚×ナ从「今回のショボンってガチホモなん?」

( ><)「知らないんです! 興味ねーんです!」

从゚×ナ从「とりあえず相当な人格破綻者ってことは否めんわなあ」

( ><)「ねーやんと同じなんです!」

从゚×ナ从「…………」

(;><)そ「はっ……粗相なんです!」



77 :◆LLLzw1dMIQ:2009/10/11(日) 23:23:10.12 ID:hjgw/VnUO
从゚×ナ从「よーし。じゃあ今日はこの辺りでお開きにしましょか」

( ><)「皆さん、長くまでお付き合い頂きありがとうございました。なんです!」

从゚×ナ从「次回のブレイクタイムは孵編の中盤辺りやな」

( ><)9m「たくさんの支援に感謝!」

从゚×ナ从ノ「ばいび~」(>< )ノシ



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