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◆スカッとするコピペを集めたようです 第1話

インデックスページ/次の話

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 14:57:40.25 ID:CEQQhglWO
 まず始めにことわっておくことがある。
 偽札作りが大罪であることなど、俺だって知っていた。

(‘_L’)「確信があってやったわけですね?」

 いやいやいや。
 次に供述したいのがその点なんだが、何度も言っているように、

(‘_L’)「はあ……らちがあきませんね」

 こっちも同感だったんだけど。
 早く解放してくれませんか。

(‘_L’)「しかしね」

 警察ってのも難儀だな。



6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 14:58:31.54 ID:AM5/MYg50
あ、コピペスレでは無いのか



7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 15:02:11.61 ID:CEQQhglWO
( ´_ゝ`)「おk、時に、えー刑事サン」

(‘_L’)「フィレンクトです」

( ´_ゝ`)「俺だっておかしいと思うんだよ」

(‘_L’)「あなたの供述が?」

( ´_ゝ`)「……まあ最後まで聞いてよ」

(‘_L’)「随分太い高校生ですよね、あなたも」

(;´_ゝ`)「この取り調べ不毛すぎるだろJK」

 貨幣偽造の嫌疑で俺が逮捕あるいは補導されたのは、つい三日前のことだった。

(;∩_ゝ`)「帰りてえ」

 信じちゃくれないよなあ。

 「気が付いたら握った万札が増えてました」なんて言葉。



8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 15:07:03.79 ID:CEQQhglWO
 話は五日ほど前に遡る。
 俺が自宅でかの有名なコピペ、「寺生まれのTさん」シリーズをエロゲ仕様に改変していた時だった。

( ´_ゝ`)「……」カタカタカタ

(´<_` )「兄貴」

( ´_ゝ`)「うちは新聞間に合ってます」カタカタカタ

(´<_` )「兄貴」

( ´_ゝ`)「ジョアとってるからヤクルトもナチュレもいりません」カタカタカタ

(´<_` )「いいえこれはケフィアで……おい」

( ´_ゝ`)「『――いいえこれはケフィア』」

(#´_ゝ`)「ちょっとアンタ、ミスっちゃったじゃないのよ!」



9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 15:08:53.84 ID:4EzkS7w70
なんだ、コピペスレじゃないんだ…



10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 15:11:01.42 ID:CEQQhglWO
(#)_ゝ`)「で、なんでしょう」

(´<_` )「俺のとっておいた菓子類全部食ったろ」

(#)_ゝ`)「どれ?」

(´<_` )「ハバネロからオーザックから」

(#)_ゝ`)「アー、ハン?」

(´<_` )「拳をくらうか、買ってくるか」

(#)_ゝ`)「行ってきまーす」

 弟は内弁慶と言うのか、内悟空と言うのか、とにかく家では強かった。



12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 15:17:44.57 ID:CEQQhglWO
( ´_ゝ`)「やべー、最後の虎の子が崩れるとは」

 財布には最後の諭吉がしわくちゃに入っているのみだった。
 我が家は年俸制で、お年玉名義の年間小遣いが支給されていたのだ。

( ´_ゝ`)「まだ10月よ、どーすんの俺」

 せめてもの節約だ、と卸売り型スーパーへ。

( ´_ゝ`)「金が湯水のように湧き出して、温水のように残り続けたらいいのになー」

 ドラえもんは我が家にいないので、いかんともしがたい願いだった。

 その時。

 まさに、その時。

 握り締めた一万円が、「湯水のように溢れ出た」。



13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 15:21:56.91 ID:CEQQhglWO
わさーっ

(;´_ゝ`)そ

「なにこれ!」

「あなたお金落としてるわよ!」

 落としてなんて次元を超えていた。
 金の洪水。
 溢すといった方が近かった。

(;´_ゝ`)「なんじゃこりゃあ!」

 騒ぎを聞き付けた警備員が駆けつけるまで、そう時間はかからなかった。
 そして、紺色を着たオッサンの一人が叫ぶ。

「全部同じ通し番号だ!」

(;´_ゝ`)「はあ?」



14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 15:27:59.21 ID:CEQQhglWO
( ´_ゝ`)「と、まあこんな具合で」

(-_L-)「ホント、勘弁してください。笑えないレベルなんですよ」

(‘_L’)「『まるっきり同じインク・紙』を使った偽札なんて冗談じゃすまされないんです」

(#´_ゝ`)「だぁかぁらぁ」

がちゃ

爪'ー`)y‐「あ、いたいた。お疲れさまでした」

(‘_L’)「あなたは?」

 垂れ目の男は胸元から手帳を取り出した。
 それを見たフィレンクトが厳しい口調で訊いた。

(‘_L’)「何用ですか」

爪'ー`)y‐「そのガキ、うちにちょーだい」

 ガキって。



16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 15:33:32.81 ID:CEQQhglWO
(‘_L’)「……拒否権はないのでしょう」

(;´_ゝ`)「引くんだ!? 結構簡単に身を引いちゃうのね? 韓国ドラマ観なよ、怨とかいうのがきっと参考に」

爪'ー`)y‐「ガキィ、うるせー」

( ´_ゝ`)「あ、はい」

爪'ー`)y‐「じゃあまた、そんな感じで。ご苦労さん」

(‘_L’)「あの」

 反撃の言葉を捻り出そうとしているらしかった。
 俺としては、こんな妙な男に連れて行かれるのは嫌だった。
 なので、フィレンクトとかいう刑事には頑張って欲しかったのだが、

(‘_L’)「……ここは、禁煙です」

(;´_ゝ`)「使えねーなあんた!」



17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 15:37:27.85 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)「タバコ? なんだい、それ」

( ´_ゝ`)「?」

(;´_ゝ`)「って、うっお」

爪'ー`)「はいはい、ちゃーっちゃと歩くー」

 俺の首ねっこを掴んだ垂れ目の手から、先ほどまで吸っていたタバコが消えていたのだった。

(;´_ゝ`)「キツイキツイ、この態勢キツイ」

爪'ー`)y‐「あん? るせーよ」

 そして、タバコが復活するのも唐突だった。



19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 15:42:41.75 ID:CEQQhglWO
(;´_ゝ`)「タバコくさっ!」

 押し込まれたカマロはひどくスモーキーだった。

爪'ー`)y‐「いっくよん」

(;´_ゝ`)「どこにっすか」

 低いエンジン音がやたら腹に響いた。

爪'ー`)y‐「2パターン」

( ´_ゝ`)「2?」

爪'ー`)y‐「いや、3か4パターンあるかも」

(;´_ゝ`)「えええ、てっきとうだなアンタ」

爪'ー`)y‐「質問すっからそれにお答えプリーズな」



20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 15:48:03.54 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)y‐「コピー&ペーストって知ってる? 知ってるよな、最近の高校生だもんな」

( ´_ゝ`)「はあ、まあ」

爪'ー`)y‐「クエスチョン2! デデンッ」

(;´_ゝ`)「うわあ」

爪'ー`)y‐「るせっ。なんで人はコピペするか分かるかあ?」

( ´_ゝ`)「なんでってそりゃ」

爪'ー`)y‐「まー、まーまーまー、こりゃ人それぞれかもしれんな。次、次」

(;´_ゝ`)「答えさす気あんのかアンタ」

爪'ー`)y‐「はい、大きな問いの三番、小問一! ぷふぉろろ~」

 うわあ、エア尺八だよ。

(;´_ゝ`)そ「つかハンドルから手ぇ放すな!」



22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 15:53:28.83 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)y‐「お前、『物をコピペできたらどうする』?」

(;´_ゝ`)「はあ!?」

爪'ー`)y‐「返答しなきゃ怒っちゃうぞー」

(;´_ゝ`)「いやマジ、頼むからハンドル握ってくれよ!」

爪'ー`)y‐「やだあ、アタシ怖いー」

(;´_ゝ`)「ええええ」

 俺自らハンドルに手を伸ばすと、タバコの火を押し付けられた。

(#´_ゝ`)「何すんだテメェ!」

爪'ー`)「お前が触っていいのはそこじゃあねーんだよ」

 導かれたのは、ハンドル中央。



24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 15:56:56.15 ID:O7UCs84JP
やる夫コピペみたいのかとオモタ



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 15:57:54.74 ID:CEQQhglWO
(#´_ゝ`)「ふざけんな、何が質問だ! アンタみたいなヤツと一緒にいられるか! 俺は部屋に帰らせてもらう!」

爪'ー`)y‐「ばぁっか、変なフラグ立てんな。カカカ」

(#´_ゝ`)「いいから停めろ!」

爪'ー`)y‐「もうじき停まるよ。ほら、見えるべ? 今からあのビルに突っ込むから」

 ああ、コイツダメなんだと思った。

(#´_ゝ`)「分けわかんねえ」

爪'ー`)y‐「叫ぶなって……、こら何ハンドル切ろうとしてんの」

(#´_ゝ`)「あっつ!」

爪'ー`)y‐「あ、ところでこの車さ、エアバッグひとつしか付けてねーから」



26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 16:04:04.18 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)y‐「もち、運転席オンリー」

(;´_ゝ`)「は?」

爪'ー`)y‐「仕事柄分かんのよ。『どれくらいのスピード』までなら『エアバッグで助かる』か」

(;´_ゝ`)「なに、いって」

爪'ー`)y‐「逆に、『どれくらいのスピード』だと『エアバッグ抜きで死ぬ』かも知ってる」

 血の気が引いた。

爪'ー`)y‐「そうさな、パターンはふたつだった」

爪'ー`)「お前が生き残るか、死ぬか」

(|! _ゝ )「死ぬ、て」

爪'ー`)「歯ぁくいしばれー、あと10秒」



28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 16:07:58.88 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)「死にたくないかあ?」

(|! _ゝ )「あ、あ、あた、あたりまえ」

爪'ー`)「じゃあ欲しがれよ、生き残るために必要なもん。はい、5、4」

 もう、灰色の壁がそこにあった。

 2、1

爪'ー`)「ぜろ」

ぐしゃ



29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 16:14:00.74 ID:CEQQhglWO
(  _ゝ )「……ぶち殺す、絶対あいつをぶち殺す」

爪'ー`)y‐「あれ、よかった。生きてんじゃん」

 覚醒すると、垂れ目は車外でタバコを吹かしていた。
 俺は、潰れたボンネットをぼんやり睨みながらうめいた。

( ´_ゝ`)「なんか知らんが生きてるよ」

爪'ー`)y‐「それなーんだ」

 目の前に、白い風船のようなもの。

( ´_ゝ`)「……助手席にもエアバッグ付いてるじゃねーかksg」

爪'ー`)y‐「お前……っかー。頭かってえヤツだなあ、おい」

 頭をガリガリやって、男は言った。



30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 16:21:02.92 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)y‐「それが『物質のコピペ』」

( ´_ゝ`)「あん?」

爪'ー`)y‐「『消えろ』って念じてみ」

( ´_ゝ`)「アンタは消えてくれないかな」

爪'ー`)y‐「はっはっは」

爪゚ー゚)y‐「言う通りにしろよ」

(;´_ゝ`)「……ち」

 渋々ながら、思考する。

( ´_ゝ`)(消えろ)

 すると、エアバッグは黒い水蒸気を残して消え去った。

(;´_ゝ`)「なんじゃあこりゃあ」



31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 16:21:28.52 ID:bgl212CCO
期待wktk



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 16:26:28.16 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)y‐「今のは『アンドゥ』だな」

( ´_ゝ`)(安藤?)

爪'ー`)y‐「まあいい、後で追い追いな。出てこいよ」

 圧迫されていた分のスペースが空いたため、簡単に這い出ることができた。
 オシャカになった高級。
 バンブルビー涙目だな。

爪'ー`)y‐「……はー。可哀想にな。生き残っちゃったか」

 思いがけない言葉に俺は困惑した。

( ´_ゝ`)「死んだ方が良かったみたいな口ぶりだな」



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 16:31:41.29 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)y‐「そう思うしかねーもん」

( ´_ゝ`)「何がだよ」

爪'ー`)y‐「まあ、後悔だけはすんなよ」

 俺みたいに、と聞いた途端、周囲を黒いワゴンに囲まれた。
 そして中から、特殊部隊チックなフルフェイスヘルメットの面々。

「フォックス隊長、指示を」

爪'ー`)y‐「ん、ご苦労さん。じゃあ本部に移動で」

 スモークガラスの車に連行されて、俺はとんでもないことになったことだけを理解した。
 また、ひとつの変えようのない事実。



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 16:34:13.26 ID:CEQQhglWO


( ´_ゝ`)(おしっこしたい)

 耐えがたい尿意だった。





37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 16:37:22.32 ID:bgl212CCO
兄者wwwww



38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 16:41:49.60 ID:CEQQhglWO
 どこぞのよくわからん建物の地下。

(*゚ー゚)「はい、お疲れさま」

( ´_ゝ`)「ども」

 たっぷりの排尿を済ませた後に、俺は医務室に通された。
 気付かなかっただけで、細かい切傷や打撲が随所にあったらしい。

(*゚ー゚)「ごめんなさいね、うちの隊長強引だから」

( ´_ゝ`)「そっすね。ところで彼氏いますか」

(*^ー^)「いやー、しかし、よくやったね。初実地に近い限界条件で瞬時にエアバッグ形成して、その上アンドゥもなんなくこなすとは」

( ´_ゝ`)「あの、彼氏」

(*^ー^)「普通皆パニクるからさ、全然できないのよー。なに、これ、どうしたらいいの? みたいな」

( ´_ゝ`)「……」

 スルー・スキル。



39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 16:46:59.38 ID:dkUqaX/r0
スカッとするまで見てるから



40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 16:47:31.96 ID:CEQQhglWO
( ´_ゝ`)「ここ、どこですか?」

 質問を変えてみた。

(*゚ー゚)「CPSC。コピー&ペースト・セキュリティ・カンパニー」

( ´_ゝ`)「カンパニー? 会社なんですか?」

(*゚ー゚)「そ、表向きはCPも違う意味だし、普通の警備もやってるわ」

( ´_ゝ`)「へえ……」

(*゚ー゚)「大丈夫?」

( ´_ゝ`)「ちょっと、急にわけわかんなくなってきて」

 うつむいて、色々と考えた。
 実際は、白衣から覗く太ももをチラ見してただけなんだが。

( ´_ゝ`)(ナイス、ロリ脚)



41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 16:52:49.94 ID:CEQQhglWO
『あーあー、アロー? 新人くぅん、医務室にいる新人くぅん。会議室までおいでませー』

 間の抜けた声は、まぎれもなくフォックス隊長様のものだった。

( ´_ゝ`)「あれで隊長務まるんですね」

(*゚ー゚)「うーん、確かにはた目から見たらそう思うかも」

 組み替えられる脚の奥に暗黒スペース。
 見えそうで見えないこれが、芸術か。

(*゚ー゚)「でも、案外まともなとこもあるよ」

( ´_ゝ`)「ですか。……会議室ってどこです?」

(*゚ー゚)「それは――」

『あ、会議室なんだけどエレベーターでB5Fに来てちょ』

(;^ー^)「――な感じ」



42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 16:58:37.78 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)y‐「はいはいウェルカムCPSC、部隊長フォックスでっすっ」

( ´_ゝ`)「おk、時に落ち着け隊長。俺が引くレベルのテンションはそうそうない」

爪'ー`)y‐「あじっすかー、ぱねぇっすねオレァ」

(;´_ゝ`)「シンナー吸ったヤンキーみたいな口調はやめなさい」

(;´_ゝ`)(俺が突っ込みに回るだなんて、恐ろしい子……!)

爪'ー`)y‐「ん、ぐりぐりっとお」

爪'ー`)「さて、今タバコの火は消えました」

 机の上に投げ出した脚越しの台詞。
 態度はすこぶる悪かった。

( ´_ゝ`)「それが?」



43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 17:04:19.60 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)「今のはどこからどこまでがコピペか分かるか?」

( ´_ゝ`)「今のもそうなのか?」

爪'ー`)「そ。まあ座りなよ」

 俺は手近なキャスター付き椅子を引き寄せた。

爪'ー`)「それ。物質の移動。それはコピペに対してドラッグ&ドロップなんだ」

( ´_ゝ`)「どっちもパソコン用語だよな」

爪'ー`)「うん。まあ、データの移動、改変に使う作業だな」

 俺は椅子にどっかと腰を下ろした。

爪'ー`)「で、なんでか知らんが、俺達みたいに『現実世界』でそれを実現できちまう連中がいるんだわ」



45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 17:08:34.31 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)「ひとつめ、『アンドゥ』」

 指が慣らされると、フォックスの手元に置かれた灰皿が空になった。
 どころか。

( ´_ゝ`)「煙もそうなのか」

 立ち込めていた紫煙と芳香の一切が消えた。

爪'ー`)「おかげさまで環境に対して引け目感じることも無し。カカカ!」

( ´_ゝ`)「タバコ税高いんだっけか」

爪'ー`)「五年は買ってないから最近のは分かんね」

 省エネ、節約、ね。



46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 17:12:52.90 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)「お前もやってみ? 一回コピペしたものなら、大抵繰り返して出せるから」

( ´_ゝ`)「エアバッグをか」

爪'ー`)「いや、お前それより前にやってんだろ」

( ´_ゝ`)「?」

爪'ー`)「ヒント、諭吉」

( ´_ゝ`)

( ∩_ゝ) Oh god.

爪'ー`)「恥じるな青年ー。まだ健全な方だぜ、高校生が金を欲しがるのはよー」



48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 17:17:21.00 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)「でも、それも限度ってもんがある」

( ;_ゝ;)「俺偽札作ってたのかあああ」

爪'ー`)「故意じゃねーから俺達が揉み消して」

( ;_ゝ;)「おてんとさまに顔向けできねえええ」

爪'ー`)「あー、うん、そうな」

( ;_ゝ;)「もう日の下を歩いておっぱいウォッチできないなんて嫌だああああ」

爪;'ー`)「引くわ」

(;^ω^)「引くわ」

( ;_ゝ;)「どなたああああ」

( .=ω=)「こなたあああ」

爪;'ー`)「のるなよ、うぜーから」



50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 17:22:54.31 ID:CEQQhglWO
( ^ω^)「兄者君! 君はもはや犯罪者だお!」

( ´_ゝ`)

( ;_ゝ;)「人生\(^o^)/あああ」

( ^ω^)

( .=ωと爪;'ー`)「るせっ」
   人生コナ

 新たに現れた男は、内藤と名乗った。

( ^ω^)「君には二つの選択肢があるお。ひとつはもちろん、ブタ箱gogoコース」

( つ_ゝと)「へい、それで」

爪;'ー`)「内藤さー、その方法悪どいって俺何度も――」

( ^ω^)「もうひとつは」



52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 17:25:21.74 ID:lEfP45Tt0
ドラッグ ドラック
どっちが正解なの?
わけわかんなくなってきた



53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 17:29:22.48 ID:CEQQhglWO
( ^ω^)「我が社で贖罪コース、三食昼寝バトル付き」

( つ_ゝと)「あの、母に殺されない方向で」

( ^ω^)「決まりだお! 入社おめでとう!」

爪;'ー`)「あーらら」

( ^ω^)「じゃあ契約したらあとはフォックス君よろしく!」

爪;'ー`)「うちのボスは正義の仮面かぶった『最悪』だからな」

( ´_ゝ`)「……」

爪'ー`)「話、続けるけど」

( ´_ゝ`)「……へい」

爪'ー`)「さて。お前の偽造貨幣使用は、知らなきゃそこまでデカイ罪でもない。でも、知っててやるヤツが問題なわけ」



54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 17:34:09.54 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)「表に出ないけど、微妙にたくさんいんのよ。コピペ人間」

( ´_ゝ`)「へい」

爪'ー`)「でもま、人間が道具持ったって、できることは限られるわな。空を飛べるとかじゃあねーんだから」

( ´_ゝ`)「っすね」

爪'ー`)「で、一番手っ取り早く『コピペ』を活かすのはなーんだ」

( ´_ゝ`)「うん」

爪'ー`)「……やっぱ、金を偽造ることよな?」

( ´_ゝ`)「だよねー」

爪'ー`)y‐「……」

じゅっ

(#´_ゝ`)「おあっち!」

爪'ー`)y‐「立ち直ってんじゃねーか」



56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 17:38:26.06 ID:3L2zogL00
コピペスレかと思って開いたのに・・・
しかし支援



57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 17:38:49.01 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)「そこでできたのが、CPSC。対抗するための集団よ」

( ´_ゝ`)「……対抗?」

爪'ー`)「おう。対抗、抗戦、命のやり取り」

( ´_ゝ`)「待て、すると何か。さっきのバトルって、マジか」

爪'ー`)y‐「しっかり聞いてんじゃねーか。マジだよマジ。ドンパチもある」

( ∩_ゝ`)「うわー、適当にやってりゃ帰してくれると思ってたのにマジかよーうわー」

爪;'ー`)y‐「おま、なかなか黒いなー」

( ´_ゝ`)「あ、話続けて」



59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 17:44:02.46 ID:Fw8HQU960
          ∧,,∧
        ⊂(´・ω・`)つ-
      ///   /_/:::::/ 
      |:::|/⊂ヽノ|:::| /」
    / ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
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  │,,∧
  │ω・)
  │O))
  |iコ|
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    ヽ        ∧_∧  ズコー
     i     __∩(´・ω・`∩
.    ヽ   /::/ゞゞゝ/::/| ノ
     i    ◎; ̄ ̄◎;|. |/|
.     ヽ  |       | ./
       ヽ ◎;   ◎;|/
          ̄ ̄ ̄ ̄
    / ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
  /______/ | |
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60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 17:44:25.71 ID:CEQQhglWO
爪;'ー`)y‐「おう、じゃあまあ、込み入ったとこに移るか」

 ここで、警報が鳴った。

『八○一丁目銀行にてコピペ反応。ランクC。希望人員二名』

爪'ー`)y‐「お、ジャスト。出動すっか」

( ´_ゝ`)「出動って、早くないか」

 フォックスは立ち上がり、俺の背後で肩を揉んできた。

爪'ー`)「まあまあ、実地が一番。俺のポリスィだよ、うん」

( ´_ゝ`)「……命のやり取りて」

爪'ー`)「あ、ところで」

( ´_ゝ`)「?」



62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 17:46:46.27 ID:CEQQhglWO


爪'ー`)y‐「ふたつめ『アンドゥ』」

 ふ、と俺の尻の下から椅子が消え、したたかケツを打ち付けた。





63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 17:48:18.60 ID:bgl212CCO
安藤は消す技か



64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 17:56:46.91 ID:CEQQhglWO
\(^o^)/「ムフフ。ゲットです」

 随分と間抜けな顔をした行員だと思った。
 オワタと言う名前が、渡されたデータには書かれていた。

( ´_ゝ`)「アイツ何やったの?」

 俺達は、地味な車の中から様子を伺っていた。

爪'ー`)「ここ、結構イイトコの銀行でよ。金融業以外に、貸し金庫やってんだ」

爪'ー`)y‐「ま、大方貴金属でもコピペしてオリジナル売り捌いてんじゃね?」

( ´_ゝ`)「分かってねーのに逮捕すんのか」

爪'ー`)y‐「逮捕じゃねーよ。捕縛だよ。俺らはあくまでも警備会社であって、司法機関じゃねー」



66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 18:02:58.54 ID:CEQQhglWO
 聞けば、大きな街の施設には秘密裏にコピペ反応を感知する装置を取り付けているのだとか。
 金属探知機のように、「コピペされた事実」が分かる程度らしいが。
 何がどうされたかは明確にはならない、とか。

( ´_ゝ`)「腹減ったな」

爪'ー`)y‐「終わったら食い行くか」

\(^o^)/「~♪」

 犯人(と呼ぶべきか分からないが)オワタは夜道を歩いていく。

( ´_ゝ`)「家帰りたいな」

爪'ー`)y‐「……」

じゅっ

(#´_ゝ`)「おあっち」

爪'ー`)y‐「るせっ」



67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 18:08:38.53 ID:CEQQhglWO
ブブブ

\(^o^)/「お、オワタ。今から行くです」

爪'ー`)y‐「動くぞー」

(#´_ゝ`)「へえ」

 オワタの捕まえたタクシーを追うこと20分。
 到着したのは、いかにもな埠頭の倉庫だった。

(;´_ゝ`)「ちょい、このふいんき(何故か脳内変換されない)やばくね?」

爪'ー`)y‐「ランクCにしちゃあ確かにな」

\(^o^)/「えっと、A05倉庫、と」

爪'ー`)y‐「追いかけまーす」

(;´_ゝ`)「お、おう」

 フォックスはポケットに手を突っ込んだまま走り出した。



68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 18:15:26.35 ID:CEQQhglWO
(;´_ゝ`)「!?」

 フォックスは、足がとんでもなく速かった。

(;´_ゝ`)(しかもスーツに革靴でなんで音がしないんだ?)

爪'ー`)♭

(;´_ゝ`)「余裕、ってか?」

 ようやく追いつくと、倉庫内でいかにも、な連中がいかにも、なアタッシュケースを持って集合していた。

\(^o^)/「お待たSay!」

「どうも、こんばんは」

\(^o^)/「約束のブツはゲトって来ましたよ!」

爪'ー`)「……」



69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 18:19:27.83 ID:CEQQhglWO
( ´_ゝ`)(どうした)

爪'ー`)(お前さ、このやり取り興味ある?)

( ´_ゝ`)(興味、って別になんも思うとこはないけど)

爪'ー`)(あ、そ。じゃあいいか。インストラクションだしな)

(;´_ゝ`)「あ、おい」

 倉庫に飛び込むフォックス。

爪'ー`)「たのもー!」

\(;^o^)そ「!?」

「!?」

 場が凍りついた。



71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 18:24:28.13 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)「所属ー、CPSCーコピペ犯罪防止課執行部ー……スゥ」

 あ、息吸った。

爪'ー`)「部隊隊長フォックスー、でー、あーりーまーすー」

(;´_ゝ`)(KY!)

\(;^o^)/(KYです)

(KYだ)

爪'ー`)「そこのオワタさんに用があるのでー」

爪'ー`)y‐「みなさん邪魔しないでくださいー」

(;´_ゝ`)(うわああ)

 黒服のパンチパーマやオールバックさん方ガン見じゃん!
 誰かアイツ止めろ!



72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 18:30:55.44 ID:CEQQhglWO
 先に動いたのは意外にも、オワタだった。

\(;^o^)/「失礼!」

 近くにいたパンチパーマの腰に顔を、というか下半身に口を近付けた。


「ちょ、え、あふん!」

(;゚_ゝ゚)「えええええ」

 この状況でヤオイなアナタに素敵なロマンス!?

「ちょ、何すんじゃい!」

\(;^o^)/「あべっ!」

(;゚_ゝ゚)「ゲイで身を助けるだなんて体張りすぎやでえええ」

「なんやあのガキも仲間かいな!」

( ´_ゝ`)つ「それはない」

「なーんだそっかー」



73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 18:34:37.59 ID:6L4VqUNSO
これから世界は人口増加等が原因で大規模な食料不足が起こるとされています。

→遺伝子組み換え技術があったら
育てやすく生産コストも低いため収穫量を確実に増やす事ができ,
食料不足に対応する事ができます。


→遺伝子組み換え技術がなかったら
穀物の生産量が消費量に追いつかず,
今までの食料だけでは人々は生きて行けなくなります。
その結果,これまでは一般的に食料と呼ばれなかった物を食べなくてはならなくなります。
具体的には栄養価の高い,虫の卵やサナギなどです。
数も多いのでひとまず食料不足には対応できます。



それでもあなたは遺伝子組み換え技術に反対ですか?



75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 18:38:44.92 ID:CEQQhglWO
爪;'ー`)y‐「あれ、まさか唇が『ポインタ』?」

\(^o^)/「コピペするための起点で意味なら、その通りです!」

 その手には、先ほどまでなかった拳銃。

爪;'ー`)y‐「げえ」

\(^o^)/「おくたばり申し上げなさい!」

(;´_ゝ`)「なっ!?」

爪;'ー`)y‐「兄者、隠れろ!」

ババババババババ

(;゚_ゝ゚)(なんじゃこりゃあ)

 いきなり戦場の真っ只中に放り込まれたかのような発砲音。
 拳銃ってこんなに長時間、超連射できんの?



76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 18:46:31.71 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)y‐「無事かあ」

(;゚_ゝ゚)「あばばばばばば」

爪'ー`)y‐「いやあすまん、ぬかった。じゃあ説明な」

(;゚_ゝ゚)「いいいかかっらにげ、にげ」

爪'ー`)y‐「第一、僕らコピペ人間は『ポインタ』と呼ばれる部位でコピーしまーす」

爪'ー`)y‐「第ニ、その部位が常識的に露出しづらかったり、接触させづらいほど、複雑なものをコピペできるみたいでーす」

ババババババババ

爪'ー`)y‐「るせっ」

(;゚_ゝ゚)「おとっおと近付いてきてっ」

爪'ー`)y‐「第三、使用者がテンパると、コピペった物が改変されたりするんだなあこれが」



77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 18:50:44.28 ID:CEQQhglWO
\(^o^)/y=- - - - - -
オワーワッワッワッワ ババババババババ

 げんきに けんじゅうで あそぶ おわたくん


爪'ー`)y‐「あ、ほら。ぐねぐねしてるっしょ」


\(^o^)yx≡] ∵ ∴ ∵ ∴ ∵ ∴ ∵ ∴ ∵
オワーワッワッワッワッワッワ ザガガガガガガガ

 げんきに がとりんぐほうで あそぶ おわたくん


(;゚_ゝ゚)「あれええええええ!?」



78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 18:55:56.69 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)y‐「普通、意識的にアレをできるヤツはいないのよ。錯乱してると酷いことになるんだな、これ」

「ぎゃあああああ!」

「オジキィィ! 何をしよるんじゃキサン、ぎゃあああああ!」

「テツ、俺はお前のことを、ずっと」

「アニキ、それ以上は後で聞きます!」

「愛し」

「アニキ?」

「……」

「アニキィィィ!!」

(;゚_ゝ゚)「八○一丁目のヤクザさん達止めて! 色々止めて!」



80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 19:00:38.40 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)y‐「るせー落ち着け」

じゅっ

(#゚_ゝ゚)「ぎゃああああ!」

ザガガガガガガガ

爪'ー`)y‐「で、さらに掘り下げるなら、だ。あの状態『ファビョる』とか『改悪』とか俺達は呼ぶ」

爪'ー`)y‐「質問は?」

(#゚_ゝ゚)「ねーよバカ! ひとつだけ訊くなら、この隠れ場所バレてねーかってことくれーだよバカ!」

 どうも隠れている重機の周りに弾幕が集まっているようだった。



82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 19:08:27.76 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)y‐「まだ慌てるような時間じゃない」

( ゚_ゝ゚)「仙道に謝れ!」

爪'ー`)y‐「だってそろそろアイツ弾切れだろうし」

ザガガガガガガガ

ガガガガガ

ザガッ

ウィ――――ン

 倉庫に鳴り響く妙な機械音。

爪'ー`)y‐「な?」

 そう言って立ち上がったフォックス。
 俺もそれにならった。


::(;^o^)yx≡]
オワッ? ウィ―――ン

 オワタのガトリング砲が空しく回転を続けていた。



83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 19:16:16.36 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)y‐「ルールそのいちー」

::(;^o^)::「オワッ!?」

爪'ー`)y‐「コピペで出せる質量の限界は、本人の体重や体積にほぼ同じ」

 フォックスは倉庫中央で重火器の引金を引き続けるオワタに歩み寄っていった。

爪'ー`)y‐「ルールそのにー」

 フォックスがタバコを口にくわえ、空いた両手に木製バットを『二本』ペーストした。

爪'ー`)「その質量内ならいくらでも複製可能」

::(;^o^)::「近寄るな!」

 オワタが足元の拳銃を広いあげた。



84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 19:22:36.63 ID:CEQQhglWO
バン

( ゚_ゝ゚)「フォックス!」

 フォックスが頭から大きくのけぞった。
 だが、

爪'ー`)「俺の『頭』を狙っちゃうのはダメだよ。俺、そこじゃ死なねーもん」

(;´_ゝ`)「!?」

爪'ー`)「ルールは引き続きみっつめー。これは簡単だー」

::(;^o^)::「オワ、オワ……」

 フォックスの握ったバットが赤熱し、煙を発し始めた。

――普通、意識的にはできない

(;´_ゝ`)(普通じゃねーのかよ)



85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 19:24:47.29 ID:CEQQhglWO


 ニ刀流で構えたバットが煌めく赤の弧を描く。

爪゚ー゚)「てめえみてーな三下じゃあ、俺は殺れねーって単純明解至極当然なもんだよ」






86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 19:30:06.02 ID:CEQQhglWO
***

 結果から言うと、倉庫は半焼した。

爪'ー`)y‐「仕事上がりのジョージアはたまんないっすね先輩」

( ´_ゝ`)「……」

(#゚―゚)「隊長、また無茶したんでしょ! ホント事後処理大変なんですからね!」

爪'ー`)y‐「しぃちゃんの管轄じゃないし目くじら立てなさんなー、カカカ!」

(#゚―゚)「だからうちの部隊は嫌われるんですよ」

爪'ー`)y‐「現場研修してたらついつい☆ ごーめーんー」

( ´_ゝ`)「……」

(*゚ー゚)「大丈夫? 兄者君」



87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 19:32:50.89 ID:CEQQhglWO
( ´_ゝ`)(もう少しで)

(*゚ー゚)「?」

爪'ー`)y‐「まあまあ、これから日常茶飯事になんだからさ。あ、兄者、飯食おうぜ!」

(#゚―゚)「喝っ」

( ´_ゝ`)(もう少しで)

爪;'ー`)「うえっ、ちょっまって」

(#゚―゚)「待てい!」

( ´_ゝ`)「!」

 二人は急ごしらえのベンチから立っていってしまった。

( ´_ゝ`)「はあ……」



89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 19:40:11.94 ID:CEQQhglWO
( ´_ゝ`)「……」

 フォックスの身体能力は凄まじいとしか言いようがなかった。
 遠心力を用いた火炎バットの乱舞。
 オワタはかろうじてコピペしたガトリングをアンドゥし、抵抗した。
 二人とも、戦闘行為が骨の髄まで染み込んでいるように振る舞い、殺陣を演じていた。

( ´_ゝ`)「コピペに、改悪、アンドゥ」

 めまぐるしく動く二人は重火器や防弾チョッキを倒れたヤクザから奪っては利用した。
 視界の外からの銃撃に、フォックスが床板をコピペして防御した時は舌を巻いた。
 柔軟性が高すぎる。

( ´_ゝ`)「って、そんなことより……」



90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 19:41:03.81 ID:CEQQhglWO


( ´_ゝ`)「もう少しでしぃさんのパンツ見えそうだったのに……」

 俺は、順応力だけは人に自慢できるのだった。





91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 19:47:58.48 ID:CEQQhglWO
 これ絶対高いだろ、って焼肉屋に俺は連れて行かれた。

爪'ー`)「あん?」

( ´_ゝ`)「だから、なんで銃弾頭に受けて生きてんだよ」

爪'ー`)「あーあー、あれね」

 真っ先にカルビを焼いて網に脂を染み渡らせるフォックスは、ビールを傾けて笑った。

爪'ー`)「俺、『カット』もできんのよ」

( ´_ゝ`)「『カット』? つかタン焼きたいんだからカルビ入れんなよ、味がうつる」

爪'ー`)「張りついちまうだろが、ガキめ。そう、カット。カット&ペースト」

( ´_ゝ`)「あ、そのハラミいただき」

爪'ー`)「豚トロ焼きすぎ」

( ´_ゝ`)「うるせ。……ああ、なるほどカットか」



92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 19:55:00.98 ID:CEQQhglWO
( ´_ゝ`)「ポインタ?」

 頭を指差しながら、俺は言った。

爪'ー`)「yes. 俺は額がポインタなんだな。レモンいる?」

( ´_ゝ`)「お前カルビも塩レモンなの?」

爪'ー`)「美味いぞー。っつかさ、とりあえず上司なんだから、お前呼ばわりはやめようぜ」

( ´_ゝ`)「アンタ、額がポインタって不便じゃないか?」

爪'ー`)「……まあいいや。別に。俺、昔ほとんどのモノをコピったし」

( ´_ゝ`)「バットをデコにねえ」

爪'ー`)「タバコもなー。ほれ」



93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:00:22.93 ID:CEQQhglWO
 フォックスが前髪を上げるとそこにあったのは、

(;´_ゝ`)「アンタ、それ」

 半径2mmほどの火傷のあとがいくつもあった。

爪'ー`)「根性焼き。やー、中学生の頃ヤンキーに目ぇつけられてなー」

(;´_ゝ`)「……バットも?」

爪'ー`)「床に抑えつけられてパターの要領でな。知ってる? パター」

(;´_ゝ`)「ああ」

爪'ー`)「ある日、もう辛抱たまらんブチキレじゃあ! って時に、自然にコピペ改悪してたんだわ」

 火炎をまとったバット。

 殴打し、焼き、相手を叩き伏す武器。



94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:05:45.96 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)「ムカついたせいでタバコとバットの情報がごっちゃになったんだろうなー」

( ´_ゝ`)「そいつら、殺したのか?」

爪'ー`)「んなわけねーじゃん」

( ´_ゝ`)「……」

 ほっとした。
 仮に、怒り狂ってそんなことをやるやつが目の前で酒を飲んでいる。
 それは、考えただけで素晴らしく恐ろしい状況だった。

( ´_ゝ`)「レバー、火ぃ通ってるぞ」

爪'ー`)「お、おけーい。そいつらな」

( ´_ゝ`)「ん?」



95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:11:57.74 ID:MtIF3riS0
いちいち入る地の文のせいで読みにくいな



96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:17:50.38 ID:CEQQhglWO
爪'ー`)「焼けて、転んで、階段落ちて、下に着く頃にゃ死んでたらしいんだよ」

(;´_ゝ`)

爪'ー`)「だから、俺が殺したわけじゃない。んな?」

(;´_ゝ`)「かも、な」

爪'ー`)y‐「で、そん時初めてこのタバコをコピペしたわけだ。燃えるバット振った後に、煙吸ったら」

爪^ー^)y‐「スゲースカッとしたんだよな」

(;´_ゝ`)「……」

爪'ー`)「お姉さーん、生追加ー。お前は?」

(;´_ゝ`)「いや、いいよ」



97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:21:33.32 ID:CEQQhglWO
***

(´<_` )そ

(´<_` )「兄貴、兄貴! 兄貴……兄者!」

( ´_ゝ`)ノシ「おー久しぶり」

(´<_` )「兄者コノヤロウ!」

( ´_ゝ`)「心配かけたな、とりあえず貨幣偽造の嫌疑は」

めこり

(;<_; )「マジお前心配したろうがあああ」

(#)_ゝ`)「おk、弟者。時に落ち着け」



98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:27:23.50 ID:tQh9whEa0
華麗にブラクラげっとしてくれwwww



99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:27:36.97 ID:CEQQhglWO
(#)_ゝ`)「正直すまんかった」

(;<_; )「拘置所脱け出したことで母者ブチキレてるし」

(;´_ゝ`)そ(CPSCその辺ちゃんとやれよ!)

(;<_; )「父者倒れるし、姉者は変わらないし」

(;´_ゝ`)「姉者あああああ!」

(;<_; )「妹者は男の子家に連れてくるし!」

( ゚_ゝ゚)「なん、だと」

(;<_; )「妹者はそのうちイケメンに育ちそうなスポーツが得意で頭も悪くない、なにより友達が多い男の子家に連れてくるし!」

( ゚_ゝ゚)「案内しろ」



101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:32:07.40 ID:CEQQhglWO
 そんなこんなで帰宅は無事済んだ。
 ただひとつ、俺がCPSCに入社したことだけが波風を立てた。

( ´_ゝ`)「ほら、CPSCのホームページ! 自宅警備員になるよかマシだろ!」

 高校生やりながら働くと言ったら、一瞬母者に闘気で殺されかけたが、なんとかなった。

( ´_ゝ`)「ほら、それにここ、ここをクリックして先にいけば」

がっ

ががががが

( ´_ゝ`)「おk、華麗にブラクラゲット」

(´<_` )「この状況でさすがだな兄者」



103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:34:39.53 ID:2woE8DMvO
なにこれおもしろい
支援



104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:35:34.25 ID:CEQQhglWO
(#)_ゝ`)】「おっす、フォックス。帰宅完了」

『お前声おかしくね?』

(#)_ゝ`)】「んなことねーよ」

(´<_` )「友達か?」

(#)_ゝ`)「拘置所で仲良くなったヤツ」
  つ】と
(´<_` )「やっぱり兄貴は友達作り上手いからな……」

(#)_ゝ`)】「わり、それで次の仕事の話なんだけど――」



105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:37:25.98 ID:tQh9whEa0
>>101
華麗にブラクラ㌧
微妙にリクエストを汲み取ってくれるのがまたいいwwww



106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:38:45.98 ID:CEQQhglWO


 俺がコピペを使って働く日々はこの時既に始まっていた。

 友達みたいで、やたらキレてる上司と、俺はウマが合いそうだった。

 平凡な日常がその日を境にどんどん血生臭くなっていくなんて、俺は思いもしなかった。





107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:40:17.72 ID:ChrorVymO
こんな発想できるなんて凄いなー



108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:41:39.34 ID:CEQQhglWO
今回ここまでにしときますけん
なんかあるなら言ってください
僕に言えるのは支援感謝という言葉だけであります

華麗にブラクラゲットはすっかり忘れてた流石ネタだったからマジ感謝です



109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:46:31.57 ID:j/5wt09uO
乙つつつつ!!



110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:46:37.58 ID:CEQQhglWO
所々日本語めためたワロタ



111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:47:04.21 ID:tQh9whEa0
乙っしたー

続きはいつ頃予定?



112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:47:57.89 ID:ZYYQ81Kz0
乙乙
いい感じだったよー



113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:51:09.79 ID:CEQQhglWO
今夜寝て、踏ん張れたらもう一回分書くかも
合わせて三回くらいで終わらせたい

ながらだとリクエストとか言葉尻取れて楽しいね!



114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:56:42.88 ID:lFy3D4u+O
なんだ、コピペスレじゃないのか



115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 20:57:56.58 ID:CEQQhglWO
あ、コピペ貼ってっても全然構わないんで



116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 21:18:25.21 ID:tQh9whEa0
次のスレタイも同じと考えておk?



117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 21:26:32.23 ID:pk32G9OlO
この設定はどこかでみたことある気がしたが
ボツネタかなんか?



120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 21:52:04.09 ID:CEQQhglWO
次のスレタイも同じで

没ネタにあったのかなー
分からないけど、かぶりはあるやもしれないですな



121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 21:52:49.50 ID:7+RcORkf0
次あるとしたら何時頃?
久しぶりに続きが読みたいと思った



122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 21:57:14.90 ID:CEQQhglWO
落ちても一週間以内には倉庫にあるっぽいので
そこ探してもらえれば時を超えて君に会える!

もしかしたら今日深夜に再開するかもしないかも。
生活リズムおかしいんで、夜あんま眠くならないんすよ。



123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 22:01:11.95 ID:CEQQhglWO
あー、そうだひとつ訊きたかった

地の文もっと削った方がよろしいかしら
戦闘描写以外はなるたけ減らす、とか

飯食いながらの会話シーンは好きなんでその周辺はいじらないっすけど



124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 22:12:06.58 ID:hpYjZnaq0
なんか面白かったー。
続き期待。



125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 22:12:36.58 ID:7+RcORkf0
1さんの好きなようにやればいいと思うよ



126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 22:14:01.70 ID:te6YBxjCO
面白いよ乙

地の文は今回と同じでも俺は気にならない



127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 22:19:01.45 ID:B0MeCkpGO
面白かった乙!
続きが楽しみだ



128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 22:40:05.11 ID:CEQQhglWO
把握
好きにやらせてもらいます
へい、サンキュー!



129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 22:57:28.76 ID:CEQQhglWO
眠れない感じだから適当に再開だよー

\(^o^)yx≡] ==【http://imepita.jp/20091011/824730



130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 23:00:18.78 ID:pk32G9OlO
なんだと…

支援



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