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◆(,,゚Д゚)「もしもし○○?今すぐ来て!」~助け屋ギコ~のようです 七日目 午前

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32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/17(土) 21:24:14.19 ID:ZfovguZj0
困った時は助けを呼ぼう。
電話のボタンをプッシュして、あの番号にかけるんだ。
彼が出たらこう言うのさ。

「もしもし○○ですか?今すぐ助けに来てください」

…ってね。
何分仲間が多いものだから、選抜には時間がかかる「助け屋」である。
適材適所とは上手くいかない。
…依頼を頼んだ際に、怪しいのが来たら恥ずかしがらずに「チェンジ」と言おう。


(,,゚Д゚)「もしもし○○?今すぐ来て!」~助け屋ギコ~のようです


七日目 午前
『選抜!今流行りの人件費削減だっ?』





33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/17(土) 21:27:14.50 ID:ZfovguZj0
どこかの世界の、いつかの時間。
とある国の、とある町の、呪われてるんじゃないかと言われる(実際人外の巣窟)ボロアパートの前。
狭い庭先で「助け屋」の選抜が行われていた。

(,,゚Д゚)「えー、では第一回『今回の依頼誰が行くのかな?選手権』を始めます」

いえーい、と半ば自棄な声が上がる。
後ろの道を黒髪美人妻と彼女によく似た少年の親子が微笑ましいものを見るように通り過ぎて行ったが、皆結構真剣なので気づかない。
…まぁ、半分は見えてないわけだし。

(,,゚Д゚)「今回の依頼は大物っぽいです。なので、絶対こなしたいわけです」

(#゚;;-゚)「(…ん?というか……)」

『今まで失敗しそうになったのは全部コイツのせいじゃなかったか?』
…全員ほとんど同時にそう思ったが、優しいので誰も言わず、勿論のこと顔にも出さなかった。
もはやお約束となっている。

(,,-Д-)「…でも、大勢で押しかけるのは流石にマズイ。だから選抜しようというわけです」

約束は今日の午後三時。
移動も含めると、最低でも昼過ぎまでには決めたいところである。



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/17(土) 21:30:14.16 ID:ZfovguZj0
(,,゚Д゚)「…で、俺+三人の三人を決めます。さて、どうやって決めようか」

( ノAヽ)「…しつもーん」

おずおずと手、というか前足をあげたのはノーネ。
「蜃」という蛟の姿をしたものである。
フラフラ山を飛んでいたところをレベル2の召喚で強制転移させられた彼は、素朴な疑問を。

( ノAヽ)「…その、『俺』を外す選択肢は……」

(,,゚Д゚)「………」

静止。
そして。

(,,;Д;) じわっ

( ノAヽ)「極めて合理的判断だと――ぐ、っふう!!」

涙を滲ませたギコ。
瞬間、フサの回し蹴りが見事にノーネの腹部に入った。
…これで一人脱落。



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/17(土) 21:33:14.77 ID:ZfovguZj0
数分後。
具体的に言えば、冷蔵庫からオレンジジュースを出してギコに飲ませ、でぃが背中をしばらく撫で撫でした後。

(,,゚Д゚)「…うん、ノーネちゃんは部屋で寝込んでいるので脱落です」

ミ,,-Д-彡「いやぁ、残念だぜい」

手をパンパンと払いながら言っても説得力ゼロである。
「厄介払いは済んだ」と顔に出ている。

( ∵)「…その前に、私は行かない方がいいのではないか?」

(,,-Д-)「あー……」

思い出されるはあの可愛い神主さん。
依頼者がうっかり『視えてしまう』人間だった場合、泡吹いて倒れるどころか下手すりゃショック死だ。
ばっさり首がない騎士とは案外恐い。

( ∵)「残念だが、此度は失礼」

丁寧に頭を――もっとも頭はないが――下げ、ビッコは帰って行った。
潔い態度から見るに、何か用事があったのかもしれない。なんにせよ、二人目脱落。



37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/17(土) 21:36:14.56 ID:ZfovguZj0
イ从゚ ー゚ノi、「そもそも。依頼の内容によって決めた方がいいのではないか?」

( ^Д^)「いや、それが『会って信用できそうなら教えます』だそうで」

…電話越しに深みのある美しい女の声。
彼女が依頼者らしいのだが、口振りから推測するに結構深刻な依頼らしい。
そんなわけで、選抜を行っているわけである。

(,,゚Д゚)「ほかー。質問は?」

o川*゚ー゚)o「どういう基準で決めるの?」

誰を誘惑するつもりか知らないが、形の良い大きな胸を強調しているのキュー。おめかしか。
「年甲斐もなく…」とはプギャーの弁。
しかしまぁ、妖狐では若い方なのでナンセンスな指摘である。見た目も若いし。
男の劣情に従いそうになる目線を逸らしながら、ギコは答える。

( *-Д-)「えっと……、『万能性』かな」

珍しく、本当に珍しくまともな意見を言う社長。
…確かに依頼内容が分からないのなら、オールマイティーな人材を連れて行くべきだ。



38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/17(土) 21:39:16.79 ID:ZfovguZj0
ミ,,゚Д゚彡「じゃあ、俺なんか――」

o川*-ー-)o「いや、アンタは駄目でしょ」

銀狐らしく、大きな白い尻尾の一つで遮る。…ちなみに残りの尻尾はじぃが遊んでいたりする。
ふわふわして気持ちいいのだ。狐の毛皮もたまにはいい。

ミ,,゚Д゚彡「なんでだぜい。見た目普通の人間っぽいぜい?というか半分は普通の人間だぜい?」

( "ゞ)「おそらく、『その北斗の拳のヤラレキャラみたいな見た目がいけないんだよ』というような意味かと」

o川*^ー^)o「せーかい!」

ジーパンと皮ジャンが正装のフサ。
もう本当に「ヒャッハー!!」とか言いながら荒野を暴走してそうだ。

(,,゚Д゚)「…服装変えればいいんじゃない?」

ミ,, Д彡「男には、絶対に譲っちゃ駄目なものがあるんだぜい……」

カッコ良さげな台詞だが、それがジーパン皮ジャンの見た目かと思うとなんとも言えない。
エキセントリックボーイのフサ、脱落三人目。



39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/17(土) 21:42:15.70 ID:ZfovguZj0
(,,^Д^)「ギコハハハー。結構減るもんだねぇー」

…人外達は薄々気づき始めていた。
おそらくこれはいつものメンバーになるな、と……
汎用性が高いからこそ頼りにされている面子だと今更ながらに実感。

( "ゞ)「…ところで誰か足りないような……」

イ从゚ ー゚ノi、「少なくとも。我が知っている人員は全員いるぞ。貞子はペニサスのところなのだろう?」

他にも『獏』や『震々』といったものから、『だいだらぼっち』のような凄いのまで色々いる。
…でもまぁ皆さんそれなりに忙しいのだ。

( ^Д^)「存在感ないのが一人いない気がしますが……」

――同刻、室内。

『開けて欲しいおー。この仕打ちなんなんだおー(泣)』

…ジンの西川が、狭い押入れからどうにかして出ようとしていたのだが、誰も気づかなかった。
倒れた刀がちょうどつっかえ棒になり閉じ込められているのだ。
思い出されることなく四人目が消える。



41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/17(土) 21:45:15.80 ID:ZfovguZj0
イ从゚ ー゚ノi、「…では」

中学生ぐらいの少女に化けている、管狐、いづな。
ここで尊大な彼女が非常に珍しいことを言い出した。

イ从゚ ー゚ノi、「我は。少し墓参りに行ってくるので。今日は休みにして欲しい」

(,,^Д^)「ギコハハハー。オッケー、気をつけてねー」

o川*-ー-)o「じゃあ私も行こうかなー……」

付き添い、その実秋物冬物の物色が目的で、キューも行くことに。
いづなの前の主人がどこに眠っているのかギコは知らない。
…が、このタイミングで言い出すということは結構近場なのかもしれない。

o川*^ー^)o「いい混浴温泉があるんだよねー。帰りによろうねー」

(,, Д)「…ぐぅ……!」

一瞬その光景を――今までの経験もあって結構リアルに――想像してしまい、クラクラとふらつくギコール・ハニャーン。
健全な男子でまことに良いが、放っておいたら鼻血出して倒れそうだ。
さっさと狐二人にはご退場頂くべきだろう。



42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/17(土) 21:48:13.82 ID:ZfovguZj0
(#゚;;-゚)「残ったのは……」

爪^ー^)「はい!はい!リンがいる!!」

麒麟であるじぃがピョンピョン飛び回りながらアピール。
いい加減退屈になったのだろう。
この訳の分からない選抜が。結構マジで。

(,,゚Д゚)「…じゃあ、リンちゃん連れていこっか。金運ありそうだし」

爪*^ー^)「やった!ギコ大好き!いつかお嫁にしてあげる!!」

(#゚;;-゚)「(二重に間違えているのです、大間違いです……)」

ギコは男なのでお嫁には貰えないし、じぃはそもそも雌である。
何より大前提として種族が違う。

(# ;;ー)「ふふっ、ふふふ……」

主人の女装姿を想像し、普段の奥ゆかしさのカケラもない笑みを浮かべるでぃ。
プギャーが軽く小突いて現実に引き戻す。
とりあえず、一人決定。



44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/17(土) 21:51:14.19 ID:ZfovguZj0
( ^Д^)「じゃあ、自分とデルタは自宅待機してます。ご主人はでぃを連れて行ってください」

一歩引き、妥当な決断をする八咫烏。
…積もる話もあるだろうと判断したのだ。

(,,゚Д゚)「…ん。じゃあ、留守はお願いします」

( "ゞ)「気をつけて。…というか、結局二人になってしまった」

そんなことを言いながら、支度の為部屋へ戻る一行。
死んだように気絶するノーネの跨ぎ、奥へ。
――そこには。

( ´ω`)「おー…。西川登場だおー……」

押入れからの脱出に力を使い果たした西川が。
しばらく、無言になる面々。

(;゚Д゚)「…ごめん。……えっと、今日来る?」

――そんなこんなで本日の依頼のメンバー決定。



45 :sage:2009/10/17(土) 21:54:14.24 ID:ZfovguZj0


七日目 午前 終



ある程度の問題なら処理できそうな選択である。
猫又と、麒麟と、ジン。
向かうは帝都、ラジオ塔。
…死にたがりの儚げ美人歌手が待ってる……かも?

…それはまた、次のお話であるのだが。





46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/17(土) 21:57:21.20 ID:ZfovguZj0
あー、寝ぼけてるなぁ……


ご支援ありがとうございました
そういや、「選択を選び」っておかしいですかねー……

用事がありますので、これにて失礼
用事がね……



48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/17(土) 22:04:22.49 ID:VTGRa1r5O
追いついt……って終わった乙!



49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/17(土) 22:11:37.57 ID:U+Pmf3ol0
乙!



53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/17(土) 22:39:58.29 ID:c2DMeewD0
乙でした

次回も期待してるぜ



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