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◆ξ゚⊿゚)ξ陰ト陽ノ絵巻のようです 伏せる鬼の巻

前の話/インデックスページ/次の話

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:13:30.43 ID:ushnsRqBO
代理



2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:19:56.20 ID:+HZWdMwIO
>>1
感謝の意を禁じ得ない所存であります。

姑獲鳥の巻

http://www7.atpages.jp/mesimarja/boon/php/1255/1255757998.php

もしもしなのでPC用のURLじゃないかもしれません。
前回のお話ですので良ければ目を通して下さいますようお願いします。

再び生き恥をさらすためにはせ参上した次第、
皆々様方、宜しければお付き合い願います。



3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:20:43.66 ID:+HZWdMwIO
抜粋「今昔物語集」

「面は朱の色で、円座のごとく広く、目が一つ、身の丈は九尺ばかり。
手の指三つ、爪は五寸ばかりで刀のごとく、身は緑青、
眼は琥珀に似て、頭の髪は蓬のごとく乱れ、
身の毛のよだつような感が起こる」

この世には、科学では解明出来ない事象がたくさんある。
もし、アナタの身にそんな事象が起きても落ち着いて欲しい。

人に仇なす其れを討ち滅ぼす者がいるからだ。

ξ゚⊿゚)ξ「今は昔、京の都に人ならぬ力を操る者あり」

其の者。純白の浄衣(じょうえ)に身を包み

ξ゚⊿゚)ξ「古井戸より冥界へと行き来し、死者と語り、物の怪とたわむる」

其の者。漆黒の夜を往き闇に生きる

ξ゚⊿゚)ξ「数多の式神を使役し、
     満月の夜には獣にまたがり天をかけたとゆふ」

其の者。全知全能の力にて万魔を祓う。

人はよふ……其の者、陰陽師なりけり。



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:21:35.15 ID:+HZWdMwIO





ξ゚⊿゚)ξ陰ト陽ノ絵巻のようです

伏せる鬼の巻






5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:22:53.23 ID:+HZWdMwIO
姉さん!事件です!

って違うわね。そもそも姉さんはだれよ……
お久しぶりです。ツンデレです。

実は私……今、京の都。つまり京都にいます。
陰陽師にとって、聖地と呼ぶにふさわしいこの京都の土を踏んだ理由……
それが、なぜかと言うと。


<_プー゚)フ


彼に誘拐されました。えぇ間違う(まごう)事なき誘拐です。

彼の名は響之童子。

本当は、私のとある問題を解決するために来ているのですが。
彼が取ったそのプロセスは割と誘拐に近かったです。

あぁ……誰かぁ~、この状況からたーすーけーてー



6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:26:05.23 ID:+HZWdMwIO
<_プー゚)フ「お?どーしたよ。ノンアルコールだろ?酔った?」

ξ-⊿-)ξ「響くん?あのね…」

ξ゚⊿゚)ξ「未成年をバーに……お酒を飲む場所に連れてくるな!」

<_;プー゚)フ「あー。ほら。あれだ。社壊見学!!
        あれ?俺らカウンターバーで知り合わなかった?」

ξ゚⊿゚)ξ「不吉よ!壊ってなんだ。壊って!」

私は今、Ro○e b○nk なるバーにいます。
(実在するため一応伏せておきます。前回行ったときは存在してました)
さてさて、今回はフォックスもおらずどうなる事やら…

あぁ……忘れてた、先ずはこうなった訳を説明しましょう。

先ずは現在(いま)から三日前の出来事です。



8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:28:41.89 ID:+HZWdMwIO
 _
( ;゚∀゚)「すまん!くぉの通りだ!
     俺にはもう最近のカワイコちゃんの音楽が解らないんだ!」

(;´・ω・`)「そういう訳なのです。
      本来ならこの様な、危険且つ不確定要素の強い仕事は、
      ツン君には回さないのですが…」

ξ;゚⊿゚)ξ「はぁ……私より適任な人は…居ないでしょうね。はい」

陰陽省の同僚、ジョルジュさんが担当していた「ライブハウス失踪事件」。
なのだが、ジョルジュさんももう30近く若者の流行に付いていけず、
結果、進展もほとんどしてなかった。

そこで最年少の私に白羽の矢が立つ。

確かに資料を見たかぎりでは確かに、私以外はこなすのが難しそうだった。
まだ決まった訳ではないが被害者は皆10代から20代中盤までで、
音楽の趣味がメタル、ロック系の人ばかりだ。

そして私の趣味は…

先に言うわよ。笑わないでね。


メタル、ロック……そしてヒーロー系の俗に言う「 ア ニ ソ ン 」だったりする。



10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:31:07.01 ID:+HZWdMwIO
(;´・ω・`)「申し訳ない限りです。では、お願いします。ね」

ξ゚⊿゚)ξ「はい。ただ……」

ウズウズ爪*'ー`)ウズウズ

ξ゚⊿゚)ξ9m「何であれが「ウズウズ」してるんですか?」

(;^ω^)オッオッオッ
  _
( ゚∀゚)「多分……」

(´・ω・`)「ライブハウス目的ですね」

この様なやりとりをへて、私はライブハウスへと潜入するのでした。



ライブハウス、こういった場所に来るのは実は三回目だったりする。
以前、シューやギコ、モララー達と来たことが有るのだ。
この店はどうやら複合型らしい。広い店内にバー、ダンスホール、「麻薬の取引所」等がない交ぜになっている。
客層はレザー、エナメル、ピンヒールにブーツ、シルバーアクセ
と似たような服装の男女が好き勝手に寄り集まっている。
トイレの前に屯(たむろ)するもの、壁際で性行為を始めるもの、
中心部で踊る若者たち、カウンターバーやソファーに腰掛けるもの、
実に雑多だ。そして、肝心のライブはまだ開始時間ではないらしい。



11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:34:56.16 ID:+HZWdMwIO
爪*'ー`)「ヒャッホー!」

ξ-⊿-)ξ「年甲斐もなくはしゃがないでよねぇ」

爪*'ー`)「これがはしゃがないでどうするんだい?
     ライブハウスだよ?カウンターバーだよ?
     レーザーライトにミラーボールだよ?」

ξ゚⊿゚)ξ「あんた…何歳(いくつ)だ」

爪*'ー`)「ニ千と百七十二歳♪」キュルルン

ξ;゚⊿゚)ξ「…なんかゴメン」

あぁ初見の方への自己紹介が遅れました。私の名はツンデレ。
陰陽省なる政府機関に所属する現代に生きる陰陽師です。
こっちのキャピキャピルンルン(死語)のビッチ来つ寝(きつね)はフォックス。
どうやらライブハウスに来て浮かれているみたい。

爪*'ー`)「ステージにお立ち台…!踊ろうじゃないか!
     あぁ、そうだ!dancing all night!!
     夜の蝶になるんだ!狂ったように神に捧げる神楽を踊れぇぇい!!」



13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:38:12.33 ID:+HZWdMwIO
両手を高々と掲げ、彼女はのたまう。
現在進行形での厨二病か……。いやまぁ、予想はしてたのだけどね。

幸い、なにか事を起こした輩がいれば即座に分かる様に、
このライブハウス内には既に呪をかけた。
後は、適当に時間をつぶして待てばよい。初日だしこんな物だろう。

ξ゚⊿゚)つ爪*'ー`)))「ほら、遊びに来たんじゃないのよ?」

フォックスをカウンターバーに座らせ「シンデレラを二つね?」
とバーテンに告げて、私も隣に座る。

爪*'ー`)「いや、スカーレット。スカーレットレディだ!」

ちょっと!アルコール入りのじゃないの!!

<_プー゚)フ「おぉ?ねーさん通だな」

爪'ー`)「おぉと!ナンパかい!?ナンパだね?ハッハッハァ!残念だったね!!
     僕には既にフィアンセがいるのさッ!」

爪*'ー`)「そう!このツンたんこそ…おぶぅ!!」

ξ ⊿ )ξ「……」

裏拳。何て事を口走るのだ。こやつは……



14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:38:29.78 ID:di/zt6/ZO
くるくるさんとこにまとめあるよ
http://kurukurucool.blog85.fc2.com/?mode=m&no=360



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:41:07.46 ID:+HZWdMwIO
>>14

へ?


あばばばばばばばばばばばばばばば!!

教えて頂きありがとうございます。後で御礼参りに行かねば。



19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:43:51.66 ID:pBsuXS1EO
>>18
落ち着け、御礼参りに行ってどうする



21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:44:50.65 ID:GWFJvETeO
くるくるさんをぼこぼこにすんのか



22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:46:16.14 ID:pBsuXS1EO
あ、御礼参りでも合ってるのか。すまない



23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:48:09.38 ID:+HZWdMwIO
落ち着いた。確かに「御礼参り」は筋違いだった。神社仏閣じゃないし。

訂正、お礼にいきます。




15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:39:53.25 ID:+HZWdMwIO
因みに彼女の私の呼び方なのだが、姑獲鳥の一件以降に、
フォックスが遊び半分で学校に来たことがあり、その際シューと意気投合。
それからと言うもの、奴は私のことを「ツンたん」と呼ぶようになった。

ξ゚⊿゚)ξ「すみません。この愚姉が失礼しました」

姉……服装や見た目的に友達で通すのは無理が有る。そうでしょう?

かたや、フリルの付いたシャツにスカート姿。
レギンスはレザー仕様で一応ロック調にしてみたが。
かたや、レザーパンツにレザージャケットにごついベルトを巻いてサングラス…

無理だ。

<_プー゚)フ「いや、お姉さんなんだ。友達かと思ったよ」

訂正、友達も行けるらしい。

ξ゚⊿゚)ξ「そんなに老けてみますか?」

<_プー゚)フ「違う。君が大人びて綺麗に見えた」

爪メ'ー`)「ふぅ……裏拳とはやるね」

<_プー゚)フ「おー、復活早いなー」

爪'ー`)「猟奇的な彼女って奴さ。それより僕のツンたんをナンパするな」

<_;プー゚)フ「…ナンパのつもりは無いけどな」



20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:44:31.87 ID:+HZWdMwIO
<_プー゚)フ「おっと……俺、エクスト。よろしくな~」

ξ*゚⊿゚)ξ「え、えぇ。」

爪'ー`)「僕はフォックスね。で…」

ξ゚⊿゚)ξ「「妹」のツンです」

互いに自己紹介を終えて乾杯をする。
そのままエクスト…さんと会話を始める。
内容は多岐にわたり、直ぐに彼は頭の回る人種だと分かった。
何より意外なのは、あのフォックスと気があってる点だ。
それはアルコールのなせる技なのか?それとも彼の魅力なのだろうか……

爪'ー`)y‐「いやはや、全く。エクスト、君は面白い男だ。
      ランクにするならA-(マイナス)位にね」

<_プー゚)フ「なんのランクだよwww」

ξ゚⊿゚)ξ「完全にアウェイねー。不満がある訳じゃないけど…」

「あ!おい。エクスト!!何してるんだ!もうすぐ出番だぞ!」

ξ゚⊿゚)ξ「エクストさん。呼んでますよ?」



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:50:26.03 ID:+HZWdMwIO
<_プー゚)フ「あ?」

見るからにハードメタルな外見の男性。
彼の知り合いらしいがスーツ姿のエクストさんと並ぶと不協和音この上ない。

「ライブだ!ボケ!!あ?両手の花をナンパに夢中でボケたか!!」

<_;プー゚)フ「うぉぉおおお!!忘れてた!わりぃ。」

「ぶちころすぞ!(´・ω・`)」

爪'ー`)「ライブ?お前、バンドなんて組んでたのか?」

<_プー゚)フ「ま…な、んじゃちょっと行ってくるぜ。
       良かったら見に来てくれや」



ξ゚⊿゚)ξ「バンド。ね…」

爪'ー`)「行くかい?」

その、フォックスの問い掛けに私はバーテンさんを呼ぶことで応じる。
何のためかって?代金を払うために決まってるじゃない。



27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:54:07.47 ID:+HZWdMwIO
<_プー゚)フ『みんなー!今日は来てくれてありがとう!
       楽しんでいってくれよなー!』

ステージ上ではエクストさんが既に挨拶を行っている。
服装もステージ衣装に変えエレキギターだろうか、弦楽器を持っている。
にしてもエクストさん、なぜ拘束具みたいな服装なのだろう……ロック?

「ドバドバ」とドラムが音を奏で始め、ベースが「ベベベベ」と演奏を始める。

ξ*゚⊿゚)ξ「結構……上手ね……」

爪'ー`)「なかなかにだね、エクストはエレキ担当みたいだ。
     後、真ん中の女の人がボーカルみたいだな」

ノパ⊿゚)『今宵は中秋の名月。この星空の下……』

しっとりとした女性ボーカルがゆっくりと語り始める。

ノパ⊿゚)『踊りましょう。歌いましょう。貴方が望むのならばそれ全て…』

ベースとドラムが早まり、そしてシンバルが一際甲高く鳴り響く。

同時に始まるのはエレキギターのハイスピードソロ。

ξ;゚⊿゚)ξ「うわぁ。これは効くわね」

爪'ー`)「…………」



29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:56:40.18 ID:+HZWdMwIO
ギターソロが一瞬遅れた時だ。目を閉じていたボーカルが目を見開き歌い始める。

ノパ⊿゚)『◇#*@■☆£!!』

正直な話、本当にそう聞こえた。
凄まじいスピードのギターソロに合わせて、ボーカルは先ほどとはうって変わり
激しく破壊的に歌い上げる。その姿はまるで羅刹(ラークシャシー)の様……

<_プー゚)フ !?

ξ*゚⊿゚)ξ「あ…エクストさん気づいたみたい」

爪'ー`)「ん?……あぁ」

<_プー゚)フ ニッ

曲は更にハイスピードで紡がれサビも中盤にさしかかった時に事件は起きる。

ノパ⊿゚)『高速の、visi……!?』

《ヴピィーーーン》

ノハ;゚⊿゚)「え……」

ξ゚⊿゚)ξ「ん?マイクを……」

どうしたのだろう?マイクを落として固まってしまった。

爪'ー`)y‐「チッ、やっぱり来るのか……ツン。式符展開だ。囲まれてる」



30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 18:58:44.74 ID:+HZWdMwIO
囲まれている……!?

どういう事かと確認するために見わたそうにも周りは人、人、人。

……まさか……

私の予想は的中する。虚ろな目の男達が私とフォックスに掴みかかろうと手を伸ばす。

だが同時に、フォックスは周りのゾンビ達を半成(なまなり)の状態の者もまとめて術で吹き飛ばす。
結果、私共を中心に円形の広場が出来上がる。
だが、吹き飛ばされた中のその大半がすぐさま立ち上がってくる。

爪'ー`)y‐「はん…」

フォックスはピアニッシモと言う煙草を取り出し軽く先端に口付けをする。
すると灯がともる。その色は紅色(くれないいろ)。
妖術で作られた炎が、メラメラと燃え上がりフォックスを照らす。

爪'ー`)y‐「まさか、初日にくるとはね。良いよ。遊んでやろう」

ξ;゚⊿゚)ξ「フォックス!
      相手は人よ!止めなさい!」

爪'ー`)y‐「いーや、人なんざ居ないね。エクスト達(ソイツ等)はギリ間に合うが、コイツ等はアウトだ。
      早く連れて外に出てくれ。ツンもこうなるぞ」

ξ゚⊿゚)ξ「フォッ…ブーン?」

(;^ω^)9m オーオー!



31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:01:47.86 ID:+HZWdMwIO
フォックスの言いようは気に入らないがブーンまで出口を必死に指している現状、
従わないわけにもいかずエクストさん達を連れて出口へ向かう。

ξ;゚⊿゚)ξ「早く、こっちです!」

「グゥゥゥゥ」

<_プー゚)フ「オラァ!」

ステージからエクストさんは飛び降り、襲い来る「ゾンビ」をギターで殴りとばす。

<_プー゚)フ「俺はヒート達をつれて付いてく。
       道は、ツン。頼んだぜ?」

ξ゚⊿゚)ξ「はい。それが私の役目ですから。
      付いてきて下さい」

「あぁ。分かった」とエクストさんは告げる。
私は右手で剣の印を組み、牽制とし、出口へのルートを探索にかかる。
出口までは約、15m位か?その間の障害物を交わしながら抜けるのはわけない。
が問題はエクストさん達、彼らを考慮するとやはり通路を通るべきだ。
しかし、通路には……当然ゾンビが居る。
しかも奴らの動きは意外に早い。これなら強行突破の方が早いかもしれない。

私は障害を排除するために駆け出した。



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:03:56.98 ID:+HZWdMwIO
爪'ー`)y‐「じゃあ……始めようか!!」

跳躍、着地点はステージ上だ。
僕は「ダン」とハイヒールをステージに叩きつけながら着地する。

爪'ー`)y‐「いや、続きをにしようか。うん。それがいい」

「バン!」「バン!」「バン!」スポットライトがステージ上を照らし出す。
その中心はこの僕……
扇でも持ってきた方が良かったかな?紫のふかふかがついた奴さ。

そして、魔女は妖艶に憐笑する

爪'ー`)y‐「m u s i c s t a r t 」





早九字により片っ端からゾンビに呪を刻みつけながら私は疾走する。

ξ゚⊿゚)ξ「臨!」

ξ゚⊿゚)ξ「兵!」

ξ゚⊿゚)ξ「闘、者!」



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:07:09.79 ID:+HZWdMwIO
ξ゚⊿゚)ξ「皆!陣!烈…」

手近なゾンビには刻んだ。後は残りを呟くだけだ。

ξ゚⊿゚)ξ「前ニ在リ」

呪により倒れて動かなくなるゾンビ達。
エクストさん達も付いてきている。大丈夫。大丈夫だ。

《爛る灰土に独り 落つる涙…(ただるかいどにひとり おつるなみだ…)》
 _,
ξ゚⊿゚)ξ「……?」

<_プー゚)フ「走るぞ!」

ξ゚⊿゚)ξ「えぇ。」

歌が気になり、走り出す前に振り返り確かめる。見なければ良かった。

ξ(゚д゚ξ !


爪'ー`)y‐『…れて 何時の間にか』

歌いながら迫るゾンビを蹴散らすフォックスを見る事になるのだから。



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:10:30.31 ID:+HZWdMwIO
《復らぬ 天を仰ぎ……(かえらぬそらをあおぎ……)》

やれやれ、千年以上生きた妖怪変化たる僕を相手取るには少なすぎる。
だが、ツンが居るなら別だ。彼女達に被害がでないように優しく冥土送りにする。

《……只の慰み》

爪'ー`)y‐「あぁ。そうだ。優しく冥土送りだ」

来る。マイクをスタンドごと蹴り飛ばし身動きが取りやすくする。

一斉にステージ上に群れる「生きる死体」共を円(まどか)を描くように
火術片とかした煙草を振り起爆させる

轟音 そんな物は既にステージ上に響いている。気にする必要はない。

煙の中から飛び出し、被害を免れた哀れな死体共を一人一人念入りに
妖術にし作り出した爆刀にて滅多刺しにして回る。

爆刀、要は爆発させられる刀だ。
長さは約二尺(60.6cm)
振り回すより突き刺し爆破する事を目的とされた刀で人体急所のみを突いて回る。



37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:14:56.91 ID:+HZWdMwIO
心臓、額、肝臓、肩口、膀胱、それらを文字通りの滅多刺し。
敵が剣山のようになれば離れ、次の死体へ向かう。

「グゥオオォォ」

爪'ー`)y‐「待てって」

腹部……手応えは横隔膜辺りを、右手の刀で貫き、捻る。
振り返りながら左手のもう一本を首筋に、
更に脇の下から肺に向け一本、
跳躍し延髄に一本投擲で突き刺し、床に固定されたのを確認して、着地する。

そのまま流れる動きで振り返りざまに別な死体の額を貫き、壁に突き刺す

爪'ー`)y‐「遅すぎる」

一瞬で六本ほど腹部に叩き込み放置する。
どの道、初撃で壁に固定したのだから六本も必要なかっただろう。
だが気分は変わる。だから刺した。反省はしていない。

さらに別な死体も同じように様々なやり方で滅多刺しにして血祭りに上げてゆく。

そして、目に付くステージ上の死体はラスト。



39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:18:31.57 ID:+HZWdMwIO
爪'ー`)y‐「乾坤定位 赫々煌々 解呪刀 現出火精 」

「ガァアアアア!!」

飛びかかって来た死体の腹部を膝で一撃、
怯んだ隙をついて肩を掴み、そこを手すりの様に見立て跳び、真後ろに着地。

「ドス」「ドスドスドスドスドスドス」

背後からの刺突が死体を襲う。
その数、七つ。それ全てが死体を貫く。

爪'ー`)y‐「良い夢見なよ」

そして、最後に八本目を後頭部目掛け投げつけ、死体は壁に突き刺さる。

爪'ー`)ノ⌒‐「爆破」

煙草を投げつけ全ての刀を起爆させる。
再び轟音が辺りを覆い、死体共は文字通りバラバラになる。

いくら相手が「生きる死体」で在ろうとも体をバラバラにされては襲い様がない。
そうだろう?

雑魚と遊ぶのに夢中になりすぎたがツンは大丈夫だろうか、
空気中の濃度が高まっている。そろそろ普通の人間でなくとも中毒をおこす頃だ。
だが、その心配は杞憂に終わる。それは一人の鬼がツンに味方したからだ。



40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:22:03.16 ID:+HZWdMwIO
其の男。身の毛のよだつ様な姿を持ち。
其の姿。修羅の如き覇気をまとい真蛇の面を被る。
其の爪。刀のように鋭く。
其の眼。琥珀色にて猫のよう。

其の者。即ち童子なり。其の者。緋火鬼なり。

<_プ ゚)フ「ったく、仕方ねェなぁ。」

ξ ⊿ )ξ「エ……クストさん?…お……に?」

…すぐ近くにエクストさんを感じる。だが、……それは人の姿ではなかった。

指はドス黒い鍵爪のようになり、
全身の筋肉が盛り上がりふたまわり以上大きく見せる。
そして顔は真蛇の面で隠している。
その下に仮面よりもおざましい素顔が在るためなのだろうか……

彼はその体躯とは裏腹に私を優しく支える。

<_プ ゚)フ「ゾンビパウダーの影響が出たんだよ。
       浄衣の式符、展開させっぞ」

エクストさんは胸ポケットから簡易浄衣の符を取り出し展開。
私の体内を蝕むテトロドトキシンこと「ゾンビパウダー」を解毒していく。

ξ;゚⊿゚)ξ「ガハッ……ゲホッ!ゲホッ!」

<_プ ゚)フ「動けるか?」



42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:25:03.45 ID:+HZWdMwIO
人を生きる屍ことゾンビに変えるゾンビパウダー。

激しく動き回った為に私はそれが早く中毒量に到達してしまったのだ。
現在、私達が戦っているのはおそらく薄まったゾンビパウダーを吸い続けていた人達だ。

ゾンビパウダー。その主成分はフグ等の毒で知られるテトロドトキシンである。
そしてゾンビの本当の意味は「生きる屍」
だが、常識的に考えて屍が生きていることはない。

だが、

脳だけを、脳の思考中枢のみをテトロドトキシンの中毒作用を用い破壊し即座に治療した場合、
それは思考する事なく、人の体を保った「生きる屍」になる。
つまり、ゾンビとは中毒症状により酸欠状態にして前頭葉を破壊されただけの人間なのだ。

因みにこの全容は科学的にも証明されており、
その代表的な物にはロボトミー療法が上げられる。



44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:29:07.08 ID:+HZWdMwIO
ロボトミー療法とは要約すると
1935年に報告されたチンパンジーの前頭葉切除による事により
凶暴性の沈静化を初めとした精神「外科」治療の事だ。

主に、うつ病、統合失調症、サイコパス等の症状が見られた患者に行われたらしい。
が、現在ではその危険性及び人道的見地から世界的に禁止されている。

危険性とは、前頭葉の切除によるてんかん発作、人格変化、
無気力化、抑制力の欠如、衝動性、等々の人間性が失われる事。
つまり要約すると「ゾンビ」になるという事で先のテトロドトキシンの話とも合致するのだ。

それを、そんな結果をもたらす物を犯人は空調を使い流していた…

ξ;゚⊿゚)ξ「…エクストさん。私…」

<_プ ゚)フ「おぅ、ヒート達……後、換気扇回してくれ。頼むな?」



46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:32:23.03 ID:+HZWdMwIO
ヒート達を頼む。事実上の戦力外通知だろう。
それ以上に陰陽師がよりによって鬼に助けられるなんて情けない話。

ξ;゚⊿゚)ξ「まだ……戦え」

<_プ ゚)フ「  ね  て  ろ  。
       テトロドトキシンは神経毒だ。
       動けると思って動いて酸欠を起こしちまう時もある」

ノハ ⊿ )「い……息が…」

ξ;゚⊿゚)ξ「…」

苦しそうに背を壁にもたれるボーカルのヒートさん。
見れば、他のメンバーも危ない状態になりかけている。

もう、手段を選んでいる段階では無い。

<_プ ゚)フ「陰陽師の本懐を忘れるな。……な?」

陰陽師の本懐、即ち、人と人の世を守る。

ξ゚⊿゚)ξ「……」

彼はゆっくり、背を向けて……ちょうどフォックスと向かい合う形になる。

ξ゚⊿゚)ξ「わかりました。お願いします!!」

<_プ ゚)b「おぅ!任されたぜ。陰陽師」



48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:35:26.10 ID:+HZWdMwIO
エクストさんはサムズアップしステージの方に向かい歩き出す。
フォックスも彼に気付いて居た様だ。

爪'ー`)y‐「よぅ。セクハラに関しては許してあげるよ」

<_プ ゚)フ「なら、身分査証はダメって事か?」

二人はゆっくりと歩み寄る。
恐らく、近くに使役者が居るのだろう。
ゾンビ達は二人を囲むように身構えている。

<_プ ゚)フ「まぁ、俺にとってはどっちでも良いんだけどな。」

爪'ー`)y‐「うん。その通りだ。僕もどうでも良い。
      にしても気が合うよ。どうだ?僕のお婿さんに立候補しないか?」

<_プ ゚)フ「パス。俺……年増、
       しかもover two thousand は流石にキツイっすね」

ゆっくりと肩が並ぶ。

爪;д;)「泣くぞ!」

泣いた……。



49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:38:21.35 ID:+HZWdMwIO
「ガァアアアアッ!!」

爪'ー`)y‐ <_プ ゚)フ「チッ!」

隙を見せた瞬間に二人に向けて悪鬼達が一斉に襲いかかる。
だが、それも二人に全て凪ぎ払われる。
バラバラに解体されたもの、ぼろ雑巾の様になるもの、
文字通り人形のように吹き飛ぶもの、多様だが……
皆、圧倒的な暴力により殺された者の末路だろう。

しかし、それでも敵の数は絶望的なまでに多い。

<_プ ゚)フ「管弦の心得は?」

爪'ー`)y‐「ポールダンスでも踊ろうか?」

<_プ ゚)フ「そいつは楽しみだな」

取り出したるは、一本の龍笛。

<_プ ゚)フ「そうだな、鬼だし……ここは、
       「最初からクライマックス」で行くか。な」

え?えぇーー!?モモタロスーー!!



50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:41:31.52 ID:+HZWdMwIO
<_プ ゚)フ「還元楽 鬼気開会(かんげんがく ききかいかい)」

おもむろに術名だろうか、不思議な言葉を紡ぎ、龍笛に口を付ける。

次の瞬間、フォックスとゾンビ達、そして私に凄まじい振動が襲い来る。

《♪♪~♪♪♪♪~♪♪♪~》

ξ; ⊿ )ξ「ぐ……うぅ…何よ。これ……」

頭がカチ割れるなんて生易しい物じゃない。
全身の痛みを司る神経を無理やり引きずり出す。
そう思えるような凄まじい痛みが私を襲う。

そして、それはゾンビ達も同じらしい。皆、一様に苦しみ悶えている。

例外はフォックスとヒートさん達。

どうなってるの……



52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:46:25.99 ID:+HZWdMwIO
余りの痛みに意識が薄れてゆく、しかし痛みで意識が戻る。
そんな事を幾ばくか繰り返し、本当に意識が消えかかってきた……

(;ФωФ)「津田嬢!?大丈夫であるか?」

从;´ヮ`从ト「ロマちゃぁ~還元楽でぇす~」

杉浦さん?

(;ФωФ)「すまん。避万真」

从´ヮ`从ト「ツンちゃぁ!大丈夫!?」

ξ ⊿ )ξ グッタリ

( ФωФ)「様子がおかしい…たぬこ様。彼らと共に運び出しましょうぞ」

消えゆく意識の中、確かに杉浦さんの背中の感触だけは覚えていた。



54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:49:20.31 ID:+HZWdMwIO
(´・ω・`)「さてさて…どうしましょうか。
      今回の件、何か申し開きはありますか?」

爪'ー`)y‐「ないよ。強いて言うなら、ツンが倒れたのは予想外。
      それより…」
_
( #゚∀゚)「それよりってどういうこった!」

( ФωФ)「落ち着かれよ。しかし、何故津田嬢を放置していた?
        返答次第ではいくら空狐と言えど…」

爪#'ー`)y‐「知るか!それに普通の人間が鬼の浄めであんな風になるものか!
       最初に会ったときに気付いておくべきだったんだ」

(´・ω・`)「杉浦、長岡。おまえ達は下がれ。私は「彼女」と話をしたい」
  _,
( ゚∀゚)「……了解」

( ФωФ)「心得たのである」



爪'ー`)y‐「人払いのつもりかい?」

(´・ω・`)「いや、居られても堂々巡りですから。
      それで、貴女はいつ頃動けますか?」

爪'ー`)y‐「二、三日は無理だね。
      それより、現場には術者が居なかったんだろ?」



56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:52:50.49 ID:+HZWdMwIO
(´・ω・`)「はい。杉浦が捜しましたが気配すら有りませんでした」

爪'ー`)y‐「やれやれ、アレだけの被害で収穫ゼロか」

そのとき「バタン」とドアが思い切りブチ開けられる。

从;´ヮ`从ト「お、おおお鬼でぇす~」

飛び込んでくるなりショボンの真後ろに隠れて入り口を指差すたぬこ。

<_プー゚)フ「よ。サンキューな、茶釜のねーちゃん」

そこにはエクスが人の状態で立っていた。
もし陰陽省の防御設備全てを越えてきたとしたら奴は
「鬼」というカテゴリーに入れるわけには行かない。
少なくとも天弧レベルの妖怪変化なのは確かだろうね。

爪;'ー`)y‐「おいおい…エクスト。つうか良く陰陽省まで来これたな」

从;´ヮ`从ト「あわわわわぁ~」

(´・ω・`)「おやおや。こんなに怯えてしまって、よしよし。
      それで鬼伏寝(きふね)の鬼が如何様で?」

<_プー゚)フ「ツンを借りに来た」



58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:54:49.12 ID:+HZWdMwIO
从;´ヮ`从ト「ツンちゃぁはぁ!絶対安静なのぉ!!」

爪'ー`)y‐「そこからだとほんと、説得力無いなぁ……
      で、なんで借りたいんだ?ここは今、お前をブチのめしたくて堪らない坊主と
      陰陽師がうずうずしてるんだぜ?」

<_プー゚)フ「だよなぁ。俺もツンにまで被害がでるとは思ってなくてだな」

(´・ω・`)「で、謝罪……に来たようには見えませんが……」

<_プー゚)フ「鬼伏寝に連れて行く。あそこならここより良い治療も出来るし、
       アイツの体についても調べられるぜ」

鬼伏寝。京都にある鬼の総本山だ。そこにツンを連れて行く。

確かに魅力的な申し出だが、一つだけ問題がある。
それは護衛を付けられない点だ。
もし、何かあれば目も当てられない。
そして彼がツンを集中治療室送りにした張本人である。

だが、妖怪変化が丸腰で陰陽省に乗り込んで来る。
それは敵意が無い現れでもあるのだろう。
ならばショボンなら……

(´・ω・`)「承諾しましょう。
      体調に関しては一応、動けるみたいですから連れて行きなさい」

∑从´ヮ`从ト「えぇ!!しょぼちゃぁ。だめぇですぅ」



60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:56:31.74 ID:+HZWdMwIO


そう言う訳で、私は今、京都にいます。

ξ゚⊿゚)ξ「で、明日、貴船神社までいくのね?」

<_プー゚)フ「つか。体は大丈夫なのか?
       なんなら二、三日観光しても良いんだぜ?」

ξ゚⊿゚)ξ「そんな訳に行かないわ。「 術 が 使 え な い の よ ? 」
      一刻も早く治療しないと……」

そう、私は今、術が使えない。
肉体的にはもちろん。物理的に無理なのだ。
響くん……出発前に本当の名前を教えてくれた。エクストとは偽名らしい。
(なお「さん」は嫌だと言ったが呼び捨ては失礼と思い「くん」と呼ぶ事に落ち着いた。)
彼の放った清めの音により私は法力を全て失ってしまったのだ。
理由は分からない。だが、清めの音が関係しているのは確かのようだ。

これは行きの新幹線内で響くんから聞いたのだが清めの音とは鬼が使う
妖怪変化用の攻撃手段であり、人間や鬼には効果が無いのが特徴らしい。

ならば何故、私には効果を発揮したのか?彼は調べれば分かると言っていたが、

正直、不安でならない。



62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 19:59:08.05 ID:+HZWdMwIO
<_プー゚)フ「そう、焦んなよ。
       別に焦ったからと言って早く回復するとは」

ξ゚⊿゚)ξ「でも、それだけ早く結果が分かるわ。
      そもそも、私をこんな体にしたのは響くんでしょう?」

卑怯かもしれないが彼はそれなりに責任感を感じているらしい。

私はそこを突く。口調もキツめに。

<_;プー゚)フ「わァーた。分かったよ。明日、貴船にいくよ。いきますよ」

ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、帰るわよ」

<_;プー゚)フ「おいおい……少しくらい飲ませろ……」

そんな響くんだが私は既に彼が何杯飲んだか知っている。

「 1 0 杯 以 上 飲 ん で る で し ょ う が ! 」



63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:02:27.26 ID:+HZWdMwIO
翌日の10時15分過ぎ、私達は貴船神社に来ていた。
貴船神社は意外にも鬱蒼としており、観光地らしからぬ風体をしている。
お土産屋とかはあるが出来る限り昔のままにしたいのだろう。
私達はそんな貴船神社の参道にいる。
階段には紅色の献灯が一段一段に立てられており薄暗い参道を照らしているかのようだ。

<_プー゚)フ「夜に来るとな、ここの灯籠が光って幻想的な見え方をすんだ。
       いや、お百度参りと言うか丑の刻参りし易いのもあるがな」

ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ行きましょう?」

<_プー゚)フ「いや、俺らがいくのは貴船奥の院の更に奥。鬼伏寝の里だ」

ξ゚⊿゚)ξ「貴船の里?」

<_プー゚)フ「鬼伏寝の里」

響くんは地面にサラサラと書いてみせる。それから口を開ける。

<_プー゚)フ「鬼伏寝。即ち、鬼が伏せ眠る場所。
       酒呑童子や茨城童子は知ってるな?
       貴船って場所はな頼光四天王に殺された凄まじい数の鬼が、
       酒呑童子を初めとして眠る土地なんだよ。」



65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:06:16.36 ID:+HZWdMwIO
ξ;゚⊿゚)ξ「え?でも酒呑童子は老ノ坂に埋められたんじゃないの?」

<_プー゚)フ「首はな。体は誰が持っていたと思うよ?」

ξ;゚⊿゚)ξ「え……」

<_プー゚)フ「それだけじゃねぇ。皆殺しにされた鬼はそのままだったと思うか?
       茨城童子は綱との戦いの後に、殺された仲間を手厚く葬り、
       今の貴船に埋めた。その後、再び綱との戦いに挑んだんだよ。」

響くんはそこでいったん区切り、参道に腰をかける。

<_プー゚)フ「だが、結果は知っての通り、腕を落とされそれを奪い返す。
       そこで、茨城童子は歴史から姿を消す。
       茨城はその後、夫や仲間の眠る貴船で一生を過ごし
       いつしか彼女を慕う鬼達も集まりそこが鬼伏眠と呼ばれるようになる。
       貴船神社はな、そんな鬼達を監視する場所だったのさ。」

ξ゚⊿゚)ξ「本当なの?」

<_プー゚)フ「知らねー。でも俺はそう聞いたぜ?
       それに、そこに鬼伏眠の里があるんだ。
       真実なんざ、今更どうでも良いさ」

彼は立ち上がり、「さ、行こうぜ?」と手を伸ばす。

私には、その手を取る資格が無い気がした



66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:11:07.04 ID:+HZWdMwIO
参道を上り、お社から更に山道を登る。

そして私達は貴船神社奥の院につき一息をつく。
響くんはその間に古いお社の近くにある岩をどかし道を開く。

ξ゚⊿゚)ξ「ここね?」

<_プー゚)フ「あぁ、気をつけろよ。ここから先は文字通り獣道だから、
        薄暗いし、足下もぬかるんだりしてるからな」

ξ゚⊿゚)ξ「どれくらい遠いの?」

<_プー゚)フ「1.5km位だな。病み上がりなんだから疲れたら言えよな」

ξ゚⊿゚)ξ「必要ないわ」

私は響くんを後に置いて歩き出す。獣道って言ってもある程度は目印がある。
私だってそれなりの洞察力は持ち合わせて居るつもりだ。

<_;プー゚)フ「そこ左だぞ。おい…」

ξ;゚⊿゚)ξ「うっ……」

獣道って意外に迷いやすいね。



68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:14:31.25 ID:+HZWdMwIO
本当に、本当に山の中、私が体の限界を感じ始めた時ついに里が見える。

<_プー゚)フ「おー懐かしー。ツン、大丈夫かー?へばったなら言えよ」

ξ; ⊿ )ξ「へばって……ません……」

瞬間に、私の視界が反転する。
ブーンに体を預けた際によく似た感覚だが、
ただ一つ違う点は私が空中に固定された事。
つまり響くんに抱き上げられているのだ。しかもお姫様抱っこ……

ξ;゚⊿゚)ξ「わっ!?」

恥ずかしい事この上ない。そんな時、声がした。

「おぉ?響?響じゃねーか!」

<_プー゚)フ「おう。門を開けてくれ~じっちゃんに用があってきた」

ξ//⊿//)ξ「ちょっ!響くん!?恥ずかしいから下ろして!!」

( #^ω^)ビッキビキ
   ↑
ってアンタ今更出て来て……てか居たんだ。



69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:17:28.65 ID:+HZWdMwIO
「響にーちゃん!おかいりー」

「おかえりー」

<_プー゚)フ「おぅ。じっちゃんは奥にいるか?」

「いるよ!」

ξ゚⊿゚)ξ「……予想外に平和かつ友好的ね」

里に足を踏み入れた私達を迎えたのはたくさんの人…いや鬼だ。
見た目はふた昔ぐらいだろうかもんぺや和服姿で傍目には鬼になんて見えない。
女、子供と老人ばかりだが、皆一様に明るく歓迎されてるのはすぐにわかった。

从'ー'从「響くん。帰ってたんだぁ」

ξ゚⊿゚)ξ「渡辺さん!?」

从'ー'从「あれれ~?響くん誰かな?」

<_;プー゚)フ「あー、綾か。よぅ。」

从'ー'从「 だ れ か な ? 」

ξ゚⊿゚)ξ「渡辺さん?私です。ツンです!生きてたんですね!?」



71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:20:27.68 ID:+HZWdMwIO
なんと里の奥からやってきたのは渡辺さんだった。

渡辺さん。
彼女は私が、ブーンが私に変わり倒した「怪異赤帽子」の一部だった女性だ。
その彼女と再びあう事になるなんて…

从'ー'从「 ひ び き く ん ? 」

<_;プー゚)フ「えーとだな。先ずは二人とも落ち着け、
        綾。~と、こちらお客様のツンデレさん。
        ツン、こいつ綾。俺の幼なじみ」

ξ゚⊿゚)ξ「おさな…なじみ?」

从'ー'从「わぁぁ~お客さんなんだぁ~」

<_;プー゚)フ「そう言う訳で、後、頼んだわ!」ダッシュ

ξ゚⊿゚)ξ从'ー'从「あ、響くん!待ちなさい!(待って!)」



72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:23:32.09 ID:+HZWdMwIO
( ´∀`)「響か。連絡もなく帰ってきて、客人までいるらしいが何があった。
       鬼は勤めを終えるまでは、里に帰ることは許されぬ。」

鬼伏眠のじっちゃん。モナー。
鬼伏眠の里の長であり、現存最強とうたわれる鬼だ。
俺とは義理の祖父に当たる人物。更に綾のお祖父さんでもある。

こっ恥ずかしい話だが…
実は俺は綾の許嫁で文字通り、じっちゃんになるのも時間の問題だったりする。

だが、

<_プー゚)フ「実は、お願いがあって参りました。
       綾との件を白紙に戻してほしいのです」

( ´∀`)「……ほう。聞けば客人は女性と聞くが、
       よもやその女に心奪われたなどと申すつもりか?」

<_プー゚)フ「分かりません。しかし、俺は彼女の力を奪ってしまった。
       故に、俺はその責任を取らねばならない。違いますか?」

( ´∀`)「ほう。詳しく話してみよ」



73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:26:13.55 ID:+HZWdMwIO


ξ゚⊿゚)ξ「へぇ…なら違うわね。綾さんは里から出たことはないんですね」

从'ー'从「うん。ないよ~多分なんだけど……ツンちゃんが見たのは多分、
     私と同じイメージを持った西洋の鬼だね」

ξ゚⊿゚)ξ「そうですか。にしても響くんてば本当にいい加減なんだから……」

里内に一人残された私は、何かをする訳でもなく
結局、綾さんと話をしながら待つことにした。

話してみると綾さんは渡辺さんとは全然違うタイプの人だった。
渡辺さんはおっとりと受け流すが、
綾さんは芯が強いというか、積極的で意外と口が悪い。

綾さんが言うには私が見たのはイメージが近い個体……
鬼に限らず、妖怪変化や化生の類は皆、姿が被る事があるらしい。
確かにイメージが具現化した妖怪にはあり得る話であり、
詳しく話すと長いが妖怪達は親、兄弟の血縁そのものの意味が薄い。

生まれるプロセスが人間達とは違うためだ。
故にイメージさえ近ければ似た個体も出来る可能性がある。

そう言う事らしい。



75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:30:10.25 ID:+HZWdMwIO
从'ー'从「響くんのそれ、やっぱり治ってないんだぁ」

ξ゚⊿゚)ξ「そうよ。昨日だって乗らない新幹線のチケット買いそうになったし」

从'ー'从「あー!あるある!!間違えて毒キノコを取ってきたりしてたwww」

ξ゚⊿゚)ξ「まさか全部?」

从'ー'从「全部www」

「有り得ない!!」私達は二人でお腹が痛くなる位に笑いあう。
ようやく息が落ち着き、はあはあと互いに息をすう。
その様子がおかしくて再び私達は笑いあう。

从'ー'从「はぁはぁ……でも、羨ましいや。私は響くんと一緒に居れないから」

ξ゚⊿゚)ξ「はぁはぁ……えぇ?綾さんは響くんの幼なじみじゃない?」

从'ー'从「だけど、私の知ってる響くんはお里の中の響くんだから…」

その通りだ。彼女の知る響くんは里に居た頃の響くんなんだ。

ξ゚⊿゚)ξ「なら、会いに行けば良いじゃない?」

<_プー゚)フ「女の子はな、お里の外に出ちゃあならないんだよ」



77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:34:04.98 ID:+HZWdMwIO
ξ゚⊿゚)ξ「響くん!」

从'ー'从「お話、終わった?」

<_プー゚)フ「おぅ。で、ツンに話があるんだ。悪い、綾は外してくれ」
 _,
从'ー'从「むぅ。終わったら、私の所にも来るのだぞ?響くん」

<_プー゚)フ「あぁ、行けたらな。行けたら、必ず行くから。絶対行く」

どうしたのだろう?何時もの響くんらしからぬ物言いだ。
訝しがりながら響くんに声をかける。

ξ゚⊿゚)ξ「話って……?」

<_プー゚)フ「あぁ、実はな……いや、来れば分かる」

ξ゚⊿゚)ξ「ふぅん。響くん?」

<_プー゚)フ「なんだ?」



79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:36:12.34 ID:+HZWdMwIO
私は歩いてゆく響くんの後を歩きながら話を続ける。

ξ゚⊿゚)ξ「綾さんって良い人……よね。
      響くんには勿体無いくらいに」

<_プー゚)フ「ん…聞いたのか?綾の奴から」

ξ゚⊿゚)ξ「まぁだいたい察しはつくわ。大事にしてあげなさいよ。
      ああいう子、なかなか居ないから」

<_プー゚)フ「あぁ……そうだな」

何時もならば二、三言帰ってくる場面なのに、それがない。
妙に口数が少ないと言うか……

<_プー゚)フ「じっちゃん。連れてきたぜ」

川を挟んで向こう側、じっちゃんと呼ばれた人物が居た。

だが……



80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:40:08.38 ID:+HZWdMwIO
その人物は友好的には見えない。なぜなら鬼の力を既に解放していたのだから。

( ´∀`)「なる程、な?
       初めてお目にかかりまする。我が名はモナー。
       鬼としての名はとうに捨て申した。
       先ずは、里の者の非礼をお詫びしたい」

ξ゚⊿゚)ξ「非礼?」

<_プー゚)フ「ツン。動くな…」

( ´∀`)「この度の件は我が鬼伏眠の名において必ずや完治させましょう。
       そして、響に関しては相応の罰として……」

「鬼の試験を行う」

<_プー゚)フ「……判決はそれか」

ξ;゚⊿゚)ξ「響くん!?なんか話がわからないんだけど」

彼は川の方に歩き出す。

<_プー゚)フ「ツン……お前の法力は無くなってなんかねぇ。
       時間さえかけて治療すれば今まで道理使えるようになる。だが…」

<_プー゚)フ「問題は音の影響を受けたという事だ。
       あの音の影響を受ける人間も実は一握りだが居る」



81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:43:26.86 ID:+HZWdMwIO
<_プー゚)フ「つき物筋って言ってな。
       代々、霊や神が取り付く家系があるんだ。
       たぶんそれだ。ただし、お前はちょっと違うみたいだがな」

ξ゚⊿゚)ξ「つき物筋…?」

<_プー゚)フ「そして、その家系の人間は代々早死にしたり祟られる。
       その妖怪じみた法力を狙われてな。」

響くんは遂に川の向こうにたどり着いてしまう。鬼の試験?何をするのだろうか?

( ´∀`)「だが、それを哀れむあまり自ら
       「天敵」たる陰陽師の式となるなど許されぬぞ。
       響よ、全力で倒させて貰う」

<_プー゚)フ「だとしても、俺はコイツの力を奪ってしまった…だから、」

何よ…何よ。これ、つまり響くんが私の式になるから?モナーさんと戦う?



84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:46:49.22 ID:+HZWdMwIO
ξ#゚⊿゚)ξ「アンタ!バカじゃないの!!私は法力を取り戻すために来たのよ!」

全てを理解した時声を張り上げていた。烈火の様に怒りが沸き上がる。
訳分からん。勝手に決めつけて、カッコつけて、本当に頭に来る。式にする?


そ ん な 事 誰 が 頼 ん だ !


ξ#゚⊿゚)ξ「そうやって誰かの為にとかカッコいいとか思ってんのか!!
      アンタは!!誰も頼んでないわよ!響くんを式にするなんてね!」

川の中をバサバサかき分けて二人の間に割り込む。

そして、鉄拳制裁

<_メプд゚)フ「うぼぁああ~」

(;´∀`)「モ、モナァ~」

ξ#゚д゚)ξ「えぇい!!貴様等、まとめて地獄行きじゃああああ~!」

( *^ω^)オッオッオッ♪

その時、ブーンが私の周りをくるくる回って来る。何かを伝え…

あれ?

法力、戻ってない?



86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:49:33.35 ID:+HZWdMwIO
<_;プー゚)フ「ツツツ、ツン!!暴力は、暴力は良くないぞ!暴力は。」

(;´∀`)「そうだモナ。戦いは何も生まないモナ」

二人ともシリアスに決めていた所を文字通りぶち壊しにされた上、
殴り飛ばされたからか若干怯えながら、後ずさる。

ξ*゚⊿゚)ξ「響くん!もう一回殴らせて!!法力が戻ったかも知れない!!」

<_;プー゚)フ「もう一回だとぉ!!って、法力が戻った!?」

( ^ω^)b ビシッ

ξ*゚⊿゚)ξ「とにかく、これで万事解決よ」

ξ゚⊿゚)ξ「響くん!!」

<_;プー゚)ゞ「サー!!イェッサー!!」

響くん?綾さんはね貴方のことがとても好きなのよ?
だから、そう言う事は血迷っても言わないの。

ξ゚⊿゚)ξ「後で綾さんに謝りなさい!良いわね?」

从*'ー'从「謝りなさい!」

( *^ω^)オオオッオオー



87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:51:25.15 ID:+HZWdMwIO
<_;プー゚)フ「ラジャー!ってあああ!綾!?なんでお前まで居るんだ!」

从*'ー'从「へへん。馬鹿にしないでよね?
      響くんの様子がおかしかったからつけてきたの。
      そしたらなぁに?あんまり世話焼かせないでよぅ」

(;´∀`)「むぅ」

从'ー'从「おじいちゃんも!「むぅ」じゃありません!
     良い歳して響くんと喧嘩なんて……又、ぎっくり腰になるよ!!」

<_;プー゚)フ「女って強いorz」

( ^ω^)オッオッオッ!

そんなやりとりをしていた時だ。お里の方から誰かが下りてくる。
顔を見て私はちょっと驚いた。なぜなら「あの」姑獲鳥そっくりな人だからだ。

('、`*川「お取り込み中の所すまへんがぁ、ツンちゃぁってその巻き髪の娘っ子?」

ξ゚⊿゚)ξ「怪異姑獲鳥………」

从'ー'从「あ、ペニちゃんだ。どうしたの?」

へ?

('、`*川「まぁ、伝言つか、救援要請?とにかく京都の街まできてぇなぁ?
     実は、大きな怪異が暴れてるのよねぇ」



89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:53:31.89 ID:+HZWdMwIO
ξ゚⊿゚)ξ「なんですって!!てか、貴女、誰なの?」

('、`*川「あー、陰陽省関西支部のペニサスって言うのね?よろしゅ~」

从'ー'从「ペニちゃんはね~お里に手紙とかどうしても必要なお薬を、
     運んできてくれるの。でも、救援は初めてだね~」

そうなんだ……てか、これも「イメージが近い個体」? 性格が全然違う……

<_プー゚)フ「京都に怪異が……仕事だな。俺も行くぜ!」

ξ゚⊿゚)ξ「言っとくけど、私は響くんを式にしたりしないわよ!」

<_プー゚)フ「分かってる。俺は鬼の仕事をするだけさ」

('、`*川「じゃあつかまんなさいなっと」

バサバサと、以前見た姑獲鳥と同じ様に翼を広げるペニサスさん。
私と響くんは彼女に掴まると彼女はすごい勢いで飛び上がる。

ξ゚⊿゚)ξ「響くん、そういえば、鬼ってなんなの?」

<_プー゚)フ「人の心にひそむ影。
       てのは昔の話、今は、陰陽師と同じ様に退魔を生業にした
       人から外れた、けど人であろうとする人々さ」



93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:55:49.60 ID:+HZWdMwIO
ξ゚⊿゚)ξ「そっか、だからライブハウスに居たんだ」

<_プー゚)フ「そう言う事。かな?
どっちと言うと遭遇してしまったが正解。」

('、`*川「お二人さん。あんまり口をあけなさんなぁ~
     舌を噛みきってしまうからなぁ」

そう告げるとペニサスさんは一気に京都へと滑空してゆく。




京都の空を行く私達。ちょうど雲龍院を越えたあたりだ。
見るのも躊躇うような惨状をみる。
それは京都タワーを叩き折り、東本願寺を蹂躙する
全長8m近い「怪異巨人死霊(ジャイアントゾンビ)」だった。

ξ゚⊿゚)ξ「デカい……」

<_プー゚)フ「おいおい。大物は初めてか?」

ξ゚⊿゚)ξ「うん。てか、あんなのどうやって倒すのよ」



96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 20:58:13.56 ID:+HZWdMwIO
いや、それ以前にあんな化け物をそのままにする訳にはいかない。
このまま暴れさせていては被害が広がるばかりだ。
関西支部の人達も攻撃を加えているようだが、その効果は薄く見える。

何か……やつとやり合っても被害が少ない場所は……

あるじゃない!!人も住んでないし、京都の中でも一番広い場所!

ξ゚⊿゚)ξ「ペニサスさん!使役する術者は何処にいますか?」

('、`*川「それならアイツにひっついてるわぁ。何か策でも出来たぁ?」

ひっついてる。確かにあのサイズだ。側にいなければ危ないだろう。

ならば…危険だが誰かが囮になって誘い込めば……

ξ゚⊿゚)ξ「はい。私達を四条駅…いえ、五条駅辺りで下ろしてください」

<_プー゚)フ「何する気だ!?」

ξ゚⊿゚)ξ「奴を 京 都 御 所 まで誘導します!」



99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:00:33.79 ID:+HZWdMwIO
(^ー^*川「あっはっはっはっ!!
     なら、そうだってはよ、言いな。アタシが引っ張ったげるわ」

ペニサスさんはひときしり笑うと滑空をして巨人の背中に体当たりを行う。

|  ゜∀゜ |「■■■■■■■ー!!」
奴がこちらに狙いを付けた。
右手を振り上げながら裏拳に近い感じに叩きつけてくる。

ξ゚⊿゚)ξ「ペニサスさん!」

('、`*川「分かっとりぃ~」

ペニサスさんは急上昇し、真下を拳がかすめていく。
だが、まだ終わりじゃない。左手も振り返りながら振り下ろされる。
そちらは完全に逃げに入ることでかわす。

('、`*川「さぁ。ついておいでぇな」



ペニサスさんは微妙な距離を保ちながら巨人を引きつけて走らせる。

烏丸通りを化け物二体が、凶鳥、巨人の順番で駆け抜ける。



101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:03:01.89 ID:+HZWdMwIO
私が振り返り巨人の様子をみると、
奴はNTTのビルをぶっ壊しながら体当たりを敢行してくる。

それをペニサスさんはひらりと燕の様にかわす。
もうすぐ京都御所が見えるはず。

そんな時、視界にro○e b○nkが見える。こんな場所にあったんだ。

そう思いながら前を向いた瞬間ペニサスさんが声を張り上げる、
同時に彼女は地面スレスレまで降下を始める。

('、`#川「二人とも、はぁくいしばりぃ!」

ξ;゚⊿゚)ξ「ッッッ!」

奴が何かを投げつけたのだろう。前方には倒壊するビルがある。

この速度では方向転換は難しい。
だから「はぁくいしばりぃ」なのだ。

<_;プー゚)フ「ぐぉおお!」



102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:06:10.29 ID:+HZWdMwIO
落下する瓦礫を避けながら倒壊するビルの真下を通過してゆくペニサスさん。

('、`#川「とっつッッ!!げきぃー!」

「バサン」とひと羽ばたき。落下する瓦礫と土煙の中から飛び出す。

目の前には京都御所!!

ξ゚⊿゚)ξ「中庭へ!!」

世界遺産だがそんな事を配慮に入れている時間はない。
あそこなら広さは十分。




('、`*川「ほいじゃ、がんばりぃ~」

中庭に降り立ち、ペニサスさんは再び空へと舞い上がりどこかへ行ってしまう。

だが、それで良い。元々、姑獲鳥には戦闘力なんて無いに等しいのだから。

そして来た方向をみると「怪異巨人死霊」がこちらに迫って来る。



103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:09:41.94 ID:+HZWdMwIO
ξ゚⊿゚)ξ「響くん、私は何をすればいい?」

<_プー゚)フ「奴の足を止めてくれ。俺が音撃を叩き込む」

|  ゜∀゜ |「■■■■■ー!!」

ξ゚⊿゚)ξ「我レ先二!!」

走り回りながら自身に「活精の術」をかけ、奴の足元へと飛び込む。

ξ゚⊿゚)ξ「奉請 召雷天命 天神道真 急急如律令!」

回し蹴りを巨人の臑に叩きつけそこを起点に急急如律令をかける。

雷撃が巨人の体を駆け巡る。流石は京都だ。技のキレが違う。
それともしばらく法力を失っていた為だろうか?

| ;゜∀゜ |「■■……」

ξ゚⊿゚)ξ「まだ…まだぁ!!」

膝を着いた巨人の横面をグーで殴る。
吹き飛んで倒れるかとも思ったが流石に踏みとどまる。だが、手応えは確かに合った。

|   ∀  |「■……■……」

その時、奴の気が異様に高まるのを感じる。おかしい。
あれだけの威力の術と骨を砕いた感触のある拳を受けて……

ξ゚⊿゚)ξ「危ない!?」



104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:11:57.44 ID:1XUoRe+c0
面白くね?



105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:12:18.25 ID:+HZWdMwIO
| #゜∀゜ |「■■■■■■!!」

奴は再び精気を取り戻し、拳を振り上げ叩きつける。

かわせない……ならば、受け止める…!

<_プー゚)フ「ツン!!」

「ガツ」右と左の手のひらを合わせ、拳を正面から受け止める。
いける……これなら止められる。

ξ゚⊿゚)ξ「……止めたわよ!!」

<_プー゚)フ「被害はお前も……いや、すぐに離れろ!」

響くんは即座に笛を吹こうとするが、

「無駄よ」
      コロン
<_プー゚)⌒‐「なっ!?卑怯だぞ!!
        変身中や必殺技の間に攻撃するなんて!」

(*゚ー゚)「最も効率良く攻撃しただけ。これで音撃は使えなくなったかな?」

|  ゜∀゜ |「■■■■」

笑ってる……コイツ……!?



110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:15:32.04 ID:+HZWdMwIO
ξ;゚⊿゚)ξ「ぐ……キャア!?」

私が奴の笑いに気づいた時は、既に吹き飛ばされてしまった時だ。
ゴロゴロと御所庭園の白い庭を転がりまわる。

<_#プー゚)フ「ツン!テメェ!」

一撃。響くんも巨人の振るった手で吹き飛ばされ巨木群の中に叩き込まれる。

ξ;゚⊿゚)ξ「コイツ…手加減してた…?」

(*゚ー゚)「当たり前でしょ?
     死霊秘法の持ち主が呼んだ怪異があなた達に止められる訳無いじゃない。」

ξ;゚⊿゚)ξ「だからといって……まだ、負けた訳じゃないわ!」

(*゚ー゚)「あははは!!負けだよ。負け負け♪
     アンタなんか空狐さえ居なければただの新米じゃない!」



112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:18:51.73 ID:+HZWdMwIO
その通りだ。フォックスやブーンが居ない私は確かに弱い。

けど……

ξ;゚⊿゚)ξ「例え…負ける確率が99%でも……
      1%は勝つ方法があるって事よ。
      私に陰陽師の資格があるなら、その1%だって掴めるはず!」

そうだ。そしてその「1%」こそ彼だ!

ξ゚⊿゚)ξ「ブーン!貴方に私の命と体……預けるわ!」

( ^ω^)+ マッテタオ!

(*゚ー゚)「何を……」

跳躍、あの時のように私の体は本来とは違う用途を持って動き出す。
私ではなく私の姿見が動き出す。
今……これより私は、私を捨てる。

そして動き出すのは、最強の「陰陽師」。



113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:20:16.82 ID:+HZWdMwIO
降り立つ場所は紫宸殿の上。屋根の頂。
彼は簡易浄衣を解放し、礼を持ちその場に跪く。

ξ゚⊿゚)ξ「今は昔、京の都に人ならぬ力を操る者あり」

其の者。純白の浄衣(じょうえ)に身を包み

ξ゚⊿゚)ξ「古井戸より冥界へと行き来し、死者と語り、物の怪とたわむる」

其の者。漆黒の夜を往き闇に生きる

ξ゚⊿゚)ξ「数多の式神を使役し、
      満月の夜には獣にまたがり天をかけたとゆふ」

其の者。全知全能の力にて万魔を祓う。

( ^ω^)ξ゚⊿゚)ξ「其れ即ち陰陽師なり」

ξ゚⊿゚)ξ「魔術師 死霊秘法(ネクロマンサー)、その悪意祓わせていただきますお!」



116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:24:07.85 ID:+HZWdMwIO
(;゚ー゚)「なに……コイツ。キモチ悪い!!死んじゃえ!!」

気持ち悪い。彼女は私の今の状態を理解したらしい。
恐らく、今の私は彼女からみると二つの魂を持つ化け物に見えるはずだ。

ξ゚⊿゚)ξ「青龍 避万兵(せいりゅう ひばんぺい)」

私は飛び降りて、真正面から巨人を受け止める。しかも片手でだ。
みると左手で剣の印を結んでいる様。

(;゚ー゚)「やれーー!!押しつぶせ!!」

ξ゚⊿゚)ξ「参りますお。斬妖縛鬼(ざんようばっき)」

そして左手の剣の印を横凪ぎに払う。
それだけで巨人は吹き飛び動きが鈍る。
瞬時に私は瞬歩法を用い、青龍を起点に古の京の都に、
掛けられた結界と同じ物を作り始める。

ξ゚⊿゚)ξ「白虎避不祥 朱雀避口舌 (びゃっこひぶしょう すざくひこうぜつ)」

白虎は足で、朱雀は剣の印を向け和を結ばんがための点となす。

魔術師も何をする気か気付いたらしい。逃げだそうとするが、それを拒む者が居る。

<_メプー゚)フ「逃がさ……ねぇよ!!」

響くんだ。



118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:26:38.77 ID:+HZWdMwIO
(;゚ー゚)「く…離れろ!」

<_プー゚)フ「馬鹿か?ちったぁ考えろ。逃がすわけねぇだろ」

(#゚ー゚)「離せ!」

ξ゚⊿゚)ξ「逃がさないお。玄武避万鬼(げんぶひばんき)」

残すは黄龍だけだ。もう死霊秘法師に勝ち目は無いかに思われた。

(#゚ー゚)「…く……やれーー!!殺しちゃえ!ギガンデス!」

| #゜∀゜ |「■■■■■ー」

真名を使い無理矢理に巨人を動かす死霊秘法師。
バラバラにされた体内の気脈を無理矢理に組み立てて彼は動きだす。

ブーン、任せたわよ。

ξ゚⊿゚)ξ「多少痛めつけなければならないようだおね。ならば、」

ξ゚⊿゚)ξ「オン ノウマク サラバタタギャテイビャク サラバボッケイビャク
      サラバタタラタ センダマカロシャダ ケンギャキギャキ
      サラバビギナン ウンタラタ カンマン ソワカ」



122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:29:03.68 ID:+HZWdMwIO
火界咒と呼ばれる不動明王の真言の一つをブーンは小さくつぶやき、
右手で作った剣の印に息を吹きかける。

ξ゚⊿゚)ξ「巨大なり 強き力の 巨神兵。
      我(われ)が心ぞ負てゆかれよ……」

| #゜∀゜ |「■■■■■!」

右の剣の印をギガンデスへ向け、願の掛けを持って呪とし冥府送りの詩を歌い撃ち出す。

命中、瞬時に火の渦に巨人は飲まれ死霊秘法師は唯一の武器を失う。

(*゚ー゚)「やれーー!!」

何!?

| # ∀  |

ブーン!

ξ;゚⊿゚)ξ「彼の者、既に不死者か!?」

<_プー゚)フ「奴を止めろ!俺がトドメを刺す!」



123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:30:04.39 ID:1XUoRe+c0
不動明王キター!



124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:32:16.50 ID:+HZWdMwIO
トドメ?

みると響くんの手には、刃を弦楽器……いやギターにしたような物が握られている。

('、`*川「待たせたなぁ。関西支部の切り札、「玄象」やぁ!」

ペニサスさん!

<_プー゚)フ「消えな!!還元楽 森羅万象!」

響くんは玄象をかき鳴らす。狂ったようなノイズが響きわたる。
その音程はひたすらに過激。内蔵されたギターアンプが周囲を破壊する勢いで
「破壊音」を奏で続ける。

(;゚ー゚)「くっ…覚えていなさい!」

ξ゚⊿゚)ξ「逃げたか……ならば!!」

ブーンは逃げた死霊秘法師を追わず、最後の楔を打ち付ける。

ξ゚⊿゚)ξ「黄龍 伏魔(おうりゅう ふくま)」

最後の点を刻み結界を結ぶ。その形は晴明桔梗の結び。



125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:34:52.34 ID:+HZWdMwIO
ξ゚⊿゚)ξ「オン アミリティ ウン アタキャラヤ ビシギョウ ソワカ!」

身動きを取れなくし、響くんにトドメを任す。

<_プー゚)フ「サァァァンキュー!行くぜぇぇえ!!」

音撃は更に過激となり……

鬼は刃を振り上げ、一心不乱にかき乱す。
その音色は支離滅裂。されど諸行無常の響きあり。



   「   斬   」   



そして全ての音が消えた。





128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:37:22.73 ID:+HZWdMwIO
爪'ー`)y‐「良かったじゃないか。
      術者には逃げられたにしても関西支部の奴らが、
      手も足も出なかった巨人死霊を仕留めたんだ。
      僕は評価に値すると思うよ」

ξ゚⊿゚)ξ「でもねぇ……あれはやりすぎたかもしれないわ」

(´・ω・`)「いえ、誰が見てもやりすぎですね。
     ですが、最悪の被害は免れましたし、次は「 く れ ぐ れ も 」注意して下さい」
  _
( ゚∀゚)「けどよ。なんでギターソロは影響しなかったんだ?」

ξ゚⊿゚)ξ「それが……式符のお陰なのよねぇ」

私は、響之童子と書かれた式符を取りだす。
これは響くんの式符だ。
これを持つことにより私は、響くんの音撃の影響を受けなくなる。

結局、あれだけ息巻いて式にしないと言ったのだが、
気がつけば私の空式符に響くんの名がありいつの間にか契約をしていた。



129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:39:27.88 ID:+HZWdMwIO
実は式の関係は二パターンあり一つは力ずくで従わせる方法。
もう一つは互いに心を開く方法だ。

どうやら後者で、契約してたみたい。
道理で音撃の威力が上がってた訳よ…

( ФωФ)「だが、これで津田嬢も一端の陰陽師らしくなったな」
  _
( ゚∀゚)「どこが!?一端じゃねえよ一角だ。鬼伏寝の鬼に空狐とか
     陰陽師としてはかなりの戦力だぜ…」

ξ゚⊿゚)ξ「でも、長岡さんや杉浦さんならもっと上手く祓ったんじゃないですか?」

そう、結果はどうあれ京都御所を滅茶苦茶にしたのだ。

爪'ー`)y‐「だな。まぁ、まだまだ新入りって事だよ」

(´・ω・`)「そう言うことです。
      それでは、皆さん自分の仕事を片付けて下さいね」



131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:41:28.29 ID:+HZWdMwIO
こうして、私の「京都珍道中」は終わった。

法力も戻り、式も増えて万々歳といきたいところだが……実は同居人が増えたいたりする。

ξ゚⊿゚)ξ「ただいま~」

从 ゚⊿゚)「お帰りなさぁい。ツンちゃん。悪いけどお使い頼まれてちょうだい?」

ξ;゚⊿゚)ξ「又ぁ……いつものスーパーだよね?」

从;゚⊿゚)「だと良いけどねぇ……じゃあお願いね?」



通いなれた道をひた走る。目的地は近所のスーパーだが、
その途中や別な場所に行った可能性もある。注意しないと……

いや、居た。案外に彼女が常識人で助かった。


从#'ー'从 ガミガミ<_;プー゚)フ ペコペコ


ξ゚⊿゚)ξ「全く、本当にバカップルねぇ」

( ^ω^)オッオッオッ!


伏せる鬼の巻 完





132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:42:30.71 ID:1XUoRe+c0
乙!
面白かったよ!



133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:44:42.59 ID:+HZWdMwIO
おしまいで御座います。

ここまでお付き合い頂き、
又、沢山の支援ありがとうございました。

途中、面白い等の声もあり公開自慰行為をしている
もしもしの身分としては恐悦至極の極みです。

ではでは、何か質問や批評があればお願いします。



134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:45:15.66 ID:9h984ufn0




135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:49:58.34 ID:1XUoRe+c0
普通に喋れよw



136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:56:13.39 ID:+HZWdMwIO
>>135
 そ こ か 

気分出しと、あと、読もうとしてくれる人、
読んでくれた人に礼を尽くすって所です。
鼻に触る(これも変かな?)なら普通に直そうかなと思います。



141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 22:10:40.67 ID:+HZWdMwIO
もう他にはないかな…

皆様お付き合い頂きありがとうございました。

次回 福を分ける茶釜の巻で会いましょう。



142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 22:17:07.01 ID:ushnsRqBO
>>141
実は初めて総合依頼のスレ立てだったよ

なんか思い入れある

作者ガンガレ



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■この記事へのコメント

  1. ■ [くるくる名無しさん]

    ノードックンでフィニッシュです。
    ほんとにお礼参りした作者にワロタw
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