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◆ξ゚⊿゚)ξ陰ト陽ノ絵巻のようです 福を分ける茶釜の巻

前の話/インデックスページ/次の話

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 19:35:48.77 ID:imjzfofy0
理ヲ代ハリテ候


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 19:42:42.23 ID:HEL2IDO/O
我、三度降臨セシ。

>>1

スレ立て代理ありがとうございます。
とりあえず、今回は普通に話して行こうと思います。

まず、まとめを

くるくる川 ゚ -゚)様
http://kurukurucool.blog85.fc2.com/

直リンク
http://kurukurucool.blog85.fc2.com/?mode=m&no=360

くるくる川 ゚ -゚)様、まとめていただきありがとうございます。

今回は、このもしもし野郎のモチベーションが異常に高く、早めに書き終わりました。

その分粗もありますが、お付き合いお願いします。
ではでは、福を分ける茶釜の巻始まります。



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 19:43:28.24 ID:HEL2IDO/O
聞伝「茂林寺」

「応永三十三年、建寺ノオリ千人ノ法会アリ。サレド適当ナ湯窯無ク困リシ時、
守鶴和尚、一晩ノ内二何処カラカ此の茶釜ヲ持チテ茶道二供エシ」

この世には、科学では解明出来ない事象がたくさんある。
もし、アナタの身にそんな事象が起きても落ち着いて欲しい。

人に仇なす其れを討ち滅ぼす者がいるからだ。

ξ゚⊿゚)ξ「今は昔、京の都に人ならぬ力を操る者あり」

其の者。純白の浄衣(じょうえ)に身を包み

ξ゚⊿゚)ξ「古井戸より冥界へと行き来し、死者と語り、物の怪とたわむる」

其の者。漆黒の夜を往き闇に生きる

ξ゚⊿゚)ξ「数多の式神を使役し、
     満月の夜には獣にまたがり天をかけたとゆふ」

其の者。全知全能の力にて万魔を祓う。

人はよふ……其の者、陰陽師なりけり。


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 19:44:44.72 ID:HEL2IDO/O






ξ゚⊿゚)ξ陰ト陽ノ絵巻のようです

福を分ける茶釜の巻






6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 19:47:59.95 ID:HEL2IDO/O
前略、ショボちゃぁへ☆

じっかにかえりますので、少しのあいだおひまをいただきます

敬具 はぁと

ドヨーン (´ ω `) ズーン
  _
( ;゚∀゚)ξ;゚⊿゚)ξ「……」

爪'ー`)「よっと……意外と難しいな。知恵の輪って奴は……」カチャカチャ

( ФωФ)「そのだ。落ちこむでないのである。我が輩で良ければ
       一杯つきあうぞ。男女の仲は異なものと言ってな」

(´ ω `)「……いえ、要りません」

orzなポーズで固まる杉浦さん。台詞を途中で遮られ、
しかも断られたのだ。色々な意味で落ち込むだろう。

リi、゚ー ゚イ`!「ならば、妾がお茶を入れてしんぜようぞ」

(´ ω `)「もっと要りません」

orzがもう一つ増える。ろこさんは……まぁ仕方ない。
お茶葉の位置も分からないらしいし。

さて、お気付きでしょうが、今、陰陽省は揺れに揺れています!


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 19:50:14.87 ID:HEL2IDO/O
事の発端は二日前、たぬこさんとショボンさんが珍しく口論になった事がきっかけです。
しかも内容はお茶葉の事で……

では、ダイジェストでお送りします。

(´・ω・`)「ですから何度言えば分かりますか。やはり茶葉はダージリンです」

从#´ヮ`从ト「ショボちゃぁは!なんにも分かってないの!
       ダージリンの香りは良いけどぉ味わいは渋めで、
       深みはないしぃ、全体のバランスならキーマンなのぉ!」

(#´・ω・`)「貴女もクドい方だ。キーマンは確かに素晴らしい。
      ですが、紅茶としての香りは圧倒的にダージリンが……」


ξ;-⊿-)ξ「あのー、アレなんですか?」

( ФωФ)「いつもの事である。迂闊に近付くと噛みつかれるぞぃ」

爪'ー`)「ははっ!!犬も食わないって奴さ。その分だと坊主、お前しぼられたな?」

(;ФωФ)「フォックス様にはかなわぬな。左様。
       抹茶が良いと言ったら三時間の正座である」
  _
( ゚∀゚)「杉浦の旦那は良いさ。俺なんか五時間だ」

因みに、長岡さんは麦茶と言ったらしい。
茶葉すら使ってない。あの二人相手に五時間とは災難な……


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 19:53:05.11 ID:HEL2IDO/O
ショボンさんとたぬこさんはお茶について互いに詳しく、
ショボンさんは香りを、たぬこさんはバランスを重視するらしい。

ろこさん曰く「どちらも美味いから良い」らしいが、
この二人はそうでないらしい。

そんな時、私達の居る特別遊撃班 勤め処のドアが開く。響くんだ。

<_プー゚)フ「おーい。茶釜のねーちゃん。コーヒー飲みたいんだけど…」

響くん!!ダメェ!!今、刺激したら!

从# ヮ 从ト「コォー……」ユラァリ

(#´ ω `)「ヒィー……!?」ギギギギ

<_;プー゚)フ「い……ヒィ!?なんか変なこと言ったかオレ!?
        誰かッ!!助けッ!!なんですか?それは!!正座!?」

そして響くんは説教部屋へと連行される。

ご愁傷様です。

(;^ω^)オッオッオッ

以上、ダイジェストでした。

あの後、響くんは翌日まで、延々と紅茶についての
お勉強会をしたらしく綾さんに恐ろしさを語ってた。


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 19:55:31.34 ID:HEL2IDO/O
( ゚д゚ )「だが、今……仕事が来たらまともに動けんぞ」

と言うのは小津地さん。

彼は陰陽省、詰め所の更に奥、新兵器開発部(仮名)の主任にして唯一の部員。

新兵器開発部と言えば聞こえは良いかも知れないが、
実際は万魔殿とまで言われるいろいろな意味での危険地帯だ。
場所は陰陽省内の地下三階にあり、その中は数々の禁忌が納められている。
私の使う簡易浄衣や響くんの玄象は此処で設計開発された代物だ。
(あの後、正式に響くん用のチューニングを行い譲渡された)

ξ゚⊿゚)ξ「不吉な事を言わないで下さい。噂をすれば……」

爪'ー`)「影、だねぇ。見てよ。こんなものがあるよ?
      お手紙、お手紙。黒山羊さんからだwww」

ξ゚⊿゚)ξ「……サイテー…」

フォックスが持って居るのはその「仕事」が来たことを知らせる文(ふみ)……

サイテー……


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 19:59:33.06 ID:HEL2IDO/O
( ФωФ)「火車……であるな」

ξ゚⊿゚)ξ「牛車の車輪が燃えたようなアレですか?」

爪'ー`)「いや、現代のはもう少し大人しいね」

「なんせ、牛車なんて実際に使う人なんかもう居ないし」
とショボンさんのデスクに座り込んだフォックスは、
お行儀悪く「バリバリボリボリ」とおせんべいをつまむ。

因みに食べかすはみんなショボンさんの服の上に落ちている。
私なら即座に制裁物だが、ショボンさんは生憎、放心中。

あぁ語弊が無いように明言したい。奴はショボンさんの机の「上」に座っている。

しかも、あの脳みそスィーツ。ショボンさんに灰皿要求してるし。

あぁ、すみません。初見の方への自己紹介が遅れました。
この脳みそスィーツビッチ来つ寝(きつね)はフォックス。
そして私はツンデレ。現代に生きる陰陽師です。


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:03:23.20 ID:HEL2IDO/O
ξ゚⊿゚)ξ「え~と……どんな奴なのですか?」

( ФωФ)「資料か?っと。コレか。……おせんべいのカスが……」

そう言いながら杉浦さんはショボンさんの机から紙の束を手渡してくれる。

地味に紙の束におせんべいのせいでシミが……

ξ゚⊿゚)ξ「…………つまり、暴走族?」パラパラ

爪'ー`)「yes」
  _
( ゚∀゚)「まぁ、暴走族より質が悪いがな。
      ツンは火車についてどの程度まで知ってるか?」

ξ゚⊿゚)ξ「フォックス。解説役の出番よ」

恥ずかしながら、見た目ぐらいしか知らない。こういう時の為のフォックスだ。

爪'ー`)「なぜなに陰陽省かい?良いよ。
     ツンたんがバニーガールならやろう。
     僕は黒より白い方が好きだな。え?ピンクやだなぁ。ははっ!」

なぜなにって、コイツ、パチンコで知ったなぁ……
  _
( ゚∀゚)「いや、黒に赤いハイヒールだろう」

ξ゚⊿゚)ξ「まとめて制裁しましょうか?」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:09:00.34 ID:HEL2IDO/O
  _
( ゚∀゚)「フォックス。頼んだぜ☆」

爪'ー`)「チッ、この無教徒め。誤魔化しやがったな。一度、延暦寺にでも行け」

よいしょ、とかけ声をかけて、フォックスは机から下りる。
そのまま、洋服掛けに掛かったショボンさんの上着を漁り(あさり)ながら、
話し始める。

爪'ー`)「火車。妖怪としては屍食鬼に近い妖怪だ。
      古来より、火車は悪行を重ねた悪人の葬式に現れ、
      その死体を攫う(さらう)とされる妖怪でね。
      山梨県西八代郡富士河口湖町、いや上九一色村と、
      言った方が分かりやすいか?あの辺りでは葬式を二回行う。
      宮崎県東臼杵郡西郷村では「バクには食わせん」
      ないし、「火車には食わせん」と唱えるな……」

「お、あったあった」と言いながら上着からウェットティッシュを、
引っ張り出し、手と口を拭き始める。漁られた上着はどうなのよ……

奴はそのまま、クルクルと軽快なステップでソファーに腰掛け、
お気に入りのピアニッシモという煙草を取り出す。


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:13:48.61 ID:HEL2IDO/O
これは吸うためではない。癖みたいな物だ。

爪'ー`)y‐「後、姿もだがツンたんは今、牛車の車輪に火がついた。
      と言ったが、奇異雑談集では雷神の様に雷を伴い、
      虎の毛皮をまとった姿をしていたらしい。
      他にも、岩手県遠野地方には似たような女の怪異の話や
      鹿児島県出水市ではキモトリと言い墓場に現れる怪異の話もある」

フォックスは一旦、息を吸い「九州はショボンの方が詳しいだろ?」
と声を掛ける。がショボンさんは依然放心中、語る気は無いようだ。

爪'ー`)y‐「今回は群馬県だろ?なら甘楽郡のテンマルだ。
      と言っても何が変わるわけでもないがね。でだ。ツンたん?」

ξ゚⊿゚)ξ「ありがとう。……なるほど、火車が暴走族……読めたわ」

ξ゚⊿゚)ξ「火車は自ら暴走族を率いて、悪事を働かせている。
      そして、度々メンバーを事故や抗争時の負傷に見立てて食らっていると」

リi、゚ー ゚イ`!「正解であろうな。正に自作自演。奴らに取って暴走族とは
      非常に有用な隠れ蓑のようじゃのぅ……」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:18:27.28 ID:HEL2IDO/O
自作自演で力を蓄える妖怪か……
どの程度成長したかは分からないが、恐らくかなりの強さになっているはずだ。

なぜなら餌は自分で作れば良いだけなのだから。

これは厳しいかも知れない。

ξ゚⊿゚)ξ「で、どうしましょう?手っ取り早く、集会に乗り込みますか?」
  _
( ;゚∀゚)「結構、乱暴なんな」

( ゚д゚ )「実は面白い物を作ってな……それのテストも兼ねて、
     今回はツンに出向いて欲しい。」

本来なら、長岡さんや杉浦さんが出向くべきだが、
残念ながらショボンさんがセンチメンタルジャーニーしているため
ここは私が出向くべきなのだろう。それよりも……

爪;'ー`)「面白い……」

ξ;゚⊿゚)ξ「ものぉ?」

そちらが気になる。


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:23:06.05 ID:HEL2IDO/O
カワサキ・ニンジャZX―12R。
知る人ぞ知る最高速度300km/hオーバーの、
カワサキモータース製のモンスターマシンだ。

その性格はまさにワガママな美女。

2002年にギア比マウントポジション等々の微調整が行われ、
2004年にはラジアルマウントブレーキキャリパーが搭載され、
それでもまだ、扱いに神経を使うというトンデモマシンだ。

え?なんで、そんな事を?


 今 、 私 が 乗 っ て る か ら よ ! 

因みに、正確にはZX―12Rをベースにボディを特殊ドライカーボン製に、
疑似VTECシステム、サスペンションをさらに堅く、
マフラーの排気効率を上げ、ニトロシステムをぶち込み……云々……

ぶっちゃけ、小津地さんが自腹で中古ZX―12Rを買って、
魔改造した自殺志願者用のマシンである為、詳しくは不明。


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:29:13.52 ID:HEL2IDO/O
( ゚д゚ )「ZX―12R改。名前は、正式採用時に決める予定だ。
     実は、コイツのテストを頼みたくてな。引き受けてくれないか?」

爪*'ー`)「おぉ!!コイツは海外仕様のninjaじゃないか♪
     ……うーんR1400じゃないのか?いや、コイツも良いけど。
     うわ、スッゴwwwニトロかコレwww」

( ゚д゚ )「R1400はなぁ、まだ市場に出回って無くてな。
     まぁ、俺の薄給じゃあ出回っても買えんがな」

チョロチョロと私の周りをウロウロするフォックス。
小津地さんに連れられ、ライダースーツを着せられて
開発部に来た私を待ってたのはマジョーラカラーのモンスターマシン。

今、私はそれに跨り、最終調整を受けている。

杉浦さんは唖然としながらそばで見ており、
長岡さんはライダースーツ姿の私を見て卑猥な単語を口にしたので、
制裁したためにここにはいない。

(;ФωФ)「鉄馬か……むぅ。科学とはかくも恐ろしい物だ」

( ゚д゚ )「そう言うな。おまえさんも科学の世話にはなってるだろう?」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:34:18.89 ID:HEL2IDO/O
ξ゚⊿゚)ξ「でも、暴走族相手にバイク一台とか、怪我人、
      いえ、死人がでますよ。主にゾッキー側に」

(;゚д゚ )「地味に懐かしい単語を知ってるな。
     別に、ひき殺せってんじゃない。それで集団を誘導すれば良い」

( ФωФ)「だが、ツン殿の言うことも尤(もっと)もだ。
       ここは、誰か付けるべきではないか?」

爪'ー`)「おいおい、僕の事を忘れてない?
      ミルナ。なんか僕用のバイク無いの?隼とか隼とか隼!」

確かに、私一人では心元無い。
と言うか「特別限定解除免許」(陰陽省職員証)が、
有っても、私自身バイクの運転経験なんて素人に毛が生えたものだ。

フォックスが付いてくれるならかなり心強いが、
今の状態では、戦力は残すべきでもある……

( ゚д゚ )「すまんが無い。と言うかお前は残れ」

「えー!?なにそれ!?やだやだやだ」と喚くフォックスだが、
小津地さんは無視して話し続ける。さり気なくコイツの扱いを心得てる……


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:33:26.96 ID:ZY1N1pxd0
あらら、被っちゃったwww
支援


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [>>17設定かな?ありがとう]:2009/10/28(水) 20:38:34.89 ID:HEL2IDO/O
( ゚д゚ )「今回は特別って事で、オブザーバーを頼んでやる」

爪'ー`)「オブザーバー(監視者)?」

フォックスは怪訝な顔で、オウムのように返す。


活精の術は地味に便利だ。
かける度合いによるが、私の細腕でも大型二輪車が、
軽々押せる、楽々動かせる、問題なく起こせる。
他にも体力とか視力なんかも……とにかく、
身体能力が高くなる。お陰でバイクは問題なさげだ。

ただ、気になるのが助っ人の件。
小津地さんは誘導さえすれば、その人が全滅させるとか
物騒な事を言っていたが……
それに、足も用意したから誘導時も手伝ってくれるらしい。

ξ゚⊿゚)ξ「このバンね。とりあえず、後部座席のドアを叩いてみるか」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:45:36.76 ID:HEL2IDO/O
「コンコン」とガラスを叩いてみる。

反応は直ぐにあった。「カタン」と鍵を開ける音がして、ドアが開く。

川 ゚ -゚)「よう、陰陽師」

ξ;゚⊿゚)ξ「#@☆▲▽※£♀!!!!」
川 ゚ -゚)「話すなら人間の言語か雪女に理解できる単語で頼む」

ξ;゚⊿゚)ξ「助っ人ってクーさん!?」

驚いた。雪女のクーさんが乗ってたのだから。今日は真っ赤な着物姿のようだ。

彼女は素直クールさん。姑獲鳥の一件の時に知り合った雪女で、
今はドクオさんと言う……恋人?と同棲している
陰陽省に認定登録されている妖怪だ。認定登録とは、
簡単に言えば人を襲ったりしませんという太鼓判を、
押して人間としての日常生活を送れるようにする事。
これがあれば妖怪でも大手を振って道を歩ける。

川 ゚ -゚)「不満か?」

ξ;゚⊿゚)ξ「いえ、驚きました。と言うかお久しぶりです」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:51:05.23 ID:HEL2IDO/O
川 ゚ -゚)「うむ。京都の話は聞いたぞ?また、派手に暴れたな」

ξ゚⊿゚)ξ「暴れたのは私じゃありませんから」

彼女は車から降りバンにもたれ掛かる。なにしても絵になるなぁ。

ξ゚⊿゚)ξ「すみません。で、どうして陰陽省の手伝いなんて?」

川 ゚ -゚)「一言で言うなら、お財布事情だな。
     ドクオ(フリーター)の稼ぎに頼るのも不味かろう。
     食事代位は、稼がないとな」

ξ゚⊿゚)ξ「流石は素直クール……ぶっちゃけますね」

川*゚ -゚)「しかしなぁ……ドクオと来たら
     「クーは働くなんて言わなくて良い」って聞かないのだ。
     可愛さのあまり、思わず出がけに接吻してしまった」

ξ ⊿ )ξ「へーそうですか良かったじゃないですかドクオさん優しいですね」

惚気か……ウツダシノウ


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 20:55:38.38 ID:HEL2IDO/O
えぇい……なぜこうも私の周りにはバカップルが多いのだ!
恋だ愛だなどと一過性の物。中毒よ。ちゅーどく!!

川 ゚ -゚)「そう言う訳で今回は私が空から支援してやろう」

ξ゚⊿゚)ξ「え?」

川 ゚ -゚)「……聞いてなかったのか?仕方ない奴だ。
     今回は、私が空から支援してやると言うのだ」

ξ゚⊿゚)ξ「雪女って空飛べましたっけ?」

川 ゚ -゚)「え?……仕方ない奴だ。聞いてなかったな?ダイオード?」

そう言うとクーさんは着物の帯をほどく。すると……

/ ゚、。 /「……」シュルシュル

ξ*゚⊿゚)ξ「わ!?なにこの子?」

可愛い!クーさんの着物の一部は一瞬で一枚の布に戻り、それから人の……
赤い着物を着た、だいたい10歳位の男の子になる。


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:01:19.39 ID:HEL2IDO/O
身長は大体、115cm位か?お人形みたいな顔付きで……

「バシ」

いきなり殴られました。

/ ゚、。 /「長岡をぶつな」

ξ;゚⊿゚)ξ「……?長岡ってジョルジュさん?」

/ ゚、。 /「長岡は変態だが良い奴だ。だからぶつな」

川 ゚ -゚)「ダイオード。お前なぁ」

あの~、状況が飲み込めませんが?

因みにダイオードと言う彼は、そっぽを向き腕を組む。

ξ゚⊿゚)ξ「彼は?」

/ ゚、。 /「ダイオード。鈴木ダイオード。長岡の式だ」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:07:09.44 ID:HEL2IDO/O
あぁ……なる程、そう言えば長岡さんを制裁したっけ。
多分、その時の事を言っているのだ。

でも、《卑猥な単語です》を連呼はねぇ……

/ ゚、。 /「クーは僕に乗って空から援護させる。分かったか?」

うーん。この子は可愛いんだけどどこか影があると言うかトゲトゲしい。

だが、それよりも、彼について一つ確認しないといけない。

ξ゚⊿゚)ξ「えー、君……」

「 な に ? 」

/ ゚、。 /「……」

/ ゚、。 /

/ ;、; /ブワ

わ!わ!どうしよう!?泣いちゃった……

ξ;゚⊿゚)ξ「ごめんなさい。その、種類が分からなくて……」

/ ;、; /「一反木綿に決まってるだろう!」

癇癪(かんしゃく)をおこしだすダイオードくん。
決まってるだろうって……知らないんだからしょうがないじゃない。
暴れ回る訳じゃないから危なくはないが罪悪感はかなりの物だ。


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:13:31.93 ID:HEL2IDO/O
川 ゚ -゚)「ダイオード、今のはちゃんと自己紹介しないおまえも悪い。
     ツン、コイツは一反木綿のダイオードだ。
     普段は長岡の式なんだがな。今回特別に、私を乗せてくれるらしい」

ξ;゚⊿゚)ξ「そうなんだ。ダイオードくん……ごめんね」

/ ;、; /「ばーか!!」

そう言うと、彼はどこかへ走っていってしまう。
子供みたい。というか見た目は子供だしね。
仕方ない……追いかけよう。

ξ゚⊿゚)ξ「クーさん。すみませんが」

川 ゚ -゚)「あぁ、行ってこい。甘い物をやれば直ぐに懐くぞ」

甘党との助言をもらい、私はダイオードくんを追い掛ける。




ξ;゚⊿゚)ξ「なんて足の速さよ……
      これで、空を飛ばれたら追い付けそうにないわね」

色々、探し回ったがダイオードくんは見つからない。
真っ赤な、しかも女物の着物姿なのに全く足取りさえ掴めないのだ。


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:17:29.55 ID:HEL2IDO/O
ξ;゚⊿゚)ξ「休憩……しよう」

そう呟き、近くの公園に入る。

あ、ここって、あの時の公園だ。

私の脳裏にかつて、ここで夜行遊女と戦った記憶が蘇る。
クーさんやフォックスと一緒だったが、結局逃げられドクオさんが狙われた。
ギリギリで間に合ったがあの時、
少しでも遅ければドクオさんは食われていただろう。

('A`)「ふむふむ。そりゃあ、ひでぇねぇちゃんだなぁ。
    しかも見た目巻き髪で、狂暴そうな目つきとか一生独り身だろ」

/ ゚、。 /「そうだそうだ。頭も悪そうだったし。ううん。バカだった!」

……制裁決定。


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:23:05.98 ID:HEL2IDO/O
ξ ⊿ )ξ「みぃつけたぁ…」

私は「ゆらぁり」と後ろから近づき、ヘッドロックをかけて逃げられなくする。

さぁ…… 制 裁 タ イ ム だ ! 


只今、非常にバイオレンスな映像が流れています。少々おまちください。



/メ ;、; メ/「頭が痛いよぅ。ツンの馬鹿力!」

ξ ー )ξ「 せ い さ い タ イ ム ? 」

(メメAメメ)「止めてくれ、これ以上やられたらマジで顔面凶器に……」

ξ゚⊿゚)ξ「自業自得です。それより、二人とも面白い場所に行きませんか?」


都内渋谷区 渋谷駅から500m程、そこにそれはある。

/ ゚、。*/「良いのか?ホントに良いの!?どれが甘い!?」

('A`)「よく知ってんなぁ。あ、俺べにいも味ね」

ξ゚⊿゚)ξ「どれも甘いわよ。折角だから、あっちのフレーバーにしたら?」

/ ゚、。*/「ツン!!大好きだ!」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:28:21.25 ID:HEL2IDO/O
ブルーシールカフェ渋谷店。

ブルーシールとは沖縄をメインに活動するアイスクリーム販売店だ。
それの本土進出店。渋谷区に店を構えているだけあり美味しい。
味や質感は濃厚かつしっとり。しかも乳脂肪分はそれ程でもない。
よく学校帰りに寄らせていただいてます。はい。(チェーン店なんで伏せてません)

/ ゚、。*/「ドクオの赤いのも食べたいなぁ……」

('A`)「ん?カップにしたし食うか?」

相変わらず、ダイオードくんはドクオさんにべったりです。
でも、アイスクリームで釣るのは成功したみたい。

川 ゚ -゚)「あぁ、私はチョコソース付きが良いな」

('A`)「ぁあ。はいはい。聞いてくるって……」

ξ;゚⊿゚)ξ「どこから来たんですか!?」

「入り口からに決まってる」とクーさんは言いながら店員さんに
品物を注文している。払うのは私なのにぃ……


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:34:51.00 ID:HEL2IDO/O
そうこうする内に、ドクオさんはベニイモ味のチョコソース付き、
ダイオードくんはサトウキビ味、私はチョコチップクッキー、
クーさんに濃厚バニラのチョコソース和えが運ばれてくる。
それをトレイに持ち二階のテーブルに着く。

/ ゚、。*/「クーのはバニラ味?」

川 ゚ -゚)「ん。ほらあーんしてやろう」

('A`)「裏山~。で、つまりダイオードがクーのサポート役なんだな?」

ξ゚⊿゚)ξ「はい。クーさんについては出来る限り配慮しますので」

('A`)「当たり前だ。……本当なら俺も付いていきたいが……」

/ ゚、。*/「ドクオも来れば良いよ!」

(;'A`)「行きたいのは山々なんだがな。大人には大人の事情がだな」

川 ゚ -゚)「私は十二分に大人だぞ。ドクオ」

クーさんがドクオさんにちゃんと了承を得てなかったのを
思い出した私はドクオさんに詳しい説明と了承を得ようと試みている……けど、

('A`)「クーには危ないことはして欲しくないからさ!」

ξ゚⊿゚)ξ「クーさんは私が、体を張ってでも守りますから、安心してください」

(;'A`)「ん……まぁ、危なくなったら逃げてくれよ。アンタには世話になったし」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:40:05.81 ID:HEL2IDO/O
川 ゚ -゚)「経験則から言うと……火車如きに不覚を取るつもりは無いがな」

そんな説得のやり取りの中、
ダイオードくんが立ち上がりドクオさんの手を取る。

/ ゚、。 /「安心して!クーが危なくなったらツンをおいて逃げるから!」

ξ;-⊿-)ξ「ダイオードくん、あのねぇ」

だが、それが一番でもある。

川 ゚ -゚)「ダイオード……逃げるならツンも一緒だぞ。良いな?」

/ ゚、。 /「はぁい……」

川 ゚ -゚)「そういえば、なぜショボンが再起不能になってるんだ?」

クーさんは美味しそうに、チョコレートドリンクから口を離し聞いてくる。
うっすらと口紅がストローに付いて妙な色っぽさが漂う図だ。

ξ゚⊿゚)ξ「話すと長いのですが、たぬこさんが実家に戻ってしまって……」

川 ゚ -゚)「ふむ。茶釜にフラれたか。……確か、出張先は群馬か?」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:45:36.96 ID:HEL2IDO/O
クーさんの質問にうなずきで返答する。

正解には群馬県 中毛地区 西毛地区 辺りらしいが……

川 ゚ -゚)「なら、行く前に館林に行くぞ。あそこにある茂林寺だろう」

は? い?

クーさんの言う言葉の意味が今一、飲み込めない。
寄り道は構わないが……茂林寺?

ξ;゚⊿゚)ξ「館林?ゴメン。あんまり詳しくなくて」

川 ゚ -゚)「群馬県館林市茂林寺が分福茶釜のモデル。
     茂林寺の釜の発祥の地だぞ?多分、そこにいるはずだ。」

ξ;゚⊿゚)ξ「はいぃぃぃぃ!?」

( *^ω^) アイスウラヤマシイオッ!


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:51:09.69 ID:ZY1N1pxd0
茂林寺ってホントにあるんだ


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:51:35.06 ID:HEL2IDO/O
「キィ」とブレーキをかけ、私は駐車場にバイクを止める。
そんなこんなで日曜日。私達は高速を乗り継ぎ、館林市茂林寺へと足を運びました。
個人的に驚いたのはクーさんが車の運転が出来たこと。
本人は普通だと言ってるが、とても彼女が教習所に行ったとは思えない。

/ ゚、。 /「ツン。うどん屋さんだって。お昼、食べよう」

ξ゚⊿゚)ξ「そうね。クーさんも食べますよね?」

川 ゚ -゚)「あぁ、終わったらバイクの方の運転変わろうか?」

ξ゚⊿゚)ξ「大丈夫。高速を使いましたし」

「だからだろう」とクーさんは言う。交代して貰うか……

/ ゚、。 /「ツン!!クーも早くおいでよ!」

さて、なにを食べようか?

从´ヮ`从ト「いらっしゃぁいませぇ~」

川 ゚ -゚)「ふむ。鍋焼きうどんで」

/ ゚、。 /「僕は~きつねさん!」

居たぁぁぁああああーーーーー!!

ξ゚⊿゚)ξ「いや!!アンタ達普通に客してるなよ!!」

从*´ヮ`*从ト「?ツンちゃぁ!いらっしゃぁい♪」


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [>>39あるっすよ]:2009/10/28(水) 21:54:36.33 ID:HEL2IDO/O
とりあえず、どこから突っ込むべきか……

鍋焼きうどんも捨てがたいが、やはりたぬこさんだろう。

ξ゚⊿゚)ξ「たぬこさん、ショボンさんと喧嘩位で出て行かなくても……
      連れ戻しにきましたよ。あ、私は冷やうどんで」

席につき彼女を見る。だが、彼女は頭に?マークを浮かべている。

从´ヮ`从ト「喧嘩なんてぇしてないよぉ?
       んと……ちょっと待っててぇくださぁい」

そう言うと奥に引っ込んでしまう。厨房から鍋と狐と冷だな?
と念を押す声が聞こえる。注文を伝えに行ったのだろう。

从´ヮ`从ト「お待たせぇ」

エプロン姿のたぬこさんがダイオードくんの隣の私の前に座る。
どうにも噛み合わないが、聞きたいことは……いや言うことは一つだ。


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:57:09.77 ID:HEL2IDO/O
ξ゚⊿゚)ξ「何から言うか……実はですね。たぬこさんが実家に帰って
      ショボンさん、腑抜けになってるんですよね」

从;´ヮ`从ト「ええぇ!?あのショボちゃぁがぁ?」

ξ゚⊿゚)ξ「腑抜けも腑抜け。いつものキレも、やる気もなくて、
      仕舞には「たぬこくんお茶を……」って自分で言って
      自分でテンションダウンする始末です」

从;´ヮ`从ト「……前にぃお寺の桜ぁの木を
       お手入れしにぃ行くっておしえたのぉにぃ」

は?

川 ゚ -゚)「待て。私が聞いた話だと喧嘩して実家に帰ったと……」

从*´ヮ`*从ト「喧嘩なんてしないのぉ。ショボちゃぁと
        わぁたぁしは仲良しさんだよぉ?」

ξ;゚⊿゚)ξ「は?」


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 21:59:07.76 ID:HEL2IDO/O
/ ゚、。 /「ショボンが間違えて解釈したんじゃないかな。
      たぬこは騙したり嘘ついたりするけど頭は回らないから」

何気に毒舌ですね。ダイオードくん……
だが、その通りかもしれない。
話を統合すると、たぬこさんは桜の木の手入れで
実家に帰ったと言ってるし、

从;´ヮ`从ト「ダイオードくんひどいでぇすぅ。
       確かに、わぁたぁしは頭悪いけどぉ」

川 ゚ -゚)「つまり、枝垂れ桜の手入れが終われば帰ってくると」

从*´ヮ`*从ト「はぁい!」

ξ゚⊿゚)ξ「なら、私達でやっちゃいましょう!」



食事を済ませ、私達は茂林寺の庭へと足を運ぶ。
その境内はなんとも鬱蒼として居るが貴船と違い手入れされた鬱蒼さではない。
どちらかと言うと、手入れが行き届いてない。失礼だがそんな感じだ。

参拝客も居らず、途中にあった土産屋はついお菓子を購入してしまいがち、
いや、買わないと失礼なくらいに寂れている。

ξ゚⊿゚)ξ「なんとも、売れない神社仏閣の神髄をみた気がするわ」


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:04:19.74 ID:HEL2IDO/O
川 ゚ -゚)「そう言うな。どこも地方の弱小仏閣はこんな物だ。
     土産屋が、しかも3、4つあるだけ上等だぞ」

因みに境内は入って直ぐに24体程の狸の像があり、
その奥に、巨大な枝垂れ桜がある。左手には墓地が有るらしく、
右手には割と新しい造りのお堂?がある。
いや、お堂は正面だ。近寄ってみれば、確かに正面がお堂だ。
右手側は恐らく人が集まった時にあそこで説法をするのだろう。

/ ゚、。 /「朱砂の王も、実家はこんなんなんだね」

朱砂の王(すさのおう)?何かひっかかる。後で聞いてみるか……

从;´ヮ`从ト「みんなぁしてぇ!わぁたぁしの実家なんですよぉ!」

川 ゚ -゚)「あぁ、さっさと済ませるぞ」

ξ゚⊿゚)ξ「行くわよ!」

/ ゚、。 /「おー!!」



手入れは地味に大変だった。私は身長の問題で桜の木を手入れしてないが、
代わりに雑草毟りと落ち葉拾いを行った。

まぁこれだけなら良いのだが、問題はダイオードくんとたぬこさんだ。


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:09:12.80 ID:HEL2IDO/O
从*´ヮ`*从ト「けぇんけぇん」

/ ゚、。*/「ぱッ!!」

从*´ヮ`*从ト「けぇんけぇん」

ξ゚⊿゚)ξ「止めなさい」

とか

从´ヮ`从ト「も~い~かぁい?」

/ ゚、。 /「まぁ~だだよ~」

ξ;゚⊿゚)ξ「仕事しなさい」

とか

/ ゚、。 /「やきいもしよう!」

( *^ω^) オッオオオウ!

ξ#゚д゚)ξ「いい加減にせいや!我ェ!」

とかで結局夕方になってしまった。

ξ゚⊿゚)ξ「ふぅ……終わりましたね」

川 ゚ -゚)「あぁ、なんとかな」


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:15:09.56 ID:HEL2IDO/O
从*´ヮ`*从ト「助かりましたぁ。ありがとぅございますぅ」

/ ゚、。*/「じゃあ、次は火車だね!」

ξ ⊿ )ξ「……」

川 ゚ -゚)「ツン。抑えろ抑えろ。気持ちは分かるから。
     これで茶釜はもう帰るだけだな。なら私達の車に乗ればいい」

从´ヮ`从ト「はぁいですぅ。あ、でもでも!
       ツンちゃぁたちのお仕事もぉ手伝いますぅ」

ξ゚⊿゚)ξ「うーん。じゃあ、ルートについて手伝って貰えますか?」

当初、ルートに関しては決めておいた場所に誘導するだけと決めていたが、
たぬこさんが場所を詳しく教えてくれるならそちらの方が助かる。

从*´ヮ`*从ト「任せてくださぁい!」


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:21:00.75 ID:HEL2IDO/O
上武道路。埼玉県熊谷市と群馬県前橋市を結ぶ国道17号の大規模バイパス
である。なお、熊谷市から深谷バイパスに分岐する。
これを利用し、新潟や東京へと行き来する車は多い。
火車を含んだ暴走族はこの道を好んで走り回るらしい。そこで待ち伏せを行う。

《ォォォオオオオォォオオォォォン!!》

迷惑禁止条例をゴミのように無視して暴走する一団が
真横を過ぎたのを確認し、私はninjaのクラッチを蹴り飛ばす。

《フィィィイイイイイィン!》

小津地さんはエンジン周りも当然魔改造している。
強制冷却のフィンの音が響き渡り深夜のバイパスを震え上がらせる。

個人的な話だが、結構気に入ってたりする。
この音、まるで戦闘機みたいじゃない。

ウィリーに入らないようにクラッチを効かせながら
前方の……大体20台前後の一団を追う。

ξ゚⊿゚)ξ「行くわよ!」


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:25:05.26 ID:HEL2IDO/O
小津地さんが用意してくれたライダースーツはなかなか良好であり
深夜でも寒さは感じない。むしろ暖かい位だ。
伸縮性も良いが若干蒸れるのと、絶望的なデザインはどうにかならなかったのだろうか?

絶望的なデザイン。

ツナギ型のデザインだが、いかんとも黒いエナメル系の材質に
シルバーのジッパーを各部につけただけは無いと思う。
私は峰藤子かと問いただしたい。

しかも、やたらと体に張り付くお陰でボディラインが強調される。
そのせいで下には、ショーツしか付けれない……更に蒸れる。
多分、採用されてもこのスーツは女性陣から大ブーイングを受けるだろう。

さて、エンジンも回り始めた。

 狩 り の 始 ま り だ ! !


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:31:01.18 ID:HEL2IDO/O
(=゚д゚)「へへ……ん?」

《パァァアアアアアアアアアン!!》

ξ゚ー゚)ξ

何処かで山風の歌が響く。

奴らにそれでは悪行の限りを果たせまいと速度を持って知らしめる。
刹那。ミラーに奴の顔が映り込む。

食いついた!

私はninjaのギアを落とし、回転数を稼ぐ。

さぁ、来い!

(=゚д゚)「面白れぇ……」

《ォォォオオオオォォオオォォォン!!》

一台、集団を抜けるように飛び出した単車がいる。

奴だ。私には分かる。事実、手で指示を出している……一騎討ちが望みか。

ξ゚⊿゚)ξ『クーさん。どうやら一騎討ちが望みのようです』

「だから、手は出さないで」


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:35:11.26 ID:HEL2IDO/O
決めたわ。このバイクの名前……古来より益鳥として重宝されたあの鳥にしよう。
行くわよ。 「 孔 雀 」 ! ! 


茸(くさびら)蹴散らかすは子の刻にて。
ギアをトップに戻し、アクセルを全開にする。

爆発的な瞬発力を持って孔雀は加速を始める。
100、250、300km/h!!

(=゚д゚)「オラァ!!ナメんじゃねぇゾ!!」

鉄パイプ!!視界に奴が鉄パイプを振り上げる様が見える。

ξ゚⊿゚)ξ「かわしてみなさい!!」

クラッチを蹴り飛ばし、ブレーキを噛ませる。
孔雀は瞬時に失速、奴の振るった鉄パイプは眼前を空振る。
私は再度クラッチを踏み込み、後方から奴の左側へと回り込む。

(=゚д゚)「やるじゃねぇか……なら、チキンレースだ!!」


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:39:22.51 ID:HEL2IDO/O
な……!?

なんと奴は、単車を跳ね上げ下の道路へと降り立つ。

ξ゚⊿゚)ξ「やられた……クーさん!」

川 ゚ -゚)『わかって……/ ゚、。 /だらしないよ!』

インカムからクーさんの『割り込むな』と声が聞こえる。
だが、ダイオードくんでなくてもそう思うだろう。

癪だ……!!

勢いに任せ後輪を滑らせながら孔雀を旋回させる。
後は……飛び降りるだけ!!

「ダンッ!!」

良かった。サスペンションが最高の仕事をしてくれたお陰で特に外傷などはない。
奴の向かった先は……

从´ヮ`从ト『伊勢崎方面ですぅ!多分、レース場!』

ξ゚⊿゚)ξ「ありがとう!」

私はアクセルを吹かしながら姿の見えなくなった奴の後を追う。


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:41:07.41 ID:rU/cZTb5O
なにこれ面白いの?
ねぇこれ面白い?


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [>>55オナニーだよ!] :2009/10/28(水) 22:44:39.49 ID:HEL2IDO/O
ξ゚⊿゚)ξ「追いつけない……ッ!?」

ダメだ。見失った……クーさんが足止めをしてくれたみたいだが、
奴の姿は見えない。本当に情けない!そんなとき、視界にブーンが映り込む。

( ^ω^)オッ!

ξ゚⊿゚)ξ「何か……手が、あるのね?」

( ^ω^)ξ゚⊿゚)ξ「奉請 召雷天命 天神道真 急急如律令!
      我が名に答え、その姿、孔雀明王とかせ!!」

其の命。仮初めにして久遠。
其の姿。金剛孔雀の如き鮮やかさをもって。
其の翼。艶やかなる美しさと雷を伴う。
其の牙。毒蟲、毒蛇、下司を食らう。
其の者。孔雀なり。其の者。孔雀明王なり。

さぁ行くお!孔雀!!

ξ゚⊿゚)ξ「式符。展開!!」

孔雀が変身を遂げたことを確認し、私は瞬時に式符を展開。
そのまま浄衣とかす。法力を吸い姿を変えるなんて……

これなら行ける!


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:46:49.59 ID:ZY1N1pxd0
いいねぇ 支援


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:48:10.26 ID:HEL2IDO/O
ξ゚⊿゚)ξ「舞え!!孔雀よ!」

クラッチを蹴り飛ばし、後輪をドリフトさせながら奴を追う。

カーブを三つ越え、直線になった時、大量の氷柱の中をすり抜ける奴がいた。

(=゚д゚)「アッヒャヒャヒャア!!来やがったなぁ!!」

ξ゚⊿゚)ξ「怪異火車!!その悪意祓わせていただきます!」

(=゚д゚)「かかってこいやぁああああ!!」

奴の単車の「車輪」から炎がはとばしる。
これが「怪異火車」か!?

「火輪」からの炎により氷柱は砕けて行く。奴はその中を疾走する。

ξ゚ー゚)ξ ニヤリ

その後を追う孔雀により地面が帯電し電気分解。発生した水素が熱で爆発を起こす。


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:48:44.61 ID:rU/cZTb5O
ワロスwwwwwwwwwwwww>>1は厨二病


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:51:12.00 ID:HEL2IDO/O
  「  誅  」  

もはや、なにも見えぬ!
見つけた以上、狙うは奴の首級ただ其れ一つ!

  「  悪  」  

川 ゚ -゚)「くっ、援護すらままならん……ダイオード?」

/ ゚、。 /「大丈夫!ツンみたいなタイプは火がつけば、援護なんか要らないよ」

川 ゚ ー゚)「その通りだな」

  「  断  」  

もはや言葉など意味はない。私は孔雀をウィリーさせ、
カウルで氷塊を砕きながらただ、奴に向け猛追を行う。

  「  罪  」  

ξ゚⊿゚)ξ「飛翔べ(とべ)!!孔雀よ!!我が意志を持ちて、形をなせ!」


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:55:05.29 ID:HEL2IDO/O
ξ゚⊿゚)ξ「はぁああああ!!」

一際大きな爆発と共にナイトラス・オキサイド・システムを叩き込む。
エンジン内にダイレクトポート式に亜酸化窒素が送られ、
急速に周辺の熱量を奪う。そして、エンジン内の化学反応が終わった瞬間。

《ィィィイイイイン……ガァァァァ!!》

約150%の推力が孔雀を文字通り飛翔させる。

小津地さんの魔改造も捨てたものじゃないわ!!

限界を超えた加速を行う駆動系が更に、加速してゆく。
そして、遂に私は奴に追い付く。

(=゚д゚)「こっちだ!!」

ξ゚⊿゚)ξ「逃がさない!」


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:58:41.52 ID:HEL2IDO/O
互いに譲らぬデッドヒート。

奴は、蛇行したりして私にスリップを誘発させようとする。
私はそれに必死に食らいつく。その姿は猛禽か妖(あやかし)か……

奴の向かう先は伊勢崎オートレース場。

聞くまでもない。私には奴の考えが理解できる。

気が付けば今宵は逃がすまいぞと笑う自分がいる。
なぜなら奴の醜い嬌態の声が此処まで届くのだから!逃がさない!

(=゚д゚)「ヒャハァッ!!」

ξ゚ー゚)ξ「フフ……」



/ ゚、。 /「あの二人、笑ってる」

川 ゚ -゚)「あぁ」

/ ゚、。 /「命の取り合いで笑えるなんて……」

川 ゚ -゚)「あぁ」

あの二人は楽しんでいるんだ。だからここまで馬鹿げたことをやれる。


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:02:40.45 ID:HEL2IDO/O
/ ゚、。 /「……恐い。長岡とは全然違う」

川 ゚ -゚)「あぁ。アイツは恐い女なんだ。でも……」

すぐ近くにいるからこそ感じる狂喜。
もし、ツンの根底にある物が崩れれば、きっと恐ろしいことになる。

だが、……それでも。

川 ゚ -゚)「道を踏み外すことはしない。私達がさせない。だろう?」

/ ゚、。 /「そうだね!」


花片を舞散らすは丑の刻。
何処からか舞い込んだ花片が私たちの道を作り上げて行く。
その中を「火輪」と「孔雀」がひた走る!

見えた!オートレース場だ。

(=゚д゚)「さぁ……楽しもうぜぇ!!」

ジャックナイフからのターン。

後輪の一撃でゲートは吹き飛び、奴は中へと飛び込む。

さぁ、終着駅だ。その命で贖え……己が罪を(おのがつみを)!!


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:08:05.81 ID:HEL2IDO/O
ξ゚⊿゚)ξ「えぇ。始めましょう!」

いざ、誅さん!


(=゚д゚)「シャアッ!ォラァ!」

火で包まれた鉄パイプを掲げながら正面から殴りかかる「怪異火車」

ξ゚⊿゚)ξ「無駄よ!」

私は、先の奴の動きを再現し後輪で鉄パイプを受け止め弾き飛ばす。

まだまだぁ!!

互いに同時にしかし、タイミングをずらしながら、後輪をスリップさせ回転し合う。

「火輪」と「孔雀」二匹の猛獣が鋼鉄の咆哮を上げ互いに三回転。そして無傷。
殺陣の領域に入ったバイクアクションで互いを牽制する。

(=゚д゚)「やるねぇ」

ξ゚⊿゚)ξ「どういたしまして!」


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:13:14.87 ID:HEL2IDO/O
互いに殺意をぶつけ合い、一度離れてから再度突撃を行う。

だがその時、私の方が間の先を取り立ち直った。チャンスだ。

ξ゚⊿゚)ξ「貰ったァ!!」

(=;゚д゚)「ぐぉおおおおおお!!」

ウィリーしてジャンプ。前輪を落とし込みながら
フロントカウルに全法力を持って雷撃を集中させる。

凄まじい轟音と共に体当たりが直撃し、「怪異火車」は吹き飛ばされる。
奴がカウルから吹き飛ばされたのを確認し、スピンターンで振り返ると
死に体ながらも立ち上がる火車の姿が……。

(=;゚д゚)「テメェ!名前を教えやがれ!!」

アクセルを一吹かし。これでしまいだ。


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:17:22.79 ID:HEL2IDO/O
エキゾーストノイズを持って礼とし私は奴に名乗りをあげる。

ξ゚⊿゚)ξ「今は昔、京の都に人ならぬ力を操る者あり」

其の者。純白の浄衣(じょうえ)に身を包み

ξ゚⊿゚)ξ「古井戸より冥界へと行き来し、死者と語り、物の怪とたわむる」

其の者。漆黒の夜を往き闇に生きる

ξ゚⊿゚)ξ「数多の式神を使役し、
      満月の夜には獣にまたがり天をかけたとゆふ」

其の者。全知全能の力にて万魔を祓う。

ξ゚⊿゚)ξ「其れ即ち陰陽師なり」

ξ゚⊿゚)ξ「悪鬼退散!!」


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:19:42.33 ID:HEL2IDO/O
(=゚д゚)「来いッ!!うぉぉおおおおおおお!!」


     「 滅 ! ! 」    


再度の体当たり。直撃し「怪異火車」は光とかす。

その光の中、私は確かに火車の声を聞いた。


「楽しかったぜ。久しぶりの良いバトルだった」


光はただ、オートレース場に舞い散るのみ。


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:20:02.34 ID:KcU8qnc6O
ちょっと夢見がちな文化系高校生が書いた、部活で使う脚本。それか妄想って感じだな。

ネタは悪くないし、文の流れも悪くないね。

なんか読んでるとしつこくてベタベタするけど、しね糞ってレベルじゃない。がんばれ


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:22:30.20 ID:J1LVZ/2tO
おれはすき

支援


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:26:37.88 ID:HEL2IDO/O
これにて群馬の出張は終わり。私は陰陽省に帰り、フォックスに労いの言葉を貰った。

ξ゚⊿゚)ξ「にしても、今回はショボンさんの弱点を知ったわねぇ……」

爪'ー`)「ショボンは精神面が弱すぎるんだ。もう少し鍛えた方がいい」

ξ;-⊿-)ξ「否定できないわ……」

/ ゚、。*/「ツーン!」

「ボフッ」とダイオードくんが私に体当たりをしてくる。
どことなく嬉しそうな……何かをねだるような顔つきだ。

ξ゚⊿゚)ξ「あら、どうしたの?」

/ ゚、。*/「デートしよう!!」


爪'ー`)「ふむ。どこにいくんだ?場合によっては、出る所出るぞ。お腹とか」

/ ゚、。*/「アイスクリーム屋さん!!分福と初平が行こうだって!」

あぁ、なんだ。驚いた。

ξ゚⊿゚)ξ「フォックス?」

爪'ー`)「パス。甘いのはアイツ等だけで良いよ」

ξ゚⊿゚)ξ「てっきり付いてくると思った。本当に良いのね?」


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:29:40.23 ID:HEL2IDO/O
「帰ってママさんとだべってるよwww」と言いながら、
「スタスタ」とフォックスは行ってしまう。

私がダイオードくんに手を引かれて外にでるとフォックスと響くん、
ろこさん以外のメンバーが待っていた。珍しく小津地さんまでいる。

(*´・ω・`)「今回の件はすみませんでした。
      謝罪も含めて、食事でもと思ったのですが
      ダイオードくんがアイスクリーム屋が良いと……」

/ ゚、。*/「ツンがね!!教えてくれたんだ!」

( ФωФ)「さて、参りましょうぞ」

从´ヮ`从ト「楽しぃみですぅ」
  _,
( ゚∀゚)「ダイオード、あんまり甘い物ばかり食べるなよ?」

/ ゚、。*/「なら、長岡のを食べるー」
  _
( ゚∀゚)「ま、歯ァ磨けば大丈夫か」


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:32:35.37 ID:HEL2IDO/O
さて再び、ブルーシールカフェ渋谷店へ。

( ФωФ)「ほぅ、なかなかに……」

从´ヮ`从ト「ツンちゃぁって色々知ってるねぇ」

ξ゚⊿゚)ξ「いえ、こういうのって学生とかの方が、
      知ってる確率が高いだけですよ。友達と良く来ますし」

/ ゚、。*/「長岡の貰うよ!」
  _
( ゚∀゚)「てめっ!!」

ξ゚⊿゚)ξ「それより、朱砂の王ってなんですか?」

从´ヮ`从ト「え?あれぇ。わぁたぁしぃのおじいちゃんでぇすぅ
       素戔嗚尊って言う。昔のえらぁいお坊さんですぅ」

は?お坊さん?素戔嗚尊って海の神様で、八岐大蛇を退治したんじゃないの?

ξ゚⊿゚)ξ「えーと、素戔嗚尊ってスサノオですよね?八岐大蛇を退治した」

从´ヮ`从ト「はぁい!」


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:36:00.45 ID:HEL2IDO/O
ξ;゚⊿゚)ξ「えーと……どこから……」

(´・ω・`)「私が説明しましょう。
      素戔嗚尊はですね。一説に鉄を象徴した神なのです。
      天照大神に草薙の剣を献上した経緯などはまさしく製鉄の
      方法を伝えたエピソードと見ることも出来るのですよ」

ξ゚⊿゚)ξ「だから赤い砂の王?ですが、たぬこさんとどう関係するのですか?」

(´・ω・`)「古来より狸は「男神」でしてね。よく狸親父と言うでしょう?」

ショボンさんは言いながら、アイスクリームをスプーンでつつき回す。
ちょっと楽しそうに。

ξ゚⊿゚)ξ「はい。確かに女は狐ですね」

(´・ω・`)「その「狸親父」素戔嗚尊守鶴和尚の血族が分福茶釜なのです。
      鉄の王の血族故に妖怪変化で有りながら分福茶釜は
      金の聖霊とまで言われる所以はここなのです」


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:40:08.42 ID:HEL2IDO/O
ξ゚⊿゚)ξ「えーと、もしかしてたぬこさんってすごい?」

(´・ω・`)「はい。今は人の姿をしてますが
      本当の姿は鋼鉄の鎧を纏った大狗ですよ。
      しかも分福茶釜と言うのは福を分けるだけではなく
      凄まじい量の魑魅魍魎を内に秘めた大妖怪です」

ショボンさんは説明し終えてアイスクリームを口に運ぶ。
見れば、長岡さんはとっくにダイオードくんにアイスを取られ、
ダイオードくんと長岡さんは私をじっと見つめていた。

ξ゚⊿゚)ξ「溶けかけですけど要ります?」

いやはや、世の中知らない事が多すぎるな。

从;´ヮ`从ト「あーん!?アイスクリームがお洋服にぃついちゃいましたぁ」

こんな人が、神様の子孫だなんて……

そして
  _
( *゚∀゚)/ ゚、。*/「良いのか!?」

この二人が甘党だなんて……

( ^ω^)オッオッオッ!

福を分ける茶釜の巻 完



79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:43:57.03 ID:ZY1N1pxd0

だが菅原道真と孔雀明王は関係あったっけ?w


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:44:49.44 ID:P4l7kZ71O
ぷよぷよするな(゜д゜)!


81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:54:29.54 ID:jNT5SZsA0
大麻と真っ向勝負かwwwwww良いじゃないか乙!!


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:00:34.16 ID:4xsbunRMO
はい。やっと終わりました。というか最後にさるかorz

ここまでお付き合い頂きありがとうございます。


 60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 22:48:44.61 ID:rU/cZTb5O
 ワロスwwwwwwwwwwwww>>1は厨二病


>>60
yes.ただ、厨二病より基地外の方が好きかな。


 70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:20:02.34 ID:KcU8qnc6O
 ちょっと夢見がちな文化系高校生が書いた、部活で使う脚本。それか妄想って感じだな。

 ネタは悪くないし、文の流れも悪くないね。

 なんか読んでるとしつこくてベタベタするけど、しね糞ってレベルじゃない。がんばれ


>>70
ありがとうございます。
文章がべた付くと言うのは最高の誉め言葉です。


 79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:43:57.03 ID:ZY1N1pxd0
 乙
 だが菅原道真と孔雀明王は関係あったっけ?w


>>79
無いです。劇中にツンが言ってる急急如律令は単に法力をぶつけただけで
実際にはバイクを変形させるイメージが如律令後の孔雀明王になりますね。


 81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/28(水) 23:54:29.54 ID:jNT5SZsA0
 大麻と真っ向勝負かwwwwww良いじゃないか乙!!


>>81
出来れば退魔師さんとは勝負するより仲良くなりたいです。
ファンの一人ですからwww

では、他に質問等があればお願いします。


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:12:01.72 ID:4xsbunRMO
あれ、読み直したら俺日本語が弱い子だ……

ごめんなさい。補足させて下さい。

>>70
誉め言葉って言うのは、書き方を意識してるからです。
戦闘パートにスピード感が出るように書くように意識して、
全体的にはベタベタした感じに仕上げてます。

>>79
こちらもごめんなさい。
要は、如律令→エネルギー充填→孔雀明王(イメージ)→変形です。


84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:14:23.75 ID:407GUCxCO
乙ーイ!


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:28:37.91 ID:4xsbunRMO
どうやら無いようですね。

支援等のお付き合い頂いた皆様、ありがとうございました。

次は「土人形の巻」で会いましょう。


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■この記事へのコメント

  1. ■ [くるくる名無しさん]

    ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
    一反木綿にも歯あるのな
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