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◆( ^ω^)は思い出作りをするようです 第一話 計画

( ^ω^)は思い出作りをするようです インデックスページ

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/27(水) 21:37:21.03 ID:WNpTf56P0
投下します。
良ければ、ご覧になってください。


2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/27(水) 21:38:16.94 ID:WNpTf56P0

中学校、教師はこれを人生の分岐点という。
勝ち組という言葉は、人の感性によって各々異なるものである。
「人生の分岐点」という言葉を背負い、今勉強している人間は、
堅実な会社に勤めて、多くの給与を貰い、
より良い文化的な生活を送ることを目的に頑張っているのだろう。
なぜなら、「勝ち組」を捉える感性が、
他の人間と経済的に逸する事によるものだと思っているためだからである。
しかし、内藤は違う。
内藤は今を楽しみ、思い出を作る。短い人生の中で、いかに楽しむか。
と言うことにより、勝ち組負け組を分ける人間なのである。

しかし、教師はこの考え方を嫌い、勉強を進めてくる。
だが、説得も実らず、少なからずそういう人間は現れ、
地元の中堅校以下の所へ、進学していく。

世間は、後者の人間を、「将来が見据えていない」という。
そして、前者の人間を「まじめで優秀、がんばりやさん」等という、
評価をするのである。


しかし、全てが決するのは、夏が終わり、そのまた半年先のこと、
内藤はこれから始まる三年生の夏休みに、意中の人に思いを伝え
一生の思い出を残す計画を立てているのであった。



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/27(水) 21:39:27.95 ID:WNpTf56P0
第一話 計画

( ^ω^)「みなぎってきたおおおおおおおおおお」

終業式が終わり、短い帰りのホームルームも終わる。
生徒達は教室でしばらく残り話し合うか、真っ先に帰り、勉強もしくは
遊びに行くために昼飯をさっさと済ませようとするグループに別れる。

内藤達は教室から勢い良く飛び出し、興奮しながら昇降口へと駆ける。

(´・ω・`)「随分と盛り上がっているな。」

友人のショボンが、全力で追いかけながら言う。

(,,゚Д゚)「そりゃそうだろうな。なんたってこれから、」

その後を追う、ギコが大きな声で言った。

( ^ω^)「夏休みなんだからお!!!」

(´・ω・`)「だからって、どうして走るんだ。ゆっくり話ながら行こうぜ。」

(,,゚Д゚)「まあ、そうだな。話さなくちゃ行けないことだってあるし。」

( ^ω^)「みんな、夏休みの計画ちゃんと把握してるかお?」

内藤達、三人組はこの夏、最高の思い出を残せるように
とある計画を立てていた。



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/27(水) 21:40:52.23 ID:WNpTf56P0
(,,゚Д゚)「忘れるわけ無いだろう。夏休み中に三人で協力して、
       それぞれ、好きな子達を誘い出して、遊んだ後告白するんだろ?」

( ^ω^)「そうだお。みんなは仲間だお。互いの恋愛成就のために、
        全力で力を貸しあうんだお。」

(,,゚Д゚)「俺たち、三人が集まれば怖いもの無しだぜ!」

( ^ω^)「もちろんだお!成績優秀頭脳明晰、クールなイケメン、ショボン!」

(´・ω・`)「俺より頭良い奴は、いくらでもいるぞ。勉強もこうしてサボってるわけだしな。」

( ^ω^)「謙遜するなお、学年では上位五位を争う成績だお。」

(´・ω・`)「その内、離されるだろう。上位五位の奴らの努力は、見てて恐ろしい」

ショボンは今までほとんど勉強せずに、優秀な成績を収めてきた。
しかし、それは受験では通用しない。ショボンはその内本格的に勉強を始めるだろう。
と内藤は思っていた。



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/27(水) 21:42:20.02 ID:WNpTf56P0
( ^ω^)「そして、泣かせた女は数知れず。積極的且つ恐れ知らずのプレイボーイ、ギコ!」

(,,゚Д゚)「俺は女を泣かせたことはないぜ。それに恋愛も大して成功させたこともない、
      だから、俺はここにいるわけだしな。」

( ^ω^)「でもギコの野性的な積極性は、きっと女子達にとって大きな魅力だお。」

(´・ω・`)「そうだろうな。ギコは積極的に女子にも話しかけるから、その分取っ付きやすそうな感じがする。」

この中で一番恋愛上手なのは、ギコだろう。これは誰しもが思っていた事だ。
決してその考えは間違っておらず、ギコは女子達の間にも人気があった。

(´・ω・`)「所でお前の長所って何だ?内藤。」

( ^ω^)「え?ブーンかお。ブーンは・・・」

しばらく、考え続ける。大して心当たりが有るわけではなかった。



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/27(水) 21:43:12.74 ID:WNpTf56P0
(,,゚Д゚)「ポジティブなところだろ?」

ギコが沈黙を破り、そういった。

(,,゚Д゚)「他人の良いところは目に着きやすいけど目に付きやすいけど、
      自分の長所は、見つけずらいものだよな。」

( ^ω^)「でもポジティブってそんなに恋愛では武器にならないような・・・」

(,,゚Д゚)「そんなこと無いぜ。明るい性格な奴は、好感が持てるだろ?
      女子だって明るい奴はもててるだろう。」

( ^ω^)「確かに・・・」

内藤は口では言ったものの、あまり納得できなかった。確かに明るい女子はもてている。
しかし、それは積極的に男子に話しかけてきて、笑いながら会話をしてくれるからだと思う。
そして、それはポジティブと言うことではなく、
どちらかというとギコの積極的、というものの方が近いような気がしたからだ。



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/27(水) 21:44:42.91 ID:WNpTf56P0
(´・ω・`)「まあ、問題はまずどうやってその女子を誘い出すかだな。」

(,,゚Д゚)「それなら問題ない。もう手配はしてある。」

( ^ω^)「どういうことだお?」

(,,゚Д゚)「もうツン、クー、しぃには連絡済みだ。来週の土曜、朝7時半より今北公園前集合だ。」

( ^ω^)´・ω・)「「な・・・」」

(;^ω^);´・ω・`)「「なんだってー!!」」



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/27(水) 21:45:55.73 ID:WNpTf56P0
(,,゚Д゚)「これから誘う気でいたのか?彼女を作りたいのは、俺たちだけではないんだ。
      のろのろしてたら、先に取られてちゃうかもしれないぜ?。今週で・・・」

(;^ω^)「ちょ・・・ちょっと待つお。」

(,,゚Д゚)「なんだ?」

(;^ω^)「やっぱり、これは、その、デートって奴かお?」

(,,゚Д゚)「そうだが」

(;´・ω・`)「な・・・なんて、言って誘ったんだ?」

(,,゚Д゚)「普通に、来週の土曜は大丈夫か、って聞いただけだが・・・」

(;^ω^);´・ω・`)「・・・」

ギコの行動力に驚いた二人だが、まあ速くて損はないだろう、と思った。
寧ろ、いつまでも、だらだらと決断を先延ばしにしていては、告白などとうてい出来ない。



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/27(水) 21:47:22.45 ID:WNpTf56P0
(,,゚Д゚)「今週で徹底的に準備をするんだ。デート地の視察、私服の買い込み、告白までの計画。」

(´・ω・`)「・・・お前がいて助かったよ。お前のおかげで、自信も湧いてきた。」

(,,゚Д゚)「そうか?それはありがたいな。」

(;^ω^)「やっぱりギコは、女を泣かせる人間になりそうだお・・・。」

(,,゚Д゚)「ははは、まあ今は、デートの計画について説明するぞ。」

そういうと、ギコは笑顔から真顔になり、場に緊張が走る。
内藤とショボンは、このギコに対して次元の差を感じた。

(,,゚Д゚)「まずは、当日は朝7時半に集合だ。一人で気まずい時間を作らないために、
     7時15分に駅前集合、固まっていくぞ。その後、遊園地に行って、遊びまくる。
     その後、午後五時に遊園地を出て、街をぶらつこう。
     そうして日が暮れたら、各々で告白タイムだ。次の日の日曜日はそれぞれで、
     自由な行動を取ってよし。その段階で俺たち三人の同盟は解散だ。」

しばらく、黙って聞いていた二人は、胸に込み上げる、熱いものを抑えるのに必死だった。

( ^ω^)(来週、いきなり告白かお。途端に青春が迫ってきた感じだお。)



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/27(水) 21:48:39.46 ID:WNpTf56P0

その後、ギコの綿密な告白計画が説明され、
明日9時にまた集まって、私服の購入やデート地の視察をすることになった。

そうして、3人はそれぞれの帰宅路に別れていった。
内藤は口笛を吹きながら陽気に足を進めていた。

と、そこに、

('A`)「よう、ブーン」

幼稚園児以来からの幼なじみ、ドクオが声をかけてきた。

( ^ω^)「お、明日から夏休みだお。調子はどうだお。」

('A`) 「まあまあだな。それより、さっきの話聞いたぜ。」

( ^ω^)「聞いてたのかお。ドクオは告白とかするのかお」


('A`) 「くだらんな。」

(;^ω^)「え?」



13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/27(水) 21:49:45.68 ID:WNpTf56P0
('A`) 「中三のこの時期にってのは、掛け替えのないもんだろ。
     そんな一時的な遊びのために、人生棒に振っても良いのかよ。」

( ^ω^)「いきなり説教かお。今を楽しむのがブーンの生き方なんだお。説教なんて大きなお世話だお。」

('A`) 「俺は、お前のためを思って言ってやってるんだぜ。遊ぶことは何時だって出来る。
     でも、勉強は今しかできない。今勉強して、ちゃんとした所へ就職した方が、
     今より、もっと楽しい人生が待ってるし、もっと楽しく遊ぶことも出来る。」

( ^ω^)「勉強は今しかできない。そんな安い常套句は聞き飽きたお。大人になったって、遊んで楽しく暮らせば、別に構わないお。」

('A`) 「そんな生活には、必ず不安がつきまとう。嫁さんも子供も作れない。
     何をするにも不満足で終わってしまうんだ。」

( ^ω^)「何を世の中の甘酸を舐めてきました、みたいなこと言ってんだお。ガキ風情が語るなお。」

ドクオが一瞬黙る。



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/27(水) 21:50:54.01 ID:WNpTf56P0
( ^ω^)「返す言葉を失ったかお?おっおっおっ」

('A`) 「いいか?大人になってからわかったて、遅いんだ。そんなんじゃ意味がない。
     中途半端な高校に行っても、中途半端な大学にしか行けない。それじゃあ、半端な所へしか就職できないんだよ。」

( ^ω^)「就職できればそれでいいお。最低限文化的に生活できれば、後は遊んで暮らせてけるお。嫁さんも作れるお。」

('A`) 「安定しない収入で迷惑かけるだろうな。趣味に使う余剰資金もないし、子供にもひもじい生活をさせるだろう。」

( ^ω^)「それなら、嫁も子供もいらないお、遊んで暮して行ければいいお。」

('A`) 「それは、中学生のお前が決める事じゃない。大人のお前が決めることなんだ。その時、お前は絶対に後悔する。」

( ^ω^)「なんの根拠があって絶対とか吐くんだお。いずれにせよ勉強なんてする気ないお。
        いくら説得したって暖簾に腕押しだお。ドクオも油売ってないで勉強した方がいいお。」



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/27(水) 21:52:15.74 ID:WNpTf56P0
内藤は激しく苛ついていた。それを表に出さないが、ドクオの態度が非常に癪だった。
いくら、突き放しても、決して怒ったりせず、自分を諭すように上目線に立つドクオが気にくわなかった。

昔は違った。昔のドクオは安い売り言葉に敏感に反応して、すぐに言返してきた。
よく喧嘩もしたし、互いのことはよく知っていた。

しかし、今のドクオ昔のドクオは違った。
今日のドクオの発言によって、内藤は空虚な虚脱感を覚えた。
自分だけが置いて行かれる様な気がした。

自分は惨めだろうか。いや違う。自分は自分のやりたいことをやればいいんだ。
そうすれば、楽しく生きていられる。不安なんてない。

('A`) 「まあ、色々考えてみろよ。何が大切なことか、をさ。」

( ^ω^)「お前はブーンのなんなんだお。偉くもないのに大口叩くなお。」

ドクオは僅かに口で息を吐き、踵を返した。
ドクオが何を考えているのかが、わからなかった。自分に気を遣われているような、
間違っている行いを正されているような気がした。

自分は間違っているのか?いや、決して間違ってなんかいない。
一度しかない人生を、精一杯楽しむ。これが自分の生き方だ。
こんな自問自答を何度も繰り返していた。



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/27(水) 21:53:16.15 ID:WNpTf56P0
ドクオとは帰宅路が同じで気まずかったので、ドクオが見えなくなるまで、待ってから、
ゆっくりと足を進めはじめた。

とりあえず、今は考えるのをやめよう。

内藤は家にたどり着く。テレビゲームで心をリセットし、
風呂に入り、飯を食べ、床についた。

第一話 計画 終わり



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