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◆ξ゚⊿゚)ξ陰ト陽ノ絵巻のようです 土人形の巻

前の話/インデックスページ/次の話

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 11:57:39.12 ID:+QrRfvha0
朕は代理皇帝也


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 12:03:05.33 ID:/UjBMtDHO
>>1様、スレ立て代理ありがとうございます。
よろしければまた、このもしもし野郎にお付き合い願います。

まとめサイト様
▼くるくる川 ゚ -゚)
http://kurukurucool.blog85.fc2.com/?mode=m&no=360
直リンクです。

爪'ー`)y‐「さて、だ。今回は4回目と一見不吉だが、この事について語ろう。
      4。言葉遊びではし、よんと言う発音から、死や怨を連想させる物だ。
      だがね、コイツはすこーし見当違いなのさ。
      4とは正確には安定を意味している。四角形、四神、四霊、
      西洋なら大アルカナの4は安定や防御、統治を意味する皇帝だ」

爪'ー`)「では、逆に不吉を現すのは何か?……ズバリ7だ。
     別に信じなければ良い話だが、7には意外に不吉に関わる意味がある。
     日本なら、イザナギ、イザナミは7番目の神であり終わりを意味する。
     それだけじゃなく七福神や一週間なんかも偽りや終わりを示す、
     あぁ、キリスト教には7つの大罪なんかもあるな」


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 12:05:17.28 ID:/UjBMtDHO
爪'ー`)「もちろん、コレを信じる信じないは勝手だ。世の中なんて嘘偽りの塊
    正直者は馬鹿をみる。だが疑えば賢者でもない。そうは思わないか?」

爪'ー`)y‐「さて、今回は「この僕が」活躍するんで是非ともお付き合い願いたい。
       おっと。それ以上は言うなよ?「答えは聞いてない」からね?」



そんな前置きでお祓いをし、土人形の巻。始まります。



6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 12:07:38.27 ID:/UjBMtDHO
抜粋「旧約聖書 創世記」

「エロヒムは言った。我々は、我々が宿るための姿形としてアダムを作る。
そして海の魚、天の鳥、全地の家畜、地上を這うすべてのものを支配する。と」


この世には、科学では解明出来ない事象がたくさんある。
もし、アナタの身にそんな事象が起きても落ち着いて欲しい。

人に仇なす其れを討ち滅ぼす者がいるからだ。

ξ゚⊿゚)ξ「今は昔、京の都に人ならぬ力を操る者あり」

其の者。純白の浄衣(じょうえ)に身を包み

ξ゚⊿゚)ξ「古井戸より冥界へと行き来し、死者と語り、物の怪とたわむる」

其の者。漆黒の夜を往き闇に生きる

ξ゚⊿゚)ξ「数多の式神を使役し、
     満月の夜には獣にまたがり天をかけたとゆふ」

其の者。全知全能の力にて万魔を祓う。

人はよふ……其の者、陰陽師なりけり。


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 12:08:31.79 ID:/UjBMtDHO






ξ゚⊿゚)ξ陰ト陽ノ絵巻のようです

土人形の巻







8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 12:11:10.35 ID:/UjBMtDHO
(`・ω・´)「エロヒムは言いました。……ツンデレさんよ起きなさい。と」

教員は手に持った画板で「トン」と軽く頭を叩いてやる。
しかし起きる気配は微塵もない。授業中などなんのそのと熟睡している。

ξ- -)ξスヤスヤ

(;`・ω・´)「起きなさい……」

(,,゚Д゚)「すげぇ度胸だな」ヒソヒソ

( ・∀・)「あれは素だろ」ヒソヒソ

(;`-ω-´)「仕方ないな……」

一部の生徒がヒソヒソと話をしているのが聞こえる……無理もないだろう。
教員は、保健室へ行くための紙を書く事を決意して別な生徒を指す。

(`・ω・´)「……すみませんが、ギコ頼むよ」

(;,,゚Д゚)「あ!はい!」

《キーンコーンカーンコーン》

(`・ω・´)「チャイム。か……おしまいにしましょう。やらなくても良いですよ」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 12:16:29.09 ID:/UjBMtDHO
(,,゚Д゚)「そっすか?で、ツンさんは?」

ギコの一言で笑い声がそこかしこから上がる。
ここまで熟睡されれば皆も笑いたくもなるだろう。
この度胸を見習いたい。と教員も思った。

(`・ω・´)「とりあえず、誰か……女子。起こしてやってくれませんか?」

lw´‐ _‐ノv「おK。把握。ピンガラーとイダーを呼び覚まし、
       スシュムナーを通り……」

(;`・ω・´)「クンダリですね。一文字も有ってません……いやンの位置はあってますか」

lw´‐ _‐ノv「いやん。先生ったら耳年増☆」

(`・ω・´)「それを言うなら博識。僕は歴史担当ですよ?」

(;,,゚Д゚)「なぁ、歴史ってヨガや瞑想の話をするのか?」

( ・∀・)「する訳無いだろwwwつかギコはなんで
      ヨガwwwとか瞑想wwwとか知ってんのwww」

(*,,゚Д゚)「ま。な(シューと一緒にやってるとか言えねぇな)」


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 12:20:08.68 ID:/UjBMtDHO
ξρ -)ξ「うぅん」

lw´‐ _‐ノv「あーあ、先生が起こしちゃった」

(;`・ω・´)「僕のせい……?ツンデレ君。起きた?」

ξ-⊿゚)ξ「ん……やめなさいフォックス……!!!!」

ξ//⊿//)ξ「え!?ぃええ!?」

lw*´‐ _‐ノv「やべー。その反応ちょー萌える」

( ・∀・)「デコみてみ。肉って書いてあるから」

ξ//⊿//)ξ「誰よ!肉なんて書いたのは!シュー、鏡貸して。
       って書いてないし!?モララー騙したわね!!」

lw*´‐ _‐ノv「もーwwwwwwえーwwwwww」

キィィィイイイイ!!おはようございます。ツンデレです。

さ、先に言っておくけど、不可抗力なのよ!
最近、毎晩のように怪異が事件を起こしていて、
私を含めて陰陽省総出で解決に当たっているので睡眠時間が取れないの!


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 12:25:30.17 ID:/UjBMtDHO
(;`・ω・´)「まぁ、夜遊びもほどほどに。
        流石にあそこまで熟睡されたらな。保健室で寝て来なさい」

lw´‐ _‐ノv「はいはい。先生。私も眠たいです」

(,,゚Д゚)「じゃあ、俺は腹痛いッス」

(`・ω・´)「じゃあって……お前たちは駄目に決まってるだろう。解散!」

そう言うとシャキン先生は何かの紙を渡してくれる。
見るとそれは病欠願。つまり、病欠扱いにしてやるから寝てこいって紙だ。

すみません。有り難く頂戴します。

(,,゚Д゚)「けど、ツンが居眠りとか珍しいな」

ξ゚⊿゚)ξ「最近、夜眠れなくて……」

( ・∀・)「ま、ラッキーじゃん。羨ましいよ」

羨ましい。か……肌荒れとかスゴいんだから……


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 12:29:38.05 ID:/UjBMtDHO
私は友人達に次の授業の時に欠席する旨を伝えてくれるように頼み、保健室へ向かう。
相変わらず、保健室は消毒液の匂いが強いな。

ξ゚⊿゚)ξ「すみませーん。ベッド借りて良いですか?」

「あら、ツンちゃん?どうしたの?」

ξ゚⊿゚)ξ「少し熱が有るみたいで、少し横になりたいんです」

理由。もちろんでっち上げだが、を保険室の先生に告げて病欠願いを渡す。

「ふぅん……向こうの離れたベッドで良い?」

一瞬怪訝な顔をしたが保健室の先生は納得したらしい。
私は「すみません」と礼を良い、他のベッドとは離れた位置にある簡易のベッドに潜り込んだ。
ふかふかとまでは言わないが、机よりかは幾分かましだろう。



「シャキン君も甘いなぁ……寝不足で病欠願いを書いちゃうなんて……」

彼女は消しゴムで病欠願いの理由欄を消し、書き直し始めた。


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 12:36:22.58 ID:/UjBMtDHO
爪'ー`)「ふふ~ん、ふふふふ~ん♪」

从 ゚⊿゚)「ごめんなさいねぇ。ツンちゃんたらお弁当忘れたみたいで……」

爪'ー`)「いえいえ。ツンママさんには何時もお世話になってますからwww」

そう答えて、ママさんが渡してくれた弁当箱を受け取る。
最近夜の緊急出動が多かったからな。大方、寝ぼけて出ていったのだろう。

学生って奴はその辺の融通が利いたり利かなかったりするからね。
学校で上手く睡眠を取っておいてくれれば仕事には支障はない。
……とは思うけどツンは居眠りなんかしてないだろうな。彼女らしいじゃないか。

爪'ー`)「行ってきまーす」

弁当箱片手に学校まで歩いてゆく。今は10時27分。
なぁに学校までは一時間掛からないから昼前にはつくさ。


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 12:41:13.19 ID:/UjBMtDHO
「ん?うわ……」
「ねぇ。あの人誰だろうね?」
「すげー美人だな」

(,,゚Д゚)「ん?卒業生。か?にしても派手な服装だなぁ」

lw´‐ _‐ノv「あぁ、あの人はツンたんの知り合いだよ」

さて、学校に到着したが、どうやら休み時間らしい。ふふん。生徒の視線を釘付けって奴だ。
特に後ろの男子生徒なんて僕のモンローウォークに欲情してやがるwww
よーし。お姉さんハッスルしちゃうぞ☆ムーンウォークとかウィンドミルしちゃうぞ☆

lw´‐ _‐ノv「ねーちゃんいーケツしてんな。揉ませろーwww」

(;,,゚Д゚)「うぉ!お、おい!?シュール!?」

爪'ー`)「お触り禁止っと。お、シュールか?ツンたんが何処にいるか知らない?」

lw´‐ _‐ノv「ツンたんならサボリッスね。
       時にフォックス姉さんはなにしにきたのん?」

爪'ー`)「ん?おつかいだよ。おつかい。
     我が愛しいツンデレたんが弁当を忘れたみたいでね。
     届けるついでに彷徨いてたのさ」

ふむ……サボリ。か。どうやら僕の読みは外れたみたい。
なかなかどうして、頭も回るじゃないか。


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 12:46:07.21 ID:/UjBMtDHO
それよりもだ、このギコって少年なかなかに可愛らしいな。
ちょっと欲しい。けど、シュールの物みたいだから残念だ。

lw´‐ _‐ノv「だってさ。ギコ」

(,,゚Д゚)「左様で、よく、入り口で止められませんでしたね?」

爪'ー`)「ふむ。人間の記憶なんて適当だからな。
     山田某(やまだなにがし)とでも名乗れば後は口八丁、手八丁さ」

(,,゚Д゚)「はぁ……?」

本当に可愛い。おもちゃにして遊んでみたくなる。そんなタイプ。

爪'ー`)「でも、コレ、シュールのだかんなぁ……」

(,,゚Д゚)「え?」

lw´‐ _‐ノv「あげないっすよ?普通に」

爪'ー`)「残念。三日三晩地下室に閉じこめて遊びたかったんだがね」

(,,;Д;)「本人の前で言わんといて下さい」

泣きながらギコ君と言ったかな?少年は懇願する。
決めた。良いことを決めた。ちょっと面白い奴を漁ってみるか。
もしかしたら、こんなのがまだ居るかもしれない。なら唾くらいは付けておきたいからね。
ふふ。なんだかドキドキして来た。これは恋って奴だな。


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 12:50:36.47 ID:/UjBMtDHO
もしかしたら、何か乱入出来そうな授業かもしれない。
こう言うときは手っ取り早く聞いた方が早いし、聞いてみるか。

爪'ー`)「なぁ。次は何の授業かな? ギ コ く ん 」

(,,゚Д゚)「?……音楽っすね。弁当、ツンに渡しときましょうか?」

爪'ー`)「いやいや、ゴム有りじゃあ「イケ」ないwww
     もとい、お手を煩わせてはいけない。
     大丈夫。昼まで校内を……」

(`・ω・´)「なんとも下品な人ですね……あなたが山田某さんかな?」

おっと……新キャラ?ふぅん……なかなかのイケメンじゃないか。
B+。話術と言葉使いをなんとかしてくれればランクアップかな?

爪'ー`)「あれ?先生?懐かしいなぁ~」

(`・ω・´)「残念ですが、その手は通用しませんよ?
       山田なんて生徒を担当した記憶は有りませんから」

爪'ー`)「ちぇ。どうやらバレたか。じゃ~ね~。ツンたんによろしく」

二人に手を振りながら彼に付いていく事にする。イケメンイケメンwww


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 12:55:21.53 ID:/UjBMtDHO
爪'ー`)「で、てっきり三角木馬でもあるお仕置き部屋行きかと思ったら、
     野外かい?そういう趣味なのか?まぁ構わない。むしろ興奮する」

(`・ω・´)「…どこまでも下品な方だ。残念ながら僕にはそう言う趣味は有りません!」

イケメン(仮名)に連れられてきたのは校内のちょっとした森だった。
山毛欅(ブナ)や、銀杏(イチョウ)……後は林檎の木なんかもある。
は?なんで林檎?いや、待てよ。リンゴか……

爪'ー`)「ふぅん。イケメン君、林檎って知ってるか?」

(`・ω・´)「謎かけ……ですか」

爪'ー`)「そう取ってくれてかまわない」

こういう時にはタバコ、要るよね?答えは聞いてないけど

爪'ー`)y‐「そう、林檎だ。バラ科リンゴ属セイヨウリンゴ。
       その歴史は古く、旧約聖書にもアダムとエバが口にしたという
       知恵の果実がこのリンゴらしい。が……コイツはデタラメだ」

さり気なく、イケメンの背に手を回し、そのまま座らせる。


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 12:57:44.95 ID:/UjBMtDHO
(`・ω・´)「えぇ、当時のメソポタミア地方にはリンゴは分布していません。
       それだけじゃない。当時のリンゴなど食用に適してすらいませんね」

へぇ、食いついた!しかもこのワトソン君はなかなかにおもしろい奴だ。

爪*'ー`)y‐「そう!その通りだ!ワトソン君!
       因みに、当時存在していた無花果(イチジク)でもない。
       無花果ならちゃんと記述されているし、何より無花果は無花果だ」

ステップを踏みながらイケメンの隣へ座り込む。ちゃんと下は払ったぜ?
服が汚れてしまうからね。女の子の「たしなみ」って奴さ。

爪*'ー`)y‐「僕はね。思うんだよ。
       このリンゴは文字通りの知恵そのものなんじゃないかと。
       常々思うことだが、人間は、穿ちすぎる。
       知恵そのものを口にし、自我に目覚めたなら別に問題ないじゃないか!」

(`・ω・´)「だが、知恵なんて物は口にする物ではありませんよ」

爪'ー`)y‐「その通りだ。さて、もう少し問答を続けたいが……
       スペシャルゲストがお待ちかねだな!!」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 13:01:22.92 ID:/UjBMtDHO
叫ぶと同時に、跳ね起きて木々の中へと爆刀を叩き込む。

だが、爆発は起こらない。
なぜならば爆発するためのプロセスに一つだけ落ちがあったからだ。
それは突き刺されば爆発するようにしたため。

そのスペシャルゲストは刀身を素手で掴んでいたのだから爆発はしようがない。

|::━◎┥ カタカタカタカタ

爪'ー`)y‐「チッ、黙り小僧(だんまりこぞう)か」

(`・ω・´)「ふむ。貴女「も」なかなかに徳が高いようですね」

爪'ー`)y‐「僕は坊主じゃない。やめてくれ。
      それよりザリガニ擬きはもう良いぞ。今、僕の興味対象は……」

  「 コ イ ツ だ か ら な 」  

手をひらひらさせて追い払う。被害がでたら困るし、

(`・ω・´)「……言っておきますが、僕はザリガニじゃあありませんよ」

爪'ー`)y‐「ふん。エビの体にカニのハサミ持ちならザリガニだろう!」

(`・ω・´)「ザリガニとエビとカニは別物です。
       というか脈絡が無さ過ぎます。そもそもいつ気づいたのですか!?」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 13:07:15.90 ID:/UjBMtDHO
爪'ー`)y‐「興味ないね!お前さんみたいに不用心な奴なら
      誰だって気づくさ!」

|::━◎┥ カタカタカタカタ

跳び蹴り。首筋だと思われる箇所に叩き込むが手応え所か金属の感触が足に響く。
この野郎……西洋の怪異か?日本古来の怪異なら金属はタブーの筈だ。
先ずは、コイツが何なのかを調べる。敵を知り己を知れば何とやらってね。

まず、足払い。微動だにしない。次、肩口を踵落としで確かめる。堅い。
くっそ。痺れるじゃないか!!もちろん物理的にだ!!マジで金属製かよ。

|::━◎┥ !!

相手側からの渾身の右ストレート。踵落としで硬直した瞬間を狙った物だ。
左手で受け流し、足を下ろしながら右手を軸に間接技を……あれ?

爪;'ー`)y‐「あれ?おい反則だろ!?」

回らないのだ。ガッチリと固定されて掴んだ腕を軸に間接技など不可能に近い。

頭の中に今まで見てきた怪異の情報と今の一戦を照らし合わせる。なんだコレ?
だが、敵は結果なんて物をを待ってくれない。衝撃を感じた瞬間に僕の体は空を舞っていた。

爪 ー )「……ハ!」

とんでもない威力だ。何でもない腕を払う動作で空中へ吹き飛ばせるなんて。
しかも眼前には既に、お待ちかねのメカ沢野郎が腕を振り上げている。

|::━◎┥ カタカタカタカタ


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 13:11:29.07 ID:/UjBMtDHO
ガード?無駄だろ。あんな威力の物を真正面から貰う?死ぬだろ?
例えるならダンプカーみたいなもんだ。いくら強かろうが、
真正面から純粋な破壊力を食らえば多かれ少なかれダメージは残る。
結局は質量を止めるには質量しかないのだ。そして僕は割と細腕でね。つまり絶体絶命。

(`・ω・´)「失礼」

|::━◎┥ !!

爪;'ー`)y‐「うわ!!いったぁ……」

まず、僕が先に地面に落ちる。続いてイケメンと一緒に鉄塊野郎が落ちてくる。
ただし、イケメンは器用に後ろから奴を羽交い締めにして足場にするようにしてだが。
つまる所、僕は助けられたと言うことさ。

起き上がり体を払う。土埃がスゴいぞ。

(`・ω・´)「さて、校内であまり暴れて貰いたくありませんから、
        本気で行かせて貰いますよ?」

|::━◎┥ カタカタカタカタ

爪'ー`)y‐「奴は必ず自分からは仕掛けない!決めるなら一撃で決めろ!」

(`・ω・´)「数珠丸!」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 13:15:16.14 ID:/UjBMtDHO
|::━◎┥ !?

彼の声により人の煩悩と同じ個数の珠が空中に浮かび廻る(まわる)。
その配置は彼を中心に回るように100。
そして彼の前に一際大きい8つの珠が浮かんでおりそれが神々しささえも醸し出す。

(`・ω・´)「その命……久遠實成本師釈迦牟尼仏の元へと返しなさい」

久遠實成本師釈迦牟尼仏とは日蓮宗における仏……つまり釈迦の事だ。
こいつ妖怪の癖に日蓮の坊主なのか……しかし数珠丸ねぇ、大層な古刀だぞ?

数珠丸とはかつて日蓮宗の日蓮が持ったとされる霊験あらたかな重要文化財であり
現在は本興寺が所有しているが元々は総本山の久遠寺にあったもの。
一時期紛失し、競売に掛けられた物を国の役人が買い、
久遠寺に寄贈しようとしたが話がまとまらず本興寺に寄付されたとされる物だ。

物自体もかなりの業物だが、問題はその刀身と巻かれていた数珠にある。


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 13:19:19.44 ID:/UjBMtDHO
流石に日蓮和尚の持つ刀だけあり刀身だけで凄まじい法力を持っており、
更に作られてから1000年以上経過した古刀と言うこともあり、
並みの結界ならば振るだけで薙払えるだけの力を持つ。
だが、それだけでなく巻かれた数珠により法力を倍化している。それが数珠丸だ。

爪'ー`)y‐「おいおいwwwマジモンかよwww」

どうやって入手したかは知らないが、どうやら偽物ではないようだ。
大方、今の展示品が偽物って所だろうな。何故、そう思うか?
凄まじい法力にあてられそうになる。コレはまず、誰が見ても本物だろう。

(`・ω・´)「南無!!」

法力により8つの珠は木々の間を縫い突き進む。
時に珠同士でぶつかり合いながら奴に向けて。
「カンカンカン」と乾いた音を立てる珠はお互いに更にぶつかり合い、
敵を滅多打ちにすべく飛んでゆく。
おそらくあの一撃一撃が凄まじい威力を含んでいるはずだ。

|::━◎┥ ……

不利を悟ったのだろう。弾幕の中を強行離脱する鉄塊野郎。

だが……それを許す訳無いだろう?


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 13:27:39.51 ID:/UjBMtDHO
爪'ー`)y‐「ふん」

ダッシュ。

先の珠達のように木を足場にしながら一気に鉄塊野郎との距離を詰める。
計算開始。跳ね返り奴にぶつかろうとする珠を見ながら最適な角度から接近する。
何、なんて事はない。彼の戦い方を見て思いついた事をするだけさ。

爪'ー`)y‐「先に言っとくよ。僕ね。ナメられっぱなしだけは我慢できないんだよね」

角度34度、強さは全力で……

|::━◎┥ !?!!!

オーバーヘッドキック!!

計算結果から最適、かつ手近な珠を蹴り飛ばす。

複雑な軌道を描いていた珠に次々と蹴られた珠が命中してゆき、
新しい軌道が紡がれてゆく。それは一直線に、多方向から鉄塊野郎に向かってゆく

そして

|::━◎┥ ……!!

珠が次々と頭に命中し、その衝撃で奴は吹き飛んでゆく。ざまぁみろ!!

爪'ー`)y‐「yes!!10ポイントwww」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 13:32:18.00 ID:/UjBMtDHO
(;`・ω・´)「なんて罰当たりなことを!!」

おいおい。お前さん今し方似たような事をやったじゃないかwww

爪'ー`)y‐「気にするなwwwん?」

おや……左手から血が出ているのが見える。
見れば、珠は数珠を引きちぎりバラしたらしい。ったく、仕方ないな。

爪'ー`)「ほら、手。診せてみろ」

(`・ω・´)「ん?あぁ、急いでいたから。ちょっと切ったかな」

そう言いながら、左手を握りしめてしまう。僕はその手を強引に取る。

爪'ー`)「ふむ。ほら診せろって」

(`・ω・´)「良いですよ。別に、直ぐに血だって止まります」

爪'ー`)「そう言うなって。ほら……」

密着して、暴れられないようにして無理矢理に手を開かせる。確かに浅いが……

念の為だ。止血の必要もないだろうが巻いとくか……


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 13:38:56.86 ID:/UjBMtDHO
「しゅるしゅる」とハンカチを手に巻いてやる。……よし。と。

(*`・ω・´)「あのですね……」

爪'ー`)「おしまい。まぁ、必要ないだろうが、生徒に見られちゃあ不味いだろ?
     助けて貰った礼さ。受け取ってくれ」

(`・ω・´)「地味に可愛らしいハンカチだな……」

巻いてやったハンカチは端にデフォルメされたうさぎが描かれたピンクのハンカチだ。
……減点。このイケメンは乙女心を理解するべきだろう。



爪'ー`)「おいおい。良いか?よく聞けよ?
     女の子はな何歳(いくつ)になっても「 可 愛 い 」を嗜好するんだぜ?」





27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 13:46:39.44 ID:/UjBMtDHO
ξ;゚⊿゚)ξ「ほんっとうにごめん!」

爪'ー`)「ん?弁当箱の話?」

帰宅一番、私はフォックスに礼を言う。色々非常識な事もしたらしいが、まずは礼だろう。
昼休みにシューから来てると話を聞いたときは半信半疑だったが、
その後、シャキン先生からお弁当を渡され事実だと知った。
あぁ、面目ない。

从 ゚⊿゚)「寝ぼけて行っちゃうからよ。フォックスさんに感謝しなさいね」

しかも午後には友達から質問責めにあったし……。

そう言えば、まだ私の家族について話してなかったっけ、良い機会だから話しておこう。

この私に似たエプロン姿の人が私の母。単身赴任した父の居ない家を守ってくれています。
突然、家に住み込むことになったフォックスや綾さんを怪しむ素振りすら見せない大物。
むしろ、一人っ子の私だけで寂しかったのかフォックスと、
一緒にメロドラマ見てたり、映画や買い物に行ったりするとか……

次にフォックス。
まぁ詳しくは知っての通り。コイツ、実は家賃を収めて居候していたりする。
どうやって母を騙したのやら仲がとても良い。因みに、フォックスは最初客間に寝ていたが、
何時しか私の部屋でどうどうと寝るようになっていて困ってる。


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 13:50:08.83 ID:/UjBMtDHO
最後に、今は鬼の仕事をしている為にここにはいないが綾さん。
実は響くんを式に加えた事により、鬼の実働部隊の戦力がダウンしたらしく
急遽、里一番の弓の名手の綾さんがこのあたりを担当する事になったらしい。

というのは建て前。本音は前から街に来たかったらしく、
この度、大義名分も出来たので無理矢理に里を出て来たとのこと。

一度、響くんの家に行ったらしいが「若い男女が云々」との事で、
私の家に住み込むこんで貰うことになりました。

さて、ついでにここで鬼の事にもふれておこう。
まぁ響くんや綾さんの話を聞いたままなんだけど。

「鬼」とは鬼伏寝から全国に散らばった多くの退魔の力を有した者達を指す。
彼等は時に連絡を取り合ったりするが基本的に単独行動で怪異を滅ぼす。

陰陽省のように組織力は無いが人よりも怪異に近い存在のために
ある程度感覚で掴めるらしく、普段は普通の人間のような生活をするらしい。

因みに、響くんはミュージシャンをしながらコンビニでバイトをして生計を立てている。


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 13:54:11.28 ID:/UjBMtDHO
で、そんな仕事の仕方をしていた為、響くんが式になり、困ってしまったと言うことだ。

なお、母には響くんの恋人で良い所のお嬢様だが、響くん恋しさに街に下りてきたが、
家の事情等々で家にすんで貰うことになったと伝えてある。

まぁ、ある意味、騙してはいないわよね?


爪'ー`)「良い良い。ママさんの頼みは断れないさ。それにお弁当無しは困るだろう?」

「an・an」を片手にフォックスは手を振る。
アイツが居着いてから小悪魔agehaとかviviとか雑誌のレパートリーが増えた気がする。
しかも母もさり気なく買ってきてるし。
この間、一緒に読んでいたのを見た時は言葉が出なかった。

ξ゚⊿゚)ξ「うん。助かったわ。ありがとうございます」

私は深々と頭を下げる。嘘じゃない。本音だ。お礼って大事だと思う。

爪'ー`)「なぁ。所でこのチュニック可愛くないか?」

ξ゚⊿゚)ξ「買っても着ない癖に」

爪'ー`)「そう言うなって、ツンたんなら似合うぞwww」

どうしてこの二千と百云歳はこうも現代っ子なんだか……


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 13:57:04.85 ID:/UjBMtDHO


(`・ω・´)「はぁ……可愛いを嗜好する。か……」

仕事を終え帰宅途中、ついため息をつきながら言われたことを思い出す。

まさか、あんな女性から乙女心を教わるとは思ってもいなかった。
乙女心とは真逆の位置に居るような人だが、確かにその通りなのだ。

(`・ω・´)「寄り道でもするか……」

ふと何時もならしない寄り道を急にしたくなった。
何故だろうか?多分、彼女のせいだ。下品で、軽薄で、ニタニタと笑う。
だが、その奥に知的さと女らしさを兼ねそろえた不思議と魅力的な女性。

前に気をつけながら巻かれたハンカチを見て歩いてゆく。
特に、行き先などは決めていない。さてどうしようか。

(`・ω・´)「僕は……どうしたのだろうな。全く、らしくない」

自嘲気味に呟きながらどこかへ向かう。
そうだな、よく通っていたビリヤードハウスへ行こう。あそこならアルコールも有る。
決意してポケットに手を入れるとバラバラなった数珠が手に当たった。

どこかで「髪の毛か紐」を入手しないといけないな。


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 13:59:49.52 ID:/UjBMtDHO
それは行き先を決めて向かう途中だった。路肩の植え込みから声がしたのだ。
正確には声がしたような気がする。だが……

怪しい、何かの事件なら無視するのも不味い。

「…………ッ……。」

(`・ω・´)「ん?誰かいるのか?」

「ガサ」と植え込みをかき分ける。そこには年端も行かない少女がうずくまっていた。

|∂リ゚ -゚リ「…………。」

(`・ω・´)「ふむ……」

年は多分18より下、高校生にしては顔立ちが妙に幼い。
青っぽく見える艶のある黒髪とカラーコンタクトでも入れたかのような赤い瞳が印象的だ。
彼女はボロ切れ同然の服装で何かに耐える素振りでうずくまっていた。

よもや裕福な現代でこの様な者を見ようとは、
救いを求める者を助けるのが坊主の勤め。気が付けば、彼女の手を握って居た。

(`・ω・´)「立てますか?僕に事情を話して下さい。悪い様にはしませんよ」

彼女は虚ろな目で僕を見つめて押し黙ってしまう。

どうしろと……


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 14:08:35.58 ID:/UjBMtDHO
翌日の夜7時頃、私は陰陽省の呼び出しでフォックスと共にショボンさんを訪ねていた。

ξ゚⊿゚)ξ「ローテーションの変更ですか?」

(´・ω・`)「えぇ。ここ最近の出動回数からローテーションを
      変更せざるおえなくなってきましてそのために今日はご足労お願いしたのです」

爪'ー`)「確かに、毎晩多発しちゃあなぁ……お姉さんハッスル出来ないし。
     で?どんなの?どんなの?」

フォックスの質問にショボンさんはプリントを取り出す。

なる程、……

ξ゚⊿゚)ξ「つまり、みんな単独で出動ですね?」

(´・ω・`)「他の方々は既に承知しています。どうでしょう?」

要は、今まで、杉浦、長岡、私のローテーションを
杉浦、長岡、私、響、フォックス、クー&ダイオード、狼娘&狸娘、ショボン、

に切り替えて行くとの事。
又、長岡さんはダイオードくん以外の式も別な人の戦力に組み込むらしい。

爪'ー`)「で、戦力が要るなら連絡と?」

(´・ω・`)「はい。単独行動の為危険が伴いますが、これが最良かと」


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 14:16:28.24 ID:/UjBMtDHO
ξ゚⊿゚)ξ「わかりました。でも、なんだって最近、
      やたらと派手に暴れ始めたんでしょうか?」

そう、実は最近の怪異は完全に異常と言える暴れっぷりなのでして。
一昨日の私がでばった時はグールが青山霊園を荒らしていたのを退治したのだが。
これ自体は構わないが問題はグールが霊園を狙った事実だ。
青山霊園は火葬後に埋葬されたり、昔からの著名人が埋葬されている
所謂、日本古来よりの「死体の有る確率の皆無な墓所」である。
そんな訳で彼らは火車のような行動を取るか病院辺りを狙うのがセオリーなのだが。
なぜかその気配すらなかったのだ。

それ以外にも、スライムのような状態の吸血鬼が深夜の歌舞伎町に現れたり、
陸上でディープワンズ(半魚人に近い怪異)が見られたり、山の中にダゴンが現れたりと
少し、いやかなり理解しがたい状況でたくさんの怪異が暴れている訳です……。
何かショボンさんの所に報告が来ているかもしれないと思ったのだが。

(´・ω・`)「まだ、未確認なのですがエノク書で調べた結果によると
      どうも死霊秘法書、多分スペイン語写本の……持ち主が関わって
      いそうなのですが。まだ断言できない状況で」


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 14:23:09.59 ID:/UjBMtDHO
爪'ー`)「スペイン語写本か……
     死霊秘法書は僕も元(げん)のころに書かれたって尸条書を
     読んだことが有るが、確かに合致するな」

(´・ω・`)「えぇ」

ξ;゚⊿゚)ξ「あのー毎度毎度、ほんっとすみませんが、
      わかってる人同士の会話をされてもちんぷんかんぷんなんですが……」

爪'ー`)「……、仕方ないな。長いから覚悟しなよ?
      死霊秘法書には、紀元前から始まる大量の禁忌が納められてる。
      一部からはこの世の真理を網羅したとまで言われている程にだ」

フォックスは「よっ、」とかけ声をかけながらショボンさんの机に座り込む。
足を組み、天井をみながらネクロノミコンについて詳しく語り始める。

爪'ー`)「詳しくは若干省くが、まぁ構わないよな?
     ネクロノミコン、いや正確にはアル・アジフについての説明だが。
     ネクロノミコンてのはアル・アジフのギリシャ語写本時の名前でね。
     グリモワールとして表現するなら死体の掟の書とでも言うべきなのさ」

「それが今では死霊秘法書と呼ばれるようになった」と付け加え、いよいよ本題に入る。


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 14:34:09.55 ID:/UjBMtDHO
爪'ー`)「んでだ。アル・アジフ自体はアブド・アル=アズラットが記した、
      単なるメモ帳みたいなもんでな。ただ、その内容がヤバすぎた。
      作者の死後、ネクロノミコンとしてギリシャ語写本発行開始。
      しかし100年後に焚書処分になりその殆どが失われたが、
      その後も発行、禁書処分が何度となく繰り返される程にな」

ξ゚⊿゚)ξ「そんなに物騒な物なの?」

爪'ー`)「物騒も物騒。古代ギリシアから脈絡とつながる禁忌を全て集めたからね。
      バビロニア建国に纏わる神の領域の業やソロモン72柱から、北欧神話、
      モーセ五書、死海写本、預言書などにに書けなかった禁忌、etc.etc.
      日本以外は網羅と言って差し支えない。こういう意味では奇跡と言える神代の内容だ」

フォックスは「コイツに比べたら聖書なんか子供の飯事に使うようなものだぞ」とコメントし、
足を組み直してショボンさんにお茶を要求する……あぁ、ショボンさんなぜ大人しく渡してるんですか?
だが、確かにぱっと上げただけでもかなり雑多印象を受ける。
これだけレパートリーが有るなら確かに特定は可能だろう。

爪'ー`)y‐「さて、問題はここからだ。実はなアル・アジフなんて物は存在してない」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 14:45:56.27 ID:/UjBMtDHO
爪'ー`)y‐「アル・アジフを始めた一部のグリモワールは只の妄想だ。
      アル・アジフはね、ハワード・P(フィリップス)・ラヴクラフトが
      書いたコズミックホラーと言う小説シリーズ内に登場する架空の書籍なんだ。
      だがコイツらは実在してしまっている。何故だか分かるか?」

ξ゚⊿゚)ξ「他の怪異と同じ。なのね?」

他の怪異と同じ。日本の妖怪や陰陽省が狩る怪異は当たり前だが、実在していない。
だが、現に陰陽省は存在し、事実何体もの怪異を倒してきた。

それはひとえに彼らが人の意識が固まった存在だからだ。
倒さねば増える一方であり、いずれとんでもないことになりかねないのだ。
そしてコズミックホラー。私でも聞いたことが有るくらいだから認知度から言って
もしかしたらネクロノミコンの実体化は割とたやすいのかもしれない。
怪異を怪異が操り奇跡を持ってこの世に災厄を振りまいている。か……

爪'ー`)y‐「理解が早くて助かるよ。まぁ、要らない知識も多数だがね」

(´・ω・`)「そして、最近暴れまわる怪異は死霊秘法に記載されている物ばかりと言うことです」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 14:48:35.16 ID:/UjBMtDHO
派手でデタラメな使い方をする……もしかして……あの死霊秘法師?
私の脳裏に、かつて京都市内を蹂躙した巨人が浮かび上がる。

ξ゚⊿゚)ξ「あの、私が京都で逃がした死霊秘」

爪'ー`)y‐「京都の奴が怪しいな。なんせ京都市内で巨人を召喚した位だ。ありえる」

う……地味に遮られた。

(´・ω・`)「ですねぇ。ただ、何故こうも派手に暴れてるのか分かりませんが」

ξ;゚⊿゚)ξ「すみません。すみません……」

これがもし本当なら私のミスだ。申し訳ない……

爪'ー`)y‐「ま、気にするな。ローテーションは先だししばらく、休むといいよ」
 _,
ξ゚⊿゚)ξ「むぅ……」

爪'ー`)y‐「そんな湿気た顔をするな。帰ろ。帰ろ、烏が鳴くから帰ろうぜ?」

良いのかなぁ……そんなんで……

(´・ω・`)「そうですね。今までの分も休んで下さいね」
  _,
ξ;゚⊿゚)ξ「良いんですかぁ?」

爪'ー`)「良い良い。帰るの!今日は踊る大捜査線が再放送なんだ。
     事件はココで起きているんじゃない。現場で起きているんだ」


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 14:50:36.36 ID:/UjBMtDHO
結局、私はフォックスに引っ張られながら部屋から出ることになる。
分かりました!分かりましたよ!



ξ゚⊿゚)ξ「でも、複雑だわぁ……」

爪'ー`)「まだ言うかい?あんまり自分一人でこなそうとするのは良くないぞ」

ξ;゚⊿゚)ξ「そう、見える?」

爪'ー`)「まぁね。確かに仕留められなかった責任はツンたんに有るが、
     杉浦の坊主や長岡なら確実にけが人、死人が出てた。
     わざわざ不利な地形に持ち込んでの一騎討ちを選んだ
     お前さんの事、ショボンも含めてみんな評価してるんだぜ?」

そうなんだ……てっきりショボンさんが上からの苦情を、
全部もみ消してたのだと思ったがそんなことはしてないのか。

ξ゚⊿゚)ξ「陰陽省のえらい人は?」

爪'ー`)「あの後、関西支部が今、凄まじい特訓中らしい。
     5、6人掛かりで手も足も出なかったからな。
     京の都でふんぞり返ってた奴らには良い薬さ」

ξ゚⊿゚)ξ「……そっか、」


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 14:53:49.80 ID:/UjBMtDHO
爪'ー`)「さ、帰る……お?」

急にフォックスが変なポーズで固まる。片足を軸に歩く途中そのままで
「ギギギ」と鈍い動きで回りながら振り向く。それは美人がしてもかなりの不気味さだ。

そして、その視線は近くのブティックに向けられており……

ξ゚⊿゚)ξ「ん?どうしたの?」

爪'ー`)「ふむ。どうして、あんな男でも恋人くらい居るんだな?」

ξ゚⊿゚)ξ「は?」

「恋愛って良いよね?さぁいちゃいちゃしようぜ?」と、戯けた事を
ぬかすフォックスを無視しながら私も、そのブティックをよく見てみる……

|∂リ゚ -゚リ (`・ω・´;)

シャキン先生!?


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 14:55:35.22 ID:/UjBMtDHO
どうして、女性物の洋服とはこうも沢山あるのだろうか?
その量に戸惑う僕のことなどお構いなしで、店員は洋服を見立てては持って来る。

(`・ω・´)「どうかな?それは気に入ったかい?」

|∂リ゚ -゚リ「……シャキン。貴方が良いという物が良いです。」

(;`・ω・´)「うぅん……そうか。とりあえず、次を着てみよう?」

|∂リ゚ -゚リ「了解です。」

困った……僕には女性物の洋服なんてまるで分からないぞ。

あの後、何も言わない彼女をとりあえず、家に連れて帰りシャワーと食事を行わせた。
その後に軽く会話を試したが彼女は言葉を理解しているかすら怪しかった。
その為、仕方なしにその日は就寝したが、

翌日、僕は驚いてしまった。
彼女は僕よりも早く起床して朝食を用意していたのだ。
彼女の作った美味しい朝食をたいらげた僕は家から出ないように教えて、
仕事へ向かったのだが、帰宅して更に驚いた。

なんと普通に言葉を話すようになっていたのだから。


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 14:57:06.17 ID:/UjBMtDHO
本人は「テレヴィジョンで覚えた。」と言っているが……

(`・ω・´)「もし、本当なら彼女は何者なんだ?」

考えても仕方無い。かな。……ん!?

(`・ω・´)「すみません。このハンカチ。おいくらですか?」

ふと視線を向けた先には、デフォルメされた猫が描かれたハンカチがあった。
可愛い物を嗜好する。か……気に入って貰えるだろうか?

「あら、それですか?サービスしますよ」

|∂リ゚ -゚リ「シャキン。……ハンカチーフですか?」

(`・ω・´)「あぁ、どうだろうかな?」

|∂リ゚ー゚リ「……可愛らしいと形容できると思います。」

どうやら気に入って貰えたらしい。……後で「もう一つ」買っておこう。ん?



服|'ー`)ニヤニヤ
服|д゚)ξ


………………


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 15:00:00.48 ID:/UjBMtDHO
洋服の間からこちらを伺う人影。何故、こうもタイミングが悪く……

(;`・ω・´)「何ですか?」

ξ゚⊿゚)ξ「いぇ、ただの出歯亀ですので……」

爪'ー`)「気にしないでくれたまえwwwwww」

妙によそよそしい態度の教え子と山田某さん。
緊張か、それとも動転か?僕はもう7時だと言う注意すら忘れて二人への弁解に入る。

(;`・ω・´)「何か誤解をしていますよ。貴女達は」

|∂リ゚ -゚リ「シャキン。」

この状況で来ますか……。しかもこれでもかと引っ付きますか。

爪'ー`)「そうかwwwそうかwwwデートかwww邪魔したな!!」

ξ゚⊿゚)ξ「シャキン先生って……ロリコン?」

(;`・ω・´)「違いますから!」

……全力で否定したい。僕は至ってノーマルですから。

|∂リ゚ -゚リ「シャキン。……。」

お願いですからこのタイミングで僕を見つめるのはやめて下さい!!


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 15:04:40.76 ID:/UjBMtDHO
(;`・ω・´)「し、親戚の子です!!」

言ってから後悔した。どう見ても嘘だ。これならまだ、妹とかの方が幾分かマシだろう。
僕は「お願いだから察してくれ」とツンさんを見る。

ξ゚⊿゚)ξ「親戚……言われてみると似てるかもしれないわね」

はい?

爪'ー`)「うん。クソ生真面目そうな所とかそっくりだな。ある意味お似合いだが」

ξ゚⊿゚)ξ「すみませんでした。あんまり邪魔するのも悪いですし。失礼します」

(;`・ω・´)「ん。あ、あぁ」

「じゃ、な」と手を振りながら二人はは行ってしまう。
まさか、真に受けるなんて……そんなに似ているのだろうか?

|∂リ゚ -゚リ「シャキン。」

(`・ω・´)「ん?あぁ、すまなかった。つい適当な事を言ってしまった」

|∂リ゚ -゚リ「いぇ、ありがとうございます。」

(`・ω・´)「?」

|∂リ*゚ー゚リ「家族、と言って貰えてとても嬉しく思います。」


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 15:11:11.84 ID:/UjBMtDHO
(`・ω・´)「そうか」

|∂リ*゚ー゚リ「はい。心から。」



フォックスと共に家に帰った私を待っていたのは、
グツグツと煮立つ鍋とフォックスが言っていた特番だった。

綾さんが味付けをした山菜たっぷりの鍋は、久しぶりの休みもあってか
箸と口が進み、特番が終わって気がつくと10時位になっていた。

从'ー'从「うぅーん。さて、お片付けお片付け。ツンちゃん、先にお風呂良いよー」

ξ゚⊿゚)ξ「すみません。……フォックスは?一緒にはNGだからね」

爪'ー`)「おいおい。毎晩同じ布団でいちゃつく仲だぜ?いまさ ぶべらっ!」

从;'ー'从「口は災いの元。だね」

ξ ー )ξ「人様が寝てる間に何しくさりやがってんだ?じゃあ先に入ります」

フォックスを制裁し、後半は綾さんに向けながら、私はお風呂場へ向かう。

ん……

ξ ⊿ )ξ「あれ……?」

世界が……回る?


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 15:19:28.08 ID:/UjBMtDHO
爪メ'ー`)「お休み。悪いね。ちょっと薬を盛らせて貰った」

……く。何……?



从;'ー'从「良かったのかなぁ。お鍋に睡眠薬とか……」

爪メ'ー`)「正確には睡眠導入剤だよ。量も少ないから、大丈夫だろ」

从'ー'从「ここの所、連日らしいから良く効いたね。
     じゃあ、お布団まで運んでおくよ」

爪メ'ー`)「ほいじゃま、後は頼んだ。僕はちょっと出掛けてくるから鍵、よろしく」

軽く敬礼をしたあと、僕はツンの様子を見る。量は半分にしたが、
どうやらかなり効いたみたいだ。ぐっすり寝てる。

彼女に一服盛った理由それは、最近、どんどん力を付けてきた彼女だが、
それ故に一人で抱えすぎる。そう思ったからだ。

本来なら陰陽の業はちょっとやそっとじゃあ身につかない。
仲間達との絆や、壁を自らの力で乗り越えながら身につけていく物だ。

それを彼女は容易く使用できるようになってきている。
如律令など、本来なら使えるはずもないのだ。そんな才能を持つ彼女だから、
今回の事件は何が何でも外さねばならなかった。


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 15:24:52.70 ID:/UjBMtDHO
要は、でしゃばりなのだ。

確かに実力も根性も才能も、更に奥の手も有る。だが彼女のようなタイプは、
実は不意打ちには極端に弱い。そして今回、あの死霊秘法師が相手なら
確実に勝てる方法でしとめに来るだろう。

それこそ、「毎晩のように雑魚を使い」疲弊させる波状攻撃位はやってのける筈だ。

恐らく昨日の鉄塊野郎も奴の仕業だろう。僕を狙い戦力を殺ぐつもりだったのだ。

そして今、幸いにもツンには結界の中で寝てもらっている。
今、奴は見失ったツンを探して回って居るだろう。

そこで僕が餌としておびき寄せる。食いついてくるはずだ。

爪'ー`)y‐「さて、後はあの鉄塊野郎の対処法だが……
      やはりアレしかないな……」

疲れるんだよな。アレ……


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 15:32:02.04 ID:/UjBMtDHO
爪'ー`)y‐「ふふ、ふん~♪ふふふ~ん♪っと」

お気に入りの一曲にこぶしを効かせながら、亥の刻の新宿を行脚する。
だいぶ南部まで来たな。新宿御苑が見えるんじゃないか?

そんな事をしてたときだ。どうやら餌に魚、いやザリガニがかかったらしい。

(`・ω・´)「……山田某さん。……すみません」

爪'ー`)y‐「お前か。怪人ザリガニ男。今、僕の前に出るって事はそういう事になるぜ?」

(`・ω・´)「僕にも引けない訳がありまして……」

爪'ー`)y‐「まぁ、予想は付くがな。来いよ。全力で潰してやる」

ピアニッシモに火を着ける。合図なんて要らなかった。
どちらともなく走り出し、互いの獲物を用意した瞬間に戦闘は始まる。

爪'ー`)「刺万魔 斬妖縛鬼!」

空中に爆刀を配置しながら呪をかけてまわる。その形は安易には分からないよう細工をした、
晴明桔梗の陣。使う呪は四神の型。
それに加えて妖や鬼を縛る斬妖縛鬼の呪。更に刺万魔をかける事により強固とす。
それを、持って結界として配置しながら更に「念の為の保険」もかける。

(`・ω・´)「南無、妙法蓮華経!」


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 15:38:32.75 ID:/UjBMtDHO
前回の戦いで、ザリガニ野郎の手の内は完全に見切ってる。
対して僕は、方術の類は一切使ってない。
これは戦闘において圧倒的なアドバンテージとなる。ならば負ける道理はない。

日蓮の唱えた経に乗せて飛んでくる八つの珠。コイツには回避も防御もいらないな。
前回のデータからはじき出した結論からすれば、あの珠達はそれを上回る法力や暴力で弾けばいいのだ。

爪'ー`)y‐「でィヤッ!」

一つ目を蹴り飛ばし、他を弾く。

「カン!カン!カン!カン!」と乾いた音を立てながら珠は一直線に跳ね返りながら、
最終的に「僕」の方へと帰ってくる。予想通りだ。

(;`・ω・´)「ッ!?三車火宅!!」

爪;'ー`)y‐「おいおい。何する気だよ」

一部が僕からそれようとしていく。どういうつもりか分からないが、
どの道、僕のやることは決まって居る。先ずはあの数珠を封印する。飛び道具は厄介だからな。

爪'ー`)y‐「乾坤定位 赫々煌々 解呪刀 現出火精!」

結界として配置した爆刀が一斉に爆発し、爆風と衝撃が一瞬だが、珠と奴とを隔てる。

悪いね。壊さないだけありがたく思ってくれ。


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 15:44:28.62 ID:/UjBMtDHO
やることを終わらせて土煙が晴れた時、ザリガニ野郎は片目を瞑りながら膝を突いていた。
ダメージが入った訳じゃない。単に、爆風に紛れた奇襲を避けたかったのだろう。

(;`-ω・´)「……ッ。珠は!?」

爪'ー`)y‐「コイツかい?悪いが、既に封印済みだぜ?」
「コロン」と僕の足元に転がる八つの珠を見て、奴はどこか安心したようだった。

(`・ω・´)「そうか……」

そうかって、おいおい。ずいぶん大人しいな。
やはり、コイツ、戦う気がなかったようだ。となれば何故?



「 や れ ! ! 歯 車 王 ! ! 」



なる程、こっちが本命か……



58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 15:48:32.02 ID:/UjBMtDHO
轟音と共に、先ほどまでいた場所にクレーターが出来あがる。その中心には

|::━◎┥……

奴が居る。

だが、様子がおかしい。まるで今までとは違うその様子。
まるで、怒りを感じているようだ。いや、それだけでは無いような……何だ?

(*゚ー゚)「まだよ!徹底的に潰しなさい!!」

|::━◎┥「了解です。」

しかもご丁寧に使役者も来た様だ。やはり死霊秘法書のスペイン語仕様を
引っ提げている。まだ、年若い魔術師は歯車王と呼ばれた人形に追撃を指示する。

|::━◎┥「外装を、排除します。」

「パシュ」と空気が抜けるような音が響き、奴の体から煙が吹き出す。

(`-ω-´)「……くッ…………すまない」

其の体。鋼と血肉と魔道の業にて固まり。
其の力。72の柱の加護を得る。
其の意味。真理の言葉を持って。
其の命。主に捧げ、盾となる。
其の者。即ち土人形なり。其の者。即ち人なり。

|∂リ゚ -゚リ


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 15:54:22.73 ID:/UjBMtDHO
|∂リ゚ -゚リ「……許さない。」

(*゚ー゚)「何をしている!!殺せ。歯車王!!」

爪'ー`)y‐「下司が……」

なるほど、あの少女が人形つまりゴーレムだったのか。
だが、やはりおかしい。現にザリガニは僕に対して攻撃をする気はないようで……

まさか……

爪'ー`)y‐「おい!アミキリ!!」

|∂リ゚ -゚リ「……」

眼前に右ストレート。早いなんて速度じゃない。殆ど弾丸だ。
どうやらあの外装は重りだったらしい。
重りを棄てた拳と蹴りを、彼女は竜巻の如く繰り出してくる

僕は目ではなく感覚と殺気、後、格闘技に置ける基本的なパターンから察してかわしてゆく。

爪'ー`)y‐「おい!お前、あの娘を人質にされているな!」

そんな中でもアミキリへの言葉は続ける。読み通りならば、下手に手を出せない。

|∂リ゚ -゚リ「…………!?」

大振りの回し蹴り。恐らくはタイミングをずらさせる気だ。ならば……


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 15:56:52.21 ID:/UjBMtDHO
足をこちらから蹴り飛ばすようにして足場に変え跳躍、距離を取る。
なかなかにタイミングがシビアだったが直前に、「速度が落ちてくれた」お陰で
何とか様になる。なにを考えているか分からないが、もし予想通りなら辻褄が合うな。

爪'ー`)「そうなんだな?」

再度、問いかける。が……返事はない。だが沈黙は時に言葉より多くを語る。
故にその通りと判断した。

(`・ω・´)「…………」

|∂リ゚ -゚リ「それ以上の戯れ言は許しません。」

爪'ー`)「なる程な。子の心親知らずって奴だ。まぁ、親もガキだがwww」

(*゚ー゚)「黙って聞いてれば……!!ペラペラペラペラ。こうなったら、」

死霊秘法師が空中に円を描き陣が敷かれる。魔術って奴だな何が来るやら……

(;`・ω・´)「やめろ!」

|∂リ゚ -゚リ ピタリ

発動の瞬間を狙い、対象である僕との間に割り込むアミキリ。

チッ……面倒掛けやがるよ!この「二人」はさ!

(*゚ー゚)「このッ……役立たずが!纏めてジズの餌にしてやる!!」


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 15:59:40.58 ID:/UjBMtDHO
魔法陣から燃えるようにして飛び出す怪鳥。
その姿はとても大きく、空を覆う様である。それが一直線にアミキリを狙う。

( ゚∋゚)「#♀&*□■@§%!!!」

また、それか。どうして鳥って奴はこうも言葉にすらならない単語を吐きやがる!

間に合え!!

|∂リ゚ -゚リ「…………!!?!!!」

すぐ近くにいる人形娘の首根っこをひっつかむと、
フォームはめちゃくちゃにアミキリの元に投げる。こっちはこれで良い。
あれだけ動けたんだ。多少適当でもやってみせるはずだ。

爪'ー`)y‐「そぉら!!助けてこい!!」

同時に自分自身も走り始める。あの怪鳥を何とかしなければならない。
しかし、死霊秘法師。なかなかやるじゃないか。これなら楽しめるか?

怪鳥とアミキリの距離はそうこうする内にどんどんと縮まって行く。
間に合うか?間に合わせる。自問自答をしながら聖書の鳥神に向けて走りつづける。

真横を過ぎる時に、ふとあの二人を見ると人形娘がシャキンの手を握っている
のが見えた。どうやら間に合ったようだな。

なら、後は僕の方だ!


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 16:02:14.09 ID:/UjBMtDHO
爪'ー`)「金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経(こんごうぶろうかくいっさいゆがゆぎきょう)!」

( ゚∋゚)「#♀&*□■@§%!!!」

間に合え!!

そして……来い!





(;`・ω・´)「南無三!!」

|∂リ゚ -゚リ「シャキン。……。」

頭突きをモロに食らい、空中に舞い上がる彼女。

……頼む。生きていてくれ。

望みが薄いのは分かっている。
だが、こんな別れでは地獄で会ったときに顔向けできないじゃないか。

|∂リ゚ -゚リ「シャキン。彼女は笑って居ます。」

(;`・ω・´)「え?」

爪'ー`) ニタリ


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 16:04:21.00 ID:/UjBMtDHO
「バクン」

怪鳥ジズが彼女を飲み込む。不思議と口惜しさや怒りは沸いてこない。
彼女の事だ、きっと生きている。何故かは分からないが、そう思ってしまう。


この絶望的な状況で笑うような人間は狂人の類か
或いは、全てを達観した「覚」の境地にいる人でなければ。

そして彼女は狂人ではない。むしろその対極とも言うべき人間だ。
ならば……何かしらの策を労したはずだ。

|∂リ゚ -゚リ「シャキン。彼女は生きています。」

(`・ω・´)「なら……僕らも生きなければな。数珠丸!」

|∂リ゚ー゚リ「肯定します。」

(*゚ー゚)「私に……主に刃向かう気?歯車王!?」

|∂リ゚ -゚リ「私の主はシャキンただ一人です。故に、敵対させて頂きます。」


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 16:07:43.96 ID:/UjBMtDHO
( ゚∋゚)「若いって良いよなぁ。普通なら恥ずかしくて言えもしないことを言える」

(;゚ー゚)「え?……ジズ?」

(;゚∋゚)「さて、そろそろお暇しますか?口臭がキツくてかなわん」

(;゚∋゚)「三世三界中一切無能越」

其の者。金冠を抱き真紅と薄紅の衣を纏いし姿にて。

(; ∋ )「此名金剛王頂中最勝名」

其の者。淫欲の限りと愛を貪り食らう。

(; ∋ )「金剛薩た定一切諸佛母」

其の者。唯一にして全て。

それ即ち楠葉なり。

次の瞬間、怪鳥の頭が爆発し中身が吹き出す。
辺り一面に舞う血と肉塊と脳漿の中、シャキンは確かに、
剣の印を両手に掲げ、両儀を描く美しき女を見る。


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 16:12:00.23 ID:/UjBMtDHO
イ从゚ ー゚ノi、「オン マカラギャ バゾロウシュニシャ バザラサトバ ジャク ウン バク……」

汚れなき薄紅の浄衣は滴り落ちる鮮血を寄せ付けず、
ただ、ひたすらに其の汚れた常世を見渡す。

イ从゚ ー゚ノi、「 オン マカラギャ バゾロウシュニシャ バザラ サトバ ジャク ウン バンコク ソワカ!」

両の印にて両儀を切り裂き、其の両手に陰と陽を司る剣を掲げる!

干将・莫耶!

その様を見て凍りつく死霊秘法師。格が違うのだ。
アレは、禁忌の業をもってしても人が手を出す相手じゃない。

イ从゚ヮ゚ノi、「干将!そして……莫耶!」

(; ー )「ひぃッ!!」

投げつけられた双振りの直剣を幼き魔術師はしゃがみこみ、
すんでの所で首が飛ぶのを免れる。干将と莫耶はそのまま死霊秘法師の後ろに刺さる。

もちろんこれはかわしたのではない。恐怖でそうするしかなかったからだ。

(`・ω・´)「干将・莫耶か……陰陽説にのっとった曰く付きの名剣だな」


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 16:16:16.10 ID:/UjBMtDHO
腰に手を当てながら、のぞき込むような仕草で薄紅の陰陽師は語る。

イ从゚ヮ゚ノi、「おい、せっかくの愛染なんだ。楽しませてくれよ?
       今、日曜日の戦隊物ならロボットがでてくる辺りだぜ?」

(;゚ー゚)「アイゼン!?まさか、愛染明王!!」

尻餅をつき、尚も死から逃れようとする死霊秘法師。
だが、彼女の攻勢はやまない。言葉による相手の精神を蝕む攻撃が
容赦なく相手の脆い心を砕く。

イ从゚ ー゚ノi、「あぁ、なんならベヘモスとレヴィアタンも頼む。
      喰いでのある奴じゃなきゃ物足りんからな。ご注文はいりましたーwww」

|∂リ゚ -゚リ「愛染明王……。」

イ从゚ヮ゚ノi、「ん?どうしたよ?チビったか?」

(;゚ー゚)「う……」

なけなしの気概さえ意に返さぬその態度に自分が今、
文字通りの餌となっているのを再認する死霊秘法師。

「どうすれば、どう立ち回れば生き残れるか?」

これこそが今、彼女の頭の中で必死に渦巻く。
だが、答えは浮かんではこない。もはや「死」有るのみ。


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 16:19:48.24 ID:/UjBMtDHO
イ从゚ ー゚ノi、「なんだよ。つまらない奴だ。仕方ないな。」

「 じ ゃ あ 殺 す な 」

爪先で少女の顔を持ち上げるフォックス。そして、彼女は何の気なしに
こめかみに蹴りを叩き込む。

(メ゚ー゚)「ッ!」

イ从゚ ー゚ノi、「哀れだな!自分より強い奴には何もできない。
       その癖、人一倍征服欲が強くプライドだけは高い卑屈な人間、
       そう言う奴をなんて言うか知ってるか?……卑怯者って言うのさ!」

フォックスは白くひび割れた亀裂模様の名剣、干将を地面から引き抜き、
戦意喪失した死霊秘法師の首を跳ねようとする。

だが、その時だ。辺りに熱気のこもった突風が吹き荒ぶ。



/_了゚Д゚)「これ以上!俺の仲間を傷つけさせねぇぞ!ゴラァ!」

燃え盛る大剣を掲げた半人半獅の怪物がこちらに向けて突撃をしてくる!


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 16:22:41.16 ID:/UjBMtDHO
タウロスか?だが、この禍々しさはなんだ?
体は岩や溶岩のようになり、全身がどす黒い炎に包まれている。

イ从;゚ ー゚ノi、「何だ!?コイツ!」

/_了#゚Д゚)「グォオラァ!!」

身の丈かそれ以上の長さを誇る大剣を易々と振り回しながら半人半獅の怪物は
僕達をまとめて薙払おうとする。

(#`・ω・´)「うおぉおおお!!」

108つの数珠を全て刀身にぶつけ、受け止める。だが、そう長くは持つまい。

/_了#゚Д゚)「どぉけぇ!!グォオラァ!」

イ从゚ヮ゚ノi、「チッ、アミキリ。お前は下がれ!」

干将と莫耶を用い、彼女は果敢にもそれに挑む。だが……

(`・ω・´)「お断りします。貴女こそ下がってください」

懺悔や罪滅ぼしではない。漸く分かった。
僕はあのどうしようもない女性(ひと)に惹かれているのだろう。



69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 16:27:35.42 ID:/UjBMtDHO
|∂リ゚ -゚リ「シャキン。援護します。」

そして、もう一人。

僕を慕ってくれる女性(ひと)がいる。

/_了メ゚Д゚)「グォオ!」

かつて歯車王と呼ばれた少女は近くにあった電灯をへし折り、それを真上から叩き付ける。

遂に膝を突いた怪物。だが、その手には死霊秘法師が抱えられて居る。

/_了メ゚Д゚)「うおぉおおお!!」

咆哮と共に剣を地面に突き立て凄まじい熱風を巻き起こす。
僕達が目を開けた時、怪異は死霊秘法師を連れて離脱した後だった。


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 16:32:14.63 ID:/UjBMtDHO
リi、゚ー ゚イ`!「よし、登録完了じゃな。
       これが職員証。ないと困るから、なくした場合は
       他の職員に電話で連絡するのだぞ」

(`・ω・´)「お手数おかけしました」

(´・ω・`)「いえいえ、こちらとしては、慢性的な人手不足でして、
      戦力計算が可能な人材が二人も増えて願ってもないことです」

ξ゚⊿゚)ξoO(地味にあの二人そっくりだわ)

爪'ー`)oO(見分けが付かないぞ。コレ)

翌日、私が目覚めると携帯に着信があった。陰陽省からの呼び出しだ。

服装を整えて陰陽省の勤め処に向かうと、
そこにはフォックスとシャキン先生、そして歯車王が居た。

事の顛末はこうだ。
私達と分かれた後、シャキン先生達の前に死霊秘法師が現れ、
歯車王には爆薬が仕掛けられていると脅され、そして私を狙うように指示を受けたらしい。

だが、私はフォックスに眠らされてしまい。結果、フォックスを襲う事になる。


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 16:35:14.23 ID:/UjBMtDHO
だが、失敗に終わり、フォックスは「機転をきかせて」死霊秘法師を撃退した。

そして、陰陽省で歯車王の体を調査したとの事。

爪'ー`)「で、どうなんだ?」

( ゚д゚ )「スキャニング結果だが……一部を除いて本当に良くできてる。
      ついでに爆弾の心配も要らないぞ。最初から付いてないみたいだ」

(`・ω・´)「取り越し苦労ですか……一杯食わされましたね」

( ゚д゚ )「だがなぁ、このお嬢ちゃん。真名が無いんだ。
      分かりやすく言うなら元々の真名が消えたか効力を失っているかだな」

|∂リ゚ -゚リ「えぇ。その様です。」

ξ゚⊿゚)ξ「そんな話、あるの?」

(; ゚д゚ )「俺に言うな。普通ならあり得ん話だぞ。
      だが、自立思考型のゴーレムなら、その方が良いかもな」


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 17:02:21.53 ID:/UjBMtDHO
|∂リ゚ -゚リ「……しかし、名前が無いのは不便です。」

爪'ー`)「トソン。トソンだ」

(`・ω・´)「は?」

爪'ー`)「メアリー・H・ワトソンから取ってトソン。どうだ?」

(´・ω・`)「では、ジョンは?」

爪'ー`)「そりゃあ、こっちのザリガニだよ。まぁ、仲良くしてくれ。ご両人」

あぁ、又、訳の分からないことを……
だが、恐らく何らかの意味があるのだろう。もはやなにも言うまい。

|∂リ゚ー゚リ「それでは、参りましょうか。ジェームズ?」

(`・ω・´)「あ、あぁ。あのフォックスさん」

爪'ー`)「どうした?僕は今、眠いんだよ?俗に言う睡眠不足。手短に頼む」


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 17:05:18.17 ID:/UjBMtDHO
シャキン先生はフォックスに向き合うと、ポケットに手を入れる。

そして沈黙。

どことなく焦った表情のシャキン先生にフォックスは、
ニタニタ笑いながら肩に手をかける

爪'ー`)「まぁまぁのセンスだったな。貰っとくよwww」

(;`・ω・´)「スリ……ましたね……」

そして、フォックスは「おやすみー」と言いながら退室する。
恐らく、仮眠室に行ったのだろう。

にしても一体、なんなの事だったのやら……

( ;ω;)ボクノデバンハコレダケ?




75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 17:07:47.25 ID:/UjBMtDHO
(メ,,;Д;)「……ギャー!沁みる!沁みるぅ!」

lw´‐ _‐ノv「我が儘を言うな。米にまみれて窒息死させるぞ……」

lw*´‐ _‐ノv「やだ、なにそれやってみたい」

頬を赤らめて消毒の手を止めるシュー。
こうなると手がつけられないので俺は自分で消毒を始める事にした。

(メ,,;Д;)「グォオラァ……。シュー?」

lw´‐ _‐ノv「ん?あぁ、すまん。軽くトリップしてた。なんだい?」

(メ,,゚Д゚)「あの子。どうするんだ?」

lw´‐ _‐ノv「ギコにあげるよ」

(メ,,゚Д゚)「また、それかよ。とりあえず起きるまで待つか」

包帯を巻きながら、彼女の様子を見てみる。
なぜ、どの様な人物でも寝ているときはこうも無邪気に見えるのだろうか?


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 17:10:11.94 ID:/UjBMtDHO
lw´‐ _‐ノv「ギコ。まさか、こんな幼女に欲情した?」

(,,゚Д゚)「そんな訳ねーよ……」

そう言い、彼女の背中にある「翼」の付け根にキスをしてやる。

「ん」と彼女の艶っぽい声が耳に届くのを感じ、鼓動が高まる。

だが体の方が限界らしい。眠くて仕方ない。

(,, Д )「わりぃ、寝るわ」

とは言っても、俺の頭の中は「陰陽省」という悪魔、
いや天使のような集団の事しか考えられなかった。

まだ、動くべき時じゃあない。だが……見過ごすこともできない。


もし、次に出会った時は息の根を止める。と固く誓った。


土人形の巻 完



77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 17:15:38.04 ID:/UjBMtDHO
おしまいです。

支援頂きありがとうございました。



(´;ω;`) 長かった、実に長かった。
     特に前半とか一瞬のプレイだった、だから途中の支援はありがたかったです。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
何か、質問等あればお願いします。


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 17:21:23.25 ID:jPUeoyl80
乙っした


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 17:32:37.25 ID:0Rk/8/lg0
来たら終わってた
とりあえず乙
これから読む


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 17:42:28.68 ID:/UjBMtDHO
質問は無い。かな……お付き合いありがとう御座いました

>>78
ありがとうございます。もし、又遭遇したらよろしければお付き合いお願いします。

>>79

ありがとうございます。どうぞこの公開自慰行為を見てやって下さい。


81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 17:52:30.64 ID:jPUeoyl80
時間帯がちょっと悪かったかも知らんね


次回も期待してますよっと


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 18:00:17.83 ID:5hS18JRK0
よし終わった
やはり面白いな
次も期待してる


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■この記事へのコメント

  1. ■ [くるくる名無しさん]

    ノードックンでシューティングスタープレスです。
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