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◆('A`)ヘイヘイ、マイマイのようです 第二話「オールライト・ナウ」

前の話/インデックスページ/次の話

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 23:03:14.26 ID:iFtW4yd60
代理


2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 23:07:42.36 ID:1qXvJU21O
>>1乙です

ブーン系小説グループさんとくるくる川 ゚ -゚)さんにまとめて頂いてます、ありがてえありがてえ!
http://boonnovel.g.hatena.ne.jp/bbs/565?mode=tree
http://kurukurucool.blog85.fc2.com/blog-entry-466.html

・今日もながらです
・音楽ものではないですよ


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 23:15:19.37 ID:1qXvJU21O
第二話「オールライト・ナウ」

川 ゚ -゚)「電話、ペニサス叔母さまからだ」

あまりに懐かしい名前なので、一瞬誰なのか分からなかった。

('A`)「え、ペニサスさん?」

少々の痺れなど構わず足を動かす。
クーから受話器を受け取り、何故だか大きく深呼吸。

('A`)『もしもし、お電話代わりましたドクオです』


『もしもし、ドクオくん久しぶりねーっ!!』


もはやその一言だけで性格の明るさが分かるようなハイトーンボイスが響く。
少し耳鳴り。


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 23:22:18.37 ID:1qXvJU21O
('A`)『そうですね……四年ぶりくらいじゃないですか?』

('、`*川『そうね、だから電話して知らない人が出たらどうしようかと思ったわよ』

('A`)『はは……お元気そうでなによりです』

('、`*川『ドクオくんも元気そうね、』

('A`)『ええまあなんとか……』

('、`*川『そんなんじゃ駄目よ~、私なんかねこの前……』

('A`)『ペニサスさん』

ぴしゃりと言って、会話を閉じる。
どうしてこの人もこんなに分かりやすいんだろうか。

('A`)『用事は何ですか?』


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 23:27:15.04 ID:1qXvJU21O
('、`*川『あれ、分かっちゃった?』

('A`)『四年ぶりに電話してきといて世間話だけでは終わらんでしょうよ』

('、`*川『むー、やっぱりドッくんは鋭いにゃー』

('A`)『いやいや別に鋭くなんかないですって』

隣でボソッと「いやかなり鋭いぞ」とか聞こえた気がするがスルーしよう。
変なあだ名や年齢に似合わない語尾もスルーしよう。
こうやって俺は日々を生き延びてきたのだ、平凡万歳。


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 23:34:15.68 ID:1qXvJU21O
('、`*川『まあ冗談は置いといて』

コホン、とやたらかしこまった咳をしてすぐに繋ぐ。

('、`*川『お母さんの体調がまた悪くなっちゃってね』

('A`)『やっぱりその話ですか』

少し苛立ちが見えるようなそぶりで吐き捨てる。

('、`*川『ありゃ、随分な反応じゃない』

('A`)『……まあペニサスさんから電話って時点である程度分かりますよ』

何故なら四年前にも電話はなったのだから。
四年間、か……。


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 23:41:30.76 ID:1qXvJU21O
('、`*川『にしたってねえ、あなた血の繋がった母親を……』

('A`)『だからこそ、ですよ』

全くもって最低な気分だ。
嫌味の一つでも言って電話を切ろうかと思ったが、踏み止まる。
ペニサスさんの声が聞こえたからだ。

('、`*川『もう最後かもしれないんだし……』

('A`)『最後?』

電話なのにも関わらず体を乗り出しそうになった。

(;、;*川『そう、もう長くは無いってお医者さんが……』

('A`)『あ……』

普段元気な人が後ろ向きな感情を見せるとそれは一層強く感じられる。
胸のなかに気持ちの悪いものが込み上げた気がした。


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 23:48:50.84 ID:1qXvJU21O
(;、;*川『お母さんはもちろん、私たちだってドクオくんに会いたいし……』

('A`)『…………』

(;、;*川『最期くらい会ってあげたって良いじゃないの、馬鹿、バカ、ばかぁ……』

まるで子供のようにぐずるペニサスさん。
俺はそれを受け流すこともできずに、ただうろたえた。

(;'A`)『で、でも帰りの旅費が……』

その結果出た選択が、体の良い言い訳探しとは我ながら本当に屑だと思う。
ああ、こんな性格なんだからそりゃなにもかも上手くいかないわけだ。


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 23:55:05.30 ID:1qXvJU21O
('、`*川『旅費なら心配無用、移動手段はこちらで確保してある』

(;'A`)『ああ、そうですか……』

ん、なんか今この人素じゃなかったか?
いや気のせいだ、そんなこと考えてどうする。

(;'A`)『帰るにしてもいつVIPを出れば良いんですか』

そして俺の質問も何故か帰ることを前提にしたものになっていた。
流されやすい性格、ここに極まれり。


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/23(水) 00:00:36.93 ID:SkjYAtV8O
(;、;*川『ん……予定では今日の夕方ね』

(;'A`)『もうほとんどすぐじゃないですか』

(;、;*川『早い方が良いに決まってるじゃないのぉ……』

(;'A`)『あ、すいません』

(;、;*川『ドクオくん本当に帰ってくる気あるの?』

(;'A`)『…………』

不意に直球を投げられたのもあってついつい躊躇。


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/23(水) 00:07:41.13 ID:SkjYAtV8O
(;、;*川『信じらんない!帰ってくるなんて言っといてこんな態度取るなんて!死ね!死ね!』

(;'A`)『ええ~っ!?』

というか俺ははっきり帰るとはまだ言ってないぞ。

(;'A`)『あの~ですね……』

(;、;*川 『バカ、アホ、マヌケ!!』

(;'A`)『僕はまだはっきりとは……』

(;、;*川『死ね、ボケ、ハゲろ!!』

(;'A`)『帰るなんて言ってn』

(;、;*川『バカ、ボケ、うるさい!!』

(;'A`)(面倒くせえ……この人面倒くせえよ)

そのうえ悪口のレパートリー少ない上に小学生みたいなチョイスじゃねーか。


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/23(水) 00:13:02.65 ID:SkjYAtV8O
(;'A`)『分かりましたよ、帰りゃ良いんでしょ、帰りゃ!』

なんともローファイな悪口の数々に思わず叫んでしまった。
何故かぴたりと止む喚き声。

('、`*川『え、本当に?』

そしていつものトーンに戻るペニサスさん。
一瞬安堵した自分がいたことを後悔した。

(;'A`)『えっ、いや……その……』

上手く言葉が出ないが頭で考えてることは簡単だ。


騙された。





16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/23(水) 00:20:40.61 ID:SkjYAtV8O
('、`*川『さっき確かに帰るって言ったわね』

ただの音声のみなのにずいっと迫られたような圧迫感がある。
思わず後ずさる俺を見て、クーが不思議そうに首を傾げた。

(;'A`)『あ、いや……それは……』

('、`*川『 言 っ た わ ね 』

('A`)『はい言いました生まれてきてすいません』

多分ここでノーと言える人間なら今のような暮らしにはなってない。
俺が俺たる理由が凝縮されたような問答である。


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/23(水) 00:31:17.65 ID:SkjYAtV8O
(;、;*川『ドクオくんに久しぶりに会えるなんて、私感激!』

('A`)『もうやめろそれ』

一体その巧の技で今まで何人を陥れてきたんだ。
膝から崩れそうなほどの脱力感を覚えながらかろうじて言う。

('、`*川『じゃあ夕方に二丁目の交差点に向かってね、そこにいけば大丈夫だから』

('A`)『えとすいません全く情報が掴めません』

そもそも同行人がいるのか、それが誰か、移動手段は何か、全く持って分からない。

('、`*川『まあ詳しくはそこで聞いてね。んじゃ』

(;'A`)『え、ちょちょっと……』

ツーツーツー......

('A`)「…………」

呆然と立ち尽くす俺をクーが心配そうに見ていたので、

('A`)「……負けたよ」

そう言って泣いたような笑ったような顔をした。

クーは無表情のままだった。

第二話 終わり


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/23(水) 00:33:06.30 ID:SkjYAtV8O
第二話以上です
20分ほど後に三話投下します。

とりあえず三話までは物語の序幕部分なのでさくさく行きたいです。


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/23(水) 00:34:18.14 ID:sQmg2TBk0

結構好きだぜ


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/23(水) 00:51:43.64 ID:4eXDhOqyO
しえん


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/23(水) 00:58:22.74 ID:SkjYAtV8O
そろそろ三話投下します


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■この記事へのコメント

  1. ■ [くるくる名無しさん]

    ドックンドックン~!ふぅん!クーにゃーんにゃーん
    さあ、どうなる?
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