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◆*(‘‘)*ふたりは!ディスガイザーのようですl从・∀・ノ!リ人 第8話「穏」

前の話/インデックスページ/次の話

1 :◆1Sb5PoZaUXZt:2009/12/31(木) 19:34:25.37 ID:oQS2swOR0
dis8-1.jpg



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 19:40:25.28 ID:oQS2swOR0
【注意!】

・萌えない
・今日のグロ度:(ほぼなし!)
・今日はちょっといつもよりノンビリ投下していきます。眠い人は眠った方がいいと思います!

くるくる川 ゚ -゚) 様がまとめてくださっています
ありがとうございます
(URLがht抜いても書き込めないみたいです)
-----------------------×8--キ-リ-ト-リ--------------------------
↑で視点が変わります

【適当なあらすじ】
   1-1.jpg『5レンジャーや仮面ライダーは
    敵を倒した後はどうなるのじゃ?』っと、




   dis1-2.jpg
  リアルな話するとたぶん政府側に消される
  あれほどのパワー持った個人が野放しとか危なすぎるし
  ましてそれが政府側にたてついてきたら最悪のテロが発生する
  放っておいたら国どころか、正義の味方で地球がヤバイ



5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 19:43:51.58 ID:oQS2swOR0
【登場人物紹介】 ()内は年齢です レンジャー達の年齢は(体の年齢/本当の年齢)で書いています

*(‘‘)* 沢近ヘリカル (9)
主人公その1。わりと毒舌。ブルーとは仲が悪い?

l从・∀・ノ!リ人 流石妹者 (9)
主人公その2。わりと泣き虫。けっこうブラコン。

o川*゚ー゚)o ピンク/キュート (25/29)
重力を操れる元レンジャー。クールの妹にあたる。偽名は桜井。

【+  】ゞ゚) ブラック (27/31)
人の記憶を書き換えられる元レンジャー。右目に眼帯。偽名は黒川。

从 ゚∀从 高岡ハインリッヒ (20?/30)
地球環境清浄協会の研究者。レンジャー達を作った1人。メンヘラ。

川 ゚ -゚) クール (28/33)
地球環境清浄協会の医師。レンジャー達を作った1人。ワーカーホリック。

ノパ⊿゚) ヒート (27)
クールの助手。強気だが、怖がり。

(-_-) ヒッキー (29/34)
地球環境清浄協会の技術者。レンジャー達を作った1人。ヒキコモリ。

(,,^Д^) タカラ (27)
ヒッキーの助手。有能だが、向こう見ず。


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 19:48:05.86 ID:oQS2swOR0
わたしには、とっても好きな人がいます。

彼は優しくて、人のことを良く見ていて、とても気の付く人です。

でも、彼はわたしの気持ちにだけは、絶対気付いてくれません。
何も知らないくせに、彼はわたしの視線に振り返り、普通の人では気づかないくらいに
そうっと微笑んでくれるのです。


【+  】ゞ゚)「どうしたんだ?」


そうされると、わたしはまるで胸の奥が引き絞られたように、息を詰めてしまいます。
嬉しくて嬉しくて、仕方が無いのに、今にも涙がこぼれ落ちそうなほどに悲しいのです。


o川*゚ー゚)o「ううん。何でもなぁいの」


だから、わたしはいつも、はっきりと言葉に出すのをためらってしまうのです。

願わくば、この甘苦しい空間にずっと存在し続けられますように。

そう祈らざるを得ないのです。

いつか、わたしの髪が伸びて、腰まで届いたら。
わたしは彼にこの気持ちを打ち明けられるのでしょうか。


-----------------------×8--キ-リ-ト-リ--------------------------


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 19:50:51.94 ID:oQS2swOR0



*(‘‘)*ふたりは!ディスガイザーのようですl从・∀・ノ!リ人

第8話 「穏」




8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 19:54:04.28 ID:oQS2swOR0
眉毛野朗に連れてこられたのは、この前とは違う部屋。
清潔そうな白いリノリウムの小部屋だった。

目の前で2人並ぶ若い女性は、さも当然そうにこちらを見ている。

私は、横の妹者ちゃんと顔を見合わせた。


*(‘‘)*「やっぱりへんなかんじ……」

从 ゚∀从「んー、傷の事かァ?」

l从・∀・ノ!リ人「うんなのじゃー」


傷1つ、くすみ1つ無い彼女たちは、くすくす笑って、私たちを室内に招いた。

踏み入れた瞬間、鼻先に消毒液の臭いがかする。


*(‘‘)*「あれ、なんか……」

川 ゚ -゚)「薬臭い? ここ病室なの」


クールが座っていたスツールから腰を上げる。

部屋の壁にほとんど同化したようなカーテンを、しゃきりと開けた。


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 19:58:18.80 ID:oQS2swOR0
奥には1台のパイプベッド。
その横にピタリと椅子をくっつけて、ヒートが座っていた。


ノパ⊿゚)「あ、ヘリちゃんと、いもちゃんかぁ……ちょっと久しぶりだなぁ」


静かな声と共に上げられた彼女の顔は、少し疲れているようだ。


l从・∀・ノ!リ人「こんにちはなのじゃ」

*(‘‘)*「それ、誰です?」


私たちからは見えないベッドの上の人物は、ドラマで見るような酸素マスクを付け
ベッドの各部からチューブやコードをはみ出させて眠っている。

そばには大きめの機械類と、点滴のバッグを吊るすポールが林立し、物々しい雰囲気だった。


ノパ⊿゚)「あぁ、タカラだよー」

*(;‘‘)*「ぅえ?」

川 ゚ -゚)「驚いた? むしろ、私は彼がこの重症で
     ブルーを無力化装置に押し込んだのがびっくりだけれど」


クールが少し呆れたような口調で言う。


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 20:01:41.26 ID:oQS2swOR0
l从・∀・ノ!リ人「あ、タカラさん、こないだのとき、口から血が出てたのじゃ」

川 ゚ -゚)「そう。肋骨が2本、ボッキリいっててね、大変だったの。
     無理に動いた所為で、欠片が肺やら消化器官を傷つけてて」


恐る恐る、のぞき見ようとすると、ヒートが気付いて手招いてくれた。
近くによってもいいらしい。

足音を忍ばせて近くに寄る。

あの時、タオルでまとめられていた前髪。
それがかかったタカラの顔からは、この前の健康さが失せ、まぶたもぴたりと閉じていた。
彼の上司ほどでは無いにしろ、血の気のない肌をしている。

半透明、緑色の酸素マスクが、ゆっくりとしたペースで曇ったり透き通ったり。

呼吸をしているのだと分かり、ほっとした。
まあ、これは当たり前なのだが。


*(‘‘)*「……だいじょぶなんですか?」

(,,^Д^)「ええ、割と」

l从;・∀・ノ!リ人「きょわっ!」*(;‘‘)*


眠っている、もしくは意識不明だろうと思っていたベッドの上の人物は、ぱかりと目を開け、口を利いた。


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 20:05:59.61 ID:oQS2swOR0
l从;・∀・ノ!リ人「しゃ、しゃべったのじゃ!」

(,;^Д^)「そりゃ、喋ります。
     ぼくも人間ですからね……」

*(‘‘)*「じゅうしょうじゃないんですか?」

川 ゚ -゚)「重症だったけれど?」


微笑をたたえて、クールは下から掬い上げるような格好で腕を組んだ。


川 ゚ -゚)「彼の緊急手術を担当したのは私だもの。
     タカラ君が居ないとヒッキーが面倒で……死なれたら困る」

(,,^Д^)「チーフがご迷惑おかけしています……」


横たわったままで、タカラは目を細め、眉間にシワを寄せる。
それを黙って見ていた高岡がカラカラ笑った。


从 ゚∀从「まーるでヤツの保護者じゃねェ?」

川 ゚ -゚)「本当にね。
     もっとも、ハインの保護者は少なくとも2人以上いるけれど?」

从;゚∀从「……ん、え?」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 20:09:13.39 ID:oQS2swOR0
川 ゚ -゚)「私とヒッキーを始め、長岡君、ヒート、タカラ君と……
     いや、やっぱりこの研究所内の9割が、きっと親の気分よ」


1本1本折り曲げた指を、クールは途中でほどき、ひらひら降った。

高岡はぐぅとうめいて黙り込む。
そっぽを向き、白衣ポケットから取り出した掌で何かを弄ぶ。

から、ころ、とかすかに音が聞こえた。
白い指の隙間からジャムの小瓶のような容器が見える。
蛍光灯の光を反射してきらりと光った。


*(‘‘)*「なにそれ?」

从 ゚∀从「ん、これか」

l从・∀・ノ!リ人「キレイなのじゃー」


ひょいと差し出された瓶。

中には、なみなみと透明な液体が入り、頑丈な封までしてある。
その透き通った中に、白の、細長い石のような物が沢山沈んでいた。


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 20:21:39.05 ID:oQS2swOR0
l从・∀・ノ!リ人「何なのじゃ? 石?」

*(‘‘)*「なんか海でひろった事あるのに似てますー。
    さんごとか?」

从 ゚ 3从「ぶぶーっ!」


高岡が得意そうに不正解を告げた。

もったいぶるように瓶を振る。


从 ゚∀从「正解は、骨でしたー」

l从; ∀ ノ!リ人「う゛!?」


横の妹者ちゃんの手が二の腕のあたりを掴んだ。


*(‘‘)*「え、ほね? 何の?」

(,,^Д^)「ぼくのです」

l从;゚д゚ノ!リ人「ぴょ」


ぎゅうっと握られた腕に、彼女の動揺が伝わってくる。
彼女は1人百面相をしていた。


16 :連投ミスです。すみません:2009/12/31(木) 20:34:10.80 ID:ly8NFHw10
軽々と言ってのけたタカラと、高岡の持った瓶を見比べた。


*(‘‘)*「……うそぉ?」

川 ゚ -゚)「肋骨が折れたって言ったじゃない。
     折れた分を全部摘出して、人工骨格に変えたの」


クールの説明に合わせて、高岡がまた白衣のポケットを漁る。


从 ゚∀从「あった、コレだよ。人工骨格」


投げ寄越されたのは、艶消しの、複雑な曲がり方をしたU字型の黒い物体だった。
硬く、とても軽い。

この黒い棒がタカラの腹の中に入っているのだという。


从 ゚∀从「丁度在庫が残ってて良かったよなァ?」

(,,^Д^)「そうですね。これが無かったら治りも遅かったでしょうし」


やけにタカラが元気なのはこの所為だそうだ。

原理は分からないが、あと2・3週間安静にしていれば完全に治るらしい。
ただし、それまでは自発呼吸などに機械を使わなければならない。


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 20:35:31.54 ID:hDtiII8/0
おお、こんなときに投下とはwwwww
支援


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 20:37:03.52 ID:ly8NFHw10
川 ゚ -゚)「君は今絶対安静なんだから。
     あまり喋りすぎない事」

(,,^Д^)「はい」

ノパ⊿゚)「ごめんなぁ、タカラ。
     わたしがもっと頑張ってれば、こんなに怪我しなかったのにな……」

(,,^Д^)「気にしないで下さいって。大丈夫です。
     ぼくが勝手に行動した結果ですから」

川 ゚ -゚)「喋らない!」

(,;^Д^)「はい……」


首をすくめたタカラに、すかさずヒートが手を伸ばし、枕の位置を変えてやる。
その様子は案外手馴れていて、甲斐甲斐しかった。

ぼんやりと。
強制されたわけでもなく、静かな空気が流れた。
穏やかだ。

唐突に、気短なノックの音が割り込んできた。


从 ゚∀从「はい、どーぞ?」

(゜д゜@「あらやだっ! 高岡先生?
     まあー、皆さんこちらにいらしたんですの。丁度良かったわ!」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 20:40:34.55 ID:ly8NFHw10
川 ゚ -゚)「山村さん。どうかしましたか?」


ひょこりと、いかにもパートの主婦のような女性が飛び込んできた。
ピンクの三角巾に、青い作業服。
この建物に、これほど不釣合いな存在はない。


(゜д゜@「ま! お客さんでしたの。
     お邪魔でしたらまた後で」

从 ゚∀从「あァ、いいよ。何?」


踵を返そうとしたところで呼び止められ、その女性は回れ右を連続した。


(゜д゜@「いえね。ヒッキーさんが何処にいるのか、皆目見当もつきませんでしたから。
     先生方ならご存知でしょう?」

川 ゚ -゚)「ヒッキー、ですか」

(゜д゜@「あの部屋、天井の落盤事故があったそうですわねぇ。
     怪我をなすってるにしても、10日間も飲まず喰わずじゃぁ、治るものも治らないでしょう」


その言葉に、高岡が眉を寄せた。


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 20:43:29.17 ID:ly8NFHw10
  _,
从 ゚∀从「ん? ……食事を届けてないってことか?」

(゜д゜@「ええ。どこにいらっしゃるかわかりませんでしたからね。
     落盤のあった研究室は立ち入り禁止でしょう?
     いつも通りに、ヒッキーさんのお部屋にいるわけもないし、どこへ届ければいいのやら」


溜息付いて、高岡とクールが腰を上げた。


川 ゚ -゚)「それじゃ、ハインの部屋に行こう」

从 ゚∀从「ん? なんで?
      クールの部屋のがいいじゃん。ヒッキーもいるし」

川 ゚ -゚)「え?」


軽く背筋を反らせるだけで、肩関節と背骨をぼきぼきといわせていたクールが、ほんの少し目を見開いた。


川 ゚ -゚)「ヒッキーはハインの部屋のクロゼットの中でしょう?」

从 ゚∀从「クールの部屋のキャビネットの中じゃないのか?」


今度はクールが整った柳眉を寄せる。
高岡が首を傾げる。


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 20:47:21.49 ID:ly8NFHw10
从 ゚∀从「ヒッキーはそっちの部屋にいるんじゃないの?」川 ゚ -゚)

(゜д゜@「あらやだ!」


タカラが大きく溜息をつき、ヒートが肩をすくめた。


(,,^Д^)「チーフには申し訳ありませんけれど、すっかり失念していましたね」

(゜д゜@「まぁ、まぁー。じゃあ本当に飲まず喰わずなんじゃあありませんか。
     すぐに消化の良いものを準備いたしますわ。
     居場所が分かったら、私に教えてくださいね?」

从;-∀从「あァ。分かった」

川;゚ -゚)「私から連絡をいれます」


ヒートがすくめた肩を揺らして、おかしそうに笑った。


ノパ⊿゚)「高岡先生も、クー姉さまも、案外抜けてるんだなぁ」


彼女は確かに、クールを姉と呼んだ。


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 20:50:07.01 ID:ly8NFHw10
-----------------------×8--キ-リ-ト-リ--------------------------


わたしたちは、姉妹でありました。

わたしと、クー姉さまは。

母は少し移り気のある人でした。

彼女は初めて恋して結ばれた人との間に、第1子を授かりました。

しかし当時まだ若かった母は、初めての妊娠で生まれた命を流してしまって。

男の子だと聞いて、楽しみにしたという母の恋人は
それが原因で彼女の元を去ってしまったのでした。

わたしは、この話をクー姉さまから聞きました。

母は、姉さまに何度も何度も、この話を語り聞かせたそうで。

この頃から、母の中では、何かが狂ってしまっていたのでしょうか。

物心つく前から、母はいつも男と一緒に居ました。
それも、短期間でころころと変わりました。

そして、わたしとクー姉さまの下にも、妹ができました。


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 20:53:32.44 ID:ly8NFHw10
わたしたちは、小さなアパートの1室で暮らしておりました。
ふすまを隔てて、お膳のある板間の台所と、畳の部屋が1つきり。

いつも湿ったような風が吹き込んでくる、河川の近くのアパートでした。

夜になると、姉さまはわたしと妹を抱きしめて、一緒のぺたんこな布団にもぐり。
夜毎に出かけてしまう移り気な女性の代わりに、
絵本を読んだり、子守唄をそっと歌ってくれたりいたしました。

わたしは、そんな姉さまが、とても、とても好きでした。

黒くて真っ直ぐな、長い髪が綺麗で。

思えばわたしは、それに憧れて髪を伸ばし始めたのでした。

しかし、当然のように異父姉妹であったろう、わたしたちは髪質も違っており。

癖の無いさらりとした髪の姉さまに比べて、ふわふわと落ち着きの無い自分の髪が
どうにもうらめしい、とよく嘆いたものでした。


-----------------------×8--キ-リ-ト-リ--------------------------


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 20:57:06.70 ID:ly8NFHw10
*(‘‘)*「ヒートさんは、クールさんの妹なの」


タカラの病室にはヒートだけが残り、私と妹者ちゃん
それから高岡とクールはヒッキーを探すために廊下へ出た。

さりげなさを装った私の問いかけに、クールが真新しい眼鏡のレンズ越しの視線をよこす。


川 ゚ -゚)「……ええ。
     人前では、そう呼ばないように言ってたのだけれど、ね」

*(‘‘)*「ピンクも?」


先ほどよりも長めの沈黙があった。

そして、クールは顎を軽く引く。
まぎれもなく、肯定だ。

『私は妹の体を裂き、化物と戦わせる道具につくりかえた』

肯定は、つまりそのような事。


l从・∀・ノ!リ人「わかんないのじゃ」

川 ゚ -゚)「……何が?」

l从・∀・ノ!リ人「妹者には、その時どんな気持ちだったか、わからないのじゃ」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 21:01:53.08 ID:ly8NFHw10
妹者ちゃんは、誰が、と定めなかった。

妹にメスを入れたクールの気持ちも、姉につくりかえられたピンクの気持ちも。


川 ゚ -゚)「私は」


クールの歩くペースが、少しだけ遅くなる。
ずり落ちた眼鏡を直した。
サイズが合っていないのかもしれない。


川 ゚ -゚)「私が、長女だったの。
     4つ違いの妹が、キュート……レンジャーのピンク。その下にヒート。
     あと1人いる妹も、この施設の中に働いてるわ」

*(‘‘)*「うん」

川  - )「私が。悪いの。
     妹を、キュートは……」

从 ゚∀从「ん、アレは事故だったんだよ」


高岡がクールの言葉をさえぎり、明るいトーンで言った。
まだ昼過ぎなのに人の居ない廊下に、足音と一緒に響く。


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 21:05:05.17 ID:ly8NFHw10
从 ゚∀从「悪ィのは『昆虫』だよ。
      もしくは、キャリアだった、アイツくらいしか」

川 ゚ -゚)「けれど私は、あの時キュートに声を掛けていれば」

从 ゚∀从「クール」


高岡が歩みを止めた。
クールの足音も止む。

私たち2人だけが、数歩先まで歩いた。

後ろから、肉が肉を打つ鈍い音が聞こえた。

妹者ちゃんと並んで、後ろを振り返らないまま、私たちは手をつなぎ合った。


川∩゚ -゚)「……」

从#゚∀从「アイツ以外の奴らも考えろ!
      お前と血が繋がってないヤツも、家族がいたんだぞ」

川∩゚ -゚)「……だから?」

从#゚д从「アイツだけ特別扱いすんじゃねぇっ!
      あたしにはウジウジすんなって言うくせにっ!
      お前がシッカリしてねーと、あたしがウジウジできねーだろバカっ!」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 21:09:05.22 ID:ly8NFHw10
廊下の反響の所為だけではない。
高岡の声は確かに震えていた。

めちゃくちゃな事を言うだけ言って。

高岡は白衣を翻しながら私たちを追い越し、廊下に足音をしこたま響かせて歩いていく。


川∩゚ -゚)「……ハインのくせに」


クールはポツリとこぼした。

赤く腫れたような頬を擦る。


川 ゚ -゚)「ごめんね。行こうか?」

*(‘‘)*「……うん」


彼女は私たち2人をうながし歩かせた。

頬の赤みが、もう引き始めていた。

高岡の後を追いかけるように歩いていく。
姿も足音も、聞こえなくなっていた。


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 21:13:03.22 ID:ly8NFHw10
一体どこまで歩いていったのだろう?

そんな風に思い、ずっと続く廊下の向こうに目を凝らす。

クールが、また脚をとめた。
今度は私たちも振り返る。

歩いてきた広い廊下の横道、他より細く、薄暗い影の所。

白衣にくるまった女が1人、うずくまっていた。


川 ゚ -゚)「ハイン」

从 ;д从「ばか」

川 ゚ -゚)「ごめん」

从 ;д从「あいつだけじゃないもん……
      だって、1番かわいそうなのは、あの2人で」

川 ゚ -゚)「うん。言わないで」


ごめん、と、何故かもう一度謝って。
クールはまるで小さな子どもにするように、ハインの髪をそっとなでた。


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 21:17:00.80 ID:ly8NFHw10
-----------------------×8--キ-リ-ト-リ--------------------------


珍しく、今日の仕事は暇だった。

わたしの今の仕事は、姉さまの助手ではない。

小さなバーで、簡単な料理を作ったり、ナッツ類を盛ったり、グラスを洗ったり。
そういう、こまごまとした仕事。

手持ち無沙汰で、グラスを磨き続けていた。


(´・ω・`)「桜井さん、休憩してて良いんだよ?」

o川*゚ー゚)o「マスター」


お客さんが居ないし、仕込みも終わっちゃったでしょう。と、わたしの雇用主は笑う。

それに甘えて、厨房と兼用のバックルームに戻る。

バーテンダーとして働いている姉者さんが、換気扇の下で煙草を吸っていた。

姉者さんは、マスターの義理姉で、わたしがここに雇ってもらう前からずっと働いているらしかった。

わたしはグラス1杯、水道水を汲んで、小さな椅子に腰掛けた。
通勤用のバッグから文庫本をとりだし、開く。

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 21:21:11.35 ID:ly8NFHw10
古本屋で見つけた、名前も聞いたことの無い詩人の詩集。

意味の繋がらない言葉を、何度も何度も読み返す。

いつの間にか、隣の椅子に煙草を吸い終わった姉者さんが座っていた。


∬´_ゝ`)「本が好きねぇ、桜井ちゃんは」

o川*゚ー゚)o「えへ、そうなんですー」


ほんの少し、その言葉がくすぐったい。


∬´_ゝ`)「小さい頃から、本が好きだったの?」


小さい頃は。


o川*゚ー゚)o「姉が、絵本を読んでくれるのが、好きでした」

∬´_ゝ`)「あら、いいわね」


言葉にしたのは、そこまで。

本当は自分で本を、小説や、詩や、物語を読み始めたのは、つい4年前。


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 21:25:07.83 ID:ly8NFHw10
わたしは人間の体を手放してしまった。
そして、その代わりに虚構の文学に触れ始めた。

それまで読んでいた書類や、学術書や、論文の数々は、人間であった事と一緒に、どこか遠く。
きっと、姉さまの所に置いてきてしまったのだと、わたしは思う。

論理の世界から、堕落した虚構の世界へ、墜ちた。

そう。

わたしに人間であることを辞めさせたのも。

わたしに新しい幻想の世界を与えてくれたのも。

どちらもわたしの姉さまであり。

どちらも、わたしの思い人なのだった。

彼の横顔を思い浮かべながら、わたしはページをくるくる捲った。

本を読むことは、大好きだから。

わたしは、今の生活も、大好きだから。


-----------------------×8--キ-リ-ト-リ--------------------------


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 21:29:37.87 ID:ly8NFHw10
ヒキコモリの技術者を探すために、私たちは全員でTラボに向かった。

Tラボ、とプレートの張られた観音開きのドアの前にはビニールテープが張られている。
クールと高岡は躊躇いもせずにそれをくぐった。


*(‘‘)*「入っていいの?」

川 ゚ -゚)「ハインの研究室だもの」


私と妹者ちゃんもその後に続く。

がらんとした部屋は相変わらず真っ白いタイル。
しかし、この前と違って、Hラボの入り口付近は壁ごと壊され、コンクリートから鉄筋が飛び出している。

床の瓦礫につまづかないよう、そっと中を覗いた。


l从;・∀・ノ!リ人「うあー」


小さく声が上がる。


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 21:33:56.15 ID:ly8NFHw10
中は惨状の後が生生しく残っている。

むしろ、時間が立って、狂気が抜けた後のほうが、より凄惨な気がした。

扉の壊されたロッカー状の装置。
天井に大穴が開き、そこへと日光が丸く降り注いでいる。
そのまわりそこかしこに、ばらばらになったガラクタや工具、コンクリート、鉄筋。

それだけならば、ただの廃墟。

光が当たって、綺麗に見えたかもしれない。

ただ、そこには隠せない生臭さがあった。

床に落ちていたレッドやヒッキーの落とした肉片は綺麗に回収されていたが、血の染みが残っている。
それも部屋中に。

あのときヒキコモリが立っていた辺りが特に酷い。

1番血を吹いたのは彼だったのだろう。
近くの壁まで1m以上あったのに、そこまで血が飛んでいる。
ペンキを缶いっぱいぶちまけたよう。


*(;‘‘)*「うぇえ」

从 ゚∀从「ん、居ないな?」

川 ゚ -゚)「うん」


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 21:37:02.40 ID:ly8NFHw10
高岡とクールが躊躇いも無く、その辺をがさがさ探す。

妹者ちゃんは、1番血の色が残っている床を見つめていた。


*(‘‘)*「どーかしたの?」

l从・∀・ノ!リ人「ヘリカルちゃん、あれ……」

*(‘‘)*「え、どれ?」


指差す先には、黒く染み付いたあと。


*(‘‘)*「あの、血がついてるとこ?」

l从・∀・ノ!リ人「ううん。そのもっとあっちなのじゃ」


床の染みや、ガラクタを避け、良く見える位置に移動する。
妹者ちゃんの指差す先に、大きな染みが広がっていた。


l从・∀・ノ!リ人「これ、この線」


血溜りから、丁度私の肩幅くらいの染みが、ずるずると延びていた。
行き先には小さなドア。
そのノブや付近の壁にも、ベットリ染みが付いている。


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 21:42:11.63 ID:ly8NFHw10
从 ゚∀从「あ、これ……あいつまさか、10日もココにいたのかぁ?」


そうなのだ。

ちょうど、えぐり切られた腹を庇い、ずるずる這ってドアに逃げ込んだような。
そんな痕跡。

床やら壁やら、ドアにまで、血塗れの手形が残っている。
B級ホラー映画のワンシーンのようだった。


*(‘‘)*「これ何のドアです?」


手形を凝視しながら、たずねる。
近づいてきた高岡が苦笑した。

ドアを示し、言う。


从 ゚∀从σ「旧、物置。今はヒッキーの巣になってる」

l从・∀・ノ!リ人「巣じゃと……?」

川;゚ -゚)「え……あの大怪我で、ずっと?
     もう腐ってるんじゃ」

从 ゚∀从「餓死してる方に賭けるね」


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 21:46:32.17 ID:ly8NFHw10
到底、個人の私室と思えないような、小さなドア。

試しにノブを捻ってみたが、手ごたえがない。
一丁前に鍵がかかっているらしい。
当たり前といえば、当たり前か。

気づけば高岡が近くのガラクタの山を漁っていた。


从 ゚∀从「んー? 無いな」


がらがら、ごとごと。
喧しい音に混じり、高岡が小さく満足げな声を上げた。


从 ゚∀从「あったあった!」


彼女の手には、小さなチェーンソウが握られていた。


从 ゚∀从ノ「パパラパッパラー♪ ハッピーチェーンソウ~!」


レッドの出す刃物と同じ金属だという。

高岡がいそいそと電源コードをとりつけ、エンジンをかける。


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 21:50:11.40 ID:ly8NFHw10
从 ゚∀从「レッツ入刀」


ぎゃりん。

彼女はドアと枠の間に、回転する刃を押し込んだ。


川 ゚ -゚)「あ、怒られる」

l从;・∀・ノ!リ人「これいいのじゃ!? かってに入って」

从 ゚∀从「いーのいーの」


金属的な音が、控えめに鳴る。
想像していたよりずっと速く、静か。

2秒で鍵のかかった小さなドアが開いた。

ぱかりと開けた向こうは、フローリングで、幾分部屋らしい内装だ。
広さは大体6畳程度。
家具は簡易ベッドの他、ほとんどなし。ただ真ん中にコタツが陣取っている。

玄関のように段差が10cmほどあって、靴を脱げという事らしい。

そして、そのタタキの所に、毛玉が1つ陣取っていた。

.∧ ∧
(,,-_-)「……」


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 21:55:36.62 ID:ly8NFHw10
*(;‘‘)*「……うぇえ?」


猫。のように見える。
茶トラ模様で、尻尾がやけに長い。

見紛うことなき、猫の姿形をしている。

ただ縮尺がおかしい。

頭の先から尻尾の先まで、2.5m以上はある。
虎サイズ、と言えば分かりやすいのだろうか。

それが、タタキの所にうっそりと座って、乱入してきた私たちをじっと見つめていた。

憎たらしいような無表情と、半分しか開いていない目。

似ている。
あのヒキコモリの技術者に、どこか似ているのだ。


*(;‘‘)*「なにこれ!」

从*゚∀从「おーグレちゃんイイ子イイ子~」

l从;・∀・ノ!リ人「ぐ、グれかす?」

川 ゚ -゚)「いえ、グレちゃんね。猫よ」


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 21:59:00.25 ID:ly8NFHw10
高岡が背伸びをして、わしわしとその巨大生物の頭をなでる。

巨大猫……グレちゃんというらしい。
露骨に嫌そうな顔をして、部屋の奥へほたほた歩いていってしまった。


*(‘‘)*「なんで、あんなにおっきいの」

川 ゚ -゚)「色々可哀想なことがあったの」


それだけ言って、靴をそこで脱ぎ、中を見回す。


川 ゚ -゚)「いない」

从 ゚∀从「うーん、トイレか?」


入り口からは死角になっている部屋の奥に、もう1つ扉があるようだ。
高岡は勝手知ったる調子でそのドアに向かった。


从 ゚∀从「あ、風呂だ。シャワーの音がする」


ぎゃりん。

目を疑った。たった今、使用中であると分かった風呂場のドア。
高岡は、その隙間にもチェーンソウをねじ込んでいた。


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 22:03:20.75 ID:ly8NFHw10
*(;‘‘)*「ええ!?」

从 ゚∀从「ヒッキー居るー?」


ぱっかり開いたドアが目隠しになり、この位置からは何も見えない。
見えなくて良いのである。

ただ、中から白い水蒸気と石鹸の匂いが、ふわりともれた。

そして、


『ぅ、っ!? ……いやぁあああ!!
 ちょ、何でいるの!』


探していたヒキコモリの悲鳴が聞こえた。


从 ゚∀从「いや、探してたんだよー。
      あたしはてっきり、ヒッキーはクールの部屋のキャビネットにでも
      引きこもってるとばかり思っててさ」

『そ、そ、そんなわけないでしょ! う? どうして入ってくるの!?
 僕、今お風呂中だってば!』

从 ゚∀从「お邪魔しまんぼう」

『カーテンだめぇええ! 開けないで開けないで!』


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 22:07:05.68 ID:ly8NFHw10
ばちゃばちゃと湯を掻く音が聞こえた。


从;゚∀从「色白ーッ! 細ッ!
      エノキかお前は!」

『いやー!』

从 ゚∀从「あー、怪我治ってるか?
      おいちょっと立ってみろお前」

『うわあああん!
 あっち行ってぇえええ!!』

从;゚∀从「ぶああーっ!?」


急に強くなったシャワーの音。

湯気とともに、ずぶぬれになった高岡が、ドアの影から顔を出した。


从;゚∀从「うひー……シャワーかけられた!」

川 ゚ -゚)「ハインが悪い」

从 ゚∀从「だって本当にモヤシなんだもん!
      クールも見ればわかるって!」

川 ゚ -゚)「遠慮しておく」


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 22:11:39.95 ID:ly8NFHw10
クールのほうも、勝手に隅のタンスを開ける。
中からバスタオルを出して、高岡に放った。


(;-_-)「あーもー。濁り湯の元入れといてよかった……」


ぺたぺた。風呂場からヒキコモリが現れた。
短時間で着替えたらしく、パーカーもジャージも湿っていた。
肩にかかったバスタオルの上に、無頓着に伸ばされた長髪が垂れている。

それに、先ほどの巨大猫がのそりと近寄る。


(-_-)「よしよしグレ。
     今ご飯あげるからね」
.∧ ∧
(,*-_-)「グレグレ……」

l从;・∀・ノ!リ人「鳴いたのじゃ……」


ヒッキーが奥の棚を開ける。
中には、いかにも業務用の馬鹿でかい袋があった。
横に『キャットフード業務用50kg入り』とある。

それをザラザラと大皿によそい、横のステンレス容器に新鮮な水を満たしてから
やっとヒッキーはこちらに向き直った。

背後では喉を鳴らした大猫が餌を貪っている。


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 22:15:47.77 ID:ly8NFHw10
(;-_-)「勝手に入らないでよね……
    またチェーンソウ使って」

从 ゚∀从「だってコレ楽しいんだもん」

(-_-)「それめちゃめちゃ電気喰うんだよ?
    今月の経費やばいんだから」

从 ゚∀从「あ、そうか。10日間以上仕事できてないのか」


何だか小難しく、ワケのわからぬ話をしていた。


*(‘‘)*「とりあえず高岡がバカだという事はわかった」

从 ゚∀从「おいこら」


餌を食べ終えた大猫が、その主人に体をすり寄せる。
ヒッキーが小柄な事もあり、まるで捕食されかけているようだ。


川 ゚ -゚)「ヒッキー、そんな事より、この子たちの外装」

(-_-)「う? あ、あー……」


ようやく私たちを見つめた技術者は、困り顔で俯いた。
水滴が髪から滴る。


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 22:19:01.31 ID:ly8NFHw10
(-_-)「一応聞くけど、タカラ君は?」

川 ゚ -゚)「人工骨格9日目」

(-_-)「じゃあ無理か。
     仕方ない。シュール君に手伝ってもらおうかなぁ」

l从・∀・ノ!リ人「しゅ?」


ヒッキーは部屋の真ん中、こたつの上からやけにゴツイ携帯電話を取り上げた。
番号を押す動作。耳にあてる。


(-_-白「……あ、もしもし。シュール君?
     うん、そう僕ー。久しぶりだね」

(-_-白「へー。……ああ、それは美味しそうだね。僕10日くらい水しか飲んでないや。
     うん。うん。ところでさぁ、頼みがあるんだけど」

(-_-白「あ、今はちょっと無理だけど、1月以内ならできると思う。
     ……そうだね、そういうこと。ん? ……うん、ごめんね」

(-_-白「いや、それはもって来なくて良いよ? 防護布だけ、もてるだけもって来て。
     ……うん。……はい。そうそう」

(-_-白「いや、だからそれはいらな……切れた」

川 ゚ -゚)「愚妹で恥かしいよ……」


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 22:23:06.35 ID:ly8NFHw10
*(‘‘)*「ぐまい?」

川 ゚ -゚)「愚かな妹って事。
     今から来るのが、私の1番下の妹なの」

l从・∀・ノ!リ人「大家族なのじゃ」

川 ゚ -゚)「ええ」

l从・∀・ノ!リ人「いいなぁ」

*(‘‘)*「うん」


なるほど。先ほど『施設内で働いている』と言っていた、彼女の事か。

納得して頷いていると、背にしていたドアが勢い良く音を立てて開いた。


lw´‐ _‐ノv「参上つかまつったぞ。焙じ茶を所望するー」

(-_-)「いらっしゃいー。早かったねぇ。
     あ、焙じ茶なんて無いからね」


立っていたのは、何とも奇妙な女性だった。

身長がとても低く、髪は逆に長い。
顔の周りから背中まで真っ黒な髪が覆う。髪の量がとにかく多いのだろう。
大して、色は抜けるように白い。ただ、仕草がやけにコミカルなので、病的な感じはしなかった。


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 22:27:45.29 ID:ly8NFHw10
小作りな鼻筋と唇。目も細い。まつげが長いから、余計そう見える。
しかしそれが日本人形めいていて、決して不細工には見えない。
むしろ美人だ。

服装も奇抜で、真白く裾の広がったズボンと、丈の長い黒の民族衣装のようなもの。
その上に、安っぽい大柄の着物を打掛けている。
上衣に隠れたウエストに太目のベルトが巻かれており、太ももに沿うように道具入れが付いていた。

  _,
川 ゚ -゚)「また妙な服装ね」


lw´‐ _‐ノv「これ? アオザイ。可愛いじゃろ?」


ちょん、と服をつまんでみせる。


lw´‐ _‐ノv「ううん?」


つまんだ指先から、長く垂れた上衣の裾をばさりと落とし。
ついでに抱えていた黒い布の塊も部屋の隅に投げる。


lw´‐ _‐ノv「ほほー。この子らの服作りってぇ算段でござるか。
       ここは我の出番だのう」

*(‘‘)*「ほぁ?」


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 22:31:31.85 ID:ly8NFHw10
指を伸ばし、むにむにと私たちの頬をつまむ。


lw´‐ _‐ノv「我はシュールというんじゃよ
       童は何といいしんす?」

*(;‘‘>「ひゃ……しゃわちか、ふぇりかる」

<;・∀・ノ!リ人「ひゃふが、ひもひゃ」


むにむに。
頬をつまむ手は止まらない。


lw´‐ _‐ノv「ほうほう。
       こりゃ、我が長年温めてきた計画を型紙におこす時が来たと見たぞ」


ぱ、といきなり手を離し、彼女。シュールはいそいそと布を床に広げた。


(-_-)「型紙どうする?」

lw´‐ _‐ノv「ご安心あれ。新聞紙の出番じゃわい」


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 22:35:21.54 ID:ly8NFHw10
巻き取った布の内側に詰められていた新聞紙を取り出す。
デザインというからに、プロらしい事をするかと思えば、随分安上がりな方法である。

そうかと思えば、腰の道具入れから工作鋏を取り出し、線も引かずに新聞紙を切り抜き始める。

手馴れた様子で、一見なんの目算もないが、切り出された紙は狂い無い。


lw´‐ _‐ノv「はぁ。テンションあがってきた」

*(;‘‘)*「えっ、それで……?」

l从・∀・ノ!リ人「ないのじゃー」


しゃきしゃき。
鋏が紙を切り抜く。

腹がくちくなったせいか、大きな大きな猫は丸くなって、うとうとまどろんでいる。
ぐるぐると喉のなる音が聞こえる。

高岡は着替えに部屋に戻っていく。

私と妹者ちゃん、クール、ヒッキーでこたつを囲み、じっとシュールが紙を切っていく様を眺めていた。


川 ゚ -゚)「そういえば、ヒッキー。傷は?」

(-_-)「昨日までばっくり開いてたよ。
    今朝起きたらやっと血が止まってて、今はもう皮膚が上がってきてる」


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 22:39:39.08 ID:ly8NFHw10
川 ゚ -゚)「そう」


曖昧に頷いておいて。
出し抜けに、クールが口を開いた。


川 ゚ -゚)「キュートがね。帰ってきてたの」


ヒッキーが、そうだね、と相槌を打つまでの時間が、妙に長く感じられた。


(-_-)「そう、だろうねぇ。キミからしたらさ」

*(‘‘)*「なにが?」

(-_-)「妹だけど、レンジャーだから」

l从・∀・ノ!リ人「うん」


もぞもぞとこたつ布団を引き上げて、突っ伏しながら、クールは言った。


川 ゚ -゚)「私は」


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 22:44:36.21 ID:ly8NFHw10
-----------------------×8--キ-リ-ト-リ--------------------------


夕方になるにつれ、少しずつお客さんが入ってくる。

満員になることは滅多に無い店だ。
しかし、閑古鳥が鳴くことも、無い。

からり、と。またドアベルが鳴った。


o川*゚ー゚)o「いらっしゃいませ」

(´・ω・`)「ようこそ、バーボンハウスへ」


そっと、耳障りな音を立てずに閉じられたドアから、良く見知った男性が歩いてきた。


【+  】ゞ゚)「こんばんは」

(´・ω・`)「珍しいね。桜井さんのお迎え?」

【+  】ゞ゚)「夜まで暇なんだ」


その姿が視界に入っただけで、わたしの頬は緩みっぱなしになってしまう。


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 22:48:09.67 ID:ly8NFHw10
o川*^ー^)o「えへ……
        今日は、どうしたの? 早番なのに」

【+  】ゞ゚)「ああ、駅前のスーパーでトイレットペーパーとティッシュと卵。
       お1人様2つまでなんだ。
       往復したくないから、一緒に行ってほしい」


色気も素気もない。
そんな文句を、小声で伝えてくれるだけ。


o川*゚ー゚)o「うんっ!」


それだけでも、わたしは嬉しいのだ。

家にごろごろしている同居人たちを呼ばないでわざわざわたしを待っていてくれるつもりの彼が。

贅沢できる状況でないのは分かっているから。
彼の前に1番小さなグラスで、1番安価なアルコールをロックで差し出す。

ザルどころか、ワクしかないのではないかと思うほどに酒に強いくせに、彼はあまり自分から酒を飲むことはしない。

しかしワインを1本あけておいて『ジュースかと思った』などとのたまう男である。

一応、見えるところに伝票をわざと置き去りにしてわたしは戻ってきた皿を洗うために厨房に戻った。


-----------------------×8--キ-リ-ト-リ--------------------------


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 22:52:09.26 ID:ly8NFHw10
川 ゚ -゚)「ブラックが憎い」


ぽつりと言った。

同時に、シュールの工作用鋏がじゃきんと大きな音を立てる。


川 ゚ -゚)「お門違いって事は、分かっているけれどね」

(-_-)「うん」


ヒッキーが片手を伸ばす。
骨ばった手が、クールのつややかな額の熱を測るよう、ぺたりと触れた。


(-_-)「疲れてるんだね、クー」

川 ゚ -゚)「……うん」


額から離れた手はそのまま戻らずに、クールの細縁の眼鏡をゆっくり引き抜いた。

クールは珍しく、抵抗も制止もせずに目を細めている。
俯いている横顔が悲しそうだった。


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 22:56:04.00 ID:ly8NFHw10
(-_-)「何日寝てない?」

川 ゚ -゚)「寝てる。でも10分ずつくらい」

(-_-)「そこで寝ていけば?
    部屋に戻って1人になるとダメなんでしょ」


数度会っただけでも分かるほどに、彼女らしくない。

クールはこくりと頷き、ヒッキーが指した部屋の隅の簡易ベッドを見やった。

しかし、そこまで行くことなく、こたつ布団を被り、横になってしまう


(-_-)「ちょっと」

川 う -゚)「嫌だ。もう歩きたくないの」


そう言って、小さな子どものように丸く体を折った。

ヒッキーが溜息ついて、ベッドから毛布をとってかけてやる。
既に軽い寝息が聞こえてきた。

私が驚いたような表情をしていたせいか、ヒッキーは軽く笑った。


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 23:01:00.17 ID:ly8NFHw10
(-_-)「クーはさ。ハインの前だとお姉さんぶっちゃうんだよ。
    ハイン、見た目もすごく若いし、実際クーよりも3つ下だしね」

*(;‘‘)*「ここでは平気なの?」

(-_-)「僕のほうがクーより年上だし。
    ハインはクーに甘えて、クーは僕の所でのんびりしてるんだ。
    まあ、僕に色々と世話焼いて、なんやかんやしてくれるのはハインだけれど」

l从・∀・ノ!リ人「ややこしいのじゃ」

(-_-)「そうだね」


3人で、眠っているクールを見つめ、少し笑いあった。

気づけば鋏の音が、先程より軽く響いていた。

しゃきり。
しゃきり。

穏やかそうに。



第8話 「穏」 おわり



67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 23:04:32.62 ID:ly8NFHw10
おまけ
(見切り発車企画)

ごにんは! レンジャーのようです


【ちゅうい】
・てきとう だ!
・おまけを いちばん たのしみに してるのは かいてるやつ!
・よまなくても ぜんぜん ししょうは ない!

【さんぎょうでわかるレンジャー】

かいぞうされたりも したけれど
かれらは げんきです
みんなで、いっしょに くらしています


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 23:07:32.92 ID:ly8NFHw10
【とうじょうじんぶつ】


(  ゚∀゚ ) レッド
レンジャー1ごう。すきな おせちは かずのこ!


( <●><●>) ブルー
レンジャー2ごう。すきな おせちは くろまめ!


( ゚д゚ ) イエロー
レンジャー3ごう。すきな おせちは だてまき!


o川*゚ー゚)o ピンク
レンジャー4号。上からB89・W59・H88。身長159cmのFカップ。
好きなおせちは栗きんとん! 正月太りが怖い!


【+  】ゞ゚) ブラック
レンジャー5ごう。すきな おせちは こぶまき!


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 23:10:08.15 ID:ly8NFHw10
【スーパー】


【+  】ゞ゚)そ「 豆 腐 が 安 い 」


o川;゚ー゚)o「スペース入れてまで、わざわざ言うの?」

【+  】ゞ゚)「底値だ……」

o川*゚ー゚)o「年末は、売れなさそうだもんねぇ。
       本編はまだ12月始めだけどね」

【+  】ゞ゚)「そういうメタ的な言動は慎んでくれ。
       いや、それより。これ、過去最安価の底値なんだ……」

o川*゚ー゚)o「なんですって」

【+  】ゞ゚)「4丁1セット50円。
       お一人様1セット限りで、賞味期限が明後日」

o川;-д-)o∵∴ ゴフッ!!


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 23:13:16.31 ID:ly8NFHw10
o川;゚ー゚)o「なんてことなのー!
       買うしかないよ! ほら、みんな豆腐だからスルーしてるもの!
       量が多いわりに賞味期限が近いし」

【+  】ゞ゚)「そうだな。とりあえず8丁キープした」

o川*゚ー゚)o「やったね! それでも100円ぽっきりだよー」

【+  】ゞ゚)「……しかし、考えてもみてくれ桜井」

o川*゚ー゚)o「はい何でしょうか黒川さん」

【+  】ゞ゚)「こんなに沢山の豆腐を明後日までに食べきるとしたら?
       何が食べられると思う?」

o川*゚ー゚)oそ ハッ!


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 23:16:15.28 ID:ly8NFHw10
【+  】ゞ-)「そう。俺達の中に『豆腐ハンバーグ』などを提案するものは……
       まぁ、居ないと見て良いだろう。
       そもそも、いつもおから入りハンバーグだしな」

o川*-ー-)o「豆腐よりもー、おからの方が安くて、栄養もあるしねぇー」

【+  】ゞ-)「つまり」

o川*-ー-)o「予想されるメニューはぁ」



【+  】ゞ゚)川*゚ー゚)o クワッ!



【+* 】ゞ゚)「湯豆腐だ!!」o川*^ー^)o


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 23:19:37.73 ID:ly8NFHw10
【レッドの いらない まめちしき】


(  ゚∀゚ )「アヒャ!」

(訳:何でこんなに喜んでいるか説明しよう。

   基本、おかずにならない湯豆腐はおれ達は食べる機会が少ないんだ。
   でも湯豆腐ってツマミになるだろ?
   酒も最近高いから、おれ達は普段飲めないし……

   要するに、湯豆腐の日は酒、まあ、安物だけどね。
   それが解禁なんだ。

   どうせ焼酎とか、そういうやつだけど。
   飲めるのは嬉しいね。おれも楽しみにしてるよ。
   ……唯一、ブラックだけは湯豆腐そのものを楽しみにしてるけどな)


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 23:22:05.40 ID:ly8NFHw10
【帰宅】


o川*^ー^)o「ただいまぁー!」

( <●><●>)「おかえりなさい。大荷物ですね?」

【+  】ゞ゚)「こっち、トイレットペーパーとティッシュと洗剤だ」

o川*゚ー゚)o「こっちは、野菜と肉と、缶詰と卵」

( <●><●>)「それは?」

【+  】ゞ゚)+「豆腐8丁と焼酎4L」

( <●><●>)「いくらです?」

【+  】ゞ゚)「こっちの袋だけなら1800以下だな」


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 23:26:07.18 ID:ly8NFHw10
( <●><●>)「豆腐8丁と焼酎4Lで!?」

【+  】ゞ゚)「ああ」

( <●><●>) ジトー

o川;゚ー゚)o ドキドキ

( <●><●>)「……む。どうやら本当のようですね
        よろしい。ならば……湯豆腐です」

【+* 】ゞ゚)「やった」

o川*^ー^)o「やったぁ!」

( <●><●>)「レッドー。ちょっと、運ぶの手伝ってください」

(  ゚∀゚ )「あうあう」

o川*゚ー゚)o「イエローはぁ?」


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 23:29:35.09 ID:ly8NFHw10
( <●><●>)「仕事納めで忘年会です」

【+  】ゞ゚)「遅くなるか?」

( <●><●>)「いえ。9時には帰ってきます」

【+  】ゞ゚)「じゃあ、待っていよう。
       先に風呂入るか」

o川*゚ー゚)o「一緒にはいろ!」

【+  】ゞ゚)「はいはい……じゃ、ピンクが先で、次誰入る?」

(  ゚∀゚ )ノ「アヒャー」

( <●><●>)「私はブラックの後で良いですよ」

【+  】ゞ゚)「じゃあレッド、俺、ブルーの順番だな」

o川*゚н゚)o「むむぅー」


76 :ここから下は作者ブログからの転載だよ!!:2009/12/32(金) 00:00:00.00 ID:kurukurucool



【はやおくり】

  dis8-76.jpg



【イエローきたく】


(*゚д゚*)そ「湯豆腐のにおい!」

( <●><●>)「ご明察……湯豆腐に匂いってあるんですか?」

( ゚д゚ )「昆布と豆腐がぐつぐつしてるにおいがしますー」

(;<●><●>)「いや、それはそうなんですけど……」

o川*゚ー゚)o「あー、おかえりなさいー」

(  ゚∀゚ )「うあァ」

【+  】ゞ゚)「風呂入ってこい。
       酒注いで待ってるから」

( ゚д゚ )「40秒で戻りますーよぅ!」

【+; 】ゞ゚)「10分以内に戻ってくるな!」




【10ぷんご】


(〃 ゚∀゚ )(*゚д゚ )(*<●><●>)o川*゚ー゚)o【+* 】ゞ゚)
       「「「「かんぱーい!!!」」」」
          「あひゃああ!!」

(〃 ~∀~ )「あ゛~」 ←けっこう弱い

( ゚д゚ ) ゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュ ←そこそこ強い

(*<●><●>)「ふはー、久しぶりですねぇ」 ←最弱

o川*^ー^)o「うわーお腹あったかいー」 ←普通

【+* 】ゞ゚) ハフハフモグモグ ←最強(ただし酒<湯豆腐)




【すうじかんご】


(〃 -∀- )「うぁー……あひゃ……」 ←寝ちゃうタイプ

(*゚д゚ )「えへへー。それでー、昨日あったおばーさんがぁ……」 ←喋り捲るタイプ

(*<●><●>)「あはははははは……! っ、ゴホッ! げほっ!」 ←笑い上戸タイプ

o川*~ー~)o「らりよー、もっと飲めるれしょぉ~?」 ←絡み酒タイプ

【+  】ゞ゚)「あー、零れてるって。飲むから、な?」 ←うわばみタイプ




【よくあさ】


(〃 -∀- ) スピー

(*-д-*)「うー、ぺ●ぃぐりーちゃむは、もういりません……」

(* ― ― ) 

o川*- -)o「ふみ……」

【+  】ゞ゚) モグモグモグクゴキュゴキュゴキュ ←徹夜で豆腐食べっぱなし




【ひるすぎ】


【+  】ゞ゚)「シジミ汁できたぞー?」


(; =∀= )

(;=д= )  
          「大声出さないで……」
(; = =)

o川;=ー=)o




【ゆうがた】


(;― <●>)「豆腐が一欠けらも残らなかった?」

【+  】ゞ゚)「すまん」

(;<●><●>)「8丁買ったんでしょう?
        私は精々1丁くらいしか」

(;゚д゚ )「僕1丁半」

(; ゚∀゚ )「あひゃ」(1丁半)

o川;゚ー゚)o「わたし多分1丁も食べてない……」

【+  】ゞ゚)「すまん。3丁以上喰った」


ここで すなおに はくじょうするのが ブラックの いいところ だ!




( <●><●>)「まあ、いいでしょう。賞味期限近かったですしね……
        とりあえず残った焼酎出してください。料理に使いますから」

【+  】ゞ゚)「え?
       ボトルならもう洗って資源ゴミの袋に」

( <●><●>)「いえ、中身ですよ。4Lもあったでしょう」

【+  】ゞ゚)「空だった」

(#<●><●>)「誰ですか零したやつは!」

( ゚д゚ )「僕が見たときはまだ1/3は残ってましたーよ?」

【+  】ゞ゚)「すまん。全部飲んでしまった」


ここで すなおに はくじょうするのが ブラックの いいところ だ!








   dis8-77.jpg


あけまして おめでとう!

おしょうがつは おさけの のみずぎ、たべすぎに ちゅうい!




おわり



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■この記事へのコメント

  1. ■ [くるくる名無しさん]

    ワカッテマスの目が消えちゃってるよー
  2. ■ [kuru]

    >>米1
    http://blog-imgs-38-origin.fc2.com/k/u/r/kurukurucool/dis8-1.jpg

    ありがとうございます。修正しました。
    更新が遅く、ミスも多くて申し訳ないです。
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