◆スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

◆ミセ*゚ー゚)リは死後の世界に行くようです 第零話『終わりから始まりへ』

インデックスページ/次の話

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 20:58:17.58 ID:93sLoAskO
目の前は真っ暗闇。

意識がボヤボヤしている。

いったいここはどこ?

なにがあったんだっけ?

たしかわたしは………。


2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 20:58:58.88 ID:93sLoAskO
~ミセ*゚ー゚)リは死後の世界に行くようです~


第零話『終わりから始まりへ』



3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 20:59:28.91 ID:93sLoAskO
ミセ;゚ー゚)リ「ふぅ、ふぅ、ふぅ……」

一定のタイミングで呼吸する。

体力はまだ残ってる。

ラスト30秒、どう攻めるかで勝敗が決まる。

ほとんど隙のない動き、流石有段者だ。


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 20:59:47.96 ID:93sLoAskO
しかし、そのほとんどない隙へ潜り込む。

ミセ#゚д゚)リ「どぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」

審判の白旗があがる。

それと同時に大きな歓声が場内に沸き起こった。

ミセ;゚ヮ゚)リ「わたし、勝ったんだ……!」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:01:55.46 ID:93sLoAskO
二年生になる前の春の大会、ミセリは一年生ながら団体戦のメンバーに選ばれ、大将を任された。

ミセリはその期待に見事に応え、決勝で有段者相手にストレート勝ちしたのだ。

从'ー'从「おめでと~、かっこよかったよ~」

帰り道、同級がわたしに話し掛けてくる。

先輩や顧問の方々にもたくさん褒められた。


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:05:11.37 ID:93sLoAskO
ノパ⊿゚)「ホントに凄いよな、これで道場に行ってないなんて」

ミセ;゚ー゚)リ「あ、うん、そうだね」

さっきからこの会話を何度も繰り返している。

前を歩く先輩方も呆れ顔だ。

ミセリは特別運動神経がいいわけではない。

しかし、状況判断能力というか、勝負勘が非常に鋭い。

そのため、的確に突っ込めるし、無理をすることもない。


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:07:53.27 ID:93sLoAskO
ミセ*゚ー゚)リ「けど先輩、次の大会もわたし団体戦のメンバーでいいんですか?」

ノパ⊿゚)「良いも悪いも、先生がそう言ってたろ? それでも文句言うやつがいたらこのヒート様がボコボコにしてやるからな!」

ミセ;゚ー゚)リ「そんな物騒な……」
楽しい。

ホント楽しい。

ミセリの人生の中で、こんなに楽しいと感じたことがあっただろうか。

いや、なかっただろう。

最初は剣道なんて乗り気ではなかった。


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:09:23.10 ID:+PjgwBrh0
雰囲気が好き好き支援


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:10:29.57 ID:93sLoAskO
両親が死んでから七年、わたしは屍のように無気力だった。

しかし、祖父が道場を構えているという話しを聞き付けた顧問がわたしを直接勧誘しにきたのだ。

最初は断っていたのだが、結局同じクラスの友達と一緒に行く羽目になってしまった。

そしてなんだかんだで続けて、今に至る。


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:15:36.25 ID:93sLoAskO
ミセ*゚ー゚)リ (あーあ、こんな日がずっと続くといいんだけどなー……)

自分でもビックリするくらい、今の状況に満足している。

たとえ、過去の戒めとして刀置いた身であったとしても、青春のこの感動には勝てない。

自分自身、そんなことには気づいている。

自分のことを情けなく思う半面、この幸福を捨てれない自分がいるのだ。


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:18:46.51 ID:93sLoAskO
ミセ*- -)リ「ま、仕方ないよねぇ……」

ノパ⊿゚)「おいミセリ、赤信号だぞ!」

ミセ;゚ー゚)リ「あ、危な……」

危うく車道に出るところだった。
ノハ;゚⊿゚)「気をつけろよ? まったく……」

ミセ;゚ヮ゚)リ「アハハ……、ごめんなさい……」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:31:58.96 ID:93sLoAskO
(=゚ω゚)ノ


ミセ;゚ー゚)リ「―――え?」

わたしのすぐ傍を男の子が駆けて行った。

ミセ;゚ー゚)リ「そっちは車道……!」

後ろから、女性とおぼしき声が聞こえる。


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:21:11.43 ID:93sLoAskO
ミセ;゚ー゚)リ「――――ッッッ!!!」

荷物を全て投げ捨て、一気に走り出す。

とりあえず男の子は捕まえたけど、前も後ろも車道。

迂闊には動けない。

また、突き飛ばしだけでも轢かれるかもしれない。

ミセ; ー )リ (それなら……!)


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:24:35.80 ID:93sLoAskO
わたしはその子の腕をとり、ハンマー投げの要領で思いっ切り放り投げた。

どうやらちゃんと歩道に届いたようだ。

トラックが視界の端に映る。

ミセ;゚ー゚)リ「ヤバッ、これ死ん―――」

キキィィィィ! ドグシャァッ!!!


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:38:26.18 ID:93sLoAskO
ミセ ー )リ「…………」

意識はある。

まだ死んではいない。

ハッキリしない中、音だけが聞こえる。

「み、ミセリちゃ~ん!」

「し、しっかりしろ! 死ぬんじゃない!」

「きゅうきゅしゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:39:25.51 ID:93sLoAskO
しかし、その声すらロクに聞こえなくなってきた。

きっと、自分の過去を忘れようとし、幸せになろうとしたわたしへの罰だろう。

ミセ ヮ )リ (あー、死んじゃったかぁ……)

その瞬間、わたしの意識は途絶えた……。



第零話『終わりから始まりへ』終



22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:40:50.49 ID:93sLoAskO
そのまま次行きます


インデックスページ/次の話

■この記事へのコメント

    ■コメントの投稿

    管理者にだけ表示を許可する

     

    検索フォーム

    お知らせ

    管理人へメール

    トップバナー画像をうざったい感じにしてみました。

    カレンダー

    06 | 2017/07 | 08
    - - - - - - 1
    2 3 4 5 6 7 8
    9 10 11 12 13 14 15
    16 17 18 19 20 21 22
    23 24 25 26 27 28 29
    30 31 - - - - -

    Team 2ch @ BOINC

    待ち続けている人がいる。
    だから僕らは回し続ける。
    ~まだ見ぬ誰かの笑顔のために~

    banner-88.gif
    CPUの時間
    ちょっとだけ
    貸してください
    (BOINC Team 2ch Wiki)

    ブーン系“短編”小説更新状況

      プロフィール

      kuru

      Author:kuru
      特に何も無いよ。

      カウンター

      トータルアクセス:
      ユニークアクセス:
      閲覧者数:



      クリックで救える命がある。
      上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。