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◆ミセ*゚ー゚)リは死後の世界に行くようです 第壱話『灰色の剣士』

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23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:41:06.58 ID:93sLoAskO
「………、…………!」

うるさい。

「…………!?」

いい加減にしてほしい。

「………ん、………のだ!」

もう、全てが鬱陶しい。


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:43:33.59 ID:93sLoAskO
~ミセ*゚ー゚)リは死後の世界に行くようです~



第壱話『灰色の剣士』



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:44:35.18 ID:93sLoAskO
爪#゚ー゚)「ちょっとお義父さん! 娘にそんなことさせないでください!」

(#`・_ゝ・´)「そんなことだと!? これは由緒正しき盛岡流剣術だ! 他人の分際で私に口出しするな!」

爪#゚ー゚)「ぶんざっ……! わたしはただ、ミセリに女の子らしく育ってほしいだけです!」

(#`・_ゝ・´)「……………」

爪#゚皿゚)「…………」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:50:03.30 ID:93sLoAskO
覚えている。

これは七年前、今まで祖父の教育方針に口を出さなかったお母さんが、我慢できずに祖父と口論している場面だ。

爪#゚ー゚)「ほら、アナタもなにが言ってくださいよ!」

(;´・_ゝ・`)「い、いや、だって……」

急に話しを振られたお父さんは困惑している。

もともと気の強い性格ではなかったため、いつも祖父の言う通りに従っていた。

(`・_ゝ・´)「フン、なんと言われようが私はやめる気はない。ミセリには剣の才がある。……女というのは気に入らんが、みすみす後継者を逃すものか」

爪#゚ー゚)「やはり最初からその腹積もりだったんですね!? 肉体と精神を鍛えるためとおっしゃっていたくせに!」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:52:23.33 ID:93sLoAskO
そう、今まで"道場には"行ってなかった。

当時は、何もわからないまま祖父の鍛練を受けていた。

たしかに、あの当時であそこまで出来たのは、ある程度才能があったからだろう。

わたしは竹刀を振るうのは好きだった。

なんだかんだで、祖父は優しくしてくれた。

稽古は辛かったけど、それ以上に楽しかったのだ。


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:55:25.31 ID:93sLoAskO
ミセ*- -)リ「ん…………」

嫌な夢を見た。

わたしの罪の記憶。

最近はあまり見なくなったんだけど……。


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:57:51.14 ID:93sLoAskO
そこでわたしはおかしなことに気づく。

ミセ*- -)リ (あれ? わたし生きてる?)

たしかトラックに轢かれてグシャッと……。

「……い、……だぞ」

ミセ*- -)リ (人の、声?)

重い瞼をこじ開ける。


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:00:12.69 ID:93sLoAskO
ミセ;゚ー゚)リ「ここ、どこ?」

見慣れない場所。

事故ったことを考えれば病院か?

それも違う。

和風の木造建築の部屋。

梁なんかは年季を感じさせる。


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:02:18.52 ID:93sLoAskO
ふと自分へと視線を移す。

ミセ*゚ー゚)リ「なんだこの服」

布団が掛けられていたわけではなかったため、すぐにわかった。

今わたしが着ているのは、真っ白な着物……そう、死装飾だ。

ミセ;゚ー゚)リ「も、もしかしてここ、ホントに死後の世界……!?」


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:06:53.86 ID:93sLoAskO
状況が理解できずにあわてふためいていると、不意に障子が開けられた。

('A`)「誰かいるのか?」

ミセ*゚ー゚)リ「あっ」

そこには、灰色の着物を纏った黒髪の青年が立っていた。

ミセ*゚ー゚)リ「「……………」」('A` )

二人の間に沈黙が入り、スーッと障子が閉められる。


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:16:50.30 ID:93sLoAskO
ミセ*゚ー゚)リ「あれ?」

わたしの頭にクエスチョンマークが浮かぶ。

今のはなんだ?

そんなことを考えていると、再び障子が開かれた。

('A`)「誰かいるんですか?」

ミセ;゚ー゚)リ「ふぇ?」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:19:14.55 ID:93sLoAskO
ミセ;゚ー゚)リ「「……………」」('A` )

なんで同じことを……、ていうか二回目敬語になってるし。

('A`)「貴女は、どちら様で?」

沈黙を破り、青年が話し掛けてきた。

それと同時に、背中に背負っている長い物に手を掛ける。

これはもう疑問符の嵐だ。


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:22:02.17 ID:93sLoAskO
('A`)「どうやってここに? なにが目的だ? さぁ答えろ」

ミセ;゚ー゚)リ「そ、そんないっぺんに聞かれても……。それよりここは―――」

('A`#)「質問しているのは俺だ!!!」

ミセ;゚ー゚)リ「はぅわぁぁ!!?」

言うと同時に突き付けられたのは日本刀、それも触れるだけで切れてしまいそうなほど鋭い。


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:25:15.60 ID:93sLoAskO
ミセ;゚ー゚)リ「え、えぇ!?」

わたしはますます混乱する。

('A`#)「質問に答えろ。本来なら即刻切り捨てるところだが、お前の格好からしてそういうわけにはいかなくなった」

物凄い剣幕で睨まれている。

『剣なだけに~』 とか言える余裕すらない。

ミセ; ー )リ (この人怖い……)


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:30:22.50 ID:93sLoAskO
わたしにできることはただ一つ。

ミセ* ー )リ「ご、ご……―――」

('A`)「五?」

ミセ*;ー;)リ「―――ごべんなさぁぁぁぁぁぁい!!!!!!」

謝って逃げる。

ただそれだけだ。

あれ、なんでだろ。

目から汗が……。


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:33:30.30 ID:93sLoAskO
少し遅れて、青年も追い掛けて来る。

ミセ*;д;)リ「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさぁぁぁい!!!」

わたしはひたすら謝り続け走り続ける。

幸いは、この屋敷は広いため、行き止まりのようなものは見当たらない。

(;'A`)「ちょ、待て!」

ミセ*;ー;)リ (追いかけてこないでよぉ……)


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:35:46.74 ID:93sLoAskO
逃げる。

ただひたすら逃げる。

縁側の曲がり角に差し掛かった瞬間、向こう側から一人の女性が現れる。

('、`*川「ドクオ~、どうかしたの~?」

ミセ;゚ー゚)リ「うわぁ!?」


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:40:50.78 ID:93sLoAskO
マズイ、このままだとぶつかってしまう。

方向転換しなければ……!

左側は庭園。

けど、砂利とかあるからパス。

右側は障子。

ミセ;゚ー゚)リ (こっちだ!)

もちろん障子を開ける余裕なんてない。


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:45:47.56 ID:93sLoAskO
ミセ;゚д゚)リ「おぅりゃぁぁぁ!!!」

ドタドタ、バキッ! バリバリビリィ!

ミセ; ー )リ「あべっ! あだだだ、ほげっ!? ふぶぅっ!!!」

わたしはそのまま障子に突っ込み、奥の襖まで突き破る。

結果―――

ミセ*@ー@)リ「むきゅぅぅ……」

―――ノびてしまった。


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:53:51.34 ID:93sLoAskO
ミセ*@ー@)リ「うぅ……ん………」

('、`*川「あらあら、大変ねぇ~」

(;'A`)「ぺ、ペニサス様!? お怪我はありませんでしたか!?」

('、`*川「わたしは大丈夫よ。それよりドクオ、この娘は?」

(;'A`)「い、いえ、まだなにも……。屋敷の中に新たな気配が現れたので駆け付けてみたら……」

('、`*川「ふーん」



('ヮ`*川「で、この娘食べちゃっ―――」

('A`)「 駄 目 で す 」


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:55:12.89 ID:93sLoAskO
('、`;川「じょ、冗談よぉ……」

('A`)「ペニサス様が言うとまったく冗談に聞こえないんですよ……」

('、`;川「と、とりあえず介抱してあげましょ、ね?」

('A`)「ハァ……、了解しましたよ……」

('、`*川「……この娘はいったい………」ボソッ

('A`)「どうかしましたか?」

('、`*川「……いえ、なんでもないわ。ぱっぱと済ませちゃいましょ」

('A`)「はい、仰せのままに」



('、`*川「まったく……、また面倒事が起きそうねぇ……」



第壱話『灰色の剣士』終



52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:56:14.93 ID:93sLoAskO
よし、第壱話終わり

第零話はプロローグって思ってください

それではまた今度


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■この記事へのコメント

  1. ■ [くるくる名無しさん]

    ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
    新しいドックンキタ━(゜∀゜)━!!
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