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◆(,,゚Д゚)「もしもし○○?今すぐ来て!」~助け屋ギコ~のようです 九日目 午前

前の話/インデックスページ/次の話

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:37:43.51 ID:ePrncCaf0
あけましておめでとうございます。
まとめは、面白蛇屋さん、ブーンがまとめブログを武器にさん、そしてくるくるくーるさん。


『信頼』と聞くと美しいものに思えますが自分が定義するには、
「この人は裏切らないだろうと予想する」というのが他ならぬ信頼だと思います。
別に「敵に回る」という意味の裏切りではなく、「期待に答えない」という意味の裏切りです。

すると『信頼関係』は、お互いがお互いに裏切らないと思い込んでいるいうことで。
これならまだいいですが、「信頼してるぞ」なんて言葉をかけられた日には「お前俺を裏切るなよ」とのプレッシャーに同義。
…ううん。信頼し合った仲は雁字搦めのようなものなのかもしれません。

上記にあるよう「信頼し合った仲は雁字搦めのようなもの」ですが、皆さんどうでしょう。これは良いことか悪いことか。
「抱いているのか抱かれているのか分からなくなるほど」とは確か薔薇獄乙女だったはずですけども、愛というのは信頼の境地です。
強姦が身体を犯すことならば、愛というのは心を犯すことなのかもしれません。
ドロドロでグチャグチャでグズグズで。どうしようもない一体化。被支配的で被虐的な快感。


――そんなわけで、前半はバトルものモドキ。後半は『信頼し合った』二人のお話。
愛の理想は様々なれど……とは煽り文句ですが、ネタバレ作者の描く愛の形は気に入ってもらえるでしょうか。
最後に言いますと再三自己申告しているように期待されると力出ない人間なので、まぁ、間違っても僕を信頼したりはしないで下さい。



2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:41:32.69 ID:ePrncCaf0
【本日出てきそうな主な一行人物紹介】
从゚ ー゚ノi、…いづな。管狐で鎌鼬。なぜか偉そう。あと今日は乙女。

【本日の敵勢力?】
('(゚∀゚∩…野鎌なをる。二年ほど前に死んだ飯綱使い。一時期FOXに傭兵として雇われていた。あと今日で出番終わり。
N| "゚'` {"゚`lリ…アベさん。千年ほど前に死んだ著名な陰陽師。普通に子孫を残している。あと上に同じく。

|゚ノ ^∀^)…レモナ・エルシール。超可愛く活発な僕っ娘。超能力で最高位。あとスゲェ。
( -∀・)…『正体不明』。人間であることを捨てた化物。いつの間にやら喫煙者に。あと真面目にバトります。

【???】
(,,〃Д゚)…タロス=ギコール=O=ハイドレード=プネウマ。英雄らしい。アレの頂点。あとチート技使い。

【今宵のテーマ】
死んだということ。
生きているということ。

【あまったスペース、本日の投下クイズ】
今日のサブタイトル「沈黙の奏者」?



3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:44:32.66 ID:ePrncCaf0


強くなければ、生きてはいけない。
…優しくなければ生きている資格がない。

愛せよ。
――人生において価値あるものは、それのみなのだから。




(,, Д)「もしもし○○?今すぐ来て!」のようです


九日目 午前
『沈黙の奏者 ――それは、終わることのない……―― 』






4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:47:30.54 ID:ePrncCaf0
――どこかの世界だった。いつかの時間だった。
山の中腹だった。ツナギ姿の陰陽術師の動きが止まった。

N| "゚'` {"゚`lリ「…潮時だな」

(;^Д^)「…………は?」

N| "゚'` {"゚`lリ「時間切れ。と、言い換えてもいい」

八咫烏と狼男を圧倒していた魔術師は、唐突に、呼吸の仕方を変えた。――ただの代謝へと。
やれやれ、と言わんばかりに肩の力を抜く。

N| "゚'` {"゚`lリ「残念だが、楽しい御遊戯はここまで。じいさんはもう限界だよ」

ふざけて言いつつ、降伏でもするかのように両手を挙げる。
二対一という状況でも明らかに有利立ち回っていた彼。それが時間切れ。何かあるのだ。
実際、フサもそう思った。だから疑問を口にする。

ミ,,Д彡「…どういうことなんだぜい?」

N| "゚'` {"゚`lリ「どうもこうも、俺はもう動けないだけだ」



5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:50:29.83 ID:ePrncCaf0
腰の辺りを少し摘んで引き足首を露出させる。
――そこにあったのは黒い枷。鉄のような物質で出来た足環だった。

N| "゚'` {"゚`lリ「…グレイプニルだ」

『北欧神話』の話。「フェンリル」という狼の姿をした化物を拘束する為にドワーフが作り出した魔の紐。
…無論、これは例え話で、言いたいことは“足枷によって繋がれている”ということである。
片足から伸びる鎖は途中で視認できなくなっていた。

( ^Д^)「魔術的な繋がりで、パスってことか」

N| "゚'` {"゚`lリ「ああ。『召喚』されているお前達には分からないだろうが、『喚起』されている身の俺達は魔力供給を受けなければならないのさ」

召喚と喚起。階層宇宙論。
ラテン語ならば『祈り呼び寄せる』と言う同じルーツだが、実は少しばかり違う。
簡単に言えば前者は巫で、後者はソロモン王。呼び出すものが自分より上位か下位かという違いだ。

…アベは死人。下位のもので精製できる呪力には限界がある。
十八番である『十二神将』の天一、騰蛇、朱雀、六合、勾陣、青龍、天后、大陰、玄武、大常、白獣、天空は呼び出していない。
――いや、呼び出せないのだ。供給されるエネルギー量が足りない所為で。
ここで無理をしようものならば現世に繋ぎ止める役割のパスが切れてしまうだろう。好ましいことではない。


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:53:31.16 ID:ePrncCaf0
稀代の陰陽師は瞼を落とし僅かに思案する。
…その姿が揺らめいているのは、薄らいでいるのは供給が滞っているためだろうか。

N| "゚'` {"゚`lリ「うちの御嬢ちゃんは、自身の性質故に永久機関の如き魔力を精製できる。だから普段はこんなことにはならないんだが……
          …存外、お前の主人は手強い相手らしいな」

奥義を使えないとしても、ある程度に――出来損ないの弟子と人狼モドキを相手にするのには十分なはずだった。
だが足りなくなった。それこそ生命活動が、(死人なのに「生命活動」はおかしいが言葉の綾だ)危うくなるほどに。
それだけでプギャーは察す。人外連中の中では頭の切れるほうである。

そして、彼の師。稀代の陰陽師と言われる男はヒラヒラと手を振り言った。
ほんの少しだけ残念そうに。同窓会で久方ぶりに出会った教え子と別れる間際の教師のように。

N| "゚'` {"゚`lリ「行くがいいさ、お二人さん。…俺はギブアップだ」


ミ,,゚Д゚彡「…………」

人間の姿に戻ったフサは沈黙を以て質問を。
対し、元陰陽師はやれやれと言った具合で答える。

( ^Д^)「嘘じゃない。俺の師匠は同性愛者で馬鹿で物好きで弟子に殺されてるが、――それでも、他人を嵌めるような嘘は言わない」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:56:29.60 ID:ePrncCaf0
おおよそ千年。十世紀。
かたや死人となった。かたや人外に堕ちている。出会った頃と同じとは言い難い。

――だが、所詮その程度の隔たりだ。
たかが千年だ。立ち位置も変わったが、大した問題ではないのだ。
何故ならば、


N| "゚'` {"゚`lリ「…再びあいまみえることがあれば、刃を交えるのではなく、……盃を交したいものだな」

( ^Д^)「……俺としては二度と会いたくないですけどね」


――彼等は師匠と弟子なのだから。
過去は消えない。関係性は揺るがない。破門されたわけでもない。

師匠は激励の言葉を口にする。「弟子として千年分の成果を見せてみろ」と。
対して、弟子は相変わらずの憎まれ口を叩いた。「師匠に言われなくともやりますよ」と。

妙に落ち着く間柄。全く進歩のないやりとり。
馬鹿馬鹿しい、どこにでもあって、他愛もない、特筆すべきでもなく、極端に言ってしまえば、割とどうでもいい関係。
――そしておそらく何よりも。…それは永久に切れることのないものだった。


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:59:29.99 ID:ePrncCaf0
……………


( -∀・)「…あ~、やっぱり電気は駄目だね。操作が難しくってさ、プラズマになっちゃうよ」

――副産物。辺り一面砂埃。
視界は数メートル。神の裁きが直撃したのが誰なのか結果は見えない。
気にしているような口振りの『正体不明』だが心の内では全く別のことを考えていた。

( -∀-)「(一人、切れた。…あと数分でもう一人も切れる。お嬢、苦戦してるみたいだね。これは僕が出なくちゃかもなぁ)」

…白髪学生服の化物は一度『侵食』されかかっている。
自由意志や思考力を剥奪されかけた。敵ではなくむしろ味方。同属によって。

――実を言うと、その原因の根幹はギコにある。
あの英雄達が神代で犯した失敗の巻き添えを食らっているのが、この時代の『特異点』という存在達。
詳しくは語らない。興味もない。よくは知らないし、知りたくもなかった。

( -∀-)「……ふぅ」

しかし、ギコがあと僅かでも上手くしていれば彼は死なずに済んだはずなのだ。
もっと幸せで。まともで。普通で。常識的で。…もしかすれば、大切な人とずっと一緒にいられたかもしれない。そんな……
…無論これは希望的観測で都合の良い所謂“逃げ口上”だが。


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:02:30.08 ID:ePrncCaf0


――何順目かも分からない堂々巡りの戯言を、頭の中で廻しているうちに視界が開けた。
見えたのは予想通りの結果。
…しかしまぁ、ここは礼儀として驚いておくべきだ。敵役としては。

( -∀・)「…なん、だと……」

「お約束が好きなのは結構であるが、我輩、その手のノリは苦手なのである」

( -∀・)「つれないなぁ、うちの土地神様は。随分と久々に見たけど足切り落されて人間不信になったのは治ったの?」

結果的に言えば誰も傷ついてはいなかった。数人気絶しているが、大事には至っていない。
…護ったのは巨大な水のベール。逸らしたのはあまりのも精密な誘電力場。耐えたのは火の精霊故の圧倒的な性能。

それは『ある特定の地域でのみ』力を完全に発揮できる神。『産土神<うぶすながみ>』という。一般的な語で言えば『土地神』だろうか。
土地神には鎮守、氏士、産土神と三つほど種類があるが、初老の男は加えて精霊としての性質も持っていた。

( ФωФ)「先々代の死去の後の襲名以来であるな、小童。転落死の訃報は我輩で聞き間違いであったのか?」

スーツの彼は朝比奈家の護り神の一柱。
――そして、西部地域の山々を取り仕切る水神だった。


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:04:50.90 ID:GB6akRUW0
最初は好きだったけど途中で理解できなくなった
けど支援


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:06:51.46 ID:ePrncCaf0
( ФωФ)「…ふむ。『天帝八紘陣』であるな」

シックなスーツに身を包んだ気難しそうな男。杉浦、ととりあえずは名乗っている。
辣腕凄腕。総白髪の神にはそんな言葉がよく似合った。
威厳漂う神の呟きに、かつては当主であった青年が無礼なことにタメ口で答える。

( -∀・)「話したっけ?僕の混沌魔術師、ううん、魔導士としての到達点は」

( ФωФ)「いや以前貴公の姉君が自慢げに語っていたのを覚えていただけである」

( -∀-)「…あのお喋りめ」

切札をあっさりとバラされた『正体不明』だが特に焦ることはなかった。
二人は旧知の仲……と言えるほど親しい関係ではないが、一応は面識がある。当主とその土地神として。
まぁしかし、当主の方は早々と死に土地神の方は一時期人間不信だったのでほぼないと言ってもいい繋がりなのだが。

( ФωФ)「…幼い頃から気が触れたような――あえて良く言えば独創的な子だと思っていたが……。これほどの人材はこの時代、他におるまいよ」

( -∀・)「お褒めに預かり光栄至極です。んん、まぁ『正体不明』にならないと使えない魔術結界なんて僕の他に使う人いないけどね」

和やかとも言えないこともない会話。
だが本質は探り合い。九歩の間合いの刃を交えぬ攻防。


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:09:33.95 ID:ePrncCaf0
( ФωФ)「…身体で象徴するは『天帝』……いや、非偶像かつ名すら持たない『天』そのものか。『自然神』の属性の割合が多い……」

ブツブツと独白を重ねる杉浦。
澄んだ蒼穹色、三対の翼を再び顕現させた化物は引き裂いたような笑みを浮かべる。
彼が翼を出すときはお遊びでもクイズでもない。ただの、本気である。

( ФωФ)「…なるほど、なるほど。複数の異なる流派を統合しても無理が出ないのは、アニマティズムのような真に元始の『自然崇拝』だからか」

( -∀・)「『その場全てを味方につける結界魔術』だよ。別に難しく考えなくてもいい」

――例えば飛翔すること。重力を遮断すること。物体を凍らせること。空を裂くこと。電気を吸収すること。
問題以外の状態では『正体不明』は様々なことをやってのけた。
そのタネが、他でもない『天帝八紘陣』という魔術だ。

全要素同時支配を以ての森羅万象の起動。
まさしく神の如き術を操る青年は、いささか億劫そうでそれでも幽雅に語る。

( -∀・)「道教では七帝ってそれぞれの方位に支配者がいるけど、元は天帝一人がやってたんだよね。ギリシャ神話のクロノスとかもそうだし」

他も大体そんな感じ、と各国の神学者が聞けば激怒しそうなアバウトさでまとめる。
言い方が悪いだけで正しい見解である。
どこの宗教においても今の神の脊族達は、かつての最高神が分派していた結果でしかないのだ。


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:12:32.42 ID:ePrncCaf0
( -∀・)「もっと昔の話をすると、宗教なんて御大層な形式が生まれる以前、神様って一つでしょ?――『お天道様』ってやつだね」

非偶像で姿かたちもなく、あまつさえ名前すらない『天』という概念。
古くから身近に存在しながら決して人の身では知り得ることのできない、宇宙を含めた世界のシステムであり絶対法則でありその全て。
…それが『天』である。自然災害を何故『天災』と呼称したのかが、その答え。

――下界の全ての出来事は『正体不明の何か』が行う児戯に等しい行為。
ならば。


( -∀・)「――じゃあ、一定範囲でもいいから『天』に“成り代わって”しまえば、森羅万象操れたりするんじゃないかな?それだけの話」


――陰陽道。玄武、白虎、青龍、朱雀。天然自然の理は四匹の神獣によって引き起こされる。
――西洋魔術。火、水、土、空気。下界の物質は四種のアルケーが組み合わさり構成されている。
――古代中国思想。木、火、土、金、水。五種の元素が互いに影響を与え合いその生滅盛衰によって天地万物が循環する。
――カバラ神秘思想。ケテルを初めとする十個のセフィラー。その全てを支配することで人は神と等しい存在になる。
――陰陽説。陰と陽。二極の対立する気が万物の生成消滅といった変化を起こす。
――インド哲学。地、水、火、風、天。五つで宇宙は廻り天へ回帰することが解脱であり悟りの境地。

…世界には様々な思想がある。
そして、それらを理解し借用し引継ぎし組み合わせた坩堝が『混沌魔術<ケイオス・マジック>』だ。


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:16:30.66 ID:ePrncCaf0
( -∀・)「立ち上がるって言うなら覚悟してよね。さっきも言ったと思うけど、僕は急いでるんだから」

体勢を整えようとした人外に向かい、『正体不明』のこの場の支配者は語りかけた。
本気故の圧倒的なプレッシャーを発しながら。
三対の翼は虚空を象徴していた。白髪なのは天としてのパーソナルカラーに合わせた結果。名がないのは非偶像の意味を持つ。

( -∀-)「君達が分派した結果の『付喪神』として何かをするなら――」

魔術というのは、カードの切り合い・騙し合い。
ほとんどのものが特定のプロセスを経由しなければ発動しないのだから、極端に言えば応用が利かないのが実情。

――ならば、とりあえず全て。
カードを全部持って、世界さえも支配下に置いて。


( -∀・)「――僕は、全要素で以て十倍で返す」


あらゆる思想のあまねく要素。
全て『天』として掌握し、コンピュータレベルの処理速度で複雑精緻に組み替え続け、常に相手より優位に立ち続ける。
血統と才能と能力と努力で成し得る必殺の奥義が、今、発動する。


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:18:30.43 ID:ePrncCaf0
……………


魔術と超能力の違いと言えば、学者によって解釈は異なるが、少なくともレモナはこう考えていた。
前者は第三者から与えられた地図がある。
後者は地図がない。が、直感に従うことで目的地に辿り着ける。

成長の過程で、陰陽道なら陰陽道の『生命力の変換の仕方』を学ぶ。それが魔術。
対し、己のセンスで以て変換方式を決定する。それが超能力。

複数系統の魔術を極めることや、超能力との併用が何故難度が高いかと言えば、『魔力の精製方式』が決まっているからだ。
無理をすれば電気回路で言うところのショートが起こってしまう。
これが人間ならばまだいいが、人外のような魔力=体力という構成の生物にとっては致命的。


――と、そこまで考えたところで。
目の前の壁が消えた。比喩でもなんでもなく、消滅した。
巨大な爪で抉り取られたようにコンクリートが消え去った。

(,,〃Д゚)「…み~っけ」

|゚ノ*^∀^)「えへへ。見つかっちゃった」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:21:30.27 ID:ePrncCaf0
――衝撃に、音が喰われる
動きに音波が追いつかず爆発を起こす。

|゚ノ*^∀^)「アハハッ!!」

武器が変わる。所々に翼のような飾りがついた分銅鎖。
名は『ケツァルコアトル』。使い方は振り回すだけという単純さ。
…本来は流派によって色々あるのだが、そんなもの彼女は知らないのだ。

|゚ノ*^∀^)「熱いっ!声がガンガンするし、なによりすっごく身体が熱いよ!!」

(,,〃Д゚)「……『熱い』『冷たい』というのは、俺の支配する分子レベルでは通用しない概念だゴラァ」

形状変化。銀色の長弓から瞬間的に矢が放たれる。
膨大な魔力の塊。発射と同時に大きさも膨れ上がった。串刺し刑に使われた杭のような巨大なものだ。

(,,〃Д-)「冷たいと感じるのは分子がさして活動していない状態。熱いと感じるのは、分子が高速で動き回っている状態の事……」

一撃。半壊の建物が跡形もなく吹き飛ぶ。
二発目、三発目と避け続けるギコ。動きの煽りを受けて地面が抉れていく。
…しかし、最後の一発を先読みされて打ち込まれてしまった。このままでは直撃は免れない。


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:24:31.99 ID:ePrncCaf0


(,,〃Д-)「そして、全ての物体は――」

――だが。
波形と振動を操る化物には、切札があった。


(,,〃Д゚)「――熱振動を完全に停止させた瞬間、体積がゼロになる――ッ!!!」


矢は掴まれた。
否、ギコの右手に触れると気色の悪いほど滑らかに消滅した。

つまりは、『絶対零度』。
物体の振動数を用いた必殺であり切札。


量子力学において、原子は最低でも零点振動をしている。
熱力学第三法則で不可能とされている現象。有限な状態からは至ることのできない下限界。
氷点下273.15℃の強制破壊。世界の法則さえ捻じ曲げる一子相伝の奥義だった。



21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:27:30.03 ID:ePrncCaf0


そんなジョーカーを披露し、優位に立ったギコ。
だが彼にはもう一つアドバンテージがあった。

(,,〃Д゚)「…『構築』の特異点能力者。ほとんど無制限とも言える生命力。けどなぁ、分かったぞゴラァ」

三対の激しく煌く翼。白虹色の魔力の塊は先ほどよりも高密度になっていた。
――そう。二人の魔術師へ呪力の供給を絶った瞬間から。
それが意味することは一つだ。

(,,〃Д゚)「その翼。残りMPみてーなもんだな?」

|゚ノ*^∀^)「………今頃気づいたの?過去のお兄ちゃんも、割と馬鹿なんだね♪」

武器を出現させる。配下の喚起。爆ぜた腕を再構築する。
…これらのことを行った後、三対の翼は数を減らしていたのである。

そのことを証明するように共鳴によって魔力を散らされたレモナは紅い月の下まで逃げた。
あの状態では回復が儘成らなかったのだ。
確かに魔力はほぼ無限。――だが化物として未熟な彼女は、それを正しく保管し有効に無駄なく運用することができない。


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:30:30.19 ID:ePrncCaf0
(,,〃Д゚)「…切札を出したのも、そういうわけだゴラァ」

そういうわけ。
…とは、どういうわけなのか。

災難なことに、ギコの方もそれほど頭は良くない。
こんな作戦しか思いつかなかった。

(,,〃Д-)「不死身を殺すのと同じ要領で、溜める暇もなく潰し続ければいいんだろ?」

本当に、単純至極なやり方だった。またそれ故に有効な。
…しかし、それを聞いてレモナという少女は何とも愉快そうに嗤った。
手入れされた艶やかな栗色が揺れた。ふわり、ふわりとスカートがはためいた。

|゚ノ*^∀^)「――最初に言っておくけど、それを気づいた人で、僕に勝った人は一人しかいないよ?」

(,,〃Д゚)「…はん。抜かせゴラァ」

|゚ノ ^∀^)「それにやっと、君がむかーしに仕留めそこなった同属の『声』も、……治まってきたところだしね」

――言うが早いか。何度目かも分からぬ激突。
…化物対化物の勝負は、まだ終わりそうにない。


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:33:31.50 ID:ePrncCaf0
……………


イ从゚ ー゚ノi、「…いい加減。本気を出したらどうだ」

緩やかな斜面。開けた場所で人の姿を取り、いづなは聞いた。
ぬかるんだ地面での二足歩行は苦手だったが、木の幹に掴まるようにしてバランスを保つ。
雨のせいで幼稚なデザインのアップリケが汚れてしまったが気にすることでもない。そもそも幼い見た目にはお似合いだ。

イ从゚ ー゚ノi、「そっちがそういうつもりなら。こちらにも考えがある」

('(゚∀゚∩「と、言うと?」

イ从゚ ー゚ノi、「…………」

ストリート系のチャラい格好の管持ちに問い返され、しばし黙る少女。
野鎌なをる、――いづなの元持ち主で元恋人の彼はアクセサリーを弄りつつ待つ。
…ゆったりとした時が流れ。

イ从゚ ー゚ノi、「…とにかく。口で言えないようなことをする」

動揺するでも焦るでも悪びれる様子もなく、尊大な少女は答えた。
実は何も考えてなかったのは言うまでもないことなので、なをるの方も特に追求はしなかった。


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:36:29.28 ID:ePrncCaf0
イ从;゚ ー゚ノi、「凄いんだ。本当に。これはとてもではないが口では言えない――」

('(-∀-∩「いや、もういいんだよ。わかったから。あーこわいなー」

――追求しなかったらしなかったで執拗に繰り出される弁解を適当にあしらうことになった。
…ちなみに追求してきた場合は逆ギレに近い行動を取ることは、これまた言うまでもないことだった。

飯綱使いはブリーチがかかった長めの髪を触る。しっとりと濡れているのは霧雨の所為だ。
それに何を感じ取ったのか。…もしくは、ただ早く帰りたいと思っただけなのか。
緩んだ瞳の奥に、真面目な光を灯して悩みつつも言う。

敵として? ……違う。
かつての主人として? ……それも、違う。

…単純に、死に別れた恋人としての誘い。
いじらしくて歯痒くてけれどもどうしようもない、そんな気持ちを言葉に変えて。

('(゚∀゚∩「――いづな。また、僕のとこに来る気はない?」

イ从゚ ー゚ノi、「お断りだ」

――即答だった。
コンマ一秒かからずの返答。これは大ダメージ。


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:39:29.02 ID:ePrncCaf0
思わず動きが止まる。
世界が静止する。
…やがて動き出した世界で、彼が最初に行ったのは。

('(゚∀゚;∩「あっれー、悩まないの!?普通こういう場合って、揺れ動く乙女の心情が、こう、いい感じに……」

――泣き言に近い、ツッコミ。
対していづなは刀で言えば横一閃、ザックリと切り捨てる。

イ从゚ ー゚ノi、「何を期待しているのだ。貴様は」

('(-∀-;∩「え、いやだって、今の男がいない時に昔の彼が誘うって昼ドラとかでは御馴染みの展開で――」

イ从゚ ー゚ノi、「我がそんなに殊勝な女だと思ったのか。この馬鹿め」

('(゚∀゚;∩「なんかもう最初も思ったけど抱き着くとか再会に感動の涙とか流すとかないの?」

イ从゚ー゚ノi、「ない。……むしろ先ほども言ったが。勝手に置いて逝ったことについて土下座させたいというか。…正直張り倒したい気分だ」

えらく惨い、正直故に酷い返しを受けて悲嘆にくれる元彼。
「ひどいんだよー殺生なんだよー」とか何とか言って両手で顔を覆っているが嘘泣きということは分かっているので、無視する。
その後も延々と言い合う二人。神をも恐れぬイチャイチャっぷりならぬ、神も呆れるグダグダっぷり。


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:42:31.62 ID:ePrncCaf0


そんな面白おかしいやり取り。表面上は、特に意味のない馬鹿なもの。
――だがいづなは分かっているのだ。
いや、おそらくは両者共にはっきりと理解しているのだ。

イ从-ー-ノi、「(『昔の彼』か……)」

…なをるは自らを『昔の彼』と形容した。
一度は婚姻の約束までした相手に、嫌いになったわけではなく、死に別れただけの相手に対してそう言った。


――彼女はなをるのことが好きだ。
きっと今の主人である『ギコール・ハニャーン』よりも心で占める割合は広い。

――彼はいづなのことが好きだ。
多分世界中の誰よりも大切で、その気持ちは永劫に動かないだろう。


…だから分かる。だからこそ、分かるのだ。
お互いにお互いが何よりも大事だから。
誰よりも大切で一番に思っているからこそ……


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:45:32.86 ID:ePrncCaf0


――前向きな子が好き。
…ずっと昔に彼は言った。何年前かもう思い出せないほど昔に。それこそ出会った当初に。
以来、彼女は尊大な口調で精一杯に虚勢を張り続けている。

たまには泣くこともある。けれど、絶対に俯いたりはしないのだ。
止まることは御法度で。悩むことは奨励されない。

『前向きな子が好き』と彼が言ったのだから。他ならぬ大好きな彼が、言ったのだから。
彼女の行動理念など、それだけの単純なものだ。

イ从 ーノi、「…馬鹿が。素直に泣きつけば良いものを」

――では、素直に泣きつかれた場合どうしたのか。
「お願いだ一緒にいてくれ」と縋りつかれたらどうするつもりだったのか。

そんなものは簡単で。
「お前のような軟弱な奴に惚れた覚えはない」と突き放すだけ。

器用とは言えずむしろ不器用。馬鹿らしくて馬鹿そのもの。
…それでもこれが、永遠に続く彼女の確かな答えだ。


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:48:33.20 ID:ePrncCaf0


――そして、彼。
呟いた彼女が自分が死んだ後も、そうで在り続けてくれたことが、言葉を交すまでもなく分かった。
葬儀では泣きじゃくったのかもしれない。今でも、たまには思い出して涙を流してくれているのかもしれない。

だがちゃんと前を向いて生きている。
過去を蔑ろにしているのではない。過去を大切にしているからこそ、今の彼女がある。

…それは喩えようもなく嬉しいことで。
でも、やっぱり少し哀しくて。かつての唐突な別れに後悔もする。神様に文句もつけたいところだ。
それでも。久々に会った彼女が、変わらず彼女のままであることは、……身勝手なことなのだろうけど本当に嬉しかったのだ

('( ∀ ∩「…命を懸けたかいがあったってもんなんだよ」

――だから、『昔の彼』と言った。
彼女は今を生きている。過去に縛られることもなく、前を向いて。

もう思い残すことなど何もない。
寂しいけれど、きっと自分がいなくても生きていける。

カッコつけ過ぎてカッコ悪い。男としての見栄。
…だからこれが、決して途切れぬことのない彼が送る愛の形だ。


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:51:35.33 ID:ePrncCaf0




――せめて最後に。
この在り得ない幸運、思いがけない邂逅に感謝して。

イ从 ーノi、「…なをる」

一歩。また一歩。
ぬかるんだ地面を踏み締めて、ゆっくりと近づいていく。


そして十分に近づいた後。
ガラにもなくはにかみながら、彼女は言った。
雨に消えてしまいそうな小さな声に、変わることのない熱を込めて。

イ从 ーノi、「…キスを、しよう。それで許してやる……」






32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:54:30.97 ID:ePrncCaf0




('(-∀-∩「……勿論。喜んで」

厳かに、答える。
目の前の少女。小さな体躯で、偉そうで、失礼で、人が思うよりずっと脆くてか弱くて、――そして彼が大好きな彼女。

肩が小刻みに震えていた。
手は血が出そうなほど握り締められていた。
顔を見れば涙目で、それでも必死で耐えていた。

ほんの、些細な約束を守る為に。
その為だけに少女は生きてきたのだ。

('( ∀∩「…馬鹿」

――たった一人にしか届かない声で呟き、ぎゅっと抱き締めた。
お互い、想っていることは同じはず。




33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:57:31.51 ID:ePrncCaf0



――ああ。
そうだった。こんな――

この残酷なまでに悲痛なのは、
このあまりにも痛々しい感情は、
他のことなど全て無関心になってしまう、

それは優しい気持ちで、愛しい存在で、想いの言葉で、
心の奥、一番大事な部分を掻き回されて、奪われてしまったような、

現実が歪んで壊れて溶け去って、
分からなくて、怖くて、恐ろしくて、何も出来なくて、

でも、確かめ合いたくて、
あなたと繋がっていたくて、
だから、こんな使い古された五文字と、他愛もない粘膜接触で伝えよう――





34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:00:35.59 ID:ePrncCaf0








「――愛してる」













35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:03:42.39 ID:ePrncCaf0


――次に少女が目を開けた時。
すなわち、自分を包み込んでいた暖かさが消えてしまった時。

…もう彼はいなかった。
見回してみても、耳をすませてみても、どこにも。
まるで全部夢だったかのような。幻想だったかのような。


――そして、少女は気づいた。

イ从; ー;ノi、「…あ、あれ、」

その頬を濡らすのは雨ではなかった。
我慢しようとする精神に反して、全身が必死で主張した結果の、暖かな雫。
手で擦ってみても、唇を噛んでみても、――止まらない。

イ从; ー;ノi、「…駄目だよ、これじゃあ、全然……、まぇむき…なんかじゃ…ぁ……」

ポロポロと澄んだ涙が零れていく。
それを拭ってくれる人はもう、どこにもいなかった。


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:06:30.85 ID:ePrncCaf0




――そう。
それはいつだって分かりきった単純なことで、
あまりにも明白だから言葉にすることさえ億劫になっていた。

気恥ずかしくて、今更過ぎて、
そもそも二人の間に言葉はいらなかったから。


イ从; ー;ノi、「ふぇ、ふあぁぁ……」


…そんな当たり前をあらためて自覚し、少女は泣いた。泣き叫んだ。
確かに彼を愛していたのだと。大好きで、かけがえのない存在だったのだと。この世界に向け宣言するように……――






38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:09:38.69 ID:ePrncCaf0


九日目 午前 終



…人はみんな音楽を奏でていて、
私の音はあなたと出会った瞬間に始まりました

そして、今でもそれは続いています
おそらく永遠に途切れることはないでしょう
 
だから安心して下さい
私はきっと、大丈夫です

きっと、大丈夫
…他でもない、あなたが愛した私なんだから……



―― できることならば、互いに幸せに終わる物語を ――




39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:12:33.37 ID:ePrncCaf0
ご支援ありがとうございました。
なんか、こう……なんだろう?向いてないですね、恋愛関連は。

さて、覚えてらっしゃる方は居られないと思いますが、五日目暁においてギコが主人公らしい台詞を吐いて所謂「打ち切りフラグ」を立てました。
…で微妙に現実になりました。

更新頻度が落ちます。著しく落ちると思います。そりゃあもう、かなり。多分、おそらく、十中八九。
今まで通りほぼ毎週投下はまず無理です。あと、投下時間が遅くなったり久々に金曜日に投下したりするかもです。
「FB」のライブのオープニングみてーな感じで作品を読みに来て下さっている方はごめんなさい。


【ざっつだん・音楽考証】
「4分33秒」はあまりにも有名です。
無音でありながら本当に無音ではないと言うか、そんな曲。
本日の投下では関係のあるとされる『絶対零度』『仏教概念の空』『音の永遠性』を押し込めました。

作曲者であるジョン・ケージの発言とラストのいづなの独白が僅かに関係しています。
というか、改変文です。

愛の形は様々なれど、それを伝える方法なんざ限られていて。
車のブレーキランプを点滅させるまでもなく、母音二つと子音三つで伝わります。
謝罪もお礼もたったの数文字。馬鹿みたいに簡単です。
…願わくば、皆様が大事な人へその言葉を、手遅れにならないうちに伝えられますように。


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:16:13.03 ID:ePrncCaf0

>>12
小難しい理屈は、正直言いたいこととはあまり関係ありません。聞き流して下さい。
今は波形で言うと一番上。これからは下り始めて、十五日目ぐらいからまたシリアスになります。多分。予定では。



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