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◆ξ゚⊿゚)ξメカキングギドラに乗り込むようです(^ω^ ) チャプター1:ゴジラから逃げる二人

ξ゚⊿゚)ξメカキングギドラに乗り込むようです(^ω^ ) インデックスページ

1 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 21:26:17.01 ID:xldq2GQu0


小山ほどの大きさもある、巨大な黒い影。

地響きを上げ、大蛇のような尻尾をくねらせながら、それはゆっくりと動いている。
真っ赤に染まった曇り空、その下の破壊された町並み。

―――そう、この光景を生み出したのは、『あいつ』だ。

 『あいつ』が歩けば、それだけで世界が赤に染まり。
 『あいつ』が歩けば、それだけで今まで創り出した物も、者も、無に還る。
 存在そのものが、暴力、破壊、―――いや、『災厄』

『あいつ』は、全ての者からも、物からも、圧倒的な“破壊”という名の『平等』で、全てを奪ってゆく。



2 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 21:28:33.24 ID:xldq2GQu0






     人々は、それを『ゴジラ』と呼んだ。






3 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 21:33:26.78 ID:xldq2GQu0


―――響く轟音。



     チャプター1:ゴジラから逃げる二人



他に誰も居ない、道路。
崩壊した街中の一本道を、少年と少女は走っていた。



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2009/06/03(水) 21:34:43.13 ID:Vw3Y+f9EO
(‘A`) 支援


5 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 21:39:50.35 ID:xldq2GQu0


ξ; ⊿ )ξ ハア…ハア…

青い閃光、同時に建物の崩壊する音。

少年と少女の前に、倒壊したビルの残骸が降り注ぐ。
響く轟音、続いて少女の悲鳴。

(#^ω^)なんなんだお、さっきから。お前ら何者だお!

少年が後方に振り向き、叫ぶ



7 :>>4ちょw何故バレたwww ◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 21:48:50.54 ID:xldq2GQu0


( ゚ ゚)……

( ゚ ゚)……

( ゚ ゚)……

すると、少年の声に応えるように、皆一様に黒いマスクを被った集団が、崩壊した建物の影から現れた。

(#^ω^)こんなことしてる場合じゃないって、分かってるはずだお!? 早く逃げないとみんな『あいつ』に―――



8 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 21:50:30.68 ID:xldq2GQu0


「それなら問題ない」

(;^ω^)お?

「『奴』の狙いは、おそらくこの先にある原発だ。それを考慮すると、ここは『奴』の進路からは微妙にずれている」

ξ; ⊿ )ξ今度は何…?

少年と少女が、目の前の瓦礫の山に目を戻す。

川 ゚ ゚)まあ放射熱線の被害を考えると、完璧に安全だとは言い難いがな

いつの間に居たのか、口元を黒い布で隠した、体つきから見て女性と思われる人物が、瓦礫の山の上から少年と少女を見下ろしていた。



10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2009/06/03(水) 21:55:01.93 ID:wcEYRE2kO
ゴジラ好きなんだな俺~

支援


11 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 21:59:25.87 ID:xldq2GQu0


( ^ω^)…あんた、『G-FORCE』かお?

川 ゚  ゚)ほう、何故そう思う?

( ^ω^)この状況で『あいつ』の進路を冷静に把握してる人たちなんて、それ以外には考えつかないお

川 ゚   ゚)本当にそれだけかな? 内藤ホライゾン

(;^ω^)お?

相手が自分の名前を知っていたことに戸惑いを見せた少年の顔は、女性の次の一言で一変した。

川 ゚  ゚)いや、『ブーン』と呼ぶべきだったかな?



12 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 22:06:05.94 ID:xldq2GQu0


(  ω )あんた達、本当に何者だお? 『G-FORCE』じゃないのかお?

ξ;゚⊿゚)ξえ? ちょっと、どうしたのよ内藤

いつも笑っているような少年の顔から笑顔が消えたことに驚いた少女――いや、『私』は、動揺を隠せなかった。

川 ゚  ゚)どうやらそっちの娘、何も知らないようだな。よし、私が特別に教えてやろう


ξ;゚⊿゚)ξ?

(  ω )


川 ゚  ゚)キミは、『G-FORCE』という機関を知っているだろう?

ξ;゚⊿゚)ξえ、ええ。『あいつ』をやっつける為に戦ってる人達のことでしょ?

川 ゚  ゚)そうだ、そして、その機関の中には、その存在の異質さ故、外部には公表されない、『V.I.P』と呼ばれる組織が存在する



14 :◆6ZgdRxmC/6 [sage]: 2009/06/03(水) 22:10:43.80 ID:xldq2GQu0


川 ゚  ゚)そうだな? 『対巨大生物対策委員会特務工作員』内藤ホライゾン

ξ;゚⊿゚)ξ!?

(  ω )…悪いけど、人違いだお

川 ゚  ゚)ほう?

(  ω )『V.I.P』なんて組織、僕は知らないし、それにこの格好を見れば分かるお?

内藤は自らの纏う、黒い学生服を指差して言った。

( ^ω^)僕は、普通の高校生だお



15 :◆6ZgdRxmC/6 [sage]: 2009/06/03(水) 22:13:27.41 ID:xldq2GQu0


川 ゚ ゚)『普通の高校生』か、なるほどな

(;^ω^)ッ!

女性が、不意に少年と少女の視界から消える。

ξ゚⊿゚)ξ―――え?

川 ゚ ゚)

ξ;゚⊿゚)ξえ?

次の瞬間、少女の前に現れた女性の手には一本の日本刀。
そしてそれは、迷うことなく少女に向かって振り下ろされていた。



17 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 22:21:40.07 ID:xldq2GQu0


ξ; ⊿ )ξ

思わず目を瞑った少女の耳に、金属と金属がぶつかる、鈍い音が響く。
目を開くと、そこには



( ^ω^)随分と物騒なものを持ってるじゃないかお

随分と見知ったはずの顔があった。



川 ゚  ゚)キミに言われる筋合いは無いと思うがね

( ^ω^)…おっお、違いないお

少女の目の前には、見知ったはずの少年。しかし、その両手には見慣れぬ二つの黒い鉄の塊。

川 ゚  ゚)最近の『普通の高校生』は、そんな物騒な物を持ってるのか?

( ^ω^)=3そんなわけないお

軽く溜息をついて、少年は両手に持った、二つの黒い鉄の塊を女性に向ける。



18 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 22:26:25.06 ID:xldq2GQu0


( ^ω^)軽口を叩く余裕があるのは結構だけど、今、自分が置かれてる状況、分かってるのかお?

少女の目の前には、今、とてもではないが信じられない光景が広がっている。

川 ゚ ゚)私は分かっているさ、寧ろ、分かってないのはキミの方だと思うがね

自分の、一番良く知っている少年に日本刀を向ける、黒尽くめの女性と、

(;^ω^)お?

素人目に見ても壊れて、既に鉄の塊と化している二丁拳銃を女性に向ける、よく知っているはずの幼馴染の姿。

(;゚ω゚)な、なんだおこれ? いつの間に―――

川 ゚ ゚) ―――ッ!!

(;^ω^)ッ!!

再び女性が、今度は少年に向けて刀を振るう。少年はそれを両手に持つ、二丁の拳銃を交差させて受け止めようとした、しかし―――

川 ゚  ゚)無駄だ……!



19 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 22:30:46.09 ID:xldq2GQu0


(;゚ω゚)う、嘘だお!?

女性の持つ刀の切っ先が、少年の額に突きつけられる。

川 ゚  ゚)ふふ……拳銃を持った相手に、『普通の刀』で挑むとでも思ったのか?

(; ω )くっ!

ξ;゚⊿゚)ξな、内藤!!

だらりと下げられる、少年の両腕。その腕に握られているのは、もはや拳銃とは呼べない、銃身を斜めに斬り落とされた無残な二つの黒い鉄の塊。

(; ω )拳銃の銃身を斬り落とすなんて、どういう切れ味してるんだおその刀…

落胆する少年。女性はそれには答えず、額につけた切っ先をゆっくり下へ、少年の喉下に移動させる。



20 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 22:35:33.33 ID:xldq2GQu0

ξ;゚⊿゚)ξや、やめて…やめなさいよッ!!

たまらず走り出す少女。しかし、たちまち現れた黒いマスクの集団に行く手を阻まれてしまう。


( ゚  ゚)……

( ゚  ゚)……

( ゚  ゚)……


ξ#゚⊿゚)ξな、何よ、あんた達!! どいてよ!!!

( ゚  ゚)……

少女がいくら叫んでも、黒いマスクの集団はただ無表情に少女を眺めるばかりだった。



22 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 22:40:28.41 ID:xldq2GQu0


ξ# ⊿ )ξどきなさいよ……

( ゚  ゚)……

ξ#゚⊿゚)ξ ど け え え え え ! ! !

痺れを切らした少女が黒マスクの集団に突進するが、しかし、当然のごとくたちまち取り押さえられてしまう。

ξ#゚⊿゚)ξくそ、離しなさいよ! 離せ!! 内藤―――!!!!

(;^ω^)ツン!!

川 ゚  ゚)くっくっく…

黒尽くめの集団に取り押さえられ、それでもなお叫ぶ少女と、少女に答える喉下に刀を突きつけられた少年。その様子を見て、女性はさも面白いものを見たという風に笑っている。

ξ#゚⊿゚)ξちょっとあんた、何がおかしいってのよ!

川 ゚  ゚)くっくっく…すまない、あまりにキミが必死なものでね、つい…

そう言って再び笑い出す女性、その様子は少女の怒りを一層煽り、少女は必死に暴れるが、その抵抗も数には適わず、あえなく失敗に終わる。



24 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 22:45:31.96 ID:xldq2GQu0


川 ゚  ゚)安心したまえ、彼を殺すつもりはないよ

そう言って、女性は刀を持っていない左手を上げる。それを受けた黒マスクの集団のうちの何人かが少年の両脇に立ち、拘束した。
それを確認すると、女性は刀を腰に刺した鞘に収め、少年に近づき、その服に手を掛ける。

ξ#゚⊿゚)ξちょ、ちょっとあんた、何してんのよ!!

女性は少年の学生服についている金ボタンを、上から順にはずしていく。そしてその懐に手を突っ込むと、そこから一つの携帯電話を取り出した。

(;^ω^)そんなもの…どうするつもりだお?

黒マスクの集団に拘束され、身動きの取れない少年が聞くと、慣れた手つきで携帯電話をいじっていた女性は、それを耳に当てながら答えた。

川 ゚  ゚)なあに、大したことではないさ、少しキミの上司と話がしたいだけだよ

女性の持つ、携帯電話からコール音が漏れている

川 ゚  ゚)なにせ、邪魔されたくないものでね

そう言って、女性はおもむろに手を上げ、ある方向を指差した。



26 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 22:50:24.07 ID:xldq2GQu0

女性の指差す先には、小山ほどの大きさもある、巨大な黒い影。
地響きを上げ、大蛇のような尻尾をくねらせながら、それはゆっくりと動いている。
真っ赤に染まった曇り空、その下の破壊された町並み。

 ―――そう、この光景を生み出したのは、『あいつ』だ。

 『あいつ』が歩けば、それだけで世界が赤に染まり。
 『あいつ』が歩けば、それだけで今まで創り出した物も、者も、無に還る。
 存在そのものが、暴力、破壊、―――いや、『災厄』

『あいつ』は、全ての者からも、物からも、圧倒的な“破壊”という名の『平等』で、全てを奪ってゆく。

( ^ω^)『ゴジラ』……

川 ゚  ゚)せいぜい、今のうちにその目に焼き付けておくといい

地響きを轟かせながら進む、生きた災厄の名前を呟いた少年。その前に立つ女性は、静かにそう言った。

川 ゚  ゚)あいつは、私たちが倒す

ξ;゚⊿゚)ξえ……?

戸惑う少女、そして、次の瞬間響き渡るのは、聞き覚えの無い咆哮。

(;^ω^)な、なんだお!?

ξ;゚⊿゚)ξこの声は……ゴジラじゃ、無い?



27 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 22:52:13.76 ID:xldq2GQu0





     このとき、まだ少女と少年は知る由も無かったのだ。





28 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 22:54:30.97 ID:xldq2GQu0


(;^ω^)ツン、見るお!!



“ゴジラの申し子”と、“ギドラの巫女”と、そして“バトラの代弁者”



ξ;゚⊿゚)ξな、何よ、あれ!?



これから彼女たちが巻き込まれることとなる、世界の命運をかけた一つの事件



29 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 23:00:47.03 ID:xldq2GQu0





     ξ;゚⊿゚)ξ三つ首の……竜?

  ―――自分たちは、もうとっくに巻き込まれてしまっているということに





30 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 23:02:38.12 ID:xldq2GQu0






     ξ゚⊿゚)ξメカキングギドラに乗り込むようです(^ω^ )
            チャプター2 に続く






33 :◆6ZgdRxmC/6: 2009/06/03(水) 23:12:12.46 ID:xldq2GQu0
はい、この話の中で最も読みにくいであろう一話目が終わりました。
チャプター2からは一人称視点です。
ちなみに、まだ投稿は狩猟しません。
起きてる人はお付き合いください。




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