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◆(,,゚Д゚)「もしもし○○?今すぐ来て!」~助け屋ギコ~のようです 一日目午前

(,,゚Д゚)「もしもし○○?今すぐ来て!」~助け屋ギコ~のようです インデックスページ

5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 21:34:09.49 ID:oBpEWn5V0
困った時は助けを呼ぼう。
電話のボタンをプッシュして、あの番号にかけるんだ。
彼が出たらこう言うのさ。

「もしもし○○ですか?今すぐ助けに来てください」

…ってね。
え、彼は誰かって?
彼はこの町の、優しさとやる気と仲間の多さなら誰にも負けないトラブルシューター。

…ギコール・ハニャーン。「助け屋」さ。


(,,゚Д゚)「もしもし○○?今すぐ来て!」~助け屋ギコ~のようです


一日目 午前
『開業初依頼!言葉の裏の真実が見抜けますか?』




6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 21:37:10.96 ID:oBpEWn5V0
どこかの世界の、いつかの時間。
とある国の、とある町の、ぼろアパートの一室。
そこには今夜も人外達が大集合。

(,,゚Д゚)「…というわけで、なんて言うかさ、召喚師の試験に受かるまでは助け屋をすることにしました」

( ^Д^)「却下」

(,,;Д;)「うおーん。なんでー?」

泣いている男はギコール・ハニャーン。
この町の召喚師でトラブルシューター。助け屋のギコ。
…といってもほんの数分前になったばかりだが。

( ^Д^)「だいたいご主人。事件屋舐めてるでしょ」

(#゚;;-゚)「事件屋とは人聞きが悪いです。他人が聞いたら誤解します」

( ^Д^)「実際事件屋じゃないですか。人助けて金貰う非正規の稼業なんて」



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 21:40:07.98 ID:oBpEWn5V0
真っ黒い、烏の濡れ羽色の髪に、色あせた浴衣を軽く着ているこの男はプギャー。
霊獣、八咫烏の1匹でギコに使役されている。
いや、使役と言うか、単に暇だから手伝っているだけと言うか…

(#゚;;-゚)「私はご主人様に賛成です。仮にもご主人様ですから」

( "ゞ)「仮にも、を強調するのは止めてあげなさい」

(#゚;;-゚)「私がこの世で最も尊敬するのは別の方。当主様だけなのです」

顔に大きな傷。和服の猫耳尻尾付き美人はでぃ。
九十九神で猫又だ。プギャーと同じく使役されている。
でも本人的には仮の主人らしい。仮の。

( "ゞ)「では予言でもしましょうか」

ミ,,゚Д゚彡「いや、いい。先が見える人生なんかつまんないぜい」

( "ゞ)「なかなか深いことを…」



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 21:43:10.94 ID:oBpEWn5V0
巻物から声を出す彼はデルタ。
不幸を予言する、牛の体と人の顔を持つ妖怪の件。別に予言しても死なない。
普段は巻物の状態でギコの家に居候中。

ミ,,゚Д゚彡「まぁ、あれだ。俺は賛成だぜい?」

爪-ー-)「くー……」

ミ,,゚Д゚彡「だから多数決的には決定だな、麒麟は寝てるけど」

ぼさぼさの髪型でジーパンのフサ。
ギコの友達でウールヴヘジン……、狼の毛皮を着ることで狼に変身する神話の戦士。
数少ない明確な給料制の仲間だ。日夜悪い魔術師と戦うベナンダンテでもある。…本人いわく。

爪゚ー゚)「…起きた」

(,,^Д^)「おはよう、リンちゃん」

爪゚ー゚)「おはよう、ギコ」



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 21:46:08.22 ID:oBpEWn5V0
大型犬ぐらいの大きさで、角を生やしているコイツは麒麟のじぃ。
麒麟と言っても首の長いやつではない。中国の瑞獣の方だ。
その瑞獣を猫みたいに首輪をつけて飼っているギコはなかなか図太い。てかバチ当たり。

他にも様々な仲間がいるが、主なメンバーはこれぐらいだ。
もちろん他のメンバーもギコが召喚―電話をかけるという独自の方法―をすれば、来てくれる。
…60%ぐらいの確率で。

そんな個性溢れすぎている彼等が話しているのはギコの仕事について。
人助けを職業とする「助け屋」を開業するかしないかの問題。

( ^Д^)「事務所とかはどうするんすか」

(,,゚Д゚)「え?いらないでしょ」

(#゚;;-゚)「ご主人様、ご主人様。流石に事務所は必要です」

(,,゚Д゚)「じゃあ、ペニサスさんのバーで」

ミ,,-Д-彡「じゃあ、って…。しかも人の店舗……」



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 21:49:11.22 ID:oBpEWn5V0
( "ゞ)「…そもそも、電話がかかって来た時に駆けつければいいだけだろう」

(,,^Д^)「そうそう、そんな感じ」

どうも、ギコのイメージは
依頼者から電話→ギコが現場に直行→謝礼貰う
…らしい。
つくづく馬鹿で世間知らずな奴だ。

ミ,,゚Д゚彡「広告とかはどうするんだい?」

(,,゚Д゚)「口コミで」

( "ゞ)「それは無理だと…」

(,,^Д^)「でも!ペニサスさんもモララーさんも、仕事があったら回してくれるらしいし!」

爪゚ー゚)「ねぇねぇ、なんの話?」

(#゚;;-゚)「リンさんは神聖な獣なので、こんな世俗にまみれた話を聞いてはいけません」

爪^ー^)「そうかー。そうなのかー」



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 21:52:08.13 ID:oBpEWn5V0
( ^Д^)「…とりあえず、バーボンハウス行きましょう。自分とフサとご主人で」

ここでこうしていてもしょうがないので、とりあえずペニサスさんのバーに向かうことに。
プギャー的にはもう少し話の通じる人に意見を聞きたいわけなのだ。


……………


( ´_ゝ`)「ふぅ…」

(´<_` )「はぁ…」

バーには2人の客がいた。
同じ顔をした双子、流石兄弟の兄者と弟者。
兄者が酒を呷り、弟者がおかわりをしたところで、

(,,^Д^)「まいどー」

チューニングができるどこぞの所長みたいな挨拶。
年がら年中ノーテンキ野郎が入ってきた。
微妙で愉快な仲間を引き連れて。



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 21:55:08.43 ID:oBpEWn5V0
ちなみにプギャーは仕事用の服(燕尾服)に着替え済み。

('、`*川「あら、ギコちゃん。ちょうどいいところに」

( ^Д^)「…怪しいな」

('、`*川「え~っと、カラスの調理方法は、っと…」

ミ,,゚Д゚彡「まぁ、ペニサスさん。パソコンしまってください」

('、`*川「冗談よ」

( ^Д^)「(冗談に見えないんだよ、三十路前)」

('、`*川「プギャーちゃん、何か言った?」

(;^Д^)「なんでもありません…(この人は覚の能力でも持ってんのか)」

('、`*川「私はただの人間よ。ただのね」

(;^Д^)「!!」



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 21:58:08.16 ID:oBpEWn5V0
ペニサス覚疑惑が出たところでギコが話を戻す。

(,,゚Д゚)「それで、都合がいいって?」

('、`*川「悩み事があるんですって。あなたに連絡しようと思ってたところなの」

ペニサスは流石兄弟を見る。
2人はギコ達に自己紹介。

( ´_ゝ`)『俺達は、流石兄弟』(´<_` )

( ´_ゝ`)「俺が兄者で」

(´<_` )「俺が弟者だ」

(,,^Д^)「ギコハハハ。ご丁寧にどうも。ギコール・ハニャーンです」

ミ,,゚Д゚彡「その愉快な仲間の1人、エキセントリックボーイのフサだぜい」



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 22:01:08.08 ID:oBpEWn5V0
( ^Д^)「……これが、予定調和か……」

(,,゚Д゚)「どうしたの?」

( ^Д^)「いや、なんでもありません。…プギャーです。ご主人達共々、幾久しく」

全員自己紹介が終わったところで、席に座る3人。
ペニサスが適当な飲み物を出す。
その時、ギコが思い出したかのように声を上げた。

(,,゚Д゚)「あっ!」

ミ;゚Д゚彡「えっ、なんだぜい?」

(,,^Д^)「いやぁね、名刺を作ってきたんだよねぇ~」

( ^Д^)「名刺?」



29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 22:04:17.84 ID:oBpEWn5V0
(,,^Д^)「はい、流石兄弟さん」

( ´_ゝ`)「これはどうも」

(´<_` )「なになに……」

名刺にはこう書いてあった。

19の仲間を持つ男、ギコール・ハニャーン
    召喚師兼「助け屋」
TEL ×××-××××-××××

…シュールだ。
そして、ちょっと某冒険家兼ヒーローのあの人っぽい。
ちなみに作ったのは貞子。
無駄にスキルが多い幽霊である。

( ^Д^)「19って…。ご主人、多いのか少ないのか分かりませんよ」

('、`*川「あら。多いと思うわよ?」



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 22:07:07.22 ID:oBpEWn5V0
ミ,,゚Д゚彡「つーか19も仲間いたっけ?」

(,,゚Д゚)「いましたよー。フサちゃんでしょ、プギャーさんでしょ、でぃちゃんにリンちゃん……」

…数えてみると確かに19いた。
古今東西多種多様な仲間を持つ召喚師ギコである。
ぐだぐだと話していても仕方ないと感じたのか、兄者が話を切り出す。

( ´_ゝ`)「…さて、そろそろ仕事の話をしてもいいかな?助け屋さん」

(,,^Д^)「いやぁ~、もちろんですよ!初の依頼人さん達」

(´<_` )「…頼みたいのは、お払いなんだ」

ミ,,゚Д゚彡「お払い?」

( ´_ゝ`)「ああ。ある場所に出る、あるものを追っ払って欲しい」

( ^Д^)「……」



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 22:10:07.33 ID:oBpEWn5V0
抽象的な言い回しだ。
「ある場所に出る、あるもの」
それを説明するように兄弟は語りだす。

(´<_` )「俺と兄者は犬を飼っている」

('、`*川「イヌ?」

ミ,,゚Д゚彡「なんでこっちを見るんすか。俺、狼だぜい」

( ´_ゝ`)「そして、毎日夜半過ぎに散歩している」

(´<_` )「こないだもいつもと同じように散歩をしてたわけだ」

(,,゚Д゚)「ふむふむ」

( ´_ゝ`)「ブラブラと夜の住宅街を歩いていると、何か声が聞こえる」

( ^Д^)「どんな声ですか」

そうだな、と弟者は考え、しばらく経った後。



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 22:13:07.70 ID:oBpEWn5V0
(´<_` )「うまく言えないが、『ひょー、ひょー』と言った感じだ」

('、`*川「…なんか間抜けな声ね」

( ´_ゝ`)「いや、そうとしか表せられないぞ、あれは」

ひとまず声の件は置いておく。

(,,゚Д゚)「それで、どうしたわけですか?」

(´<_` )「チキンな兄者は逃げようとした」

(;´_ゝ`)「だってお前、幽霊かもしれないじゃん」

ミ,,-Д-彡「むしろ幽霊じゃなかったら嫌だぜい。全裸のおっさんが叫んでるだけだとしたら…」

('、`*川「うわぁ…」

想像したことを後悔するペニサス。
またもや脱線しそうだったので、プギャーが話を進める。



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 22:16:12.52 ID:oBpEWn5V0
( ^Д^)「先に行きましょうよ。それで、結局どうしたんですか?」

(´<_` )「普通に散歩を続けた。だが、少し先の公園に差し掛かった時…」

( ´_ゝ`)「『ドカーン!バチィ!!ひょー!!!』…という感じになってしまった」

(,,゚Д゚)「……」

ミ,,-Д-彡「全然わかんないぜい。効果音だけで説明されても」

兄弟は、辛そうに言う。

( ´_ゝ`)「…ドカーンと音がして、バチィと何かが光って、ひょーと声がした」

(´<_` )「そして、犬者―俺達の犬だが―が、発狂したんだ…」

('、`*川「……」

ミ,,-Д-彡「…That’s just too bad……。お気の毒だぜい」

( ^Д^)「なるほど…。ご主人、もう正体はわかったでしょ?」



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 22:18:06.45 ID:4ZZYw2zL0
犬者…


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 22:19:08.15 ID:oBpEWn5V0
プギャーが意味深に話を振る。
ギコは……

(,,゚Д゚)「えっ、なに?正体?え?」

…全然わかってなかった。
お約束である。…まことに嫌なお約束であるが。
小さな声で言う。

( ^Д^)「この馬鹿召喚師もどきが…」

(,,;Д;)「ぎこーん……」

泣きだしたギコは放っておくことにする。
依頼内容の確認だ。

('、`*川「…つまり、その『ひょー』の正体を突き止めればいいのね?」

( ´_ゝ`)「できれば、ソイツがもう二度と出てこないようにしてほしい」

(´<_` )「犬者が発狂したのも治して欲しいな」



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 22:22:07.62 ID:oBpEWn5V0
ミ,,゚Д゚彡「わかったぜい。ほら、ギコ。決め台詞」

(,,;Д;)「うぅ…。助け屋ギコと愉快な仲間達、その依頼確かに引き受けました…」

泣きながら言われても説得力に欠ける。パクリだし。
いや、普段のギコでも皆無だが。
しかし、流石兄弟は信頼しているようだ。

( ´_ゝ`)「ああ、頼んだぞ」

(´<_` )「任せた」

(,,゚Д゚)「じゃあ、調査に向かいます。…あとですね……」

依頼者2人に顔を寄せ、一言。
フサとプギャーは立ち上がり帰り支度。

(,,^Д^)「…犬者さんには、とうもろこしでもあげればいいですよ。では」

謎の言葉。
それにプギャーが反応する。



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 22:23:02.15 ID:ft7lWkiC0
ギコアホスwww


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 22:25:07.53 ID:oBpEWn5V0
( ^Д^)「なんだご主人、わかってたんじゃないですか」

(,,゚Д゚)「なんとくね。なんとな~く」

( ^Д^)「やれやれ。じゃあ、失礼します」

ミ,,゚Д゚彡「さよならだぜい」

…こうして、3人は店を後にした。
報酬や活動費の話が全く出なかったのが馬鹿なギコらしい。
…店の外、プギャーが言う。

( ^Д^)「ご主人。…あの兄弟、気をつけたほうがいいですよ」

(,,゚Д゚)「え?悪い人には見えなかったけどなぁ…」

( ^Д^)「『悪』の定義なんて曖昧なものですよ。自分が生まれた時代からね」

烏に変わり、空へ飛び立つ。
八咫烏。その3本の足は「智」「仁」「勇」を表しているとも言われる。
そんな彼は、何を感じ取ったのだろうか。



55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 22:28:07.75 ID:oBpEWn5V0
…残されたギコとフサはその公園に向かうことにした。
彼の言葉の意味を、噛み締めながら。


一日目 午前 終



…流石兄弟の依頼。
相手の正体は分かっている。
…皆さんは分かっただろうか?
なんにせよ、あとはどうやって話を終わらせるかだけだ…


…それはまた、次のお話であるのだが。







56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/23(土) 22:28:46.55 ID:7HSxnUw/O
今日は行けるところまで行きます

カゲキにファイヤ!


皆さんもお暇ならお付き合いを



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