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◆( ^ω^)仮面ライダーVVのようです 第三話  『 二つで一つ、Wで変身/ヒーローの条件 』中

前の話/インデックスページ/次の話

1 : ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 03:42:45.39 ID:vAMb/nr60

  これまでのお話。


ノハヽ゚ー゚)「…マスター、この店で一番度数の高い酒を頼むよ」

内藤の変態ぶりに失意の柊お嬢さん。


( <●><●>)「ばぁーっか!! 助けなんざ来るわけねえだろ」

その頃、彼女の友達を乗せた電車が、ドーパントに襲われる。


( 0ω0)「さあ! お前の罪を、終わらせてやる!」

内藤は仮面ライダーに変身し、そのドーパントの元へと向かった。


ξ゚⊿゚)ξ「私はそんな内藤の事を、ヒーローじゃない、なんて思った事は一度も無い」

そして、ツンは柊お嬢にお説教する。


ノハ;⊿;)「何よりも、私が、私も、みんなを守りたいって思ったからなんだ……!!」

心打たれた彼女は、内藤の後を追い、現場へと走り始めた。



2 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 03:44:10.32 ID:vAMb/nr60

喫茶VIPから赤髪の少女が飛び出したその直後。

カラン、と音を立てながら揺れる扉を見つめながら、
やがて一人がため息混じりに口を開いた。

( ・∀・)「行っちゃったねぇ、あの子」

ξ゚⊿゚)ξ「そうですね」

( ・∀・)「行かせてよかったのかい?」

ξ゚ー゚)ξ「あら、友達の為に走る人を、止める理由がどこにあるんです?」

( ・∀・)「前から思ってたけどさ、ツン君って男前というか、たまにかっこいいよねぇ」

ζ(゚ヮ゚*ζ「おっとこまーえー」

ξ;-⊿-)ξ「……嬉しくない」

店内に響くラジオからは、今も尚、ドーパントに襲われた列車と、
その乗客たちの安否を気遣うMCが流れ、続けて、もう一つの事件を語り始めていた。




3 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 03:45:43.85 ID:vAMb/nr60

………。


停車したままの列車内、すでに乗客たちは避難を終え、残ったのは二対のドーパント。
そして今尚、続く戦闘の余波によるものか、定期的に衝撃音がガラスを叩き、あるいは割れて飛び散り、
遠巻きにその様子を眺める一部のギャラリーたちの不安を煽っていた。

自分たちをこうして逃がしてくれた、正体不明のドーパント。
あれが仮面ライダーであるという確信はあっても、あんな化物に果たして適うのか。

しかし、そんな人々の不安とは裏腹に、中では戦いと呼ぶにはあまりに一方的な光景が広がっていた。

(#0ω0)「ふんっ!!」

(メ<・><●>)「ぶべらっ!!」

回し蹴りからの連続動作で、内藤の蹴りがまっすぐに大猿の腹部を打ち抜いた。
すでにボコボコにされ途中の大猿ドーパントは、身悶えながらうずくまる。

(#<・><●>)「ふ、ふーっ、ふぎぎぎ……!!」

が、それでも大猿ドーパントは立ち上がった。

( 0ω0)「タフな奴……それとも、そのガイアメモリの特徴か?」

(#<・><●>)「く、くそ! このいじめっこめ!! 何がヒーローだ!!」




4 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 03:47:49.07 ID:vAMb/nr60

大猿は狂ったように叫びながら、内藤へ殴りかかる。
だが、その拳はことごとく避けられ、あるいは片手でいなされてはカウンターを叩き込まれていく。

( 0ω0)(……さて、もう気も晴れたし、決めるか)

(#<・><●>)「ちくしょう! 見下しやがって、何でだよ、話が違うじゃねえか!!
       これからは俺がそうする側なんじゃねえのか!? 俺は選ばれた特別な存在(ヴェルタース・オリジナル)だぞ!!」

( 0ω0)(……そういえば、こっちのメモリは…)

内藤は倒れる姿を一瞥し、腰に巻かれたドライバーから右側のメモリを引き抜いた。

それは、元自分が使っていたブーンのガイアメモリ、それが変化したこのブランクメモリとは果たして、
興味本位と共に、腰にあるもう一つのメモリホルダー、ガイアメモリの力を増幅させるマキシマムスロットに差し入れた。

だが。

(;0ω0)「……?」

しばしの間を置いても尚、反応しなかった。



5 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 03:49:31.18 ID:vAMb/nr60

リミッター解除を告げる声ばかりか、起動を告げる音声さえも、
自身の身体にも、何故かなんの変化も感じられない。

以前使った時には、熱にも似た感覚が全身を満たし、それらが集中していくのを感じたのに、
と、内藤は自らの身体を改めながら、一体どういう事かと困惑の色を見せた。

( 0ω0)(そういえば、カノンちゃんが言ってたっけ、記憶が消えていると……
       ブランク……まさに文字通り、ってことかお)

(;<・><●>)「ぐっ……ぬぬぬ、ちくしょお、どんなになっても、変わらねぇのかよ……」

んで、そうこうしている間に、倒れていた大猿が立ち上がった。
内藤は無言のまま、片手をほぐすように振ると、再び構えを取る。

そして大猿は両腕を上げ、威嚇するように雄叫びを上げ。
最後の力を振り絞るかのように飛び上がり。

(;<・><●>)「ごめんなsうぼぁーーーーーーー!!!!」

(;0ω0)「な、何ェ!?」

成功さえすれば、それはもう見事なジャンピング土下座であったその行為は、
よもやそう来るとは予想だにしなかった内藤の拳によって、失敗に終わった。



6 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 03:52:21.47 ID:vAMb/nr60

(;0ω0)「……おい、今、なんだって?」

内藤はどこか脱力感を覚えながら、鼻を押さえながら悶絶する大猿へと話しかけた。
すると大猿は泣きながら――――
AA表現の都合によりそれを表すことはできないが、大猿は大粒の涙をこぼしながら顔を上げた。

(;<●><●>)「す、すみませんでした……どうか、命だけは」

(;0ω0)「…………いや、別に殺すつもりはないが」

(;<●><●>)「お願いします、見逃してください!!」

( 0ω0)「お前、自分がやった事を忘れてるんじゃないだろうな」

(;<●><●>)「い、いえいえ! 違います、わかってます、ちゃんと悔い改めるつもりです!」

(;<●><●>)「だからもう……勘弁してください………」

( 0ω0)「…………」

両手を下につけたまま、何度も頭を下げながら鼻声の大猿が謝罪する。
内藤はしばらく肩を落としたまま、そんな様子を眺めていたが、やがて一つの考えに至った。



7 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 03:53:40.11 ID:vAMb/nr60

妙だな、と。

これが本心から来るものか、それとも騙まし討ちでも狙っているのか、それは分からないが、

(;<●><●>)「俺だって、本当はこんな事がしたかった訳じゃないんだ……
       ただ、今まで俺を虐げてきた奴らを、皆を、見返してやりたかったんだ……」

( 0ω0)(正気に、戻っている…?)

ガイアメモリが持つ毒素、それは人の精神を蝕み、その人間がもつ欲望だけを増幅させる。
故に、その力を欲望のままに使えば使うほど、正気を失くしていく、
人としての理性は失われ、死を賭してでも暴れるだけの、怪物となってしまう。

それが絶対であると、内藤はもちろん、ガイアメモリを知る全ての人物が知っている。

そして見た所、この大猿ドーパントは正に文字通り、欲望の赴くままに力を行使していた。
身も心も、怪物と成り果てていたはずだ。

にも関わらずこうして人間であるかのように振舞い、自らの事を顧み、命乞いをさえしている、

内藤はそんな姿に、一筋の光明を見た。




8 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 03:55:29.74 ID:vAMb/nr60

( 0ω0)(………そんな事がある、いや、できるのか……?)

もし、そうなら。

ガイアメモリによって奪われた心を取り戻す事ができるとしたら。
その方法が本当にあって、それを見つけることができたなら――――。

( 0ω0)「……なら、とっとと変身を解除したらどうだ」

(;<●><●>)「は、はい…!」





「くすくす」




(;0ω0)「!?」

( <●><●>)「!!」

と、一時の静寂のなかに、幼げな笑い声が響いた。
二人が一斉に声のした先へと振り向けば、隣の車両へと続く扉をくぐり、現れたのは。



9 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 03:58:32.12 ID:vAMb/nr60

从・∀・ノ!リ「お猿さんが泣いてるのじゃー」

フリフリの真っ白いドレス調の衣装を纏う、小さな女の子だった。
幼げな声に似合うその容姿と、元気に横へと跳ねる髪型はまさに子供。

内藤はそんな少女の出現に、思わず、いや堪らずときめいた。
そして、あまりの愛くるしさに目を奪われ、動けない。
あまりに場違いな存在である事さえ忘れ、立ち止まった。

だが、周囲を見渡せば、先までの戦いによって車内はボロボロ、
いくつもの窓は割れ、天井や壁には大穴が開き、消えた電灯が小さな火花を散らしている。

しかし少女は意に介した様子も無く、怯えるでもなく、当然のように凄惨な場を進む。
パキン、パリン、と破片を踏みしめながら、トコトコと歩いていた。

从・∀・ノ!リ「なんだか楽しそうなのじゃ、妹者も混ぜてほしいのじゃー」

(*0ω0)(やだなにこのこ可愛い………っ!!)

(;<●><●>)(まだ逃げてないガキが……?)

( <●><●>)(……そ、そうだ、このガキを利用すれば…!!)




10 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 04:00:50.87 ID:vAMb/nr60

そう考えるや否や、大猿はちらりと内藤の姿を見上げると、
何故かぼんやりとした様子で立ちすくんでいる、いやよく見ると細かく震えてるのを確認し、
今がチャンスと言わんばかりに身を起こし、野生の獣を髣髴とさせる勢いで少女へと飛び掛った。

从・∀・ノ!リ「わ、お猿さんが飛んだ」

(#<●><●>)「うおおおおおおおおおおおおおもらったあああああああああああ」

大きな影が少女を覆い隠し、大猿は眼下にて自分を見上げる小さな姿を確認すると、
口元を大きく歪めた、

【 ジョーカー マキシマムドライブ 】

( <●><●>)「え」

(#0ω0)「美少女に手を出すなあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

と、その時。

飛び上がった大猿を追いかけるように内藤も跳躍、次いで、紫の光帯を纏わせた左足で蹴りつける。
瞬間、大きな発光が車内に輝き、爆発めいた音と、勢いを伴わせながら、大猿が車内から弾き飛ばれた。

( < >< >)(………あ、ああ…)

彼が最後に聞いたのは、何かの起動を告げる音声と、
何だか嫌な響きを含んだ男の雄叫び。




11 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 04:02:59.82 ID:vAMb/nr60

そして、もんどりうって地面を転がる彼が最後に見たのは。

元の、人間の物へと戻っていく自らの腕と。
目の前で砕け散った、Gの文字が描かれたガイアメモリと。



目に焼きついて離れない、外へと弾き出される直前に見た、謎の少女の、歪んだ笑み。



やがて地面に打ち付けられた男は、頭の中を霧が包んでいくのを感じながら、
背筋が凍るような恐怖の中で、ついぞ意識を失った。

( 0ω0)「これで……お前に罪は終わった」

そして車内では、飛んでいった男が人間に戻ったのを確認し、
内藤は囁くように言った。

(#0ω0)「それにしても……この期に及んでこんな小さい子を襲うなんて、とんだロリコン野郎だ」

从・∀・ノ!リ「ありゃ? 飛んでったのじゃ」




12 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 04:05:25.33 ID:vAMb/nr60

( 0ω0)+「……君、大丈夫かい?」

从・∀・ノ!リ「んー、じゃあアナタが遊んでくれるのかえ?」

( 0ω0)「え、いや、遊んでる場合じゃ……?」

(;0ω0)「………な!?」

と、そこでようやく内藤は少女が手にしている物体に気づいた。
禍々しい装飾がされた、USB型メモリデバイス。

見紛う事も、見間違える筈もなく、ガイアメモリその物だ。

唯一見慣れぬ部分があるとすれば、かつて見た事もない銀色をしている事と、
描かれる、風と、雷と、氷と、炎を表した4つの記号が造る【 W 】の絵文字。

そして、少女が現れた隣の車両。

扉の奥にて覗き見えた、その光景を前にして、
内藤は得も知れない焦燥に駆られ、少女から距離を取る。



13 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 04:08:31.65 ID:vAMb/nr60

(;0ω0)(そうだ…そういえば、他の車両…これだけの騒ぎがあったのに、妙に静かだった)

(;0ω0)(…くそ、なんでもっと早く気付けなかった…!?)

見えたのは、氷の壁。
その中には、いくつもの人影。

内藤は、それでこの状況の全てを察した。

対する少女は、相変わらず笑みを浮かべたまま、メモリを自らの顔の正面にて掲げ、

从・∀・ノ!リ「それじゃあかめんライダー、ううん、ブーンのお兄ちゃん」

从・∀・ノ!リ「妹者とあそぼお」

ガイアメモリの起動を告げる音声が、馬鹿に大きく、やけにはっきりと、車内に響き渡った。








【 ウェザー 】




15 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 04:11:18.34 ID:vAMb/nr60

……。


ノハ;゚⊿゚)「はあっ、はあっ……!」

迷路のような住宅街を走り抜け、一つの陸橋へとやってきた彼女は、
息を切らしながら、やがて眼下に広がる光景に息を潜めた。

ノハ;゚⊿゚)「あった…!」

不自然に停車した列車、内の一つは無残な姿に成り果て、
その周辺には、大きな人だかりができている。

間違いない、これがそうだと、彼女は確信をもってフェンスを乗り越え、
もつれそうな足を必死で踏ん張り、下っていく。

やがて下り終えると、ちょうどその先に見知った顔が向かってくるのが見えた。

从;'ー'从「ひっちゃん!? な、なんでここに」

('、`;川「まさか……追ってきたの?」




16 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 04:13:34.70 ID:vAMb/nr60

ノハ;゚⊿゚)「二人とも大丈夫!? 怪我とかしてない!?」

从'ー'从「うん、大丈夫だよ~」

('、`*川「内藤さ……仮面ライダーがちゃんと来てくれたからね」

ノハ:゚ー゚)「そっ、そっか……」

ノハ ⊿ )(……間に、合わなかった…?)

友人二人が無事だった事はうれしい、けれど、結局なにもできなかった、
持てる勇気を振り絞って駆けて来ただけに、安堵と共に憤りを感じ、彼女は拳を握った。

从'ー'从「もしかして、ひっちゃんが伝えてくれたの~?」

ノパ⊿゚)「う、うん……」

('、`*川「そうか、一応はちゃんと通じたのね、よかったよかった」

从'ー'从「あのとき電話落としちゃって~、一時はどうなることかと思ったよ~」




17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/05(水) 04:14:12.93 ID:Ajl2R3OR0
前の話のまとめサイトとかないの?


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/05(水) 04:15:38.93 ID:ZALLWmsz0
仮面ライダーの作品は多いからどれがどれだかわからん


20 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 04:16:45.53 ID:vAMb/nr60

ノハ;゚⊿゚)「そ、それで、ドーパントは…」

('、`*川「ほれ、あそこで伸びてる野郎がそうよ」

伊藤が指し示す先を見れば、線路沿いから少しばかり離れた場所に横たわる男と、
ある程度の距離を置きながら、それを不安げに見据える人だかり。

それで、彼女は全ての事が済んだのだと知る。

从^ー^从「ひっちゃん、"ありがとう~"」

ノハ ⊿ )「………」

('、`*川「………? どうした?」

ノハ ⊿ )「違うよ、私は何も……私は……っ!!」

自分は弱い、何をできた訳でもない、二人を助けられた訳じゃない、
それどころか、恩人である人を最低呼ばわりした、最低な人間だ。

从;'ー'从「ひっちゃん……?」

ノハ;゚⊿゚)「…っ、そ、そうだ、それで、仮面ライダーさんは…?」



21 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 04:18:02.77 ID:vAMb/nr60
あ、そういえばまとめさん貼るの忘れてた、春だけに

http://boonsoldier.web.fc2.com/vv.htm
http://kurukurucool.blog85.fc2.com/blog-entry-433.html


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/05(水) 04:20:33.46 ID:Ajl2R3OR0
>>21
サンクス
明日にでも呼んでみるわ


23 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 04:20:00.32 ID:vAMb/nr60

从'ー'从「まだ出てきてないよ~」

ノパ⊿゚)「そっか……」

ノハ ⊿ )(なら、せめて謝りたい……今度は、ちゃんと)

('、`*川「……ところでさ、アンタ、ここへ来る途中にここから逃げてきた人とすれ違わなかった?」

ノハ;゚⊿゚)「え? う、ううん、特にそれらしい人は見てないけど……なんで?」

('、`*川「いやほら外に今居る連中、やけに少ないなー、と思って」

ノハ;゚⊿゚)「そうなの?」

('、`*川「まあ、外に出るなり遠くへ逃げちゃったのかとも思うんだけどね……
     なんていうか、見た感じだと…私たちが乗ってた車両の乗客しか居ないような」

その時だった。
列車の真上を走る送電線に赤みを帯びた電光が走り、列車と繋ぐ連結部が火を噴き、火花が散る。
次いで、車両内に光が瞬き、大小混じりあう爆発音が連続して響き渡った。



25 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 04:22:29.42 ID:vAMb/nr60

突然のことに、外に留まっていた人々から悲鳴が上がる。
そして、それは彼女たちも例外ではなく、互いを庇うようにしながらその場で身を屈めた。

从;'ー'从「な、なに、なんなの~!?」

ノハ;゚⊿゚)「お、終わったんじゃないのか!?」

('、`;川「知らないわよ!!」

異変は、尚も続く。

稲光のような爆発だった光が、今度は炎となって列車を包む。
轟々と凄まじい勢いで燃え盛る炎は、空気を焦がし、黒煙となって空に立ち昇る。

だが、それさえも僅かな間の事。

続けて白い霧が炎を包み、それを更に突風が消し飛ばし。
三度雷鳴が轟けば、大きな爆発となって列車の一部は消炭となった。




26 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 04:26:05.33 ID:vAMb/nr60

テレビなどで見る、自然が作る異常気象がまとめて襲ってきたような、
元、乗客たちは身を屈めたまま、怯えるようにしながらそんな様子を眺めていた。

だが、やがて飛び出してきた一つの影に、ついぞ痺れを切らしたのか、
悲鳴を上げながら、一斉にどこかへと逃げ去っていく。
しかし、彼女等は飛び出してきた影を前に、立ち止まった。

从;'ー'从「な、なんかやばそうだよ~」

('、`;川「…うちらも逃げるよ! ヒート! ほら何してんだ!」

ノハ;゚⊿゚)「ま、待って! だってあれは…!」

飛び出した影は黒い甲冑姿のドーパント。

吹き飛ばされるように車内から飛び出し、そのまま地を転がると、
やがて紫の光が身体を包み、その姿を元の人間の姿へと変貌させた。

(メ ω )「ぐっ……」

从;・∀・ノ!リ「むー、なんか、あんまり面白くないのじゃ」

(; ω )(む、無茶苦茶だ……火だの氷だの次から次へと…)




27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/05(水) 04:28:22.46 ID:ZALLWmsz0



28 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 04:28:39.73 ID:vAMb/nr60

次いで現れたのは、衣服の前部分が大きく裂かれ、未だ膨らみのない素肌を見せる、小さな女の子だった。
少女は倒れる内藤へと歩み寄りながら、身振り手振りで不満を表している。

从>∀<ノ!リ「もっと本気になってほしいのじゃ! お兄ちゃん何もしてこないからつまんないのじゃ!」

(; ω )(……なんなんだこの子は…ベルトも持っていないのに)

見れば、内藤の衣服はところどころ破れ、身体の至るところに裂傷を負い、
あちこちから真っ赤な血を滴らせ、痛々しいまでの姿になったいた。

从;'ー'从「え? え? あれ? 女の子?」

ノハ;゚⊿゚)「仮面ライダーさん!!」

('、`;川「うわ馬鹿! 行くんじゃない!!」

そんな内藤の下へと、彼女は思わず駆け寄っていた。
そしてその身を助け起こすと、正面から不思議そうに見つめる少女へ向きなおす。

ノハ;゚⊿゚)「大丈夫ですか!?」

(;-ω^)「……ちょ、おま、何やって……痛っ……」



30 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 04:30:28.73 ID:vAMb/nr60

从・∀・ノ!リ「おお? 誰なのじゃ?」

ノハ;゚⊿゚)「酷い……あなたがやったの…!?」

从・∀・ノ!リ「なんじゃ、今度は赤髪のお姉ちゃんが遊んでくれるのかえ?」

ノハ;゚⊿゚)「遊ぶって…あなた、何を」

(;^ω^)「何やってんだ馬鹿! 早く逃げろ!」

ノハ;゚⊿゚)「でも…!」

(#^ω^)「俺に任せりゃいい! とっとと…」

从・∀・ノ!リ「うん、大っきい兄者が教えてくれた、弾幕ごっこなのじゃ!」


【 ウェザー 】


そして少女は、手にしたガイアメモリを再び、自らの左胸へとあてがう。
するとメモリは蠢きながら、少女の中へと挿入されていく。



32 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 04:33:07.42 ID:vAMb/nr60

从*-∀-ノ!リ「んっ……」

少女はそれを気持ちよさそうに受け入れ、やがてその身体を大きく跳ねさせた。
ビクン、と跳ねるのに伴い、その四肢が歪みはじめた。

小さな体格はおよそ倍にまで膨れ上がり、人の形は残しながらも大きくその姿を変えていく。
白色を貴重とした重厚な装甲、所々に見える金色の装飾、その隙間に見えるのは黒。
影がそのまま実態を持ち、その上に西洋の鎧を纏うかのような姿だった。

ノハli ⊿ )「ひ……っ!」

(;^ω^)「くそ……!」

从∇∀∇ノ!リ「さあ、続きなのじゃ、ちゃんと避けないと今度こそ死んじゃうのじゃ!!」

再びウェザードーパントとなった少女は、手のひらを真上に掲げた。
白い霧がその腕を包めば、辺りに氷の結晶が浮かび上がる。

そして、その腕が振り下ろされるよりも早く、

【 ブランク ジョーカー 】

(#0ω0)「は、ア、ア、あ、ああああああああああああああああ!!!」

内藤は、背後にて腰を抜かした彼女を庇うかのように、
雄叫びと共にウェザードーパントへと駆けていく。



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/05(水) 04:41:28.77 ID:ZALLWmsz0



35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/05(水) 04:50:36.46 ID:ZALLWmsz0
どうした?


36 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 05:01:25.35 ID:vAMb/nr60
あ、ごめんね、書き溜めてた
基本的にながら投下だから、支援は嬉しいけど無理はなさらずでお願いしますです。


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/05(水) 05:04:16.67 ID:ZALLWmsz0
そうか

なら、待とうか


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/05(水) 05:28:05.61 ID:Y1Blz0zrO
待投下

なんちて


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/05(水) 05:29:33.22 ID:Ajl2R3OR0
・・・

カチッ\ブリザード!/


42 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 07:02:04.55 ID:vAMb/nr60
眠いぜ眠いぜ眠くて死ぬぜ


43 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 07:03:00.59 ID:vAMb/nr60

从∇∀∇ノ!リ「わあい、まだ元気いっぱいみたいなのじゃー」

続けざまに放たれる、尖った氷の結晶。
内藤はその場で停止すると、それら一つ一つを叩き割っていく。

从∇∀∇ノ!リ「おお、凄いのじゃ! ならばーーー」

(#0ω0)(こ、こうなったら……もっかいマキシマムで…!)

从∇∀∇ノ!リ「風よこおれ」

(#0ω0)「……おい、腰抜かしてないで早く逃げろ!!」

ノハ; ⊿ )「あ…あ……」

从∇∀∇ノ!リ「そして吹きあれろ」

【 ジョーカー マキシマムドライブ 】

内藤は、ジョーカーのメモリを再び制限解除のスロットへ挿した。
対するウェザードーパントは、両手を真上でこねるように動かし、白い霧を束ねていく。



44 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 07:05:23.91 ID:vAMb/nr60

(#0ω0)「ライダーキック!!」

从∇∀∇ノ!リ「……えたーなる」

白い甲冑姿と、黒い甲冑姿、どこか似た雰囲気をもつ二対のドーパントが向かい合う。
そして、先手を取ったのは黒、内藤の方だった。

助走をつけて飛び上がり、紫に発光する左足をまっすぐに向け、
重加速をもって文字通りの飛び蹴りを放つ、が。

(#0ω0)「うおりゃあああああああ!!!」

从∇∀∇ノ!リ「ぶりざぁど」

宙をこねくり回す腕を中心に、放たれたのは大気を凍らせるほどの強烈な冷気。
それは白いドーパントの姿を覆い隠すまでに膨張し、迫り来る内藤の姿をも飲み込んだ。

「……!!!!」

ノハ; ⊿ )「!!」

聞こえてきたのは男の絶叫と、幼げな少女の笑い声。
そして、呼吸が止まるほどの冷たい空気に、身体の心まで冷えていくのを感じた。




45 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 07:07:19.14 ID:vAMb/nr60

何が起きているのか、彼女にそれを知る術はないが、どういう状況なのか、それだけは理解できた。

ノハ ⊿ )(寒い……)

気付けば、彼女の頬を涙が伝っていた。

この場に居るのが恐ろしい事もある。
怖くて逃げ出したいとも、それが情けないとも思う。

けど、それ以上に。

ノハ;⊿;)(……私は、あんな)

力があるとか、ないとか、そんなのは問題じゃない。
あんな物に、あんな風に立ち向かえる人を、私はああまで罵ったのか。

ノハ;⊿;)(怒られて、当然だ、私は……口だけじゃないか)

そして、足がすくんで動けない不甲斐なさが、
自分の理想というものが、安全な場所に居たからこそ生まれた物だと悟らせた。

ノハ ⊿ )(なら、せめてここを離れなければ、逃げろと言った、言ってくれた
    少なくとも、ここに居れば邪魔になる、居てもしょうがない、邪魔なんだ
    違う私は怖くて逃げたいだけだ、足がすくんでうごけない事も、手が言うことを聞かない事も、
    全部言い訳、逃げるために、怖くてしょうがないから、逃げたくてそうしている)

そしてそれが。
たまらなく嫌だった。


47 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 07:08:49.95 ID:vAMb/nr60

ノハ;⊿;)「う、うううっ………!!」

ぐちゃぐちゃになった思考の中で、正面を見据える。
先ほどまで白い霧に覆われていた空間に、一つの光が灯る。

それに疑問を抱くよりも早く、光は巨大な炎となって肌をジリジリと焦がした。
更によく見れば、炎は渦を巻きながら逆三角形に空へ伸びながら前進を始めている。

从∇∀∇ノ!リ「ふぁいあ、とるねーど」

ふと、白いドーパントと目が合った。
それで、悟った。この火の塊は。

ノハ ⊿ )(こっちに……来る)

もうどうしようもない、という諦めにも似た思いが脳裏をよぎる。
けど、その反面、不思議と湧き上がってくる感情があった。

この熱量のせいだろうか、あるいは壁のように迫る炎のせいだろうか。

それとも。

偶然か必然か、自分の足元に転がっている、恐らく元手すり、今は長めの鉄パイプ。
この存在が、もうどうにでもなれだこの野郎、といった感情の原因だったのかもしれない。




48 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 07:11:05.92 ID:vAMb/nr60

ノハ ⊿ )「こんな……」

彼女は、その棒を拾うことにした。
シャン、と耳の奥にだけ、心地よい音が鳴った。


ノハ#゚Д゚)「こんな火が、なんだぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!!」


一度、ぶん、と振り回し。

後ろを向けば逃げられるかもしれない、この状況で、それでも尚。
彼女は前に出た、一歩を踏み出し、そして、眼前にまで迫り来る炎に向かい駆け出した。

けれど、炎は問答無用で周囲にある物を焼き焦がしながら迫る。
そして、今、正に炎が彼女の姿を飲み込もうとしたその瞬間。

【 ジョーカー マキシマムドライブ 】

地鳴りのような爆音が響けば、地面に大きな亀裂が走り、
炎が四散し、立ち込める煙だけを残して消え去った。




50 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 07:12:37.50 ID:vAMb/nr60

「むむ、どうなったのじゃ? 見えないのじゃー」

ノハ;⊿;)「……あ、ぁ」

向こうからは見えずとも、その中心近くに居る彼女には見えていた。
未だ陽炎が揺らめく先に、膝をつく影の姿を。
黒い甲冑姿が、徐々に人の姿へと変わっていく様子を。

(メ ω )「……く、そ、さすがに連発、しすぎ…た、か……」


そして、今尚、自分を守ったせいで傷ついてしまった、倒れゆく誰かの姿を。


ノハ ⊿ )「う……」

(メ ω )(ま、不味いな………勝てないぞ、これ)

ノハ; Д )「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

(;^ω^)「は!? お前、何を!?」

と、何を思ったか彼女は内藤に襲い掛かるように掴みかかると、
その腰元に手を添え、突然のことに困惑する内藤から、ガイアメモリを一つ奪った。




52 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 07:16:18.55 ID:vAMb/nr60

色は無色、Bという文字が描かれた、人を怪物へと変貌させる装置。
これを使えば、自分も戦える、力があれば、力さえあれば。

(;^ω^)「……!! よ、よせ!! それは!!」

ガイアメモリの起動ボタンを押す。
【 ブランク 】
すると、起動を告げる音声が鳴り響く。

ノハ ⊿ )(……どうすればいいんだっけ…)

以前、聞いた話よればメモリを使えば、コネクタと呼ばれる刻印が身体のどこかに現れるらしいが、
今のところ、それらしき姿は確認できていない。ならば。

ノハ ⊿ )「どこでもいい……! とにかくこうすれば…!!」

(;^ω^)「やめ…!!」

未だ立ち込める煙の中、彼女はついに、自らの腕にガイアメモリを押し当てる。
しかし、メモリはそれ以上進まず、何の変化も起こらない。

代わりに、彼女の身体に異変が起きた。



53 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 07:19:19.59 ID:vAMb/nr60

ノハ;゚⊿゚)「え…? な、なにこれ…!?」

その身体を、淡く、赤い光がオーラのように包み込み、その姿を完全に覆い隠す。
そして次の瞬間、メモリの中へと吸い込まれていく。
赤い発光物体と化した彼女の身体が、まるで溶けるように。

(;゚ω゚)「なっ……!」

やがて全てが吸収されると、カツン、と、内藤の目の前に紅いメモリが落ちる。

しばし呆然と地に転がったメモリを眺めていると、ぶわ、と眩い光を放ち、今度はメモリが変化を始めた。
その形状は変わらず、その色と、中央に描かれた文字だけを変化させていく、

色は紅。

文字は炎を象るような形によって描かれた、Hの文字。

(;゚ω゚)(……今、吸い込まれたように見えた)

(;゚ω゚)(それにこのメモリの色……まさか)

まるで、本来あるべき状態の逆。
ガイアメモリが人を変えるのではなく。

(; ω )(………人が"ガイアメモリに変化した"……?)




55 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 07:21:04.79 ID:vAMb/nr60

これが、あの時、カノンちゃんに聞かされた、VIPメモリの真の力か。
内藤はおそるおそる、紅く変化したメモリを手に取った。

すると、どこからか声が聞こえてくる。
それは頭に直接響いてくるような、不思議な声だった。

しかし聞き覚えはある、つい、今しがた聞いた声だが、それはとても悲しそうに聞こえた。

(メ ω )「……」

(メ ω )「………なんで、こんな事を」

ノハ;⊿;)『嫌なんだ……もう、私だけこんな、情けないままなんて』

(メ ω )「戦えない事を言っているのか? それは別に君だけじゃないし、恥じることでもない……」

ノハ;⊿;)『違う、違うんだ、私はずっとそういう存在に憧れてたんだよ、なのに、
     私はいざという時に何もできないような人間だったんだよ、なのに、
     私はアナタという存在が、理想通りじゃないからって否定した、最低な人間なんだ』

(メ ω )「……それで、君はどうしたいんだ?」

ノハ;⊿;)『強くなりたい、もうこんな弱い自分は嫌だ、弱いままじゃ何もできない、
     私が弱いから駄目なんだ、もっと強ければ、強くさえなれれば』



56 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 07:23:06.84 ID:vAMb/nr60

(メ ω )「……そうだな、君は弱い」

ノハ;⊿;)『――――っ』

(メ ω )「けど、君は勘違いしている、君は確かに弱いかもしれないけど、
       それは決して"終わり"を意味する事じゃない」

ノハ;⊿;)『え…?』

(メ ω )「弱さや脆さなんて、誰もが持っている物さ、それは悪い事なんかじゃない」

ノハ;⊿;)『で、でも……強くならなきゃ、何もできない、今だってこうして…!』

(メ ω )「だからさ、何もできなくても、そこで終わりじゃないよ」

ノハ;⊿;)『何もできなきゃ終わりじゃないか!! だから……!!』

(メ ω )「………強く、なりたい?」

ノハ;⊿;)『強くなりたい……誰かを守れるくらい、強く、強く…』

(メ ω )「……そんなの、簡単だ」

ノハ;⊿;)『わからないよ…どうしたらいいのか』

(メ ω )「じゃあ教えてやる、簡単なことだ……足を踏ん張ってさ、ただ」



58 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 07:25:23.64 ID:vAMb/nr60

内藤は紅いメモリを握り締め、痛む身体に苦痛を浮かべながら、それでも、
それでも決して、笑顔を崩すことなく、ゆっくりと立ち上がった。

(メ^ω^)「立ち向かえばいい、自分が大事だと思える全ての為に、立ち向かっていけばいい」

( ^ω^)「そしてそれは、何も敵を倒す事が全てじゃない、誰も悲しませないよう、
       生きるために逃げるのだって必要なことだ、俺はそれを弱いなんて思わない」

ノハ ⊿ )『……』

(メ^ω^)「…強さなんて結局はそういう物の先にあるもんさ、無理だと嘆くことでも、自虐することでもなく、
       自分の為に、前へ進めること、だから君に、その意思があるのなら……俺の方から頼もう」

ノハ ⊿ )「………っ」

彼女は言葉を失くした様に、黙り込んだまま。
内藤の、続く言葉を待つように。

そして内藤は、紅色のメモリを眼前にて掲げ。
【 ヒート 】
ガイアメモリを起動させた。

(#^ω^)「ヒート、君に今、立ち向かう勇気があるのなら……俺と一緒に、戦ってくれ!!」

ノハ ⊿ )「――――っ」




59 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 07:28:17.99 ID:vAMb/nr60


一呼吸の、間を置いて。


ノハ;⊿;)「……はい!!」


その返事とほぼ同時に、紅いガイアメモリがVドライバーの右側のスロットに差し込まれ。
差し込まれたメモリの力によるものか、ベルトは赤と紫の光が瞬く。






( ^ω^)「変―――」
唱える様な声に。


ノハ#゚⊿゚)「―――身!!!」
強き願いと、熱い心を秘めた声が応えた。






60 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 07:30:43.25 ID:vAMb/nr60



【 ヒート ジョーカー 】


内藤の手によって二つのメモリスロットが展開され、Vの字を描けば、
Vドライバーの正面に、JとHを象る光字が浮かび上がり、全身を二色の輝きが包み込む。

だが、その光は混ざり合う事は無く。
中央に走る銀帯にそって、二つに分かれた。


そして――――。






   「ところで」







61 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 07:32:21.37 ID:vAMb/nr60



  (消えた訳じゃないって……デレ、つまりどういう事なんだ?)




  (変化したんです、メモリの……ジョーカーの力で)



  (ジョーカーの?)



  (あのメモリが持つ記憶は、切り札)





     (自分の好きなカードに、変化させる力)








62 :三話 ◆aYo30Ks4N6 :2010/05/05(水) 07:33:47.81 ID:vAMb/nr60

――――光が収まった先にて、立つのは赤と黒のドーパント。

ボディ中央から分断するように、半分は赤く、もう半分は黒く。
二つのメモリと、二人の強さを兼ね備え、一つの、一人の仮面ライダーがそこに居た。

从;∇∀∇ノ!リ「おお、半分こ怪人になったのじゃ」

ノハ;゚⊿゚)『は、半分こ怪人ーー!?』

( 0w0)「……妹者ちゃん、と言ったね」

从∇∀∇ノ!リ「ん? うむ、妹者は妹者なのじゃ」

( 0w0)「君が使ったそれはとても危険な物だ、だから、すぐに捨てるんだ」

从∇∀∇ノ!リ「??? なんで? だってブーンのお兄ちゃんも使ってるのに」

( 0w0)「……」

从∇∀∇ノ!リ「それにそれに、大っきい兄者も言ってたのじゃ、これは妹者がベリュタースオンジナルな証、
      絶対に失くしたりしちゃ駄目だって、いつも持ってなきゃだめだって」






    ∩∩
    | | | |
   ( ゚ω゚) ノ゚ <とうかはんい ここまで
   。ノД
    bb


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