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◆( ・∀・)爪゚ -゚)それでも、私は君と空を飛ぶようです 第一話

インデックスページ/次の話

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 21:55:16.29 ID:+AJzU4RF0 BE:2989804177-2BP(0)
 あの時受け取った一枚の命令書が、私に多くの試練を強いることになるとは、
私自身、全く考えもつかないことだった。


                         ( ・∀・)爪゚ -゚)それでも、私は君と空を飛ぶようです



2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 21:57:34.46 ID:+AJzU4RF0

 『南部独立国共同体』空軍 操縦士モララー=マタリバーグ大尉 
 
 貴殿は新型兵器を受領し、適当期間試験せよ。


 たったこれだけの本文からなる命令書が、私の情報端末に届いた。
簡潔な本文の他には、受領する日時と場所が書かれているだけだった。



3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 21:59:23.79 ID:+AJzU4RF0
 私が所属していた空軍の基地は大陸の最南部にあって、それは滑走路を二本もつ、
その地域でも中核的な基地だった。

 命令書の受領から二日後。
二番滑走路の傍、四番格納庫の機体出入口。
私は命令書どおりに、そこで新兵器がやってくるのを待っていた。

( ・∀・)「……やあ、君も呼び出されたのか」

爪'ー`)y‐「これは、マタリバーグ大尉。新型兵器云々ということなら、そうですね」

 期せずして共に待つことになったこの戦友は、名をフォックスといい、
私の機体の主任整備士である。

( ・∀・)「電子タバコでも満足できるものなのかい?」

 到着予定までおよそ十分余りあった。私は適当な話題をでっちあげる。

爪'ー`)y‐「いいえ。許されるなら存分に葉巻を吸いたいところですよ。
      職業選択を間違えたと、ときどき思うくらいで。
      欲求に耐えるのも給料のうちと思って、我慢してるんです」

( ・∀・)「違いないね。まあ、戦闘機と、私の健康のために頑張って耐えてほしいな。」

爪'ー`)y‐「ええ、頑張りますよ。戦闘機の、ために」

( ・∀・)「おいおい、私の心配は?」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:02:18.58 ID:+AJzU4RF0
爪'ー`)y‐「もう三十そこそこの壮年じゃないですか、あなた?」

( ・Д・)「おやじの心配はいらないってこと?でも、君だってそう変わらんだろう」

爪'ー`)y‐「パイロットと整備士じゃ、これからのキャリアの長さが段違い」

(; ・∀・)「……うーん」

 首をひねって、頬に手をあててみる。
なるほど、少ししおれた、年相応の肌触りがした。

 このような他愛もない話題をいくつか使い潰したとき、
フォックスの携帯端末に、「件の機体が接近中。大きさは戦闘機クラス」との
連絡が入る。

爪'ー`)y‐「そろそろ来るみたいですよ」

( ・∀・)「輸送機ではない、ということだけど」

爪'ー`)y‐「新型機材、というわけでなければ新型戦闘機なのでしょうね。
      早く見たいものです。行きましょうか」

 フォックスに促されて、私たちは誘導路まで走り出た。


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:03:57.85 ID:+AJzU4RF0
( ・∀・)「君、先月の『月刊サザン・エア』読んだかい?」

爪'ー`)y‐「開発中の新型機のリーク記事でしたね。試作機の完成間近、
      その見出しと想像図には驚いたのなんの……」

 私の読んだ限り、と前置いて、彼は続けた。

爪'ー`)y‐「あの通り行けば、『北』の脅威に対するこちらの力は、
      少なくとも空においては、格段に増すでしょう。
      単独でかの新型に勝てる機体は、この大陸には『南』にも
      『北』にもないですからね」

 いつもは飄々としている彼の語り口が、このときやや熱を帯びた。
やはり整備士にとって、新しい兵器とはそうも待ち遠しいものなのか。

( ・∀・)「誕生日プレゼントを待つ子供か……」

爪'ー`)y‐「何か?」

(; ・∀・)「何でもないよ」

 そのときだ。
西南西の空、地平線近くに点が一つ浮かんでいるのを私は見た。
雷の遠鳴りに似た音が、続いて聞こえてきた。

( ・∀・)「来た」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:08:07.05 ID:+AJzU4RF0
 黒っぽい小さな点は、みるみる大きくなった。
点の色が、空に溶けるようなグレーだとわかる。『南』空軍機であることを示していた。

 轟音がいよいよ高鳴る。機体のシルエットがはっきりとわかり始めた。

爪'ー`)y‐「ん……?」

 あれ、とフォックスが不審げにつぶやく。
声にこそ出さないが、私もまた、着陸態勢に入った機体の姿に驚いていた。

爪:'ー`)y‐「現用機、じゃないですか?あれ」

 何のことはない。それは、私も毎日のように搭乗している主力戦闘機だった。

 デルタ翼とカナードを組み合わせた鋭角的なフォルムを持つそれは、
フォックスの哀れなほどがっかりした様子とは関係なく、
実に美しいランディングを極めてこの基地に降りてきた。

( ・∀・)「……私が教官だったら、減点するところはないね」

爪' A`)y‐「ともかく、何ですな。あの、もったいぶった命令書は何だという話です」

 その通りだと思った。あの期待は何だったのか。
フォックスなんかは、どう新型機をいじり倒そうか考えていたに違いないだろうに。
繰り返すが、プレゼントを待つ子供のように。


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:10:50.64 ID:+AJzU4RF0
/////

 さて。
話は変わるが、お話の筋書きにはこういうパターンがある。
『ある』ものを、最初『こう』だと考えた。ところが、そのような事実はないと知る。
がっかりするなり、ホッとするなりする主人公。
しかし、思いもよらないところに本当の事実があって、
物語はどんでん返しを迎えることになる。

 着陸した機体のコックピットから、あどけない少女が出てきて、
これが、今回試験してもらう新兵器です。などと紹介されたときの私の気分といったら。
先に触れたような話の本や映画などを見てくれれば、
少しでもそれをわかってもらえると思う。


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:13:33.74 ID:+AJzU4RF0

 かの機体は、すでに格納庫内に移されていた。
私たちも庫内に移り、機体の様子を眺めていたが、まったく普通の機体でしかなかった。

( ・∀・)「そんな、がっかりするなよ」

爪' A`)y‐「いいんです。勝手に喜ぶ方がバカなんです」

 フォックスはいよいよ自棄になって、電子タバコを強く吸っている。
私も内心、これは空振りだったと思い始めていた。
ただ気にかかったのは、はしごを掛けてやっても一向に降りてこないパイロットの様子である。


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:17:24.30 ID:+AJzU4RF0
 そうこうしているうち、トロトロと連絡機が、レシプロエンジンの音をさせながら滑走路に
降りてくる。その機もまた、タキシングして私たちの格納庫へとやってきた。

 その小型機の中から、研究者然とした白衣の男が姿を現すと、私たちは少しばかり驚いた。
こういう人間が空軍基地に来ることなどそうはない。

ハハロ -ロ)ハ「降りてきたまえ」

 その男は私たちと戦闘機の中間あたりまで歩いてくると、戦闘機内のパイロットへ話しかけた。

 すると、コックピットを覆っていた風防が開き、パイロットはようやく降りてきた。

( ・∀・)「小柄だな」

 パイロットの外見について、まず、だいぶ背が小さいことに気付いた。

( ・∀・)「女性のようだ」

爪'ー`)y‐「ええ、珍しいですね」

 飛行用のGスーツ越しからでも、パイロットが女性であるとわかる。
それは本当に珍しいことだ。

 半ばあっけにとられた我々のところへ、彼女はつかつかとやってくる。
その顔を見てさらに驚かされる。

 それは怜悧そうではあるが、まだあどけない少女の顔であった。


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:18:52.91 ID:+AJzU4RF0
爪゚ -゚)「モララー=マタリバーグ大尉と、フォックス=カン・リー整備兵長と
    お見受けします」

 折り目正しい敬礼。彼女が軍靴を打ち下ろす音が、格納庫内に残響した。

(; ・∀・)「あ、うむ。で、君は?」

 とにかく、そこからだと思った。
彼女のような若い女性パイロットがいるなら、もっと話題になっていてよいはずだ。
それなのに、私が彼女のことを見たのは、これがまったく初めてだった。
私よりは噂に通じているフォックスでさえ、首をかしげていた。


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:23:07.94 ID:+AJzU4RF0

 彼女は突拍子もないことを口にした。

爪゚ -゚)「私の個体番号はG-000……」

 その後、もう何桁かの数字が続いていたが、私の耳には残らない。

(; ・∀・)「どういうことだ……個体番号だって?」

ハハロ -ロ)ハ「大尉殿。あなたに試験していただきたいのはこれです」

 満を持してしゃべり始める科学者。
男の手は、少女の肩に置かれていた。

(; ・∀・)(何を言っている?まさか……)

ハハロ -ロ)ハ「クローン・パイロット。これが命令書にある『新兵器』ですよ」

 高G機動の最中でもないというのに、目の前が真っ暗になる感覚を覚えた。

 それから延々と科学者の説明が続いたが、それは私の困惑を深めるばかりであった。



12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:26:00.62 ID:+AJzU4RF0



 クローン?


 クローン。






13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:27:29.35 ID:+AJzU4RF0
/////

 いくらか時間が経って、気がついたとき、私は宿舎の自室にいた。

 できることなら、さっきのことは全て性質の悪い白昼夢であったと結論したいものだったが、
そうはいかなかった。

爪゚ -゚)「大尉、命令を」

 ずっと、私の目の前に『それ』がいるからだ。

(; ・∀・)(現実が、私の前で仁王立ちをしている)

 言いえて妙だな、と我ながら感心するところだが、面白くもない。

 しばらく私がぼうっとしていたところに、携帯端末のベルが鳴る。

爪'ー`)y‐『ようやく出ましたか。私です』

( ・∀・)「あ、フォックスか。どうした?なんのようだい?」

 どうした、じゃあありません!
端末の向こうでフォックスが怒鳴る。


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:29:09.55 ID:+AJzU4RF0
爪'ー`)y‐『はあ、いや別にいいんです。君が任務に遅れて懲罰房に入れられても。
      それが嫌なら、ファイルを見直してみればよろしい。あの後ブリーフィングで渡されましたよね?
      まあ、君はずっと上の空でしたがね。
      とにかく、10分以内に六番格納庫へ。遅れないでくださいねぇ」

(; ・∀・)「え、ちょっ、何、ブリーフィングだって?……切れてる」

 私も電話を切り、そしてしばらく眉間を押さえる。

 自分がいかに動揺していたのかと思うと、溜息がこぼれた。

(; ‐∀‐)「ファイル……?」

爪゚ -゚)「ブリーフィング時に配布されたファイルならこちらに」

 その声に目を上げると、確かに、ファイルは『それ』の薄い躯に抱かれていた。

( ・∀・)「ああ、気が利くね」

爪゚ -゚)「大尉の命令だったかと」

(; ・∀・)「おや?そうだったか」

 ファイルを受け取り、適当に目を通す。

(; ・∀・)「……なんてことだ!」

 命令を理解した瞬間、私は六番格納庫へ走っていた。


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:31:22.50 ID:+AJzU4RF0
/////

 機体各部の自己診断結果はオールグリーン。
機体の周りにいた数人の整備士たちも、次々とゴーサイン。

( ・∀・)「エンジン始動する。インテーク、ノズルから離れろ」

 右、次いで左エンジン始動。
初めは低いうなり声を上げていたエンジンが、だんだんとその作動音を高めていく。
正常な始動を確認。

 可動部の油圧チェック。

爪'ー`)y‐「いつも通り、万全ですよ!」

 私は返事ついでにハンドサインを送る。『車輪止め外せ』

 車輪止めが外されて、私と機体は格納庫を滑り出ていく。

( ・∀・)「もうちょっとの辛抱だぞ……うん、いい音だ」

 ごうごうというエンジンの音は周りのすべての音をかき消すほどに大きい。
けれど私には、その咆哮がどこか不満げなように思えた。

 飛行機は空を飛ぶために作られたものなのだ。
そのエンジンだって、地べたを這うためにあるものじゃない。


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:33:50.82 ID:+AJzU4RF0
( ・∀・)「最終チェック、急ぎで頼む」

 滑走路で一度、機体を停止させる。
自己診断プログラムを再走査、異常なし。
主任整備士が遠巻きに眺め、半ば儀式めいた最終確認をする。フォックスが指でOKサイン。

 よし。

( ・∀・)「よし、ここまでだ。僕はこれから模造品を叩いてくる」

爪'ー`)y‐「クローンなんぞに負けんで下さいよ、御武運を!」

 親指を立てるフォックスを横目に、スロットルを全開へ。アフターバーナーに点火。
発進を許可する、という管制官からの声と同時に、私はブレーキを緩める。
速度計の数字はみるみる増え、機体は滑走路を駆け抜けていく。

( ・∀・)(後は感覚の世界だ、が)

 意を決して機首を上げる。
機体がふわりと浮く。車輪からの振動はもう無い。

 車輪を格納して、急角度の上昇を開始する。
大きな手でシートに押さえつけられるような感覚。嫌いではない。

 規定の高度に到達。機首を下げて水平飛行に移行する。
ここから見ればすべてが小さい。
あの巨大な基地でさえ、模型同然である。


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:35:13.10 ID:+AJzU4RF0
( ・∀・)「管制塔、訓練空域までの誘導を願う」

『この訓練に関しては特別に管制機が用意される。今回はそれに従え』

( ・∀・)「たかが訓練に豪華だね。スポンサーでも付いてるの?」

『【あの会社】以外にわが軍のスポンサーはいないさ……そんなことより』

 さっさと管制機に通信を切り替えろ。そう言って管制官は無線を切った。

 そうこうしているうち、同型の戦闘機がもう一機上がってきて、私の右後ろにつく。
数時間前に私とフォックスの目の前に降りてきたのと同じ機体。
フォックスが、がっかりさせられた機体。
そして、そのパイロットは──。

 『それ』の行った離陸は、着陸したとき同様に非の打ちどころがなかった。

(  ∀ )「」

 それなのに、不思議なことに私は舌打ちをした。
客観的に見て正確無比で素晴らしく、私も着陸には素直な賛辞を贈ったというのに。
ただ、その時とこの時点とで異なるのは、ある知識の差だろう。


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:37:00.56 ID:+AJzU4RF0


 あの機体のパイロットが『ヒト』であって『人』でないこと、本当に、ただそれだけである。


『こちら管制機<ハッピーストーク>。模擬戦闘訓練が行われる空域へあなたがたを──』



19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:39:27.82 ID:+AJzU4RF0
/////

 私は、その瞬間、真っ赤に明滅する警報を、呆気にとられるがままに、見ていた。

『ロックオンされている。タンゴ1、ブレイクせよ』

(; ・∀・)「しまったっ!」

 管制機<ハッピーストーク>からの通信が、私を現実に引き戻した。
真っ赤なそれはロックオン警報。
誰にしてやられたのか。
これは一対一の模擬空戦である。考えるまでもないではないか。

(; ・∀・)(何て、無様なんだ)

 全くの油断だった。
あのクローンとの模擬空戦が始まったのは、この瞬間からほんの十分ほど前のことであり、
私が相手に先んじてその機影に気づき、完全に後背を取ったのはせいぜい一分前であった。
簡単なものだとロックオン、模擬ミサイルを放ったのが4、50秒前。

 あとは撃墜判定を確認するだけとたかをくくっていた私である。
促成栽培品が、やがて人生の半分をパイロットとして過ごそうかというベテランに勝てるものかと、
敵機の回避機動を見る顔には微笑みすら浮かんでいたと思う。


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:41:29.10 ID:+AJzU4RF0
 敵機、ミサイル発射に気が付き機動開始。
急旋回。
フレア散布。

 敵機、ミサイル回避に成功。

 それを見届けて、微笑を唖然とした表情に変えるのには、そう苦労はなかった。
ミサイルの不調ではない、発射角度も、最善でないが悪くはなかった。
悪い夢でも見ているような心地に、空にまで来て再びなるとは思っておらず、
そんな私の後ろに、敵機が食らいつくのはそれからすぐのことだった。

( ・∀・)(全く馬鹿じゃないのか?私が、だ)

 何のことはない。
向こうが『単に』『常軌を逸した』旋回を行い、正攻法に回避しただけのことじゃないか。
動揺するべきじゃない。
たとえ、敵機を駆るパイロットが、あのように年若い少女のなりをしていても。


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:42:47.68 ID:+AJzU4RF0
 自分への恨み事を反芻しつつ、回避機動にうつる。

 振り返って後ろを確認すれば、敵機は射撃位置を探っているところだった。

 ここまで近づくと、ミサイルの確実性はむしろ下がる。
射出されたミサイルの、加速する時間すらない距離だからだ。
となると、敵に残された攻撃オプションは一つ。さらに接近して機銃を叩きこむことだ。
実際、敵機は私の機体との距離を、さらに近づけようとしているようだった。

 勘でタイミングを計り、45度バンクした状態で操縦桿を手前に引き倒した。
自分の体重が数倍される負荷に、体中がきしむ。
頭の血流は滞り、視界がモノトーンになる。
肺も押し潰されるようだ。
息が苦しい。

(# ・∀・)(耐えろ……ここだッ)

それに歯を食いしばって耐え、ここ、と思う位置で操縦桿を戻した。
間一髪、曳光弾の放つ赤い光が、ほんの数瞬前に私のいた場所を貫く。

 私は鼻を鳴らした。
それが模擬弾とはいっても、気分は良くない。


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:44:15.35 ID:+AJzU4RF0
 敵の照準を外し、オーバーシュートを誘う一連の操作は成功したらしい。
敵機は半ば私の機体を追い越してしまったらしく、
ロックオン警報はあっけなく解除された。
私は呼吸を整えながら、それを確認する。

 なるほど。

(# ・∀・)「くるくる回れるだけ、ということかッ」

 素質はある。だが、賢く立ち回ることはできないようだった。
もったいない話だが、私は無遠慮に、それに付け込むことにさせてもらう。

 頑丈なだけの新人を相手にした戦術なら、いくらでもある。

( ・∀・)「さて」

 ねたが割れれば、どうということはない。
クローンにないものを、経験の差を見せてやろうじゃないか。

 背面飛行に移り、操縦桿を引く。
降下していく自機が、その前方に敵機の姿を捉える。
敵機は回避機動をようやく始めるところであったが、もう遅い。

( ・∀・)「反撃を始めよう、か」

 照準の真ん中に敵機の姿。すぐさま射撃ボタンを押し込む。
20ミリ機関砲が吠えた。


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:47:24.75 ID:+AJzU4RF0
/////

『ハッピーストークより訓練中の各機へ。既定の時間だ。訓練を終了し、所属基地へ帰投せよ』

 終わってみれば、全くどうということはなかった。
私は一発も食らっていないし、あれ以降ロックオンも許さなかった。
対して、相手の機体は悲惨な状況である。
エンジンブロックからエアーインテークにかけて、模擬弾の蛍光塗料が
機体の中央を緑色に染めていた。
実戦なら機体は爆発して四散しているだろう。
キャノピーにも数発命中させた。これも実戦であれば、パイロットに被弾、即死。

 十分間のドッグファイトで、敵機への撃墜判定は、前述含めて計五回。
機関銃で三回、少し距離を取って、ミサイルでさらに二回。
一方的な結果になったものだと我ながら思う。

 このような訓練を通して私が思ったのは、クローンという『モノ』に関して、
新兵器としての有用性がまだ乏しいということだ。
強い遠心力に耐える身体の頑強さも、お粗末な戦術を立ててしまえば意味がない。
ハードウェアにかなうソフトウェアが必要であろう、と。

( ・∀・)「了解。帰投する」

 そして進路を南に向ける。後は、管制機の指示に従うだけでいい。

 一息ついた私は、眼下の風景に目を向ける。
ここそこにクレーターが大穴を開ける、殺風景な大地があるだけだった。


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:49:00.60 ID:+AJzU4RF0
/////

 基地に着陸し、元の六番格納庫まで機体を移動させた。
件のクローン機も、四番格納庫でなく、私の横に駐機した。

爪'ー`)y‐「お疲れ様。どうでした、あの新兵器は?」

 私がキャノピーを開けるやいなや、フォックスがはしごを立て掛けつつ、
そのように尋ねてきた。
彼の視線は、私の機体の向こう、同じくキャノピーを開けたところの、
あのクローンに対して向けられていた。

( ・∀・)「うん……ちょろいね。今のままだと、『北』の無人戦闘機と変わらない」

爪'ー`)y‐「しかし、このままではない。そうでしょう?」

( ・∀・)「それは、まあ、そうだろう。なんといっても、学習ができるからね」

 あの頑丈さに、経験が上積みされればどうなるのだろう。
そこに考えが及んで、薄ら寒さを覚える。


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:49:47.54 ID:+AJzU4RF0
爪'ー`)y‐「どうしました?急にぼんやりとしてしまって」

( ・∀・)「……さて、降りるとしようか。デブリーフィングだ」

爪'ー`)y‐「そうしましょう。ああ、終わったら飲みに行きません?
      聞きたいことがいろいろありますから」

( ・∀・)「それはいいね」

 その続きを、あえて強調して言うことにした。

「ネタには尽きないよ」




29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:52:03.14 ID:+AJzU4RF0
/////

 「高度なジャミング下における近距離戦闘訓練」
と銘打たれた先の戦闘シミュレーションは、
従来のパイロットとクローンパイロットとの初顔合わせだったらしい。

 その結果はもはや言うまでもないが、史上初めての戦いを
人間の勝利に終わらせたということを含めて、
私はその栄誉(と基地司令は言った)を喜ぶ気にはなれなかった。

(; -∀-)「まさか、デブリーフィングにあれほど時間をかけるだなんて……」

 夕方から深夜まで続いたデブリーフィングのおかげで、
結局フォックスとの約束もお流れになってしまった。

 全くもって、今日という日は、あの新兵器に振り回された一日といえた。
あの科学者の紹介から始まって、空戦のこともある。
そしてこのデブリーフィングと、私はエネルギーを浪費するばかりだった。


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:54:07.63 ID:+AJzU4RF0
爪゚ -゚)「この後は、大尉の自室で引き続き、諸説明に
    移りたいと思います」

(; -∀-)「なんてことだ。もうガス欠だよ」

爪゚ -゚)「これは任務であります」

(; -∀-)「……君、こういう時はね、労いの言葉をかけるのがいいんじゃないかな。
      例えば、お疲れのところ失礼いたしますが、とかさ」

爪゚ -゚)「了解。お疲れのところ失礼いたします」

(; -∀-)「……うん。もういい」

 自室に戻れば、また長々と説明を聞くことになるのかと思うと、
クローンの道徳面に説教する気にもなれなかった。



32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:55:53.86 ID:+AJzU4RF0
/////

 三十年前の戦争によって、大陸総人口の半分が失われた。
特に、先進地域だった中央部の被害は著しく、人類がこれを放棄して久しい。
戦後しばらくすると、その中央部を挟んで、南北に二つの政治機構が成立した。
『南』──南部独立国共同体──と、
『北』──汎大陸連邦──。
これらの勢力が、復興のために協調していた時代は確かにあった。
しかし、それは各々がとりあえずの復興を遂げるまでの、わずか数年の話でしかない。
孤児、戦傷兵士等々の戦後処理にかたがつくと、南北は闘争を始めた。
思い出したかのように。
闘争は初め経済的な軋轢として姿を現し、それが極みに達したとき、戦争が始まった。

 件の『新兵器』を見たときには、すでに開戦から三年が経っていた。
もはや『南』において、戦場にクローンがいることは、何ら特筆すべきことではない。
陸軍では最前線の兵士は例外なく、海軍では甲板員の多くは
クローンによって構成されるようになっていた。
同じく『北』もまた、高度なAIによる自律戦闘兵器が、人に取って替っている。

 『人命の尊重のために』、工場で大量生産されたクローンが、
各々戦場で武器を手に取り、戦い、破壊される。
これが『南』の軍事機構に、もはや分かち難く結びついたルートなのだ。


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:56:53.15 ID:+AJzU4RF0
 だが空軍は、そうした流れと全く隔絶しているように見えた。
パイロットにせよ、整備士にしても、よく訓練されていることが要求されたし、
陸海軍ほどには人的消耗は激しくない。
つまり空軍には、大量生産・使い捨てのクローン兵の進出を許さない、
人間の牙城であり続けられる理由があった。

( ・∀・)(まあ、でも、いつかはこうなるって、分かってたけどね)

 終わらない戦争のさなかで、空軍は徐々に消耗し続けていたのだ。
一度の出撃で失われる戦力はわずかでも、この三年間、空軍はあらゆる戦場の上空にいた。
パイロットは疲弊し、それでも出撃を強いられて、撃墜される。
パイロットは一たび失われれば、その穴を埋めることは容易ではない。
結果、歯抜けのようになった編成で飛ぶしかない彼らは、
より多くの任務を押しつけられ、疲れきってゆく。その先には死があった。

 この悪循環のために、いつしか空軍全体が疲労していた。
『北』は無人戦闘機を大々的に投入してきていた。
理由は明白である。
彼らもこの疲労に悩まされていた。
そして、一足先に、このサイクルから抜け出したのだ。

爪゚ -゚)「大尉。説明を開始しても宜しいでしょうか」

( ・∀・)「ああ、頼む」

 そして我々もまた、脱出を試みようとしているということか。


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 22:58:47.00 ID:+AJzU4RF0
爪゚ -゚)「我々は軍用ヒトクローンG型。製造はスレスト・バイオ社。
    空軍の発注によるクローンの、最初のモデルです」

 落ち着きのある、透き通った声が、私の部屋に静かに残響した。

( ・∀・)(我々……?)

 私以外には、この部屋には『それ』が一人、いや一体いるだけだ。
やや不可思議だったが、クローンというものが均質、均等であることを思い返し、納得する。

( ・∀・)(自分を他の個体と分ける必要が無いというわけだ)

爪゚ -゚)「我々は現生人類の遺伝子の平均を基に製造されています。
    特定個人のゲノム・データを複成しているものではないため、
    人間がもつ基本的な権利はこれを保持していません。
    根拠となる関連諸法はマニュアルの奥付に掲載されています」

( ・∀・)「なるほど、うるさい人権団体もシャットアウト、と」

爪゚ -゚)「はい。クローンに関する反対意見は、いかなる団体からも確認されていません」

( ・∀・)「ふぅん、いくら掴ませたんだろうね、スレスト社は、連中に」

爪゚ -゚)「質問の意味が、理解できません」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 23:00:33.42 ID:+AJzU4RF0
 私の皮肉はねじ伏せられ、再び説明が始められる。

 しかし、目の前にいるクローンの言い分がどうあれ、私が思うに、
スレスト社が金をばらまいていないなどと考えるのは、あまりに能天気な考え方だろう。
大陸の二大企業の片割れ、スレスト・インダストリアルは、もうずいぶん昔から
政府や軍と蜜月の関係にある。そうして得た利益の、コンマ数パーセントを
くれてやるだけでも、人権団体を手なずけるにはお釣りがくるはずだ。

( ・∀・)「はっ、まあいいや、続けて?新兵器ってのはどれだけすごいんだい?」

爪゚ -゚)「はい、大尉。では、簡単なスペックの説明から──」

 こうして説明はとめどもなく続き、気がついたときには、もう日をまたいでいた。



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 23:03:44.57 ID:+AJzU4RF0
/////

爪゚ -゚)「……と、以上で説明を終了させていただきます」

( ・∀・)「ああ……ご苦労さま」

 揺すれば空虚な音がしそうな礼の言葉をいうと、私はすぐにベッドに倒れ込んだ。

( -∀-)(ああ、本当に、なんて日だよ、全く……)

 うつ伏せになって、顔を枕にめり込ませる。

(; ・∀・)「どうして、まだそこに?」

 自分以外の誰かの存在を感じて、私はやむなく顔を上げた。
そして、ぴくりとも動かず、直立不動でその場に居残る『それ』の姿を見た。

爪゚ -゚)「休止地点の指示を受けていません」

 琥珀色の瞳をじとりと向けられて、私は顔を背けた。

(; ・∀・)「そんなことまで、指示がいるって?」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 23:05:42.22 ID:+AJzU4RF0
 ともかく、私は『それ』にベッドをあてがってやることにした。
渋々ではあったが、夜明かし睨まれるよりはましだろう。

 こういうとき、誰に断ればよいのか初め見当もつかなかったが、
とりあえず基地の憲兵隊に連絡を取ることにした。

『おたく、飛行隊の大尉さんだろ?なら、自由に部屋をくれてやって問題ないはずだ』

 果たしてこう返された。つまり、どこにやるかは自由に決めてよいというわけだった。

(; ・∀・)「困った」

 そういう丸投げが一番面倒なのだ。
これから端末で空き部屋をさがし、そこまで送り届けなければならないのかと。

(; ・∀・)「勘弁してほしいな……そういえば」

 『それ』が直立不動で突っ立っている後ろに、ベッドがあることに私は気付いた。
この部屋は本来相部屋であった。しかしある時から住人は私一人になり、
以来、ベッドは私の私物に半ば埋もれてしまっていたのだ。

( ・∀・)「今日はそこで眠りたまえ。いろいろ乗っかってるが、退かしてかまわん」

 そう言ってやると、『それ』はものすごい速さでベッドを片付けにかかる。
律儀にも、ベッドの上に積まれていたのと同じ配置で、床の上に私物は並べ直されていった。


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 23:07:52.47 ID:+AJzU4RF0
( ・∀・)「マメだね……実に感心するよ」

爪゚ -゚)「命令ですので」

( ・∀・)「そんなつもりで言ったんじゃない」

 一通りベッド・メイキングを済ますと、『それ』は服を脱ぎ始めた。私の目の前で。
まずは濃紺のジャケットから。次に白いワイシャツ。
私はその様子を、特に目をそらすわけでもなくただ見ていた。
私の機体の計器類を見るように。
『それ』はベルトに手を掛けると、ためらいなく取り払い、
紺色のスラックスも難なく脱いだ。

( ・∀・)「これが、兵器か」

 今やインナーだけしか着ていない『それ』を見ると、私の中で、確かにこれは
空で戦うべく造られた生体部品なのだなという得心がいった。

 小柄であった方がGに強い。かといって小柄過ぎれば、これまでに生産された
航空機に乗るには小柄過ぎていけない。つまり、これが適正なのだろう。
その小さな筐体には、不必要なぜい肉はついていないし、かといって
空を飛ぶには邪魔になるような過剰な筋肉もない。
全体として、人間の体を表現する言葉で表せば、スレンダーということになるだろうか。

爪゚ -゚)「命令を実行します」

 考察する私を尻目に、『それ』は自分で片付けた寝床につくと、即座に寝息を立て始めた。
不眠症という言葉は、軍用クローンにはないに違いないと私は思う。


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 23:09:42.41 ID:+AJzU4RF0
( ・∀・)「ベッドを片付け、そしてそこで眠れ、か。
      確かに僕はそう命じていた。『マメだね』って僕は言ったけど……」

 単に、命令に従っただけ。マメっていう個性から来る行動じゃないんだな。

 ようやく一人になれたと同時に、さまざまな感慨が心に浮かびあがってくる。
ついにこんな時代が来てしまった。と私は思った。
『人』が死なない戦争。
 かつての戦争で、名もなき兵士が最前線で引き金を敵に引き、引かれていたものが、
これからは後方の工場で名もなき労働者が生産ラインのボタンを押すのだ。
この二つが、戦果の上で等価値になる時代。

 まさか、と思っていた。しかし、目の前で眠るものこそ新時代の兵器そのものであり、
実物を見た以上、私としてもそういう未来を信じざるを得なかった。

( ・∀・)「あいつは、墜ちて片足を切らなきゃならなかった……」

 今やクローンが眠るベッドに、かつての戦友の姿がオーバーラップする。
以前いた、そのベッドの主。私と違って調子のいい男だった。



41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 23:11:37.31 ID:+AJzU4RF0
 そんな彼もまた、多くの『南』空軍パイロットの後を追っていった。
過労につけ込まれて撃墜され、右足を失って軍を去った。

( ・∀・)「もっと昔から、クローンに空を任せていたら?」

 そう自分に問いかける。おそらく、我々パイロットは民間の企業で働く
一般人だったろう。戦死者が出ようもない戦争のニュースに一喜一憂していたことだろう。
彼だって、五体満足でいられたろうに。

( ・∀・)「だがそうなってはいない。まだ。
      もう少したって、僕がたとえ時代遅れの有人機パイロットになっても……」

 一呼吸置く。そして『それ』を睨みつけて言う。


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 23:17:20.27 ID:+AJzU4RF0

( ・Д・)「それでも、お前達なんかに、空を渡すつもりはない」


 もちろん、答えは返ってこない。

 だが、言うことは言った気がした。

 これはちょっとした決意だ。大層な理念があるわけじゃないが、
私にはもう、戦闘機に乗る以外の生活は想像できないのだ。

 だから私は、空を飛ぶことにこだわりたい。

 意を決したところで、私も眠ることにした。
明日も待っているだろう、困難、あるいは困惑に備えるために。



45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 23:20:46.05 ID:+AJzU4RF0
第一話の投下はこれで終わりです。
質問があれば、現時点のボキャブラリでお答えします。


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 23:22:09.18 ID:+AJzU4RF0
そして、支援していただいた皆さんに感謝を。


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 23:22:48.38 ID:PM1sVRE90



48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/10(月) 00:11:56.73 ID:fmabPcks0




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■この記事へのコメント

  1. ■Re: ( ・∀・)爪゚ -゚)それでも、私は君と空を飛ぶようです 第一話 [くるくる名無しさん]

    フムン
    これは完結させて欲しい
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