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◆シュールと変わった魔法使いのようです 第三話

シュールと変わった魔法使いのようです インデックスページ

1 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/21(日) 22:55:12.98 ID:shVJvkEm0
たったらどうしよう



2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/21(日) 22:56:42.84 ID:l7sx82qFO
どうしようか


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/21(日) 22:58:34.35 ID:q/VHh8HjO
どうもしなくていんでない?


5 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/21(日) 23:13:20.91 ID:EARgmKz0O
くそっ!



6 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/21(日) 23:15:49.95 ID:shVJvkEm0
やった!見つかった!

まとめてくれるかたが現れました。

http://kurukurucool.blog85.fc2.com/blog-entry-73.html

ラストがながらです。



7 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/21(日) 23:18:23.62 ID:shVJvkEm0
忘れてた。

あらすじ・ドクオは魔法使いです



9 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/21(日) 23:21:43.57 ID:shVJvkEm0
私は小さい頃に抱かれた胸の温かさを知ってます。

私は小さい頃に頭を撫でた手の心強さを知っています。

私は暖かいシチューと毛布とあなたがいれば幸せです。

でも、何があればあなたが幸せになれるのかを私は知りません。

なので私は山を駆けることにします。



10 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/21(日) 23:25:33.32 ID:shVJvkEm0








シュールと変わった魔法使いのようです









    



11 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/21(日) 23:29:40.73 ID:shVJvkEm0
lw´‐ _‐ノv「ほうほう」

('A`)「ん?お前…」

lw´‐ _‐ノv「ほうほう」バサバサ

('A`)「あー」

('A`)「俺がお前にできることなんてないぞ
   大体それ自分で解けるだろ?」

lw´‐ _‐ノv バサバサ

魔法使いはフクロウを見ながらそう言うと、指をパチンと鳴らしました。

すると煙が魔法使いを包みました。



12 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/21(日) 23:32:43.25 ID:shVJvkEm0
lw´‐ _‐ノv「・・・・・・」

|::━◎┥「ガッシャコーン」

煙がなくなるとそこに魔法使いはいなく、代わりにブリキで出来たロボットがありました。

|::━◎┥「ドモアリガト。ドモドモ」

lw´‐ _‐ノv「日本語でおk」

フクロウは地面へと降りると一人の髪の長い女へと変わりました。

lw´‐ _‐ノv「・・・・・・うん?」

lw´‐ _‐ノv「なにやら足元がごそごそするぞ」

* * * * * * * * * * * * *



13 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/21(日) 23:35:57.23 ID:shVJvkEm0
人里離れた山奥でとある木こりの夫婦が暮らしていました。

( ><)「ふー、疲れたんです」

(*‘ω‘ *)「お疲れ様だっぽ」

木こりが一日に仕事を終え、二人が夕食の準備をしていると
ドアを叩く音が聞こえました。

(*‘ω‘ *)「どちらさまだっぽ」

こんな山奥に尋ねてくるなんて一体どうしたんだろう。

木こりの妻はそう思いドアを開けると
そこにいたのは黒猫を胸の辺りで抱えている一人の女でした。

( <●><●>)「ニャー」

lw´‐ _‐ノv「どうぞ」

(*‘ω‘ *)「えっ! あぁ」

女から渡されたその猫は木こりの家で飼っているものでした。

突然のことにあっけに取られて木こりの妻が突っ立ったたままでいると

lw´‐ _‐ノv「ありがとよ。それじゃあ」



14 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/21(日) 23:38:29.18 ID:shVJvkEm0
女はまるでもう用事が済んだかのように木こりの家から離れて行こうとしました。

(*‘ω‘ *)「ちょっと待つっぽ」

木こりの妻が言いました。

(*‘ω‘ *)「一人で山道を歩くなんてとても危険だっぽ
       今日はうちに泊まるといいっぽ」

lw´‐ _‐ノv「では、遠慮なく」

それを聞いて長い髪の女は大層嬉しそうに木こりの家へと入っていきました。

* * * * * * * * * * * * *



15 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/21(日) 23:42:43.84 ID:shVJvkEm0
( <●><●>)「ニャー」

lw´‐ _‐ノv「なんてわがままなやつだ。
      折角代わりに言ってやろうと申してるに」

( #<●><●>)「フー」

( ><)「ちょ、ワカどうしたんです」

lw´‐ _‐ノv「へい、ドウドウ」

( ><)「それ明らかに猫をあやす方法じゃないんです!」

lw´‐ _‐ノv「そうか、すまん。すまん」

(*‘ω‘ *)「はいはい、ご飯だっぽ」

その晩、女はそこの家にお世話になりました。

女は猫に話しかけたりするなどとても不思議な人だと木こりとその妻は思いました。

* * * * * * * * * * * * *



16 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/21(日) 23:46:06.09 ID:shVJvkEm0
lw´‐ _‐ノv「それじゃあ」

(*‘ω‘ *)「気をつけてだっぽ」

lw´‐ _‐ノv「せんきゅー」

( ><)「ほら、ワカッテマスも挨拶するんです」

木こりは猫を抱きながら言いました。

lw´‐ _‐ノv「ともかくありがとう」

( ><)「困った時はお互い様なんです」

lw´‐ _‐ノv「ちなみにそいつも言ってる」

女は猫を指差してそう言いました。

( ><)「えっ?
      あぁ、ありがとうなんです」

( #<●><●>)「フー」



19 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/21(日) 23:55:01.13 ID:shVJvkEm0
lw´‐ _‐ノv「不満か。わがまま猫太郎」

( ><)「うちの猫はそんな名前じゃないんです」

lw´‐ _‐ノv「ところで猫よ。もしかしてあそこに大きな木があるだろう」

女は隣の山のてっぺんを指して言いました。

lw´‐ _‐ノv「どうせお願いするなら夜中に行ってみるといい
      もしかしたら出てくるかも」

そういうと女は自分が付けていた銀の腕輪をはずして猫の首へとつけました。

lw´‐ _‐ノv「これは目印だから」

女は猫にそういうと木こりの夫婦に別れを告げて山道を歩いて行きました。

* * * * * * * * * * * * *



20 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/21(日) 23:57:44.75 ID:shVJvkEm0
その日も何事もなく木こりは仕事を終えて夕食を食べていました。

( ><)「変わった子だったんです」

(*‘ω‘ *)「でも、いい子だったっぽ。
       泊めてよかったっぽ」

( ><)「えぇ、僕ら子供もいないし、たまに人が尋ねてくるのもいいもんですね」

(*‘ω‘ *)「まぁ、会話は噛み合ってなかったけど確かに楽しかったっぽ」

二人は女のことを楽しげに話していました。

( <●><●>)「ニャー」

黒猫はそれを見て寂しそうに鳴きました。

* * * * * * * * * * * * *



21 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/21(日) 23:59:55.91 ID:shVJvkEm0
木こりの夫婦がぐっすりと眠っている頃。

猫はむっくりと体を起こして外へ出ました。

隣の山のてっぺんへと向かうためです。

猫は駆け出しました。

すると途中で熊に会いました。

熊は聞きました。そんなに急いでどこへ行くんだい?

猫は答えました。

( <●><●>)「願いを叶えてもらうのです」

そうかい。それでは君に神のご加護があらんことを

熊は黒猫に言いました。


再び猫が駆け出すと鹿に会いました。

鹿はそんなに急いでどこへ行くんだいと聞きました。

黒猫は言いました。

( <●><●>)「願いを叶えてもらうのです」



22 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 00:03:43.14 ID:shVJvkEm0
木こりの夫婦がぐっすりと眠っている頃。

猫はむっくりと体を起こして外へ出ました。

隣の山のてっぺんへと向かうためです。

猫は駆け出しました。

すると途中で熊に会いました。

熊は聞きました。そんなに急いでどこへ行くんだい?

猫は答えました。

( <●><●>)「願いを叶えてもらうのです」

そうかい。それでは君に神のご加護があらんことを

熊は黒猫に言いました。


再び猫が駆け出すと鹿に会いました。

鹿はそんなに急いでどこへ行くんだいと聞きました。

黒猫は言いました。

( <●><●>)「願いを叶えてもらうのです」



23 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 00:07:44.02 ID:ttNW6qYo0
またまた猫が駆けていると人に会いました。

lw´‐ _‐ノv「そんなに急いでどこへ行くんだい?」

黒猫は言いました。

( <●><●>)「あなたの言ったと通り願いを叶えてもらうのです」

そうかい。それでは君に神のご加護があらんことを。

人は黒猫に言いました。





24 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 00:15:42.31 ID:ttNW6qYo0
そうして黒猫が隣の山のてっぺんにたどり着きました。

そこは月の光が綺麗に差しこんでいました。

猫がニャーと鳴くとどこからともなく魔法使いが現れました。

('A`)「その首輪は一体どうしたんだい?」

魔法使いが聞きました。

( <●><●>)「お願いです、魔法使いさん。
        どうか私の願いを叶えて下さい」

黒猫がそう言うと魔法使いは再び質問しました。

('A`)「君はここに来る途中で動物に会わなかったかい?」

( <●><●>)「はい。熊と鹿と人に会いました」

それを聞くと魔法使いは黒猫に向かってゆっくりと言いました。

('A`)「それでは君には力を与えよう。
   一日目には熊のような鋭い爪と力を。
   二日目には鹿のようにどこでも軽やかに走ることの出来る足を。
   三日目には・・・・・・そうだな、声を与えよう」



25 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 00:19:39.76 ID:ttNW6qYo0

('A`)「ただし君がこれを与えられた事を誰にも気付かれてはいけないよ。分かったね?」

( <●><●>)「あぁ、ありがとうございます。魔法使いさん。
        それさえあればあとは何にもいりません。約束も絶対に守ります」

黒猫は満足そうにそう言うと再び闇を駆け、
木こりの家へと戻ってゆきました。

* * * * * * * * * * * * *

( ><)「ふわぁ~」

木こりが起きると猫が枕元に寝ていました

( ><)「おや、おかしいんです。今日は寒くもないのに」

(*‘ω‘ *)「それに最近元気もないっぽ」

( ><)「でも女の人が来たときはなんだか少し元気だったんです」

(*‘ω‘ *)「でも、大体が唸ってただけだっぽ」

木こりの妻がそう言いながら朝食をテーブルに並べました

* * * * * * * * * * * * *



26 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 00:22:48.25 ID:ttNW6qYo0
木こりが朝食を食べ終わると山へと出かけて行きました。

妻はそれを見送ると椅子に腰掛け、縫い物をしました。

黒猫はドアの前をうろうろしていました。

木こりの妻はいつもは椅子に腰掛けると
真っ先に膝へと飛び乗ってくるはずの猫に向かって言いました。

(*‘ω‘ *)「どうしたっぽ」

( <●><●>)「ニャー」

扉の前で猫は立ち止まり木こりの妻をじっと見上げました。

(*‘ω‘ *)「出てもいいけどちゃんと帰ってくるっぽよ?」

( <●><●>)「ニャー」


木こりの妻がドアを開けると猫は駆けてゆきました。



28 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 00:24:42.51 ID:ttNW6qYo0
* * * * * * * * * * * * *

( <●><●>)「ニャー」

猫は山の中を駆けてゆきました。

しばらくすると木こりが仕事で切るような大きさの木を見けました。

猫はその木に向かって思いっきり爪を揮(ふる)いました。

ギギギと言ういやに軋む音がして

バタンッ

木が倒れて地面を揺らしました。

( <●><●>)「ニャー」

猫はそれを見て嬉しそうに鳴きました。

試しに黒猫はその木を咥えてみました。

するとどうでしょう、驚くべき事にそれは易々と持ち上がったのです。

( <●><●>)「ニャー」

猫はそれを木こりの家の前まで持っていくと満足そうに
山へと向かい何本も何本も木を切ってきました。

* * * * * * * * * * * * *



29 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 00:27:26.44 ID:ttNW6qYo0

( ><)「・・・・・・」

一仕事終えた木こりが家に向かうと家の前には大きな木がたくさん積んでありました。

( ><)「・・・・・・一体どうしたんでしょう」

木こりがとてもびっくりしていると


( <●><●>)「ニャー」

黒猫が足に頭を擦り付けてきました。

( ><)「ワカッテマス、外へ出るなんて珍しいですね」

木こりは釈然としないまま黒猫を抱き上げて家の中に戻っていきました。

* * * * * * * * * * * * *



30 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 00:29:59.37 ID:ttNW6qYo0
(*‘ω‘ *)「いってらっしゃいだっぽ」

( ><)「いってくるんです」

( <●><●>)「ニャー」

( ><)「あれ?ワカッテマスも外に出るんですか?」

( <●><●>)「ニャー」

翌日も木こりは元気に山へと向かいました。

黒猫もそれと同時に家を出て行きました。

木こりと木こりの妻が見えなくなると黒猫は一気に山を駆けていきました。

( <●><●>)「ニャー」

黒猫はまるで鹿のような速さで山の中を走って行きました。

そして薪を拾っては家の前へ置き、拾っては家の前へ置きを繰り返しました。

* * * * * * * * * * * * *



31 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 00:32:31.01 ID:ttNW6qYo0
* * * * * * * * * * * * *

(*‘ω‘ *)「今日は薪が積まれてるっぽ」

( ><)「すごい量なんです」

夫婦が家の前に出て薪の山を見上げて言っていると

( <●><●>)「ニャー」

黒猫が二人の足に頭を擦りつけてきました。

異様な光景を前にのんきにしている猫を見て
木こりは考えても仕方ないと、猫を抱き上げて家へと戻りました。

* * * * * * * * * * * * *



33 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 00:34:46.03 ID:ttNW6qYo0

時計の針が空を指さす少し前。

黒猫はふと起き上がりました。

一体声を出すとはどういうことなのだろう。

正体は明かせないけれど
もし二人に言葉が通じるとすれば言いたいことがたくさんある。

黒猫は窓から覗く満月を見て思いました。

そうしているうちに時計が12時を刻みました。

( <●><●>)「・・・・・・っ!」

いきなり黒猫の首が締まりました。

黒猫は苦しさのあまり首の辺りを掻き毟りました。

やがて首輪が外れると黒猫は自分がどうなったかを理解しました。

少し考えてから黒猫はそっと家を出ました。




34 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 00:38:34.95 ID:ttNW6qYo0
* * * * * * * * * * * * *

( <●><●>)「こんにちわ」

(*‘ω‘ *)「はい、どちらさまだっぽ」

木こりの家に上下黒い服を来た青年が尋ねてきました。

( <●><●>)「すいません。突然ですが山を越えていようとしたところ足をくじいてしまいました。
        失礼ではありますが少しだけこちらで休ませていただけないでしょうか?」

(*‘ω‘ *)「はぁ、すいません
       少し夫に聞いてくるっぽ」

木こりの妻は怪訝そうに答えてから家の中へと入りました。

(*‘ω‘ *)「なんか怪しい男が泊めてくれって来てっぽ」

( ><)「こんな山奥に人が何回も尋ねてくるなんて珍しいんです。
      きっと何か訳があるに違いないから泊めてあげようなんです」

(*‘ω‘ *)「お前はどうしようもない、お人よしだっぽね」

木こりの妻はそう言うと扉を開けて青年を家の中へと迎えました。

* * * * * * * * * * * * *



36 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 00:40:55.96 ID:ttNW6qYo0
ここからながら



37 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 00:46:46.67 ID:ttNW6qYo0
( <●><●>)「仕事には行かないのですか?」

青年は出された紅茶を飲みながら言いました。

( ><)「今日は休むんです」

いくら木こりと言えども見知らぬ青年と妻とを二人きりで家に置いておくほど馬鹿ではありません。

( <●><●>)「そうですか」

青年の口元が少し緩みました。

( <●><●>)「先日ここに髪の長い少し抜けた女性がここを訪れませんでしたか?」

(*‘ω‘ *)「えぇ、来たっぽ」

( <●><●>)「実はその人は私の大切な恩人でして」

( <●><●>)「恩人の恩人は恩人です。
        この家の前に木と薪が積んであるでしょう?
        それをあなたに差し上げましょう」

青年はこれはいいことだとばかりに言いました。



38 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 00:50:56.17 ID:ttNW6qYo0
( ><)「えっ・・・・・・?」

木こりは驚きました。

突然ふらりと尋ねた青年が人の家の前に積んであった木と薪を
まるで自分のもののように言い放ったからです。

おかしい者を招き入れてしまったか。

木こりは始めて自分のお人よし加減を悔いました。

(*‘ω‘ *)「少し聞きたいんですがどうして自分の物のように言うんだっぽ?」

木こりの妻は聞きました。



39 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 00:55:07.13 ID:ttNW6qYo0
( <●><●>)「あぁ、言い忘れていました。
        実は私、魔法使いの使い者でして。
        魔法使いが木と薪を運ぶ途中にここに置いてしまったので確認しに来たのです」

( ><)「はぁ」

木こりは全く納得ができませんでした。

( ><)「じゃあ、これ必要なんですよね?」

( <●><●>)「えっ・・・?」

青年はそう言われて少しびっくりして木こりをまじまじと見ました。

( <●><●>)「それはえーと」

青年は困ったかのように頬をかきました。



40 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 00:57:55.23 ID:ttNW6qYo0
(*‘ω‘ *)「・・・・・・」

( ><)「・・・・・・」

( <●><●>)「・・・・・・」

青年は目線を窓のほうへ向けました。

( <●><●>)「えーと、そうだ」

( ><)「はい?」

( <●><●>)「猫!この家に猫はいませんでしたか?」

( ><)「いますけど・・・」

青年は獣のように愚かでした。



42 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 01:03:24.96 ID:ttNW6qYo0
( <●><●>)「ここへ来る途中で黒い猫に会いましたよ」

(*‘ω‘ *)「そういえば朝見てないっぽ」

( ><)「最近出かけているけどどうしたんでしょうかね」

木こりの関心はすっかり飼い猫の方に向けられました。

青年は一安心して、そして語り始めました。

( <●><●>)「実はその猫から言づてを受けてまして」

( ><)「猫はしゃべれないんです」

( <●><●>)「えっ・・・」

(; <●><●>)「あぁ、私は魔法使いの使いの者ですからね。
        猫と会話など朝飯前なのです」



43 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 01:09:30.77 ID:ttNW6qYo0
青年の言ってることはひどく信用ならないものでしたが
家族とも言える猫の話をされたので
木こりは胡散臭さなど気に入なることはありませんでした。

( ><)「何を話したんです?」

( <●><●>)「それは・・・」

( <●><●>)「さようなら・・・・・・と」

( ><)「えっ・・・・・・」

( <●><●>)「どうやらここにはもう戻らないと
        そして今までありがとう。
        そしてあなたたちを愛していました」

( <●><●>)「あなたたちは私にとって家族であり
        そして親だと思っています。
        ずっと」

( ><)「・・・・・・」

(*‘ω‘ *)「・・・・・・」

( <●><●>)「・・・・・・」

( ><)「あの?」

( <●><●>)「はい?」



44 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 01:13:26.53 ID:ttNW6qYo0
( ><)「どこに行ったんですか?」

( <●><●>)「何がです?」

( ><)「だから猫」

( ;<●><●>)「えっ?」

青年はやはり愚かでした。

(; <●><●>)「えーと、それは・・・」

(; <●><●>)「交尾の相手でも探しているんじゃないんですかね?」

( ><)「・・・・・・」

(*‘ω‘ *)「・・・・・・」

( <●><●>)「・・・すいませんでした」




46 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 01:18:33.94 ID:ttNW6qYo0
**

そうこうしている内に日はすっかり暮れました。

(*‘ω‘ *)「お腹減ったからご飯にするっぽ
       お前も食べるかっぽ」

木こりの妻がそう言うと青年は嬉しそうに頷きました。

木こりはその様子を見て怪しいけれどきっと悪い人間じゃないんだろうと思いました。

けれど木こりの妻が台所に立ったので
居間に残されたのは木こりと青年だけになり

木こりは気まずく思ったのかそんな考えもふっとどこかへ行ってしまいました。



47 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 01:20:53.52 ID:ttNW6qYo0
木こりは話題を探そうと何気なしに青年を見ていると
手首にどこがで見たことのある銀の腕輪を見つけました。

( ><)「それどうしたんですか?」

木こりがそう聞くと

( <●><●>)「これは髪の長い女の人からもらったのです」

青年はそう答えてしまいました。



48 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 01:25:45.32 ID:ttNW6qYo0
シチューの匂いが居間へと立ち込めてきました。

しかし木こりと黒猫の間に流れる時間は止まっているようでした。

( ><)「えっ?」

( <●><●>)「えっ?」

( ><)「それはうちの猫が髪の長い女の人から譲り受けたものですよ」

( ><)「あなた、一体何なんですか?
      何が目的なんですか?」

木こりの目は真剣そのものでした。
もしや木こりの猫をどっかへやったのもこの青年なのではとすら思ってきました。



50 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 01:34:49.99 ID:ttNW6qYo0
( <●><●>)「あぁ・・・」

青年は耐え切れませんでした。

そもそも猫が飼い主を言いくるめるなど無理な話なのでした。

どうしようもなくなった青年は台所へと駆け出してしまいました。




51 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 01:43:14.51 ID:ttNW6qYo0
* * * * * * * * * * * * *

( <●><●>)「今夜はシチューですね」

(*‘ω‘ *)「わっ!」

木こりの妻はびっくりしました。
物音一つしないのに青年が隣に立っていたからです。

( <●><●>)「私はシチューが大好きでした。
        わざわざたまねぎを抜いてまで作っていてくれたことだけでも嬉しかったのです。
        最後くらいは私も温かい物を食べたいと思いましたが残念です」

( <●><●>)「今までありがとうございました、お母さん」

青年が意味のわからないことを行っているので木こりの妻はとても怖ろしくなりました。

木こりの妻が目に涙を浮かべて震えていると斧を持った木こりが台所へと来たのでした。

(#><)「さぁ、妻から手を離しなさい!」

木こりは怒りくるっていたのでした。

しかし、青年は物怖じせずに言いました。

( <●><●>)「町の中であなたに頭を撫でられたとき、私はとても嬉しかったです。
        黒猫は魔女の使いだと言われて避けられていましたからね。
        そんな中、迷信など信じずに私を家へ迎えてくれてありがとうございます」

( <●><●>)「最後に無礼をお許しください、お父さん」



52 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 01:49:57.91 ID:ttNW6qYo0
青年がそう言うと青年の体はみるみるうちに小さくなり
やがて黒猫へと変わっていきました。

( <●><●>)「にゃー」

猫は悲しそうに一声鳴くと
よたよたと外へと出て行ったのです。

**

山の中を猫が歩いていると目の前に魔法使いが現れました。

('A`)「何故言ってしまったんだ?」

魔法使いがそういうと猫は少しだけ悲しそうに言いました。

( <●><●>)「私に嘘など無理でした。
        どうせ、命が尽きるなら言ってしまったほうがいいでしょう」

猫は毛づくろいをしながら言いました。

('A`)「そうか」

( <●><●>)「さぁ、魔法使いさん。私の命を
        煮るなり、焼くなり、どうぞお好きに使ってください」

猫は悟ったように言いました。



53 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 01:54:16.18 ID:ttNW6qYo0
('A`)「君は勘違いをしていると思うけど命は奪わないよ
   ただあの夫婦の記憶は奪うかな」

( <●><●>)「そうですか」

猫は脱力したように言いました。

( <●><●>)「これで私が死んだらあの二人には何もない
        幸せなままなのですね」

( <●><●>)「あぁ、よかった」

猫はそう言うと地面へと倒れてしまいました。

魔法使いはその猫を見ようともせずに木こりの家へと向かいました。

流石の魔法使いでも寿命はどうにもならないからです。



55 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 01:59:44.29 ID:ttNW6qYo0
* * * * * * * * * * * * *

木こりの家はまさにパニック状態でした。

木こりは斧を床へと叩きつけた後にただただ突っ立ているばかりで
視点がどこにもあっていません。

木こりの妻は目に涙を浮かべて、ただただおろおろするばかりで
何を言ってるのか分かりません。

その光景を台所の窓から見ていた魔法使いは懐から瓶を取り出して、
そして夫婦へと向けたのでした。

すると夫婦はまるで魂が吸い取られたかのように
ゆっくりと目を閉じてしまいました。



56 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 02:05:25.61 ID:ttNW6qYo0
魔法使いは力尽きた黒猫を掘った穴へと入れて土を被せました。

そうしてそこらへんにあった棒で十字架を作ると黒猫の眠る土の上へと刺しました。

('A`)「どうもありがとうな」

魔法使いはそう言うと踵を返しました。

(*'A`)「んふふ」

魔法使いは懐の瓶を取り出して愛しそうに眺めていました。

(*'A`)「混乱とは実に珍しい」

するとどこからともなくフクロウが出てきました。



57 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 02:09:52.14 ID:ttNW6qYo0
lw´‐ _‐ノv「ほうほう」バサバサ

('A`)「・・・・・・あのさ」

lw´‐ _‐ノv「何?」

('A`)「もう分かってるから元の姿でいいよ」

魔法使いがそういうとフクロウは宙で一回転をして女へと戻りました。

('A`)「何が目的なの?
   皆目見当がつかないんだけど」

魔法使いがそう言うと女は長い髪をかきあげて言いました。

lw´‐ _‐ノv「お前と一緒に暮らしたいんだ」

魔法使いはその返事にとてもびっくりしましたが
女は特に何もなかったかのように魔法使いを見つめていました。

第三話・おしまい





58 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 02:12:28.47 ID:ttNW6qYo0
支援ありがとうございました。

あとシステムが変わったせいか酉が変わりました。



59 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/22(月) 02:14:35.99 ID:ttNW6qYo0
ついでに
>>10

シュールと変わった魔法使いのようです

です。

反省した。ながら止めよう。



60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/22(月) 02:21:30.60 ID:T6SiwOpRO
追い付いたけどおわってた
いちおつ!



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