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◆シュールと変わった魔法使いのようです 第四話

シュールと変わった魔法使いのようです インデックスページ

1 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 22:58:40.42 ID:nR7CguyN0
あらすじ
ドクオは魔法使いです



4 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:02:57.59 ID:nR7CguyN0
あるところにお姫様がいました。

それは大変に美しいお姫様でしたが
ひどくものぐさで嫁にしてくれる相手がいないほどでした。


どのくらいものぐさかと言いますと
食べる時と寝返りをうつ以外には体を動かさないほどでした。


「あなたの足が最初からなかったのなら誰かが相手にしてくれたかしら」

王妃がそう言うとお姫様の足はなくなっていました


それでもお姫様は動こうとしません。

「あなたの手が最初からなかったのなら誰かが相手にしてくれたかしら」

王妃がそう言うとお姫様の手はなくなっていました。


お姫様はそこでたいそう反省したようですが
生来のものぐさからか何をしていいのかわかりませんでした。

仕方がないのでお姫様はひとまず地を這ってみることにしました。



* * * * * * * * * * * * *



5 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:05:36.53 ID:nR7CguyN0
* * * * * * * * * * * * *





シュールと変わった魔法使いのようです






* * * * * * * * * * * * *



6 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:12:56.72 ID:nR7CguyN0
lw´‐ _‐ノv「お前と一緒に暮らしたいんだ」

魔法使いはとてもびっくりしました。

しかし、女は特に何もなかったかのように髪をかきあげながら
魔法使いを見つめていました。

lw´‐ _‐ノv「どうだ?」

しばらく驚いていた魔法使いでしたが
少し落ち着くと呆れたように言いました。

('A`)「それにしてはやりすぎじゃないのか?
    人の物を盗んでまで」

魔法使いにそう言われると女は

lw´‐ _‐ノv「その人の物というのはこれかな?」

そういって女は髪をかきあげていない方の
手ををかかげて言いました。

かかげられた腕には銀色の腕輪がついていました。

('A`)「・・・・・・」



7 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:14:39.69 ID:nR7CguyN0
Σ('A`)「・・・あっ!」

lw´‐ _‐ノv「ほーれ。
      忘れ物だよー」

('A`)「・・・・・・しまった」

魔法使いは手に持っていた瓶に夢中で
銀の腕輪を回収するのをうっかり忘れていたのでした。

('A`)「・・・で何が望みなんだ。
   そこまでして俺を呼ぶには魔法が必要なのだろう?」

魔法使いが諦めたかのように女に言いましたが、女は

lw´‐ _‐ノv「ノン、だからお前の家に住みたいと申すに」

とだけ言いました。

('A`)「お前はそれしか言えないのか」

魔法使いはそう言うと少し悩んでから

('A`)「まぁ、いい。お前には期待できそうだ」

と言ってから指をパチンと鳴らしまいした。

* * * * * * * * * * * * *



8 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:16:09.84 ID:nR7CguyN0
一瞬視界が暗くなったかと思うと
次に見えたのはなんとも薄暗い場所でした。

('A`)「まぁ、勝手にしてろよ」

そういうと魔法使いは椅子に腰掛けました。

lw´‐ _‐ノv「ふむ・・・」

魔法使いの家は古い割にはあちこちに
たいそうな装飾がしてあり少し華やかに見えました。

lw´‐ _‐ノv「まるで城のようだ」

('A`)「城のようなんじゃなくて城だったんだよ。
   ここに王族は住んでいないけれど」

女はそれを聞いて興味を持ったのか
魔法使いに質問してみました。

lw´‐ _‐ノv「もしかして王族だったりする?」

('A`)「俺はただの魔法使いだよ」

lw´‐ _‐ノv「この城どうしたの?」

('A`)「んー、消えたから入ったんだよ」

lw´‐ _‐ノv「何が?」



10 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:20:18.68 ID:nR7CguyN0
('A`)「人が」

lw´‐ _‐ノv「もしかして消したのは・・・」

('A`)「そんなこと死んでもしないよ」

lw´‐ _‐ノv「そうか」


女と話したのが疲れたのか
魔法使いは指を上にかかげて一振りしました。

すると長く伸びているテーブルの上に
ベーコンと目玉焼きが上にのっていて
それはそれは美味しそうなトーストを出しました。


('A`)「それでも食ってろ」

そういうと魔法使いは椅子から立ち上がりどこかへ言ってしまいました。

lw´‐ _‐ノv「フォーク欲しかったな」

女は椅子に座わって、パンを食べ始めました。

* * * * * * * * * * * * *



11 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:23:14.47 ID:nR7CguyN0

('A`)「今日はまたずいぶん珍しいものが手に入ったなぁ」


魔法使いはそう言うと懐に入っている瓶を取り出して
かき混ぜていた壷の中に入れました。


('A`)「やっべー。香りからしてやばい」

魔法使いはよだれを出すのを我慢しながら言いました。

(*'A`)「うひひ。今日は絶品でござい!」


そういうと鍋を傾けて皿の中に煮ていたものを入れました。
そして、上機嫌で元の部屋へと戻っていきました。

* * * * * * * * * * * * *



12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/25(木) 23:23:45.50 ID:t52dZo3zO
このスレを生で見れるのがウレシス


13 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:25:41.93 ID:nR7CguyN0
lw´‐ _‐ノv「これは・・・」

魔法使いの持っている皿に盛られていたのは
ピンクやら青やらが混じった黒くてブヨブヨしていた物でした。

lw´‐ _‐ノv「・・・・・・うわっ」

('A`)「人の食べ物にケチつけるなよ」

そう言いつつ魔法使いは席に着くと
ただ黙々と皿に乗った得体の知れない物を食べ始めました。

lw´‐ _‐ノv「・・・・・・それなんだ?」

('A`)「え?」

魔法使いは皿から顔を上げて聞き返しました。

('A`)「いや、知ってるだろ?」

lw´‐ _‐ノv「残念なことに全くわからんな」

女がそう首を傾げていると魔法使いはコホンと咳払いをして言いました。

('A`)「これは感情を煮詰めたものだよ」

lw´‐ _‐ノv「感情?」

('A`)「俺が色々なところで集めてただろ?
   あれだよ」



14 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:28:04.76 ID:nR7CguyN0
w´‐ _‐ノv「瓶に入れてたやつか」

('A`)「そうだよ」

そう言いながらも魔法使いは皿に乗っていた
得体の知れない物をペロリと平らげてしまいました。

('A`)「じゃあ、そろそろ行ってくる」

lw´‐ _‐ノv「もう行くのか」

('A`)「あぁ、これだと燃費が悪いんで」

lw´‐ _‐ノv「健康には日本食がいいぞ」

('A`)「魔法使いは感情を食べることによって
   力が増幅されていくものなんだよ。
   今じゃ誰も食べたがないけどな」

lw´‐ _‐ノv「じゃあ、なんでお前はそれを食べているんだ」

('A`)「目的があるからなぁ」

('A`)「あぁ。そうだ」

lw´‐ _‐ノv「なんだ?」

('A`)「俺の部屋があるんだけど
   その部屋の机の中に入ってる本は触るなよ」



15 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:29:23.46 ID:nR7CguyN0
lw´‐ _‐ノv「あいあいさー。
       読まないから内容教えてくれ」

('A`)「内容はなぁ」

('A`)「俺の過去かな」

そう言うと魔法使いは指をパチンと鳴らして消えてしまいました。


* * * * * * * * * * * * *



18 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:39:29.25 ID:nR7CguyN0
( ´∀`)「ヤバイモナ・・・・・・」

羊飼いは呆然としていました。

( ´∀`)「羊たちゴメンだモナ」

なぜなら彼の飼っていた羊の大半が夜中の内に食い殺されてしまっていたからです。

( ´∀`)「どうしようモナ」

羊飼いが悩んでいるとどこからともなく
蛇が近づいてきて言いました。

|゚ノ ^∀^)「羊飼いさん、一体どうしたというのです」

( ´∀`)「あぁ、うちの羊の多くが狼に食い殺されてしまったモナ」

|゚ノ ^∀^)「羊飼いさん、犬は飼ってらっしゃらないのですか?」

( ´∀`)「犬は狼に真っ先に殺されてしまったモナ」



19 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:41:50.41 ID:nR7CguyN0
|゚ノ ^∀^)「羊飼いさん。では、私が狼を殺してしまうので
      その代わり私をお嫁にしてくださらないかしら?」

羊飼いは蛇が狼を殺せるはずはないと思いましたが、
藁にも縋る気持ちで言ってしまいました。

( ´∀`)「それができるんだったら結婚だって何だってしてやるモナ」

|゚ノ ^∀^)「その言葉努々お忘れなさらないように」

* * * * * * * * * * * * *



21 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:44:53.98 ID:nR7CguyN0

翌日羊飼いの目に飛び込んできたのは
狼の死体でした。

( ´∀`)「これは・・・」

|゚ノ ^∀^)「さぁ、狼は私の毒で殺してしまいましたよ。
      どうぞ私をお嫁にしてくださいな」

羊飼いはとても気味悪く思いましたが、
約束を破ってしまいたかったのですが
蛇に逆らっては何をされるかわかりません。

蛇は、

|゚ノ ^∀^)「私、あなたのためにがんばるわ」

と言ってから家から出ようとしません。

羊飼いはどうしていいのかわからず
家を出て羊の世話に向かってしまいました。

* * * * * * * * * * * * *



22 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:47:41.37 ID:nR7CguyN0

|゚ノ ^∀^)「お掃除済みましたよ」

羊の世話が終わり家に戻ると蛇がテーブルの上に居ました。

|゚ノ ^∀^)「雑巾使ってしまってごめんなさい。
      でも、ちゃんと掃除はしておいたわ」

たしかに綺麗にはなっていましたが、
そこらじゅうを蛇が這ったかと思うと羊飼いはなんだか気分が悪くなりました。

しかし、蛇に逆らっては何をされるかわかりません。

( ´∀`)「ありがとうモナ」

羊飼いがそう言うと

|゚ノ ^∀^)「では、明日また来ますね」

それを蛇は嬉しそうに羊飼いを見てからどこかへ行ってしまいました


* * * * * * * * * * * * *



23 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:50:07.60 ID:nR7CguyN0
翌日、部屋を見るとどこにも蛇の姿はありません。

羊飼いは安心して羊の世話へと向かいました。


羊の世話が終わり家に戻ると蛇は戻ってきていました。

しかも、よくよく見てみると蛇はネズミを咥えているではありませんか。

|゚ノ ^∀^)「許してください。
      今の私ではお夕食はこれくらいしか用意ができませんでした。
      どうか召し上がってくださらないかしら」

羊飼いはそれを見て吐きそうになりましたが
蛇に逆らっては何をされるかわかりません。

( ´∀`)「ありがとうモナ」

羊飼いはそう言うと
蛇の咥えてきたネズミを焼いて食べました。

蛇は嬉しそうに羊飼いを見てからどこかへ行ってしまいました。

* * * * * * * * * * * * *



24 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:53:14.09 ID:nR7CguyN0
そのまた次の日、羊飼いが起きると蛇はどこにも居ませんでした。

次は一体何をされるんだ。

羊飼いはすっかり思い落ち込みながら
羊の世話をしていました。


すると野原の向こうから魔法使いが現れました。

('A`)「どうも」

( ´∀`)「どうもですモナ」

('A`)「失礼ですがあなたの家に蛇がおりませんか」

( ´∀`)「すっかり居座られて困っていますモナ」

('A`)「では、こちらをどうぞ」

そう魔法使いが言って取り出したのは液体の入った小瓶でした。



25 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:56:42.35 ID:nR7CguyN0
( ´∀`)「これは・・・」

('A`)「この瓶に入っている薬を口に含んで蛇に飲ませなさい。
   すると蛇は跡形もなく消えるでしょう」

魔法使いはそれだけ言うとすぐに消えてしまったのです。

羊飼いはとても落ち込みましたが、
蛇が居なくなるのならと薬を大事そうに持って
家へ帰っていきました。

* * * * * * * * * * * * *



26 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/25(木) 23:58:45.54 ID:nR7CguyN0
羊飼いが家に戻ると蛇が彼を迎えました。

|゚ノ ^∀^)「あなた、何かして欲しいことはないかしら」

珍しく蛇が聞いてくるので羊飼いは言いました。

( ´∀`)「じゃあ、肩を揉んで欲しいモナ」

|゚ノ ^∀^)「わかったわ」

そう言って蛇が近づいてきたので
羊飼いは魔法使いに貰った薬を口に含んで待っていました。

そして、蛇が近づいたところで羊飼いは蛇を掴んで
口移して薬を飲ませたのでした。

すると何やら蛇は苦しみ始め、次第に光に包まれていくのです。

羊飼いは何が起こったのかわからずそれを見守っていました。

しばらくして蛇を包んでいた光がなくなっていくと
中から現れたのはなんとそれは美しいお姫様でした。



27 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/26(金) 00:01:21.88 ID:ssYHW0aZ0

お姫様は言いました。

|゚ノ ^∀^)「ありがとうございます。
      あなたのおかげで元の姿に戻ることが出来ました」

羊飼いが突然のことに戸惑っていると
どこからともなく魔法使いが現れて言いました。

('A`)「魔法が解けてよかったですね。お姫様」

|゚ノ ^∀^)「えぇ、ありがとう」

('A`)「すいませんがこれは魔法を解くための
   愛する人を見つけた駄賃ということで一つ」

そう言うと魔法使いは栓をあけた透明な瓶の口をこちらへ向けていました。

するとお姫様は気が抜けたかのように倒れてしまいました。

( ´∀`)「一体どうしたモナ!?」

('A`)「起きた時に飛び上がるような嬉しさは残ってはいないでしょうが
   どうか幸せに暮らしてください」

そう言うと魔法使いはどこかへ消えてしまいました。


* * * * * * * * * * * * *



28 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/26(金) 00:03:15.55 ID:nR7CguyN0

古びた城で女が一人テーブルに顔を突っ伏して寝ていました。

lw´‐ _‐ノv「はぁ・・・」

女は朽ちかけの城とともに風化していってしまいそうな

なんとも悲しそうな表情をしていました。


第四話・おしまい





30 :◆hSOnh6FnBb4b:2009/06/26(金) 00:06:54.68 ID:ssYHW0aZ0
支援ありがとうございました。

どうやったらうまい改行ができるんでしょうか?

>>17が余計でした。



31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 00:11:19.44 ID:mi4vfaFg0
乙!



32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/26(金) 00:12:00.72 ID:p3Ze/nWNO
乙かれさま



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