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◆(*゚ー゚)恋われたいようです( ´_ゝ`) 謎の意味合い/7/

恋われたいようです インデックスページ


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/29(金) 00:59:33.92 ID:S/o8LsEd0
9月27日。俺の誕生日。付け加えて、その日の午後23時47分。

9+2+7=18 18/3=6 18=6+6+6


666は、ある聖書に出て来る獣の数字。

これは皮肉か? とひとりごちる。
せめて後13分遅く排出されていたら。



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/29(金) 01:01:05.09 ID:S/o8LsEd0



謎の意味合い/7/




41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/29(金) 01:02:10.53 ID:S/o8LsEd0
-兄者-


内藤ホライゾン。6月18日。6+1+8=15
月日だけを見ても3と6の倍数。足してもそうだ。勿論かけても。
そして3と6をかけて生まれた日になる。色々遊べて面白い。
尚且つ綺麗な日だ。羨ましい。だからこそと言う事だろうか。

坂眉ショボン。11月11日。1+1+1+1=4
全てが1。親はこれを狙ったのだろうか。足すと4。
日本では、4は忌み嫌われる数字と共に幸せの数字らしい。
ただの語呂合わせの結果だと、しぃが言っていた。
国によって忌まれる数字は様々なので、あまり深い意味はないだろう。

観音林しぃ。10月21日。1+0+2+1=4
4。漢字で四。日本の読みでよん。し。しぃ。
これは何かの洒落なのかと該当の人物に聞いたら、側頭部を平手で強打された。

痛い。



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/29(金) 01:03:26.56 ID:S/o8LsEd0
-  -


傍から見れば、夜遅くまで図書室に篭り本を開き勉強をしている勤勉学生か、
レポートに追われて適当な(この場合は不適当なと言う意味合いで)文書を丸写ししている学生だろう。

実際に彼(ここではこう言っておく)は、そのどちらもしておらず、
ノートにはよくわからない法則の数式と散らばった数字とが載せられているだけだ。

目当ての時間までの過程は、大体をこうやって過ごす。
多くは一人で。出来る限り一人で。
そうする事で、後で何かが起きた場合、この時間を利用して対処する事が出来る。

(´・ω・`)「内藤が言ってたぼるじょあって人だけどさ」

不意に聞こえた音声に聞き耳を立てる。
既に全ての講義は終了し、残っているのはサークルや部活、研究や就活に追われている部類だ。



43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/29(金) 01:04:30.73 ID:S/o8LsEd0
( ^ω^)「お?」

(´・ω・`)「そう言う程、嫌味な奴でもないじゃん」

( ^ω^)「おっおっ、別にそう言う意味じゃないんだお、ただ…」

(´・ω・`)「ただ?」

( ^ω^)「頭のいい人や成績がいい人はそれだけで妬まれたり恨まれたりするってやつだお
       そんでもって、僕はその頭のいい人を妬んで嫌味を言う人なんだお」

二人はそれだけの言葉を交わすと何処かへ立ち去ったようだ。
内藤ホライゾンの言った言葉の意味はわからない。侮蔑か、自虐か、告白か。

立ち去る時に、部屋の低圧水銀灯の硝子管の内側に蛍光塗料を塗った照明器具のスイッチを切って行く。
部屋が暗くなる。

「………」

彼に気付いていないのならば仕方ない事だ。それに暗くとも問題はない。
水銀アーク放電によって発生する紫外線を蛍光物質にあてて発光させるものがなくとも、月の光がある。
プラスチック性のブラインドを少し上げ、光量を増やす。
手元が見えるだけあればそれでいいのだろうか、彼はまた何かを書き始める。

内藤ホライゾンが放った言葉を頭の中で反芻する。
人なら解るだろうかと、思索にふける。



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage]:2009/05/29(金) 01:06:18.08 ID:S/o8LsEd0

次の日の朝。



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/29(金) 01:07:46.99 ID:S/o8LsEd0
-ブーン-




( -ω^)「・・・ん?」

麗かな春の日差しを浴びて、暖かなまどろみの中で俯いていると、
がりがりがりと何かが引っ掛かっているような気に障る音が響いた。

しかし、部屋にこんな異音を発する物があっただろうか。
夢の中で空を飛んでいたと言うのに、よくも起こしてくれたなと異音の元を探る。


がりがりがりがり。

( ^ω^)「…故障かお?」


なんて事はない。音の発信源はガイガーカウンターだ。
科学の放射能をそれぞれの物質を溶かし込んだ水溶液に透過する際に…てこの場合それはいい。

計測器は、狂ったように針が危険値を指すどころか、振り切れている。



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage]:2009/05/29(金) 01:09:18.25 ID:S/o8LsEd0
ははは、これは何の冗談だ。
目をこすっても、針の位置は変わりゃしない。


がりがりがりがりがり。

(;^ω^)「おいおいおい」


僕が眠っている間に地震が起きて、近くの原子力発電所が爆発でもしたのか。
それとも遂に北が核を使おうとして誤爆してしまったんだろうか、
隣の黒い芝生から核が発射でもされたんだろうか。

死という単語が頭を過ぎり、思わず机の上の家族の写真を見る。


( ^ω^)「兄ちゃん…」


埃まみれだった。


( ^ω^)「ごめんお…」



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/29(金) 01:10:53.11 ID:S/o8LsEd0
僕として現実であってほしいのは、これがまだ僕の見ている夢の続きか、ガイガーカウンターの故障かのどちらかだ。
この際もう僕の見たヤバめの幻覚でも可だ。薬なんてしたことないけど。

原爆写真展で見た被爆者のようになって苦しみながら死ぬのはごめんだ。
なんだあのゾンビのような風体は。悍ましい。
懐に護身用と称して拳銃を持ち歩く国の奴等に見つかれば、間違いなく撃たれるだろう。
こちとら死ぬのはアスファルトで舗装された道路の上で大往生と決めている。


兎にも角にも、今は自分の精神の安定を得るのが第一だ。

僕は真相を確かめるべくパソコンの電源を付け、迷わずVIPへ直行した。



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/29(金) 01:12:49.85 ID:S/o8LsEd0
…。

( ^ω^)「って事があったんだお」

大学構内の食堂で唐揚げ定食を頬張りながら、僕は休日の顛末を横に座る友人に伝えた。
食堂はそれなりに賑わっているので、人間観察が趣味の厨二病を患う邪気眼の使い手か、
いじめられた経験があり、周囲の笑い声が全て自分を嘲笑う声にしか聞こえないような
可哀そうな奴にしか僕達の会話は聞こえない。
VIPと言う単語に反応する輩は一人二人いるかもしれないが…まぁ、放っておけばいいのだ。

話を伝えた当の本人は、呆れたように溜息を吐く。

( ´_ゝ`)「…お前って洪水で部屋が浸水してもそのまま実況しそうだな、VIPで」

(*^ω^)「照れるお」

フォークが皿にぶつかり、かちりと無機質な音をたてる。
僕の反応が気に食わなかったのか、あまり形を変えないその顔で見せ付けるように舌打ちをする。

( ´_ゝ`)「貶してるんだ、理解しろ」

(*^ω^)「おっおっ」

残念ながらこれは友人と僕の一種のコミュニケーションであり、
相手が僕を心の底から貶していない事が僕にはわかる。

と信じたい。



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/29(金) 01:14:43.65 ID:S/o8LsEd0
それぞれ定食を平らげ、僕らは大講義室へと足を運ぶ。その足取りは軽い。
今日は待ちに待った曲を聞ける日なのだ。

聞いてもいない曲をあれこれ想像して、あの場面ではこんな曲を流そう、
サビの部分ではみんなで踊ろう、転調のときは主役だけにしてああしてこうして。
そんな事を考える。

テンションが上がってくると走りたくなるのは僕の悪い癖なので、ここは抑えてスキップへ移行。
後ろに花を咲かせ優雅にスキップする僕はまさにふいんきイケメン。
ああ黄色い歓声が聞こえる。脳内で。

( ^ω^)「ん?」

( ´_ゝ`)「ん?」

あれ、兄者歩きなのになんで僕の速度に追いついてるんだ。



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/29(金) 01:15:54.87 ID:S/o8LsEd0
途中で僕は橙色が徐々に紺色に侵食される様が硝子に映っているのを見た。
とろけるような夕焼け、とろけるチーズ。あれ、裂けるチーズだったっけ?

美術研究の奴らはそれを一生懸命狂ったようにざかざかとスケッチしている。
僕の視線がそれに向けられているのに気づき、兄者があいつらも大変だなと呟く。

やれやれスケッチ対象が間違っている事この上ない。
どうせなら、あのどぶ鼠色の雲を従え、藍の汚染の中でも刺すような光の帯を散らす、
あの夕刻色の太陽をスケッチしたらどうだ、と僕は言いたい。
あの硝子なんかを書き写す美術研究共を小一時間問い詰めたい。


そんな事を考えているうちに僕らは大講義室を悠々と通り過ぎていた。
何故教えてくれなかったのかと兄者を問いただすと、何処まで行くのか気になってと返って来る。

そうだな、あと一歩踏み出せばこの旅も終わっただろうよ。
この目の前のコンクリートの壁が厳しく教えてくれただろうさ。

背を向けた兄者はあとちょっとだったのに、と残念そうに愚痴をこぼした。



51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/29(金) 01:17:05.15 ID:S/o8LsEd0
そして大講義室への入り口へと至る。

( ^ω^)「せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ!」

僕は取っ手を握り締め、くすんだ鉛色の扉を豪快に開け放った。
赤なんてどこにもない。強いて言うなら赤錆か。


( ´_ゝ`)「上から来るぞ! 気をつけろ!」

( ^ω^)「何っ!?」

僕は扉を開け放った姿勢のまま上を向いた。
そこにはしょぼくれた顔をした奴が、天井の四隅に手足を突っ張ってぷるぷると小刻みに痙攣しながら、
蜘蛛男、英語で言うならスパイダーマンのようにそこにいる。
口には麺棒、それなりの重量を支える顎の痛みはプライスレス。
綿棒ではないそれを僕は食らうわけにはいかない。

(´・ω・`)「くらえ!」

正直攻撃する時の掛け声とか技を叫ぶのとかって、敵に自分の位置を教えているようなものですよね。
この場合はもう既に僕に見つかっているから無効なんですが、と思考しながら後ろに飛び退く。

しかし飛び退いた僕の無防備な背中に兄者の肘が衝突する。
衝撃で息ができなくなり動きの止まった僕に、無慈悲な大上段振り下ろし+71Kgの連撃が決まった。



52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/29(金) 01:18:25.37 ID:S/o8LsEd0



恋われたいようです ./1/
足して十になる物理/2/
夢の泡沫に添えて./3/
一定の連続存在 /4/
覚えておいて花 /5/
パン屋の邂逅 ./6/

謎の意味合い/7/      END.







54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage]:2009/05/29(金) 01:19:28.16 ID:S/o8LsEd0
7に使ったお題

  53 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/05/27(水) 21:23:12.92 ID:ey+hiFUBO

  見せ付けの舌打ち

  54 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/05/27(水) 21:26:20.93 ID:TIytAcUVO

  お題:綿棒

  56 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/05/27(水) 21:41:41.76 ID:SLJwg8kI0

  とろける夕焼け



55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/29(金) 01:21:19.80 ID:S/o8LsEd0
109 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/05/28(木) 21:59:47.59 ID:uD9Js8ki0
「支援」とか「保守」とかだけの書き込みだと規制食らうことがあるらしい。
さっきまでその規制に巻き込まれてた俺が言うんだから間違いない。

総合でこんなのを見かけたので支援して下さる方々にはすみませんが取りあえずお題でも書いていって下さい
前スレでのお題を次の話で全部消化するついでに新たに何個か



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage]:2009/05/29(金) 01:23:19.08 ID:WS3fzqKc0
把握

じゃあ「ダジャレ」



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